鉱山開発をテーマとした演劇ワークショップ

 りそなアジアオセアニア財団から助成を受けた「ルソン島北部先住民族の子供たちを対象とした演劇を活用した環境教育プログラム」は、2016年度事業で最終年を迎えた。1年目、2年目の成果を踏まえ、2016年度はより内容を具体的な環境問題へのアプローチとし、北部ルソン山岳地方で環境破壊が著しい鉱山開発問題に焦点を絞った。

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  前年度のマウンテン州のワークショップで鉱山開発をテーマとしたときに、スタッフ、ファシリテイタ―の観察により、一般住民の鉱山開発に対する知識、環境への負荷などが全く欠如していることが見て取られ、今年度はワークショップ参加者が実際に鉱山開発地域を訪れ、様々な立場で鉱山開発に関わる人にインタビューをすることとした。

 鉱山開発地域での体験 関係者へのインタビュー内容は、ファシリテイタ―の指導のもとで参加者たちが意見や感想を共有しあい、最終的に演劇作品として発表した。


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 発表は小規模鉱山開発が住民たちの手で開始されているマウンテン州タジャン町のハイスクールのホールを会場とし、ハイスクール(中学校・高校約200名)の全生徒が鑑賞した。また、コミュニティ住民にも鑑賞を呼びかけた。総勢250余の地域住民が鑑賞した。

 ワークショップでは、鉱山開発地域での訪問・取材・インタビューで得た鉱山開発に関わる当事者の声をモノローグにまとめる作業を中心に行った。参加者はそれぞれ、当事者たちの立場になって書いたモノローグ原稿をファシリテイタ―の指導の下で推敲を重ねてまとめ上げた。発表でもそのモノローグ原稿を中心に演劇を構成し、ドキュメンタリー的な要素の強い作品とした。

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 取材先で当事者から聞いた内容はたいへん濃く、参加者にはショッキングな内容も多かった。フィクションとして構成し直す前に、参加者の若者たちが十分にその声の重さ、そしてそれぞれの境遇、背景、立場を自分の身に引き寄せて感じ、考えることに重点を置いた。発表された作品は、娯楽的な要素は乏しいが、インタビュー対象の人々が語ってくれた言葉の重さを参加者が精いっぱい表現し、観客にのその響きが伝わる素晴らしいものとなった。

 また、演劇作品発表のあとに観客参加型の「フォーラム・シアター」を、前年度に継続して実践し、観客に鉱山開発問題について、具体的な意見を求め、問題の解決方法を参加者や観客とシェアし意見交換する場をもった。

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<参加者について>

 ワークショップは201682日~14日まで開催し、山岳地方の先住民族の青少年14名の参加があった。参加者は違う民族からの参加者で、特に前年度の本事業によるワークショップで小規模鉱山開発とそれによる環境汚染がひそかに進行しつつあるマウンテン州からの参加者を中心とした。今までにコーディリエラ・グリーン・ネットワークが開催してきた演劇を活用した環境教育ワークショップに参加したことのある経験者と今回初めて参加するものとの混合グループとなったが、お互いに助け合いながら素晴らしいチームワークで長期のワークショップを終えた。

 フィリピンでは政府の方針で学校教育制度が改正中で、新学期の開始時期がマチマチであり、また休暇中にも就職活動やコミュニティ活動などに従事する必要のある生徒が多く、前年度のワークショップから継続して参加できた青少年がいなかったのが悔やまれる。
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<ファシリテイタ―について>

 事業1年目から継続して花崎攝氏がメイン・ファシリテイタ―を務めた。また、フィリピン在住経験があり、CGNの環境演劇ワークショップでの2年間ファシリテイタ―として活動していた吉田智久氏も花崎氏とともにファシリテイタ―を務めた。事業最終年の本年度のワークショップではコミュニティ住民を招待しての演劇発表とフォーラム・シアターを行うため、舞台美術担当として在台湾の現代美術家・花崎草氏とバギオ在住の現代美術家・ロッキー・カヒガン氏を招聘した。演劇ワークショップに、二人のファシリテイトによるビジュアル・アートを活用したワークショップも加えた。

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その他のワークショップと発表の写真




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# by cordillera-green | 2016-11-17 23:13 | 環境教育

東ティモールでのコーヒー農家さんとの研修

 

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 2016年8月24~29日、コーディリエラ・グリーン・ネットワーク(CGN)がNPO法人「平和環境もやいネット」のパートナーとして実施している「フィリピン北部山岳地方におけるアラビカ・コーヒーの品質向上のための基準作りと普及事業」(公益財団法人・日本国際協力財団助成)の一環として、3人のコーヒー農家とCGNスタッフとともに、東ティモールに研修に行く機会を得た。


 東ティモール研修の目的は以下。

 フィリピンのコーヒー農家とNGOスタッフが、日本のNGO団体などのサポートにより品質の高いコーヒーを生産し、輸出を拡大している東ティモールのコーヒー栽培地、加工、乾燥、集荷の現場を訪問し、品質向上のための適正技術を学び、東ティモールのコーヒー農家との意見交換を行う。フィリピンからの参加者は、その経験を帰比後、それぞれのコミュニティや活動の場で共有し、実践し、生産するコーヒー豆の品質向上に役立てていく。

*


 一般的にフィリピンのようなアジアの新興国の人々が研修に行くときの行き先は、先進国となる。今回は、アジアで最も新しい国であり、最貧国のひとつである東ティモールが訪問先だった。2016年市場でも街中の商店でも、商品の数は少なく、人々の暮らしが北ルソンの農家以上にシンプルで貧しいものであることは参加者みな感じたと思う。 

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 長いインドネシアとの戦火を経て2002年の独立後に経済の復興・再生を目指したときに、唯一の経済再生のホープとみなされたのが、山岳地域を中心とした広大なエリアにポルトガルの植民地時代から植えられていたコーヒーだったそうだ。独立当初は品質も悪く、信じられないような低価格で取引されており、とても輸出産物として扱われる代物でなかったという。それを、今回お世話になったピース・ウィンズ・ジャパン(PWJ)をはじめとする海外のNGOや政府系機関によって、品質向上の指導が行われ、また流通・輸出ルートの確立に資金投入が行われ、わずか15年の間に目覚ましい品質の向上が行われた。そして、今ではPWJだけでも日本にパーチメントで250トンを輸出しているという、東ティモールを代表する輸出産物に成長した。


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 今回、同行したルソン島北部コーディリエラ地方のコーヒーの農家と比較すると、もっとも違うのは、東ティモールの農家がコーヒーの単一栽培であるのに対し、コーディリエラ地方のコーヒー農家は野菜や米の栽培と兼業している点である。参加者はコーヒー農園の広さに驚き、収獲期の重労働を想像したが、コーヒーしか生計手段がないだけに選択伎はない。コーヒーの品質と収穫量が、そのまま農家の年収に響くわけだから、農家のコーヒー栽培にかける意気込みは中途半端なものではない。地域に生えてる木を切った木材とドラム缶の廃材を使った手作りの果肉除去機(パルパー)の処理能力の高さに一同感心したが、外部からの支援がとどかない小さなコミュニティで、なんとかコーヒー加工の労働を効率的にしようと、身近に手に入るもので工夫して長い年月を改良を重ねて作り上げてきたものなのだろう。

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 このパルパーはコーディリエラ地方の貧しい農家でも、多少複雑ではあるが、資本なしでも自ら作ることができるものだった。問題はメンタリティ。野菜や米の栽培で多少の収入が得られ、またそのための農作業でかなりの時間を割かれるコーディリエラの農家には、農閑期はないと言ってよく、時間と手間をかけて副産物であるパルパーを手作りするより、野菜をもっとたくさん栽培してその収益で買ったほうがラクと思う向きもあるだろう。

 台風被害に常に悩まされているコーディリエラ地方の農家にとっては、東ティモールには台風が来ないという話は羨望のまなざしで受け止められていた。また、訪問したコーヒー農園にまったく病害虫の被害が出ていないことも驚きとともに受け止められた。ある意味、気象条件、そして地理的条件も、訪問した東ティモールの山岳地より厳しいコーディリエラの農家は、無意識のうちに自然災害による打撃を避けるために、複合的な農業を選択していると言えるだろう。コーヒー農園のみが果てしなく続くエリアを移動しながら、

「もっと野菜栽培をしたらいいのに」

と参加者同士は会話を重ねていた。

「病害虫でコーヒーが被害を受けたり、今まで来なかった台風が異常気象でやってきたらどうするのだろう?」

「主食の米さえだれも作っていないのだから、飢えるではないか」


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↑小さな野菜農園を始めた人もいる

 海外からの援助によって輸出産物として成長したコーヒー豆の品質は、コーディリエラ地方の豆とは比較にならないくらい均一で素晴らしいものだった。生産量もケタが違う。今回訪れた地域で目にしたコーヒーの生産過程から学ぶことは実に多かった。

 一方で、あまりに大きな海外中心の資本がまとめて集荷し、どこかわからないところで取引されている状況に、農民があまり関心がないことも気にはなった。コーヒーが食卓に上がるまでの「種」から「カップ」までの、ごく一部のみを担っているコーヒー農家。言われた通りの品質の豆を生産するために精魂込めてつらい作業もこなしているのだろうが、その先の販売は、海外NGOだのみだったり、大資本により大量買い付けだったり。山の中のコミュニティからはまったく目が届かない。

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 コーディリエラの農家はある意味、もっとどん欲だ。隣の農園よりいい豆を生産で来たら、隣よりいい値で売りたい。野菜栽培と販売で身につけてきた競争心がある。できるなら販売ルートを自分や自分たちの農民グループで確立して、ほかとは違うコーヒーとして小売りまで手掛けたいという思いがある。ここでも、他人頼みの大規模な集荷・販売システムに「何かあったらどうする?」とコーディリエラの農家は一抹の不安を感じたようだ。

 国としてはまだまだ若い東ティモール。今の時点では海外からの支援なしでのコーヒー産業の確立は難しいかもしれないが、インドネシア占領時代の苦い経験からアレルギーがあるという農民組合の組織運営を自らの力で行い、農家が誇り高く仕事ができ、国の経済が自立する日がそう遠くない未来に実現することを願ってやまない。


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****************



研修概要:

東ティモールの独立(2002年)前から交流し、独立後もコーヒー栽培による経済の再生をサポートしている平和環境もやいネットが、東ティモールでコーヒー栽培・加工指導と販売サポートを展開する日本のNGO「ピース・ウィンズ・ジャパン(PWJ)」の協力を得て、フィリピンからの5人の参加者(コーヒー栽培農家代表とNGOスタッフ)を対象とした6日間の研修を行った。

研修では、PWJの事業地であるエルメラ県レテフォホの4つのコーヒー栽培コミュニティを訪問し、栽培、収獲、加工、加工機器づくり、乾燥、集荷、販売の現場を見学し、フィリピンのコーヒー栽培地で実践できる技術と知識を学んだ。

また、やはりコーヒー事業を行っている日本のNGO「パルシック」のドライミルの見学も行なった。さらに日本のNGOAPLA」などと協力して有機野菜ガーデンの学校への普及や水保全システム事業を行っている東ティモールのNGOPermatil」代表とも意見交換を行った。

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↑パルシックのコーヒー豆選別工場



旅程:

活動

宿泊地

8/22

PM

<フィリピンからの参加者> 

バギオに集合

バギオ~マニラ 夜行バス移動

バス中泊

8/23

フィリピンから参加者 マニラ4am~インドネシア・バリ8:35(Cebu Pacific 5J279 )

もやいネット・阿部健一、フィリピン参加者と合流

バリ島

エアポートホテル

8/24

AM

PM

バリBali9:30am~東ティモール・ディリDili12:20

(Air Timor QG 7300)

もやいネット・山本博文、フィリピン参加者と合流

ピース・ウィンズ・ジャパン(PWJ)ディリ事務所訪問

PWJスタッフと打ち合わせ

・地域住民によるコーヒー生豆選別場の見学

ディリ~エルメラErmera県レテフォホLetefoho

(レンタカー)

PWJレテフォホ事務所のスタッフと顔合わせ

PWJレテフォホ・ゲストハウス

8/25

AM

PM

レテフォホ~レヌマタRenumata(レンタカー)

・果肉除去機の(デパルパー)の作り方の実習

  講師:Pedrp Soares(レヌマタのコーヒー農家)

・コーヒー農園と水源地見学

・有機野菜畑見学

・レヌマタのコーヒー農家との交流

レヌマタ~レテフォホ

PWJ事務所のサンプル焙煎見学

PWJレテフォホ・ゲストハウス

8/26

AM

PM

レテフォホ~ラカウLacau(レンタカー)

PWJのコーヒー買い付けの様子を見学

・ラカウのコーヒー農家と交流

ラカウ~レテフォホ

レテフォホ~レヌマタ

・果肉除去機作りの実習(前日の続き)

レヌマタ~レテフォホ

PWJコーヒー倉庫見学

PWJレテフォホ・ゲストハウス

8/27

AM

PM

・レテフォホの市場見学

レテフォホ~エラトイEratoi(レンタカー)

・エラトイのコーヒー農家とともに収穫作業体験

・コーヒー農家の栽培地メンテナンス方法を見学

・収獲したコーヒーの実の加工・乾燥現場を見学

・エラトイのコーヒー農家と交流

エラトイ~レテフォホ(レンタカー)

レテフォホ~フンダHunda(レンタカー)

・乾燥台の見学

フンダ~レテフォホ

PWJレテフォホ・ゲストハウス

8/28

AM

PM

レテフォホのカトリック教会のミサ参列

参加者の振り返りミーティング

レテフォホ~ディリ(レンタカー)

・環境NGOPermatil」代表エゴ・レモス氏Ego Lemos氏と会合

ディリ・ビーチ・ホテル

8/29

AM

ディリ

・日本NGO「パルシック」のドライミル工場見学

<フィリピン参加者>

ディリ1:20pm~バリ2:10pm (Air Timor QG 7310)

バリ Ayu Lili Garden Cottages

8/30

AM

PM

バリ8:35am~マニラ12:35pm

Cebu Pacific 5J280

マニラ~バギオ


研修内容詳細:

<果肉除去機作り>

レヌマタ・コミュニティにおいて、約2日間コーヒーの果肉除去機 の作成方法の講習をおこなった。講師は同コミュニティのペドロ氏。果肉除去 において、重要なディスク部分の作成を学び、機械の構造を一つ一つ丁寧にレクチャーしてもらった。部品器具等は、すべてフィリピンにおいても手に入る もので、フィリピンでの製造は可能である

<集荷>

コーヒーの買い付け場面での、集荷方法を学びに ラカウ・コミュニティを訪問した。PWJ においては、パーチメントの段階で買い付けが行われる。収穫から精 選を経て、パーチメントまで仕上げる方法をあらかじめ農家に講習会を行い、品質の均一化を図っている。フィリピンにおいては、生豆の状態まで仕上げる。 集荷は各コミュニティをトラックで訪問し、その場で計量を行う。計量した数 値を記した紙を農家に手渡し、後日事務所にて支払う方法をとっている。フィリピン農家も集荷方法を考え出すとのこと。

<収穫>

エラトイ・コミュニティにて収穫を体験した。一面のコーヒーの木に一同目を奪われて、コーヒー栽培が主に行われている地域の環境を肌で感じることができた。 同地域では、コミュニティ一丸となって、協力し合いながら収穫と精選を行う。

<乾燥>

レテフォホ地域においては、コーヒーの乾燥は、ブルーシートもしくは、アフリカンベットと呼ばれる高床式の乾燥台を使用する。フィリピンにおける乾燥 問題に、直接的に解決できる方法であるとみな感じた。

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<ドライミル工場見学 >

パーチメントを脱觳し、生豆の状態にまで仕上げる工場(ドライミル)を見学した。1 日に約5トンのパーチメントを加工できる施設で、すべて全自動でおこ なえるもの。フィリピン農家が暮らす地域にはまだ存在せず、今後生産量が拡 大してきたときに重要となる施設である。


<まとめ>

それぞれのコミュニティにおいて、各農家と交流した中で、共通していたことは、高く販売するには品質の高いコーヒーを産出しなければならないというこ と。そして、その品質を作り出すための方法を農家は知っているということで ある。このマーケットの求める品質に、農家たちが正確に理解し、生産していくという考えかたにフィリピン農家一同が感心していた。また、果肉除去機等の技術の高さを目の当たりにしたことは、良い経験になったと思われる。

上記とともに、この地域のコーヒーの単一栽培における欠点・問題点がフィリピン農家の間で議論された。もっと土地を有効に使う方法がある。野菜をも っと植えた方が良い。堆肥をもっと使用した方が良い等々。フィリピン農家の 過去の経験から、アグロフォレストリーによる、主作物・副作物の栽培に行い、環境と農業ビジネスのバランスをとっていく必要があるだろうとの指摘があっ た。

東ティモール側においては、今まで供給される側だった農家たちが、フィリピンから自分たちのコーヒーを学びに来ているという事実を知り、彼ら自ら率 先して、フィリピン農家に対して、快活に指導していること自体が成果であっ たと感じる。 今後もこのような活動は続けていくと良い

(平和環境もやいネット 山本博文)

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# by cordillera-green | 2016-10-15 13:23 | コーヒー

カトリック教会グループのフィリピン・ツアー報告

 2016年2月の頭に、カトリックの伊藤幸史司祭と信徒の方々がフィリピンを訪れました。コーディリエラ・グリーン・ネットワーク(CGN)では、イトゴンの鉱山開発地域、コーヒー農園などをご案内しました。参加者の方々がとても素敵な体験レポートを冊子にしてくださいました。オンラインで読めますので、ぜひ!






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# by cordillera-green | 2016-08-30 13:35 | スタディツアー

水牛と山岳民族の”循環する暮らし”ツアー旅日記

2016年2月に加藤大吾さん率いる都留環境フォーラムと協同で企画・催行した「水牛と山岳民族の”循環する暮らし”~フィリピン山岳地方でホームステイの旅~」は、思わぬハプニングが続出しましたが、タフで心優しい19歳から74歳までの素敵な参加者の方々のおかげで無事楽しい旅を終えました。

参加者の一人で、町の大学で教鞭をとりながら、都留市で農業を始めたという山田浩子さんが、旅の一部始終をご自身のブログ「農天気な暮らしはじめました!」にアップしてくださりました。すばらしい観察力と考察力で、あの小さな村での1週間を11の章に分けてまとめてくださいました。

浩子さん、ありがとうございます!


。。。。。。。。。。。



①精霊の村

http://noutenkinakurashi.blog.fc2.com/blog-entry-133.html

②伝える

http://noutenkinakurashi.blog.fc2.com/blog-entry-134.html

③田しごと

http://noutenkinakurashi.blog.fc2.com/blog-entry-135.html

④法事

http://noutenkinakurashi.blog.fc2.com/blog-entry-142.html

⑤夜の宴

http://noutenkinakurashi.blog.fc2.com/blog-entry-139.html

⑥脱穀

http://noutenkinakurashi.blog.fc2.com/blog-entry-138.html

⑦助け合い

http://noutenkinakurashi.blog.fc2.com/blog-entry-140.html

⑧Money is...

http://noutenkinakurashi.blog.fc2.com/blog-entry-141.html

⑨Home

http://noutenkinakurashi.blog.fc2.com/blog-entry-143.html

⑩旅の仲間

http://noutenkinakurashi.blog.fc2.com/blog-entry-144.html

⑪変える人

http://noutenkinakurashi.blog.fc2.com/blog-entry-145.html

番外編

http://noutenkinakurashi.blog.fc2.com/blog-entry-146.html


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# by cordillera-green | 2016-04-14 19:36 | スタディツアー

環境教育インストラクター・光橋翠さんからの活動報告

 

 コーディリエラ・グリーン・ネットワーク(CGN)が地球環境基金の助成を受けて実施してきた「フィリピン・ルソン島山岳地方マウンテン州縫置ける教育職員を対象とした環境教育指導者養成講座」。3年間の最後のプログラムは、日本でスウェーデンの環境教育プログラムをモデルとした幼児向けの自然教育プログラムの普及活動をしているサステナブル・アカデミー・ジャパン(SAJ)のお二人を講師にお招きました。

 SAJ2012年にJICAフィリピン事務所と協働で2回にわたり「子ども向け環境教育ワークショップ~野外環境教育の理論と実践スキル~」と題した環境教育ファシリテイタ―養成講座をマニラにて開催しました。CGNからも環境教育プログラムを担当するスタッフが参加させていただき、その後、その講座で学んだ手法をベースに山岳地方の自然環境や文化に即した内容にアレンジして、特に小さな子ども向けの環境教育ワークショップを山岳地方の村々で数多く行ってきました。

http://www.susaca.jp/wp/wp-content/uploads/2012/11/PhilippineWSReport1.pdf

http://www.susaca.jp/wp/wp-content/uploads/2012/11/PhilippineWSReport3.pdf

 今回は3年間の事業の締めくくりとして、会場のバウコ町の幼稚園、保育園、小学校低学年の教員を対象としたワークショップを実施していただき、また、継続してきたCGNの幼環境教育プログラムに対するアドバイスをいただきました。

 今回、ファシリテイタ―として参加下さった光橋翠さんが、日本野鳥の会筑豊支部の機関誌に寄稿した活動報告を転載させていただきます。

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 2016314日(月)、NGOコーディリエラ・グリーン・ネットワーク(CGN)代表の反町眞理子さんの招待を受け、フィリピン・マウンテン州バウコ町にて、小学校・幼稚園の教諭を対象とする、自然教育指導者養成講座に講師(サステナブル・アカデミー・ジャパンの下重喜代と光橋翠の二名)として派遣される運びとなり、野外教育の手法を学ぶ研修を行いました。


【研修会場までの道のりにて】

研修前日にCGNが拠点を置くフィリピン北部ルソン島のコルディリェラ地域に位置する都市であるバギオから、会場のあるマウンテン州バウコ町へと移動しました。ジプニーというフィリピン特有の乗用車に乗り込み、5時間あまりの山道をひたすら北上しました。

 同地域は世界遺産にも登録されている棚田の景色でも知られており、どんなものかと楽しみにしながら出発したものの、バウコ町へ向かう道のりで車窓から目にした景色はなんとも衝撃的なものでした。山岳地帯の山道をくねくねと上がっていくと、やがて段々畑にすっかり覆われた山々が見え始めたのです。頂上まで畑で埋め尽くされ、そこには樹木と言えるものはほとんど生えていないのです。いわゆる共有林や水源林であろうと思われる、まとまりのある森林がほとんど見当たらないのです。

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もともとこの地域には山岳民族が先祖代々から住んでおり、棚田のある里山生活が中心であり、山地にはベンゲット松という本地に特有の松が自生していたそうです。しかし、ここ20年ほどで森林は切り開かれ、自給用のコメを作っていた棚田が姿を消す代わりに、換金作物の野菜(キャベツ、ニンジン、白菜、ビーマン、トウモロコシなど)が植えられるようになったそうです。

フィリピンでは本来このような外来の野菜を食べる習慣はなかったそうですが、マニラの大都市圏で、西洋料理の情報が入り込んだことで近年、需要が急増したとのことです。一方、この山岳に住む住民たちも教育費や燃料費などの現金収入は生活向上のために欠かせないものとなっていました。つまり、グローバル化と近代化の波がフィリピンの山奥にも押し寄せていたのです。

 マニラに4年間在住していたことのある私は、生鮮市場でまさにこの地から運ばれてくる、このような野菜を買い求めていたわけですが、バギオやバギオのあるベンゲット州と言えば、標高の高い涼しい避暑地で、新鮮でおいしい高原野菜の産地などといった良いイメージしかありませんでした。特にイチゴの名産地でもあり、イチゴ好きの日本人としては憧れの地ですらあったのです。

しかし、実際にこの地を訪れ、丸裸にされた山々の頂上まで輸送トラックが入り込んで野菜を次々に運び出しては、代わりに肥料となる鶏糞を運び込んでくるトラックが行き交うという光景を見て、これが野菜の一大産地の本当の姿だったのかと驚くと同時に、不気味で不穏な印象を受けたのです。

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 案の定、山のところどころで大規模ながけ崩れが起きていることに気付きました。また残された松林も、適切な間伐などの管理が行き届いている様子はなく、地面に日光が届かないせいか、樹木の多様性は非常に乏しく、表土が露出もしくは浸食されている箇所がいくつも見られました。

フィリピンには雨季(5月〰12月)と乾季(12月〰4月)があり、四季のある日本に比べて極端な気候なのですが、それがゆえに当地では雨季には森林の保水力がないために土壌の流出が深刻化し、逆に乾季には干ばつに見舞われるのではないかと心配になりました。さらには、近年の気候変動で台風の頻度が増え、大型化していることを考えれば、この開発の方向性がいかにこの地を自然災害に対して脆弱なものにしているかを考えずにはいられませんでした。

そのような光景を2時間ほど眺めながら走っていたでしょうか。驚きと憂鬱な気持ちに浸っていると、突如として青々とした美しい棚田と里山の風景が目に飛び込んできたのです。いよいよバウコの町に入ったのです。バウコには、なみなみと水をたたえた水田、豊かで美しい自然、水の湧き出る森林が残っていました。そして、研修会場となる小学校に到着すると、現地の先生方が笑顔と温かいコーヒーで出迎えてくれました。長旅の疲れもすっかり吹き飛んだのです。

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【バウコでの研修】

 会場となる小学校には、バウコの校区から先生方が集まりました。フィリピンの国歌斉唱と校長先生の温かい出迎えの挨拶で研修がスタートしました。「バウコの自然と子どもたちは、私たちの共通の宝であること、それらを守るために、環境教育を行うことは私たちの責任であること」を確認して、いよいよ野外へ出発です。

 野外研修の会場となったのは、美しい棚田の風景が一望できる「パリワク」と呼ばれている高原でした。そこで、子どもたちに伝えるべきエコロジーの基礎をどのように教えるかのメソッドを実技によって教授しました。なかでも、この土地で特に重要であると感じた、森林の機能(保水力、土壌流出防止、生物多様性など)と水循環(特に水源林の重要性)を中心的なテーマとしました。

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 野外でのピクニック・ランチを終えた後は、野外教育の概要を説明するレクチャーに続き、「生態系ピラミッドづくり」のグループワークを行いました。この活動は、日本野鳥の会筑豊支部長の梶原剛二氏と光橋が共同で開発したもので(本誌20159号「子どもと野鳥その2」で紹介)、身近な生き物を紙に描いて切り抜き、画用紙を円錐形にしたものに、「食べる―食べられる」の関係を考えながら貼り付けていくというものです。この活動は、地域の生き物に目を向け、命のつながりの発見を促すことを目的としていますが、その一環として、日本野鳥の会が行っているシマフクロウを呼び戻すための森林復元プロジェクト「シマフクロウの森を育てよう!」のコンセプトも紹介し、森林の生物多様性の概念を説明しました。

 バウコの先生方が制作する生態系ピラミッドも、頂点から「地元のタカ→小鳥・野ネズミ・ヘビ→昆虫やカエル→ベンゲット松などの植物→ミミズなどの土壌生物」といった生き物の構成となり、基本構造は日本の生態系と類似するものの、その土地ならではのピラミッドが完成しました。

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 その後、「ミニ地球づくり」、地球の生命誌をたどる活動、「宇宙船地球号」のグループワークといった活動を行い、地球の生態系がいかに貴重かつ有限であるかを確認したうえで、持続可能な社会をつくるためにはどのような条件が必要かを話し合いました。

 受講生の先生方は、終始とてもリラックスして楽しんでいるようでした。特にルーペを使った自然観察に興味を持ち、日本から持参したルーペの入手方法についての質問を多く受けました。最後に行ったアンケートでは、今回の研修内容を各校で実施したいという回答を多くいただきました。

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【さいごに】

 バウコにもまた、農地開発の波がすぐそこまで来ており、棚田の水田のいくつかが、すでにキャベツ畑に換えられていました。バウコの村は活気があふれているものの、人々は決して経済的に豊かな生活をしている状況とは言えません。生活水は村にある水汲み場まで子どもたちがタンクをもって汲みに来ます。もちろん宿泊先のホテルにもお湯などは出ず、水道はあるもののトイレにはペーパーもなく、電気は辛うじて裸電球がぶらさがっていただけでした。自給自足には不自由がなくとも、もし子どもにしっかりとした教育を受けさせたいと思うのなら、学校に行かせるために現金収入が欲しいと思うのは当然のことでしょう。彼らが、すぐ隣の地域のような野菜の一大産になることを夢見るのも無理のないことなのです。

現に、この山岳地帯には金脈が眠っており、土地の疲弊や後継者不足から農業を捨てて、現金収入を求めて鉱山開発へと乗り換える人々も増えていることを知りました。そして、金の精製プロセスで排出される汚染物質が地域で水質や土壌の汚染を引き起こすという新たな環境問題が起きているというのです。

水田を畑に転換するのか、伝統的な農業を維持するのか、はたまた第三の道を模索するのか。地域の行く末を選択するのは、住民自身でなくてはなりません。しかし、生活の基盤であり、農業の基盤ですらある生態系を壊してしまっては、住民の生命すら危険にさらすことになるのです。彼ら自身が地域の未来を選択する際に、基本的なエコロジーの知識を十分に持ち、自然のもたらす価値を理解することができれば、より持続可能な地域発展への道を選択する可能性が開けるかもしれません。そんな希望を抱きながら、美しい棚田の広がるバウコの地を去りました。

 しかし、当地での活動は始まったばかりです。一回の研修だけでは、まだまだ不十分なことは言うまでもありません。そして、子どもたちだけに環境教育をしたのでは、開発のスピードには追いつかないというのが正直な実感でありました。さらには、東南アジアをはじめとする多くの発展途上国では同じような問題に直面している地域が少なからずあるはずです。

日本の経験の反省を踏まえ、さらにバウコのような伝統的な棚田文化を受け継いできた人々から私たち自身もまた学び合うことで、互いに刺激しあい、地球市民として共に成長してゆけたらという思いを強くしました。


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# by cordillera-green | 2016-04-14 16:58 | 環境教育

2016年春の水牛と山岳民族の”循環する暮らし”スタディツアーのチラシ配布中です!

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水牛と山岳民族の”循環する暮らし”

~フィリピン山岳地方でホームステイの旅~
(マニラ集合・解散)


旅行日程:2016 年2月23日(火)~3月1日(火)7泊8日
訪問&滞在先:フィリピン バギオ市/マウンテン州マリコン村&マイニット村
ツアー料金:68,000円(マニラ集合&解散のため、航空運賃は含まれていません) 

※バギオ市での滞在を延長しての英語学校「ストーリーシェア」での留学も特別料金で受け付けています。詳細はお問い合わせください。
募集対象:学生、社会人、お子様連れ、どんな方でも歓迎です!
最少催行人数:6名 
※都留環境フォーラム代表・加藤大吾が同行します。
※バギオ市滞在の方のバギオからの参加も受け付けています。
主催:都留環境フォーラム 
http://www.teforum.org/
 Cordillera Green Network(フィリピンの環境NGO)
http://cordigreen.jimdo.com/
協力:ストーリーシェア バギオ校
http://baguio.storyshare.jp

お問い合わせ先:
NPO法人都留環境フォーラム 
TEL:0554-46-0039
402-0046 山梨県都留市十日市場1531-2
daihyo@teforum.org

日程詳細は以下をご覧ください。


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# by cordillera-green | 2016-01-16 18:56 | スタディツアー

水牛と山岳民族の”循環する暮らし” ツアー 日程の詳細です

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水牛と山岳民族の循環する暮らし

~フィリピン山岳地方でホームステイの旅~

(マニラ集合・解散)

旅行日程:2016 223日(火)~31日(火)78

訪問&滞在先:フィリピン バギオ市/マウンテン州マリコン村&マイニット村

ツアー料金:68,000円(マニラ集合&解散のため、航空運賃は含まれていません) 

※バギオ市での滞在を延長しての英語学校「ストーリーシェア」での留学も特別料金で受け付けています。詳細はお問い合わせください。

募集対象:学生、社会人、お子様連れ、どんな方でも歓迎です!

最少催行人数:6名 

※都留環境フォーラム代表・加藤大吾が同行します。

※バギオ市滞在の方のバギオからの参加も受け付けています。

主催:都留環境フォーラム 

http://www.teforum.org/

 Cordillera Green Network(フィリピンの環境NGO

http://cordigreen.jimdo.com/

協力:ストーリーシェア バギオ校

http://baguio.storyshare.jp


お問い合わせ先:

NPO法人都留環境フォーラム 

TEL:0554-46-0039

402-0046 山梨県都留市十日市場1531-2

daihyo@teforum.org
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訪問&滞在地の紹介

●バギオBaguio

北ルソンの代表的な町です。標高1500メートルの高地にあって年間を通してたいへん涼しいため、アメリカ軍人の避暑地として開発されました。政治家や芸能人などのお金持ちが避暑のための別荘をもち、フィリピンの人にとってはあこがれの観光地です。最近は、英語を学ぶ日本人留学生も増えています。たくさんの大学があり、山岳民族を含むほかの地域からの学生も多く、若く活気にあふれる街です。先住民の暮らすコーディリエラ山岳地方への入口でもあります。

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●マリコン村Maligcong

バギオからバスで6時間ほど山岳地方に入ったマウンテン州の州都ボントクから1時間ほど山を登ったところにある棚田の村です。観光客でにぎわうバナウエの棚田の壁が土でできているのに対して、マリコンの棚田の壁は石で造られています。棚田の美しさはバナウエ以上といわれています。ボントク族と呼ばれる先住民族が暮らし、今でも棚田の農耕サイクルに合わせたたくさんの儀礼が継承されています。


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●マイニット村Mainit

マイニットとはフィリピン語で「熱い!」という意味。その名の通り、村のいたるところから温泉が湧きだしています。古くから村人は朝、田んぼ仕事に行く前と、帰ってきてからの1日2回温泉に入る習慣があり、村のあちこちに浴場がありました。地獄谷のように村のあちこちから湧き出す温泉は山岳地方でも珍しく、わざわざやってくるツーリストのためにゲストハウスも数軒あります。最近、住民による小規模金採掘がはじまり、問題になっています。


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フィリピン側ツアー受け入れ団体:


環境NGO「コーディリエラ・グリーン・ネットワーク(Cordillera Green Network =CGN

2001年にルソン島北部のバギオ市に設立されたフィリピンの環境NGO。代表は日本人の反町真理子。山岳地方の環境保全活動を行いながら、環境に負荷を与えない方法で先住民族の暮らしの改善のために活動しています。植林、有機農業指導、大学生のための奨学金サポート、環境教育とともに、先住民族の自立のためのコーヒーの森林農法(アグロフォレストリー)による栽培指導とフェアトレードのサポートを行っています。

ホームページ http://cordigreen.jimdo.com/

ブログ http://cordillera.exblog.jp/


協力団体:

ストーリーシェア バギオ校

自然に囲まれた環境の中で、集中して学べるのがフィリピンの英語学校の草分け的な存在の「ストーリーシェアのバギオ校」です。メソッドのこだわったカリキュラムと、質の高い講師陣が評判です。 バギオには英語しか話せない校舎と、日本語も使える校舎の2校があり、生徒さんの希望で選ぶことができます。今回のツアー参加者の方は、授業料を2週間まで5%。それ以上は10%の割引としてくれることになりました。ツアー後に英語留学をご希望の方は最終日の翌日、火曜日からの授業をスタートできます。ツアー前の留学も可能ですので、お問い合わせください。

ストーリーシェア バギオ校 http://baguio.storyshare.jp

料金表 http://baguio.storyshare.jp/price/





企画意図:

 電気、水、エネルギー(ガス)などが当たり前にあり、インターネットで即時に世界中のあらゆる情報が入手でき、24時間コンビニに行けば暮らしに必要なたいていのものが手に入る日本は、世界一、便利で清潔で安全な国でしょう。一方で、日本では、人間が本来持ち合わせているはずの「生きる力」「生き抜く意思」「生き残るため知恵」が失われつつあるといえるかもしれません。

 フィリピンのルソン島北部の先住民族が暮らす山岳地方(コーディリエラ地方と呼ばれています)は、道路や電気などのインフラ整備がいまだ行き届いていないところも多く、いまも先住民族である多くの住民が稲作を中心とした自給自足に近い生活を営んでいます。自分たちの食べるものは自分たちで育て、あるいは採取し、家は自分たちで作り、家族で頼り合い、ときには迷惑をかけあい、祭りや冠婚葬祭の際にはコミュニティで協力し合って行うことで成り立っている山岳民族の「村社会」は、“お金”という基準で考えれば間違いなく“貧しい暮らし”ですが、日本の今の暮らしにはない「工夫」と「シェア(共有)」に満ち、「笑い」にあふれ、一人一人が「幸福感」を実感できる社会であるともいえます。

しかし当の先住民族たちは、日本のような便利な暮らしにあこがれ、身近にある自然やコミュニティのつながりを犠牲として“お金”という基準における“豊かさ”を目指しています。豊かな森を焼いて商業野菜栽培のための畑地に転換したり、危険な薬品を使う小規模鉱山開発や水資源開発に「イエス」をいうコミュニティも増え続けています。

 このツアーでは、参加者が山岳民族の自然とコミュニティに根差したシンプルな暮らしを体験し、人間が本来もっている「力」を見つめ直すきっかけとするとともに、日本人として地球レベルの環境破壊に対してできる小さな行動の「種」を探します。




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# by cordillera-green | 2016-01-07 20:38 | スタディツアー

水牛と山岳民族の ”循環する暮らし~フィリピン山岳地方でホームステイの旅~


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水牛と山岳民族の ”循環する暮らし”     
~フィリピン山岳地方でホームステイの旅~ 

電気や石油は必要最低限で家畜や伝統的な知恵を存分に使う暮らし。
今や最先端と呼べる自然の仕組みに寄り添ったシンプルな先住民族の暮らし。
私たちにとって、何を大切にすべきか?を感じさせてくれるでしょう。

日程:2016 年2月23日(火)~3月1日(火)7泊8日
滞在先:フィリピン バギオ市、マリコン村&マイニット村    
※温泉と棚田の村。農耕サイクルに合わせた儀礼が継承されています。
ツアー料金:68,000円(マニラ集合解散、航空運賃等別)     
※滞在延長して英語留学も特別料金で受付
内容:先住民族の家にホームステイ、棚田を水牛で耕して田植え、小学校訪問、伝統的な暮らしぶり、電気を必要としないで暮らす。
募集対象:学生、社会人、親子
最少催行人数:6名募集締切:20016年2月19日(火)
主催:都留環境フォーラム ※代表・加藤大吾が同行   
Cordillera Green Network(フィリピンの環境NGO)
協力:英語学校ストーリーシェア、マリコン村教会

参照:はたらく馬協会 http://working-horse-as-jp.jimdo.com   
CGN http://cordigreen.jimdo.com/

申込先:NPO法人都留環境フォーラム    
402-0046 山梨県都留市十日市場1531-2    
TEL:0554-46-0039  
daihyo@teforum.org


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# by cordillera-green | 2015-12-30 00:29 | スタディツアー

アルマ・キントのワークショップに登場した3つの民話

アルマ・キントの布を使った環境教育アートワークショップでは、題材として参加した先生たちに地域に伝わる民話を教えてもらいました。それをベースに布絵本を作り、ぬいぐるみを使ったジオラマづくりをしました。

ワークショップの詳細はこちら


民話がとても面白かったのでここにそのうちの3つのストーリーを紹介します。


Han Hin-agi ay Ulila(孤児の兄弟 ヒナギとウリラ)

 どうやって生きて行っていいか途方に暮れている孤児の兄弟がいた。二人は、食料のために山で動物を狩り、木を切って暮らしていた。

ある日、山に行った二人は野生動物を見つけられなかった。空腹のあまり、二人は大きな木の下で休んだ。しばらくして、ヒキウル(Hikwil)鳥を見かけ、のどが渇いていた二人は、その鳥の後を追ってみることにした。おどろいたことに、山の中腹に泉を見つけ、その水でのどを潤すことができた。鳥は飛びあがって、稲穂をついばんだ。そこにルマウイン(Lumawig=山の神様)が突然現れ、おなかをすかせた兄弟を憐れんだ。そして二人に土を耕し、稲を植えれば、食べるものができると教えた。そうすれば、森の動物を狩りつくし、森の中に生える植物をとり尽くすことがないと伝えたのだ。「山と森を守りなさい」と言い残してルマウィンは姿を消した。

二人はとても喜んで村に帰り家を作った。土地を耕し米の種もみを植えた。数日後、稲は育ち穂が実った。二人はとても喜んで、村人たちと米を分かち合った。


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Palpal-ama ya Palpal-iking(親指とちぢれ髪)

昔々ニネティングレ(Ninetingle)山の村にパルパルーアマ(Palpal-ama)と弟のパルパルーイキン(Palpal-Iking)の兄弟が住んでいた。両親は亡くなり、二人は両親が残した1枚の焼き畑だけを頼りに暮らしていた。

あるとき、不思議なことが起こった。二人は畑仕事に疲れて家に帰った。あくる日、畑に戻ったふたりは、刈ったばかりのはずなのに背の高い雑草がぼうぼうと畑の中に生い茂っていて驚いた。それでも二人はもう一度草刈りをした。しかし、同じことが来る日も来る日も起こった。二人は、悪霊(アニート)の仕業かもしれないと思った。二人は畑を見張るために畑に泊まることにし、いたずらな何かを捕まえようとした。パルパルーアマが最初の夜に泊まったが寝込んでしまって犯人を捕まえられなかった。

二日目の夜は弟のパルパルーイキンも兄と一緒に泊まることにした。犯人を捕まえようと猟犬も連れて行った。

二人が畑を見張っていると、小さな歌声が聞こえてきた。

Kipkip-paas tumubo ka ay aas

Kipkip-pao pao tumubo ka ay pao

Kipkip-piit tumbo ka ay sibit

二人が声のする方にそっと近づくとネズミがいた。二人はすぐさまその小さなネズミを捕まえた。

ネズミは命乞いをした。

「どうか助けておくれ。必ず恩返しをするから」

兄弟は聞き入れて、ネズミのあとを犬と一緒について行った。

ネズミの家に着いた。家の柱は蛇、梯子はムカデ、ドアは蜘蛛の巣でできていて、二人はおびえた。

ネズミは「怖がらないで」と言い、二人に食事の用意をした。

パルパル―イキンはネズミが魔法のひしゃくを使って食べ物を用意するのを盗み見した。

食事のあと、ネズミは二人に「この家の中にあるものでほしいものをもっていっていいよ」と言った。

パルパルーアマは家の中を見回し、一角にあった銅鑼(祭りごとに使う楽器)をつかみ帰路に就いた。パルパルーイキンは食べ物を生むひしゃくを持ち帰った。


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Din Nam-ay ay Nanbalin si Ligat (安楽な暮らしが厳しいものに変わったわけ)

パナンの涼しい丘にブクカン(Bukukan)が娘のジンジンダロック(Gingindalok)と一緒に幸せに平和に暮らしていた。家の近くには泉があって二人はその泉の水を飲み水にし、少し離れたところには川があって、水浴びや洗濯に使っていた。

母親はいつもジンジンダロックに泉の近くで洗濯や水浴びをすると悪いことが起こるから決してしないようにと言っていた。

ある日、ジンジンダロックは川まで行くのが面倒で泉で洗濯をした。数日後、母親がジンジンダロックに水を汲んでくるように言った。泉に行ったジンジンダロックは泉が枯れているのを目にした。ジンジンダロックは「ああ、なんてこと。私が洗濯したからだわ」と叫んで家に帰った。ジンジンダロックは畏れ、母親のいうことを守らねばと心に決めた。それ以降、二人は川を渡り、山の近くの泉にまで水を汲みにいかなくてはならなくなったとさ。

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以下はそのほかの民話のタペストリーです。

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# by cordillera-green | 2015-12-08 18:19 | 環境教育

アルマ・キントの布を使った環境教育アート・ワークショップ

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 コーディリエラ・グリーン・ネットワーク(CGN)の「教育職員を対象とした環境教育指導者養成講座」(地球環境基金助成)は、今年度(2015年度)最終年を迎えます。保育園から高校までの子供・生徒たちが、楽しみながら身近な自然の豊かさを再発見し、伝統文化の中に先祖伝来の自然と共生する叡智を見出し、経済優先でおざなりにされつつある環境破壊が日常生活に及ぼす恐ろしい影響を学べる手法を先生たちに伝えようというプログラムです。マウンテン州というバギオ市のあるベンゲット州の隣のマウンテン州を対象地域としています。年間を通して、美術、音楽、演劇、ダンス、ゲーム、紙芝居、ストーリーテリングなど、アートを用いる体験型の環境教育ワークシップを日比の専門家の指導で行っています。

 1年目はサバンガン町、2年目はバーリグ町、そして最終年の今年はバウコ町を中心にマウンテン州の他の地域も活動地域に加えています。

 マウンテン州は山の中にあり、雨期(5-10月)には大雨や台風で土砂崩れが起き、陸の孤島と化すこともしばしば。今年のプログラムも9月に入り、雨が少なくなってから本格的に開始されました。


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 9月にはアルマ・キントさんを講師にお呼びし小学校教員を対象としたワークショップを開催しました。アルマさんは、災害の被災者、ミンダナオ島の内戦の被害を受けた子供たち、性犯罪の被害者の女性たち、貧困地帯にすむ女性たちなどを対象に数多くの心のケアのためのアートワークショップを行ってきたフィリピンを代表する女性のアーティストです。最近では東日本大震災後に立ち上げられた防災をテーマとしたアートプロジェクト「Earth Manual Project」でも、ファシリテイタ―として活躍しています。

kiito.jp/member/2013/09/02/1097/

 アルマさんは心に傷を負った人たちのケアを目的としたワークショップでは、柔らかい布をカラフルな糸でチクチクと集中して縫い合わせる手法を使っています。社会で傷ついた立場にある女性たちを対象にすることが多いのも、彼女が布を使った作品作りのワークショップを行う理由でしょう。

http://www.artmovement.jp/%E5%B1%95%E8%A6%A7%E4%BC%9A%E8%A9%95/%E5%B8%83%E3%82%92%E3%81%A4%E3%81%AA%E3%81%84%E3%81%A7%E5%BF%83%E3%82%92%E3%82%80%E3%81%99%E3%81%B6/


 CGNの環境教育ワークショップでも今や欠かせない存在のアルマ。小さい体に似合わない大きな口でおおらかに笑いながらポンポンとテンポよく進行するワークショップに、参加者はあっというまに引き込まれていきます。いろいろな社会問題の現場で、傷ついてきた人と同じ目線でアートを通じて心を通わせ、少しでもやすらかな気持ちになるようにと心を砕きながらワークショップを行ってきたアルマだから、コミュニティとの対し方も一流です。決して押し付けず、コミュニティの人や文化を理解しようとし、尊敬の念をもってワークショップを進行します。二度と同じものがない11回のワークショップでの参加者との出会いを心から楽しみ、参加者が自由な気持ちで作り出すカラフルな作品たちを心から喜んで見つめています。そんなアルマの魔法にかかって、参加者は皆、知らず知らずにアートの世界に没頭し始めます。自由な創造力が頭の中を駆け巡っているのがはたで見ていても感じられます。

 今回は社会福祉省でインターンをしながら、アルマと同じく布を使ったアート作品を作っているバギオ・べースの若手女性アーティスト、ロシェル・アパリンにもファシリテイタ―として参加しもらい、3日間のワークショップを開催しました。


「環境」をテーマとした今回のワークショップ開催に際して、ファシリテイタ―の二人には以下のような3つのお願いをしました。


1.貧しいコミュニティの学校で先生が実施できるように、いらなくなったもの、安価なものを素材としてください。

2.環境問題解決や環境保全に関して、話し合い、記録をとり、評価し、調査し、そしてアートを用いて表現する方法を伝えてください。

3.人と環境とのかかわりを考えるうえで、先住民族の知恵と文化を深め、その伝統に対する尊重とアートのコラボレーションを工夫して下さい。


ワークショップ開催に当たり、参加の19の学校の61名の先生たちに「このワークショップに期待すること」を聞きました。

・環境保護のために子供たちに教えるための教材を作りたい

・リサイクルのための技術や方法を学びたい

・環境教育の手法を学びたい

・環境教育のためのビジュアル教材の作り方を学びたい。

・自然への愛情を子供たちに育む方法を知りたい。

・ゴミを利用して環境保全の意識を高める方法を知りたい。


::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::



 3日のワークショップで行われた主なアクティビティは以下です。

1. 名札づくり

自分の好きな花、蝶、鳥、木、魚、葉っぱなど自然の中の生き物を選んで名札にする。


2. 自分を自然にたとえると…

参加それぞれリサイクル・ペーパー(裏紙)に、自分自身を表す自然の中にあるオブジェを描き、その機能と環境の中での役割を書く。グループに分かれてシェアリングののち、黒板にその絵を張り付けて代表が発表する。なぜ、そのオブジェを選んだか、それは教師としての自分の仕事とどのように関係しているかを説明した。また、グループ内のそれぞれの絵に描かれたオブジェの関係を考え、ストーリーを作った。

「先生は川のようなものです。私たちは知識を子供たちに水を流すように伝えます。そしてそれは終わりのないものです」

「先生は太陽のようなものです。生徒たちを照らし明るい未来に導きます」

など。

発表を終えてのアルマさんのコメントは

「私たちはこの宇宙においてはただ点であるだけではなく、お互い結びつき影響を及ぼしあう存在なのです」



3.私の村の今と昔

参加者の教員は村ごとにグループを作り、厚紙でできているホルダーの半分に「過去の村」、残りの半分に「今の村」を、古雑誌を切り抜いて描く。グループ内から二人の代表を選び発表した。


《ギンサダン村》

昔:

・トイレがなかった。ティッシュペーパーもなかった。

・道路はぬかるんでいて、岩がむき出しだった

1本しかバスがなかった

・山は木でいっぱいだった。

・川はとてもきれいで、魚がたくさんいた。

・子供たちは歩いて学校に通っていた。

・学校には建物はひとつしかなかった。

・村には教会は二つしかなかった。

今:

・道路沿いにはたくさん花が植えられている。

・道路は舗装された。

・川は投げ捨てられたゴミで汚れてしまった。

・様々な乗り物が走るようになり、人々はそんなに長い距離を歩く必要がなくなった。

・ハイスクールの校庭にはたった1本しか木がなくなってしまった。

・電気が来た。


《バグネン村》

昔:

・家はコゴンの草ぶき屋根で木で作られていた。

・川の水はきれいだった。

・道路は舗装されていなかった。

・田んぼがたくさんあった。

・野菜作りは家族に必要な分だけしかやっていなかった。

・学校は小さかった。

今:

・道路は舗装された。

・川の水は今でもきれい。

・田んぼもまだたくさんある。

・まだビルは少なくインフラはあまり整備されていない。

・学校と教会はたくさんできた。

・石造りの古い教会もまだ残っていて観光スポットになっている。

・電気が来た。

・コンクリート造りの家ができた。


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《ラガワ村》

昔:

・野菜作りが収入源だった。

・家は木で作られ、屋根はコゴン草で葺かれていた。

・稲穂は杵臼で脱穀した。

・豚は放し飼いで子供たちの遊び友達だった。

今:

・野菜畑を拡張して発展した。

・電気が来た。

・豚は豚小屋で飼われるようになった。


《バウコ・セントラル村》

昔:

・山は木と草で覆われていた。

・村の環境はきれいだった。

・道路はぬかるんでいた。

今:

・大きな家を建てるためにたくさんの木が切られた。

・道路は舗装され、街灯もついた。


《オトカン・ノルテ村》

昔:

・松林の中の山の斜面に位置していた。

今:

・山火事が頻繁に起き、森林伐採も進んだ。

・水不足となった。


《オトカン・スール村》

昔:

・バウコ町の商業の中心だった。

・野菜と果物がふんだんにあった。

今:

・商業の中心はアバタン町に移った。

・地盤沈下が起こり、住人はカラフルに塗られた再定住地の家に引っ越した。広い敷地はなくなった。


《ビラ村》

昔:

・素焼きの鍋作りが行われていて、コメと物々交換していた。

今:

・陶器づくりの技術も進歩した。

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4.ストーリーテリング(読み聞かせ)

CGNが出版したカリンガ州の民話本「Lupulupa Villagers and the River Creatures」(ルプルパ村人と川の生き物たち)を使って、子供たちへの読み聞かせのサンプルを見せた。この本の挿絵は子供たちが描いた泥絵の具の絵である。

また、参加者の教員の一人が小学2年生が作った「Si-Gay」というお話の本をサンプルとして発表した。イラストはサツマイモの葉っぱで描いたもの。授業で生徒たちと物語りを作り、本を作ることを先生たちに推奨した。


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5.布の絵本作り

参加者の村で伝承されている民話のうち、環境保全の知恵、自然と共生の方法などがテーマに含まれているものを選び、タペストリーによる本づくりをした。まず、グループでお話を書き出し、タペストリーづくりに必要な端切れや糸を選んで制作を始めた。一つの場面は8インチ四方とした。

出来上がったタペストリーを参加者に見せて発表した。2グループは絵本スタイルのタペストリーを作り、1グループはタペストリーでドレスと祭りの時に使う旗として仕上げた。

アルマさんは、すべてのグループの発表はとてもクリエイティブでユニークだったと感想を述べた。あえて、タペストリーのサンプルを見せなかったのは、そうすることで想像力をより使わねばならず、創造的な作品作りにつながるということ。

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6. ぬいぐるみのジオラマ

タペストリーづくりに使った民話の登場人物のキャラクターについて話し合い、それをぬいぐるみで作り、民話の一場面をジオラマで表現した。段ボールの箱を利用し、小さな劇場の中に、民話の一シーンを表現した。


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ワークショップのその他の写真は以下のWEBアルバムにあります。

https://goo.gl/photos/uv3sTwX9EmCRb9Rw7

https://goo.gl/photos/iN9GgJnfwDJMLkCr7


タピストリーやジオラマのテーマに使った民話についてはこちら。

アルマ・キントのワークショップに登場した3つの民話



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# by cordillera-green | 2015-12-08 17:07 | 環境教育