2010年 01月 17日
二日遅れて日本でのお正月休みから戻ったとたんに怒涛の日々です。 私たちの帰比の翌日には、新潟県長岡市から、台風ペペンの被災地視察チームが来バギオ。被害の大きかった、マウンテン州タジャン・カヤン村、ベンゲット州アトック・パスドン村など、限られた日程のなかで遠方まで足を伸ばして下さり、5年前の中越地震の被災体験を生かして、どんな長期的な復興策が有効かをアドバイスしていただきました。 一方、第3回目を迎えるコーディリエラ・ユース・エコサミット(助成:地球環境基金、国際交流基金 主催:キープ協会)も1週間後と迫っています。スタッフは最終調整に飛び回っています! メイン・プログラムである、6つの州の高校生たちによる「環境演劇フェスティバル」参加の作品は、どこも順調な仕上がりを見せているそう。指導に当たってくれている舞台演出家の吉田智久さんは、最後のワークショップにアブラ州のトゥボに行っています。 来週月曜からは、海外からのゲストも続々到着、スタッフも最初の会場であるベンゲット州マンカヤンのレパント入りし、金曜日からの本番に備えます。 さて、日本からこのエコサミットのために来てくださるゲストの方を紹介します。 コンソメWパンチについては、一足先にご紹介しましたので、 そのほかのかたがたをご紹介。 JUN (西尾純) パフォーマーとして、昨年1月の第2回エコサミット、9月のバギオ市制100周年演劇公演「Kennon」についで、3回目の来バギオです。あまりに多岐にわたっているJUNさんのプロフィールはとてもとてもここでご紹介し切れません。 大阪・中崎町で「サロン・ド・アマント」というカフェを拠点に、アートの振興と町おこしを、そりゃもう、驚くべきアイデアの数々で、多くの人を巻き込みながら、行っていることでもよく知られていいます。 俳優さん、自主制作映画の製作者、ミニ劇場のオーナーとしての顔ももち、「何が本業かしら」と思ってしまいますが、先日、大阪・中崎町にお邪魔させていただき、すべてが、本業・本気の勝負!だということが判明しました。 今回のエコサミットへの参加は、自身が創り出した「傾舞(Kabuku-Mai)」のパフォーマーとして、ステージを彩ってくれます。3回目の来比で、こちらの文化に対する関心もますます高まり、今回はコーディリエラ地方の民族音楽のミュージシャンたちと共演してくださるとのこと。「山の精霊」をテーマに、チャントなどを使った即興の舞台となる予定です。楽しみ。 JUNさんのプロフィールはこちらを見てくださいね。 ↑撮影:ERIK LIONGOREN 河原田隆徳&Zohar Cohen 河原田さんは日本人、Zoharさんはイスラエル人女性。 昨年、イスラエルから東京に拠点を移して活動を再開した若手のパフォーミングアーティスト・カップルです。 CGNボランティアで写真家&民族音楽家&ダンサーである、ルエル・ビムヤッグが昨年、韓国で開催されたデルフィック・アートフェスティバルに参加した際に出会ったそう。 ルエルが「エコ・サミット」コンセプトを話したら、「ぜひ僕たちも参加したい!」と来比が決定しました。 環境問題をテーマとした「Kappa](河原田さんのソロ)、「Behind the back](zoharさん ソロ)、「Red Dessert」(河原田&Zohar)の3つの作品を公演してくださいます。 昨年10月に東中野のポレポレ座で公演したときの、お二人のプロフィールです。 河原田隆徳 26歳 熊本生まれ 福岡の九州大学(工学部)在学中に、画廊香月(現:ギャラリーMORYTA)で様々なアーティストに出会い、表現することに興味を持ち始める。 ■2004年 21歳のときに画廊の勧めでCLIPA Theater (クリッパシアター)のワークショップを受け、ダンスに燃え上がり、 ■2005年 大学を休学、そして中退して、渡イスラエル その後、クリッパのメンバーとして認められ、イスラエル国内ではもちろん、イギリスやスペインなど、海外公演を重ねる。 ■2006年 ソロ 『AZUKI』をクリッパ10周年記念フェスティバルで公演。クリッパの代表イディット・ディマとともに日本ツアー(東京/福岡)を行う。また、個人では、福岡のポンプラザで、『AZUKI』公演を画廊香月のお世話で行う。 ■2006年 クリッパの『オルフェウス』の舞台裏の仕事で、ロシア、ブラジル、イギリスを回る。行く先々で、路上や劇場の外での即興公演を重ねる。ゾーハウさんも日本から帰国し、この頃ふたりで即興で踊り始める。■2008年 ゾーハウ・コーヘンとのデュエット 『RED DESSERT(紅い砂漠)』をクリッパフェスティバルで公演。1年間クリッパで、ロングラン公演を続ける。ポーランドのグループ、Strefa Ciszy とクリッパとともに、『Salto Mortale(サルトモルターレ)』を共同制作し、ポーランド、イスラエルで公演をおさめる。 ■2009年 クリッパ制作、『春の祭典(ストラヴィンスキー)』、『カフカ』を制作、公演し、ソロ作品『KAPPA 河童』を制作、公演する。そして、今年いっぱいで、クリッパを脱退して、ゾーハウ・コーヘンとふたりで活動を始めます。 Zohar COHEN(ゾーハウ・コーヘン)25歳 イスラエルで生まれる。 10歳の時からダンス(バレエ、モダン)やアクロバットを始める。 ■2003年 "Alamatto Masach"(Curtain up) festival にDEDE DANCE COMPANY (デデダンスカンパニー)のメンバーとして出演する。 ■2005〜2006年 日本に渡り、大野一雄スタジオで、大野慶人先生のもとで、舞踏を学ぶ。また、鶴山欣也"ZULU"の生徒として、また、彼の主催するYAN-Shuのメンバーとして公演を重ねる。 ■2006年 ダンスがみたい!8ーインターナショナルシリーズー(会場:die pratze)で、鶴山欣也の作品『W.a.u. W.a.g.』に出演する。舞踏新人シリーズ第33弾(会場:TERPSICHORE)で、ソロ『SEMI』を自主制作し、公演する。 ■2007年 イスラエルに帰国し、CLIPA Theater (クリッパシアター)の正式メンバーとして活動を始める。クリッパのメンバーとして、ブラジル、イギリスに行き、路上、舞台の入り口などで、即興で踊る。 ■2008年 河原田隆徳とのデュエット、『RED DESSERT』を制作し、公演する。クリッパメンバーとして、ポーランドへ行き、『Salto Mortale』(サルトモルターレ)の公演をする。 ■2009年 『春の祭典』、『カフカ』を制作、公演し、ソロ作品『BEHIND THE BACK』(背中のうしろ)を自主制作し、公演する。そして、今年いっぱいで、クリッパを脱退し、河原田隆徳と個人活動を始めます。 今回のメンバーもすごい!でしょう?
by cordillera-green
| 2010-01-17 05:48
| 環境イベント
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フィリピンの環境NGO「コーディリエラ・グリーン・ネットワーク」の活動を紹介するブログです。。cordigreen@gmail.com by cordillera-green カレンダー
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