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吉田智久演出「Home Coming」

実は今回のエコサミットの一番の功労者は、舞台演出家の吉田智久さんです。
北ルソン日本人会がバギオ市制100周年を記念して企画し・昨年9月に公演した「Kennon:Road to Global Peace and Unity」の演出のためにバギオに滞在していた吉田さん。「エコ・サミット」の高校生たちによる「環境演劇フェスティバル」の指導者に困っていたCGNのリクエストを快く受けてくださり、滞在を延長して(当初は3ヶ月でしたが、台風の影響で結局5ヶ月も!)、ものすごく遠くのコミュニティに出かけて演劇指導をしてくださいました。

そのコミュニティの田舎ぶりは、日本の方の想像をはるかに超えるもの。たどり着くのに1日がかりなんてざらで、道は悪いわ、携帯の電波も届かず連絡はつかないわで、時間にきっちりしている吉田さんも、「いや、着くときには着くでしょう」という境地に達するまでになったようです。吉田さんのコミュニティでの演劇指導の様子は、CGNのスタッフ・ブログにずいぶん書いてもらっているので、読んでみてくださいね。

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高校生に対する演劇指導だけでもものすごく大変だったはずなのに、なんと、「自分の作品を通して環境へのメッセージを!」と、エコ・サミットのために脚本を書き下ろし「Home Coming」という作品を公演してくださることになりました。
最初は「環境問題あんまり詳しくなくて」とおっしゃっていた吉田さんですが、5カ月の滞在延長期間中に、環境問題にもかなり詳しくなってしまったそうな。10月の台風ペペンも直接経験し、土砂崩れや自然の猛威を演劇指導に行くコミュニティへの旅の道すがら、いやというほど体験してもらっちゃうことになりました。

Home Coming は、そんな経験から得た環境へのメッセージも込めた作品。ジャパユキさんなど吉田さんらしいキャラクターも登場し、本領発揮といったところでしょうか。「Kenonn」にも出演し、エコサミットで、やはり演劇指導に当たってくれた舞台女優のレイ・バキリンの一人芝居です。
構成や演出、演技も、「さすが、プロ」という要素がたくさん。今回の環境演劇祭で、初めて演劇製作に挑戦した高校生たちには、きっと学ぶことがたくさんある公演になると思います。

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今回ゲストでパフォーマンスをしてくださる「JUN&コーディイレラ民族ミュージシャン」「河原田隆徳&Zohar Cohen」「吉田智久&レイ・バキリン」の公演は、ぜひバギオでも行いたいと、ただいまコーディネイト中です。決定次第お知らせします。お楽しみに!

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吉田智久(Toshihisa Yoshida)

舞台演出家。
及び、演出助手や舞台監督、マニラに公演に来た日本人アーティストの現場タガログ語通訳も経験あり。
……演出作品はほぼフィリピン劇作家の作品である。ほぼどの作品にもフィリピン人俳優が出演し、 タガログ語劇の演出も多く手掛けている。最近は演出作を自分で翻訳をしている。
所属:フリー

1970年7月20日、滋賀県大津市に生まれる。
1994年、劇団「転位・21」に俳優として参加。1作に出演。
1995年、劇団「燐光群」に俳優として参加。その後約20作に出演。
1999年、Philippine Educational Theater Association(PETA)の
演劇ワークショップに参加(開催地マニラ・バギオ)。
2000年、「燐光群」所属のまま演出助手・舞台監督としての活動を始める。
2002年、文化庁在外研修員としてフィリピンに留学(一年間)。……
PETAでインターンとして活動。
2003年、北ルソン比日基金(ABONG)で演劇ワークショップ開催
(以後毎年1回開催中)。
2004年、初演出作品「フィリピンベッドタイムストーリーズ」
(タガログ語劇とその翻訳劇の同時上演をしたオムニバス)を発表。
      戯曲タイトルと作家
      「Walang Iwanan(離れられない)」 作:Rene Villanuva
      「1000ng tula pala sa dibdib ni Dulce(ドゥルセの胸に千の詩を)」 
作:Lallie Bucoy
      「S.B.F.(代理母ビジネス)」 作:Vic Torres    
2005年、「フィリピンひとりぼっち」(タガログ語一人芝居のオムニバス)を演出。
      戯曲タイトルと作家
      「Taong Glasa(ヤニ男)」 作:Anton Juan
      「Usapan Babae(女の話)」 作:Chris B. Millado
2006年、「フィリピンベッドタイムストリーズ・2」を演出。
      戯曲タイトルと作家
      「Unang Aswan(アスワン=フィリピン吸血鬼の誕生)」
  作:Rody Vera
      「Hubad(それで裸になったつもり?)」 作:Liza C. Magtoto
      「フィリピンパブで幸せを」 作:内田春菊
 同   国際交流基金、CCPら共同主催公演「BAKERETTA」に
技術監督として参加。
2007年、「フィリピンベッドタイムストリーズ・マニラツアー」
(過去の代表作の再演と改訂版のオムニバス)を演出。
 同   燐光群を退団しフリーの演出家として活動を始める。
 同   フィリピン国立劇場の演劇フェスティバル参加作
      「Terroristang Labandela(洗濯テロリスト)」 
作:Debbie Ann Tan を演出。
2008年、フィリピン国立劇場の演劇フェスティバル参加作
      「空の匂い(Amoy ng Langit)」 作:はせひろいち を翻訳・演出。
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by cordillera-green | 2010-01-19 08:23 | 環境イベント