BSUの奨学生たちとコーヒーの選別

 CGNのグリーン奨学金プログラムでベンゲット州立大学(BSU)で学ぶ学生たちは、多くがべンゲット州キブガン出身です。CGNの植林、およびアグロフォレストリー事業に積極的に参加してくれた村民から応募者を募ってきたからです。

 キブガンは政府がはじめたOTOP(One Top One Product=日本の一村一品運動ですね)プロジェクトで、コーヒーを選びました。それまでのキブガンはいたるところサヨテ農園。急峻な山でも育つサヨテ(はやとうり)は確かにキブガンの地形に合っていましたが、価格が安く、また重いので、重労働の割には収入が少なく、キブガン村民の暮らしは楽にはなりませんでした。また、単一作物による栽培が長く続いたため、土地が疲弊し、化学肥料の大量使用が必要になってきていたこと、また、病気が流行ったことなどが原因で、町は必死にサヨテに代わる効率のいい作物を探していました。
CGNがキブガンで植林事業を始めたころ、現在町長であるシアット氏が中心となり、まだあまり知られていなかったアラビカ・コーヒーの栽培を始めていました。CGNも協力を申し出て、CGNとしてはじめてのアグロフォレストリー事業で6000本のコーヒーの木を植えました。2004年のことです。

 そのコーヒーが、いま実をつけ始めています。今度はそのコーヒーをどうやってちゃんと収入につなげることができるかが問題になってきます。CGNでは、昨年キブガンで、コーヒーの品質や収穫後のプロセスの方法についてのセミナーなどを行いました。
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   ↑講師はRichard Abellon氏(写真はアンバサダー村アキキでのセミナー)
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   ↑セミナーの参加者はとても真剣です

 先日、ベンゲット州立大学で学ぶキブガン出身の奨学生たちにもぜ知ってもらい、将来コミュニティでその知識を生かしてほしいと、コーヒーの選別の方法の実践講習をやりました。もちろん、私も参加。
・虫食い豆
・未熟豆(黄色っぽい)
・発酵豆(黒っぽい)
・砕け豆(シェルと呼ばれる中身が空洞の豆)
そして、
・ピービーン(pea bean=豆が二つくっついていて丸くなっているもの)
を根気よくより分けます。
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   ↑リチャードさんが奨学生に丁寧に教えてくれます。

始めてしまうと夢中。お昼を食べるも忘れて選別し続けました。CGN事務所には現在300キロ以上コーヒーの生豆があるのですが、半日7人でやって選別し終わったのは慣れないせいもあって10キロほど。いやはや、たいへんな作業です。食卓にのぼるおいしいコーヒーの裏にはこんな作業があったのか、と作業後に味わうコーヒーにいままでよりちょっぴり深い味わいを感じました。

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by cordillera-green | 2010-03-28 21:11 | コーヒー

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