Skogusmulleの環境教育ワークショップをさっそく山の子どもたちに実践しました!

 JICAマニラから招待状が届いたスウェーデンのSkogusmulleの環境教育ファシリテイター養成講座のご案内。フィリピンで環境教育関係の講座が行われるのは珍しいことです。CGNからは、山岳地方のコミュニティでたびたび環境教育の機会のあるフィリピン人スタッフ4人が参加しました。対象が5-6歳ということで、いままでCGNの環境教育プログラムでは対象としていなかった層。戻ってきたスタッフたちは「とても貴重な経験だった」「楽しかった」と好評。さっそく、「コミュニティで実践してみたい」ということで、コーヒーを中心としたアグロフォレストリー事業を実施中のコロス集落のデイ・ケア・センターの子どもたちに、そして、「うちの子どもたちにもぜひ環境教育の機会を!」と熱心なお隣りナルセブ集落の子どもたちを加えて2日間のワークショップを行いました。

 会場はナルセブ集落にある聖ベネディクト教会のお庭。広大な松林の敷地に瞑想のためのコテージが点在し、遊歩道もあってまさに環境教育ワークショップにはぴったりの場所です。
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Skogsmulle環境教育プログラムを行っているSustainable Academy JapanのMidoriさんからお借りしたカラフルな教材を使って参加型のワークショップはスタート。絵はスウェーデンの森なので、コーディリエラの森とはちょっと違うかな? 「何が足りないかな?」というファシリテイターの質問に、
「イチゴ!」
「グアバ!」
「星!」
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双子を出産してしばらくCGNを離れていたジョセリンも現場復帰に意欲満々。
お母さんになって子供たちに対する指導も一層こなれてきました。
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様々なコミュニティで、オーガナイザーの経験を積んでいるアイダですが、4-5歳児のオーガナイズはまれな経験。でもさすがフィリピン人。子供の扱いは一流です。
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足に障害のある男の子も参加。広いところで好きにからだを動かせて、とっても楽しそうでした。
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 Skogusmulleとはスウェーデン語で「森のムッレ」という意味だそう。ムッレとは森に棲む妖精のことだそうです。「クリコッ」「クリコッ」と呼びながらあちらこちらを巡り歩き森のムッレを探します。
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 そろそろ子供たちの集中力が切れたかな? という頃に、とうとう本物「森のムッレ」が現れます。子供たちはもうびっくり。目が真ん丸。お口あんぐり。JICAセミナーでは、CGNの舞台演出家・ジェロが「これぞ真骨頂」とムッレ役を担当しましたが、ジェロ君体調不良で、今回はリリーが登板。
「ジェロの演技ワークショップに参加しておけばよかった・・・・」
とつぶやいていましたが、なんのなんの見事なムッレぶり。子供たちの心をしっかりつかんでおりました。
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 ムッレが去った後には、ムッレからの葉っぱのお手紙とカップケーキのプレゼントが届きました。ムッレの後を追いたい子供たちを何とかジョセリンが誘導して、プログラムのクライマックスは無事終了。
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    ↑ミューレが残した花びらの矢印!?

最後は、フェリーさんと一緒に楽しいお歌の時間。さすがデイケアセンター21年で教えてきたフェリーさん。子どもたちの心をつかむのが上手です。
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ランチは、栄養失調の幼児が多い地域で保健省が行っている「FEEDING PROGRAM」のサポートで、栄養たっぷりのお豆のおかずが供されました。
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ワークショップに参加してみて、どうしてスタッフが一刻も早くこの手法を山の子どもたちに試してみたかったのかがわかりました。ワークショップをファシリテイトしている方もとても楽しいのですね。みんなが楽しめることが、こういった体験型のワークショップの成功の秘訣です。衣装や教材など、場を演出するための道具もとても大切だと実感しました。
今回の経験をもとに話し合い、コーディリエラの自然や習慣に合うように、内容をアレンジしながらコミュニティでの環境教育プログラムに生かしていきたいと思っています。

そうそう、CGNが制作したた子供向けの絵本「MOONBEAMS」に登場するのも森にすむ妖精たちでした。
ベンゲット州にはムッレのような妖精伝説が残っています。


ワークショップの写真はCGNのWEBアルバムで。
https://picasaweb.google.com/101439197484450138832/EnvironmentEducationWorkshopUsingSkogsmulleMethod
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by cordillera-green | 2012-03-11 15:48 | 環境教育

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