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WE21ジャパンのスタディ・ツアー1:アンタモック鉱山訪問 

 ベンゲット州アンバサダーのコロス集落でコーヒーのアグロフォレストリー栽培を通した災害に強いコミュニティ作りを行っているWE21ジャパンのスタディツアーのアテンドを2日間行いました。

 WE21ジャパンが以前からベンゲットの鉱山開発問題に関係した事業を行っているということで、イトゴン・アンタモック地区のプライベート鉱山を訪問。世界情勢の不安定を受け金価格が暴騰していて、アンタモックはさながら”ゴールド・ラッシュ”の様相。山岳地方から次々と仕事のない様々な先住民が移住、あるいは仮の住まいを構え始めていました。私も久々の訪問でしたが、捨て去られたはずの鉱山が何だか活気づいていてビックリでした。

山の村から移住した人たちは、こんな風に仮の住まいを作って共同生活しています。
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勇敢なるWE21ジャパンのスタッフは坑道の中にも足を踏み入れ、彼らの生活を体験。
作業はすべて手で行われます。道具はシンプルな金づちと巨大な釘のみ!
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坑道の入り口。中は真っ暗。頭に懐中電灯をつけて中に入ります。
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09年の台風ぺペンで土砂崩れが起こり大きな被害が出たロアカン村の露天掘りの跡地。
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今も露天掘り跡地の周囲の岩肌から穴を掘って金を採掘しています。
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80年代に閉鎖になった金の精製工場はそのまま放置されています。
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プライベート鉱山から掘り出されたナバと呼ばれる金を含む(かもしれない)土は、こんなシンプルな精製施設に運び込まれてミルにかけられ砂金が取り出されます。
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これが金!
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最近の金の価格は1グラム2200-2500ペソくらいとか。(5000円近い)
先住民族の抗夫たちの収入は、せっせと手作業で掘り起こしたナバにどのくらいの金が含まれているかによるわけで、まさにギャンブルな仕事。でも、たま~~~~に大きな金を掘り当てて一夜にして百万長者になったなんて人もいるらしく(確かめたわけではありません)、職のない先住民族の山で鍛えた力自慢の男性陣は一攫千金を求めて移住し続けています。

ここでの暮らしは、人間として最低限のもの。
それでも、「もしかしたら」の夢を追って毎日暗い坑道でアリのように穴を掘り続けるほうが、ただただ山の村で日々の暮らしのために田んぼ仕事を続けるよりも幸せなのか。
考えさせられるプライベート鉱山訪問です。

1日目のその他の訪問地
‐ランチは第二世界大戦の日本軍爆撃跡が壁にそのまま残るおしゃれでエコなCafe by the Ruinで地元の食材を生かしたカフェごはん
‐セントルイス大学(SLU)内博物館にて、名物キュレーター、アイク・ピクピカン氏の直接解説による博物館ツアー。SLUの民族舞踊団による民族竹楽器によるデモンストレーション演奏とダンス付き!







 
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by cordillera-green | 2012-02-10 17:25 | スタディツアー