サバンガンで地方自治体向けの環境セミナー

CGNは2012年度、マウンテン州サバンガンでアートを用いた環境教育プロジェクトを行っています。(地球環境基金助成事業。正式名称:「フィリピン ルソン島北部山岳地方における子供のためのアートを活用した環境教育モデル事業」)
サバンガンには、貴重な生態系を有するカラウィタン山があります。しかし近年、焼畑農業による山火事や農地拡大のための森林伐採が原因で、その豊かな森林と動植物が失われつつあります。

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真ん中に見えるのがカラウィタン山。残念ながら山頂が雲に隠れてしまっています・・・。

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麓には大蛇のようなチコ川が流れ、とても美しい風景です。

植林やアグロフォレストリー、有機農業など環境問題へのアプローチはいくつもありますが、まずは地元の人たちの環境への意識が変わらないと、どんな取り組みも本当の意味で長続きしません。そこでCGNでは今までの経験とノウハウを活かして、地元の小学生と高校生を対象にアートを使った環境教育モデル事業を行うことになりました。

6月9日に学校関係者を対象に「環境教育」についての研修会、同月24日、25日にはサバンガン国立高校で花崎攝さんによる詩のワークショップとJun AManToさんの身体表現のワークショップを行いました。

3回目となる7月24日は、地方自治体関係者向けに、「持続可能な発展」と「環境保護」についての入門セミナーを開催。サバンガン町役場の職員や村の役員など30名以上が参加しました。

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まずは、コーディリエラ地方の環境破壊の現状、有機農業、アグロフォレストリー、バイオガスなどの基礎情報、ミミズ堆肥など持続可能な発展のキーとなるテーマについてレクチャー。
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また、ゲストスピーカーとしてベンゲット州観光局のオフィサーである、クラリタ・プルデンシオ氏をお招きして、持続可能な発展とツーリズムについて講義をしていただきました。
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参加者たちは、とくにミミズ堆肥やバイオガス(地元では豚糞の処理が問題になっているそう)に興味津々。たくさんの質問が出ました。また、サンプルとして持って行ったミミズを取り分けて、持ち帰る参加者もいました。そして、カラウィタン山を中心としたエコツーリズムへの関心もとても高いようでした。

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セミナーの最後に、自治体として今後どのような取り組みを行っていきたいか、アイデアをあげました。
今後の展開が楽しみです!

(中村朱里)
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by cordillera-green | 2012-07-25 15:08 | 環境教育

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