CGN2015年春のスタディツアー報告①プラグ山とミイラの村・カバヤン

b0128901_18223411.jpg

コーディリエラ・グリーン・ネットワーク(CGN)は、2015年春に二つのスタディツアーを実施しました。

2月はクムスタカ・リンクKumsta ka Linkという埼玉県ふじみ野市のNGOと企画したスタディツアーです。クムスタカ・リンクはフィリピン・パンガシナン州での子供たちへの支援や、地元ふじみ野市の福祉ボランティアなど草の根での地域に密着した活動を地道に行っています。ふじみ野市にある文京学院大学の学生さんたちが活動の中心で、大学と地域をつなげて積極的に活動しています。
クムスタカ・リンクが継続している支援先のパンガシナン州マーシン村への訪問だけでなく、ツアーをさらに充実した学びと経験の場にしたいということで、数年前よりクムスタカ・リンクの文京学院の学生さんを対象としたスタディツアーを担当しています。

b0128901_1823375.jpg
今までに、コーヒーのフェアトレードをテーマとしたコーヒー農家でのホームステイ、鉱山開発をテーマとして大企業による開発地域と小規模坑夫たちの暮らし訪問、そして鉱山開発に関わるNGOの活動を学ぶツアーなど、一つのテーマを深く掘り下げるツアーを提案し、実施してきました。
今年はちょっと趣向を変えて、コーディリエラ山岳地方の険しく雄大な自然を学生さんたちに体感してほしいと、フィリピンで2番目に高いプラグ山登山をメインに、ふもとにあるミイラのある村・カバヤンでの伝統文化を学び学生たちと交流する旅を実施しました。

b0128901_18254928.jpg

プラグ山は標高2922メートルで。ミンダナオ島のアパ山に次いでフィリピンで2番目に高い山として知られています。山頂から360度見渡せる雲海が素晴らしく、また、登山ルートの中に、2時間強で山頂まで行けるビギナー向けのルートもあって、マニラのツーリストには人気のスポットです。

b0128901_18245089.jpg
1日の登山者の数が制限されていて予約の必要があること、地元のガイドなしでは登山できないこと、登山口までの公共交通手段があまりないこと、事前申し込み、DENR[環境自然資源省]による事前講習を受けなくてはいけないこと、などで、なかなか日本人の個人のツーリストには行きにくいこともあり、日本人観光客にはほとんど知られていません。今回はCGNのネットワークで準備をし、文京学院大の学生さんのために山頂近くのキャンプでテントで1泊し日の出と雲海を堪能する登山ツアーを実施しました。
ココナツとバナナの国・フィリピンをイメージしていると、テントを張ったキャンプサイトは全く想像を絶する寒さで、軽い気持ちで参加した人たちは凍える思いをしたそうです。しかし、ガイドさんも
「こんなに素晴らしい雲海が見られるのは年に何回もない」
という日の出を見ることができました。
b0128901_18410377.jpg
ふもとのカバヤン町ではに日本でばっちり練習してきた「バスーラ(ゴミ)・レンジャー」を小学校と、高校で披露。TVの○○レンジャーのパロディで「ごみのポイ捨てはいけないよ~~」というショーなんですが、ぴったりピチピチでハデハデの衣装にまず子供たちは呆然としてしまったみたい。
コーディリエラ地方でも珍しいふもとカバヤン町ではミイラの伝統文化もしっかり学んだ充実のスタディツアーです。
b0128901_18394323.jpg

そんなスタディツアーを参加者の学生さんたちが撮った写真展が開催中。
ぜひ行ってみてください。

ふじみ野市立福岡図書館にて
2015年5月19日―25日
https://www.facebook.com/events/1594545980802704/

文京学院大学の学生さんたちは、スタディツアーでの体験をそのままにせず、その後の活動につなげてくれているのがすばらしいと思います。
2年前のコーヒーのフェアトレードをテーマとしたツアーでも生豆を購入していき、いろいろ焙煎方法を学び、今も大学や地域のイベントで出店して販売してくれています。今回の写真展もしかり。
スタディツアーをきっかけとして参加した学生さんたちがグループであっても個人であっても何かアクションにつながった時が一番うれしいですね。
CGN企画の夏のツアーもただ今参加者募集中です。詳細はこちら。

b0128901_18423219.jpg
(写真:藤田潤)

他の写真はCGNのWEBアルバムにもあります。
https://plus.google.com/photos/101439197484450138832/albums/6151619601854293553

[PR]

by cordillera-green | 2015-05-22 12:20 | スタディツアー

<< 農業女子の有機農家ホームステイ... カリンガ州の民話絵本「ルプルパ... >>