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バギオ市設立記念日の植樹イベント

b0128901_9454443.jpg  9月1日はバギオ・デイ。今年はバギオ市設立99回目のバギオデイで、来年は記念すべき100周年。市ではこの1年間、100周年を祝うさまざまなイベントが企画されているそうです。
 9月1日には毎年バギオ市内は学校もお休みになり、町の中心のセッションロードを中心にパレードが繰り広げられます。
 なぜかフィリピン人はパレードが大好き。バギオでもっとも有名なパレードは2月のフラワーフェスティバルでのダンス・パレードのコンペティションと花車のコンペティションでしょう。フィリピン中からこのパレードを目当てに観光客が集まります。
 今回のバギオデイのパレードは、バギオに住む人たちのショーケース的なパレードでした。バギオの先住民族イバロイ族やカンカナイ族をはじめ、山岳地方の少数民族の人たちの民族衣装と伝統ダンスによる行進のあと、在バギオの外国人コミュニティによるパレードが続きました。バギオに住む日本人も子供たちと英語留学中の学生さんたちの浴衣姿、おじさんたちのハッピ姿などで、カラフルにバギオデイのパレードを彩っていました。

 CGNは、パレードのあとにイフガオ州の環境NGO「Global Forest」の代表ロペス・ナオヤックおじさんたちのバーハム・パークでの記念植樹のお手伝いをしました。ロペスさんは、木彫り職人たちのふるさとハパオ村で生まれ、木彫り職人として育ちました。バギオ市のアシンに拠点を移してからも木彫りの販売が生活の糧。ところが、ある日気がつきました。木彫りのため生活のために、木を切る続けてきた挙句にふるさとの山の森がすっかり失われてしまったことを。それから、一念発起。ロペスさんは「木を植える人」に変身。森から種を集めてきては苗木を作り、一人もくもくと山に木を植え始めました。バギオデイでのバーハムパークの記念植樹は、ロペスさんが100万本の植樹を終えたことの記念、そして、これからの100万本の植樹に向けての記念セレモニーでした。
 記念植樹には、ロペスさんの木を植える地道な活動にすっかり心酔している在バギオのドキュメンタリー映像作家キドラット・タヒミックとそのファミリーを中心に、アーティストや子供たちも集い、パーク内のスケートリンクの周りに36本の植樹をしました。
b0128901_9472998.jpg ロペスさんが持ってきた苗木の種類は、今まで見たころのない苗木がたくさん。CGNのフォレスターも名前を知らず、ロペスおじさんにしきりに質問していましたが、ロペスさんが知っているのはいわゆるイフガオ先住民の呼び名で、聞いたこともない名前ばかり。しかし、ロペスさんの、それぞれの苗木に対する知識は実に豊富で、「この木が育ったときに実るフルーツは、女性が妊娠したときに食べるといいといわれている」などなど。大学の森林学部では決して教えてもらえない知識がいっぱいでフォレスターも興味津々。
 さらに、ロペスさんの植樹に対する真剣さには打たれました。もう植樹を終えて、参加者みなでコーヒーやスナックを食べて談笑している時に、植えた苗木を守るフェンスのための廃材を一人集めてきて、ハンマーをふるっているのはロペスさん。そして、1本1本苗木に話しかけながら水をやります。
 そう、苗木は植えただけでは育ちません。小さな子供と一緒で、しっかり守り、手をかけて育ててあげなければ、ちゃんと育ちません。そこが肝心です。
b0128901_9565028.jpg キドラットが最後に植樹に参加した子供たちに言っていました。
「今日自分の植えた木に名前をつけて帰りなね。そうして、公園に来るたびに自分の名づけた木を探して話しかけるんだよ」
 そうそう、木の科学名なんてどうでもいいの。みんな少なくてもいいから自分の木を持ちましょうね。それが地球の森を育てます!

 ロペスさんは今泉光司監督の「アボン-小さな家」という映画で、木を植えることの大切さをスピーチしています。興味がある方はぜひ映画を見てくださいね。http://www.ne.jp/asahi/small/home/
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by cordillera-green | 2008-09-04 10:02 | 環境イベント