キープ協会の吉田さんが事業視察にいらっしゃいました

 コーディリエラ山岳地方におけるCGNの環境教育プログラムのほとんどは、山梨県清里のキープ協会と共同で行っています。キープ協会は、歴史ある「清泉寮」、日本のアメリカンフットボール発祥の地、ヤマネの生息地とその保護活動、そしてとろけるようなおいしいソフトクリームなどで知られていますが(http://www.keep.or.jp/)、知る人ぞ知る日本の「環境教育」の啓発・普及の拠点でもあります。
 そのキープ協会が、環境教育分野における経験と知識をフィリピンで地でも生かそうということで、CGNを現地カウンターパートとして2001年に始めたのが、現在まで続く私たちの環境教育プログラムです。
 今も継続中の環境教育セミナーシリーズ「エコ・キャラバン」をはじめ、「エコロジカル・ペインティング・コンペティション」「環境ストーリー・コンテスト」「ユース・エコ・サミット」などのイベントや、環境問題啓発ポスターの制作、山岳部の森林破壊の現状を追ったドキュメンタリービデオ制作、小学生のための環境絵本、高校生のための環境Q&A本出版などなど、さまざまな環境教育活動を5年以上にわたって共同で続けてきました。

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 これら環境教育事業を担当するわれらが親分・キープ協会国際部の吉田さんが、事業の視察と打ち合わせにバギオを訪問されました。吉田さんは、バギオ訪問のたびに、現場で働くスタッフたちの労をねぎらって、CGNスタッフ全員にゴハンをご馳走してくださるのが、いつの間にか恒例に………(すいません、吉田さん)。貧乏NGOゆえ、みなでレストランでご飯を食べることなどほとんどない私たちスタッフには、盆と正月が一度に来たような豪華な夜です!
「いや、食事代は自腹なんだよネエ」といいながら、「でも、フィリピンでみんなが集ってくれて、本当においしそうにご飯を食べてくれるのが楽しみで、働いているようなもんだから」と言ってくださる吉田さん。いつも本当にごちそうさまです! スタッフ一同感謝しております!

 翌日は、今回の「エコ・キャラバン」の開催地、ベンゲット州のサブランへ。サブランは、7月に地域住民の手によって閉鎖されたゴミの集積場があるバギオ市・イリサンのお隣に位置します。バギオ市の中心部から車でわずか30分。バギオ市との往来も頻繁で、もちろんその分ゴミの量も多く、バギオの抱えるゴミ問題が波及するのも時間の問題ということで、今回はマニラから専門のファシリテーターを招待し、ゴミ問題もセミナーのテーマに加えました。

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住民によって閉鎖された
イリサンのゴミ捨て場















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 インターンの松野下さんも、小学6年生を対象に、ゴミ分別ゲームのためのカードなどを手作りし、新たな境地にチャレンジです。さすが、町から近いだけあって、子供たちもすごく活発。手をあげてどんどん発表する子供たちの勢いに、松野下さんのほうのテンションも上がり気味。朝9時から12時過ぎまでぶっ続けの環境クラスなのに、誰一人、集中力を切らすことなくついてきていました。やったね、松野下!


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 先生向けには、授業での環境問題を取り入れたモジュール作りを最終テーマに、マージーさんがいつものように、きめの細かい、そして情熱にあふれたワークショップを展開。コーディリエラ山岳地方の森林の危機的状況をおもなテーマとするJP君は、今回はバギオ市から自転車で現地入り。言動一致で素晴らしい!(私たちももっと身体を動かさねばああ。しかし、坂の多いバギオで、自転車はつらいなあ。)

 ワークショップやセミナーで何時間もしゃべり続けたあとも、「まだ話したりない」とばかりに、車中やレストランで話し続ける、講師陣とCGN環境教育チームのエネルギーと明るさに少々あきれながらも、吉田さんはあたたかいまなざしで私たちの活動を見守って、かつ、数々の貴重なアドバイスを残して、マニラへと向かわれました。申請書の制作をはじめ、大変な助成金の会計報告や、こまごました助成団体との打ち合わせなど、まさに縁の下で私たちの活動を支えてくれているのが吉田さんです。これからも、どうぞよろしくお願いいたします!



 
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by cordillera-green | 2008-09-30 11:23 | 環境教育

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