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西表島の石垣金星さん

b0128901_10482255.jpg 7月半ばにアーネル・バナサンは、スペイン・サラゴサで行われたEXPOの日本の市民団体の出展するパビリオンに、CGNの環境と農村開発事業を一緒に行っている山梨県のキープ協会を代表して参加してきました。日本のさまざまなNGOや、尺八やアイヌや沖縄などの伝統音楽の演奏者、サックスの梅津和時さん、山根麻衣バンド、スペインギターの名手(日本人)などに混ざって、カリンガ族の民族音楽の演奏や竹楽器作りのワークショップなどを行ってきました。


b0128901_10494780.jpg 独特な文化を伝える先住民族ということで共通するのでしょう。ウタリ協会の秋葉さんと、西表島の石垣金星さんとは、ずいぶん親しくさせていただき、共演の機会もあったようです。石垣さんからは、スペインからの帰国後、アーネルの演奏写真と、フィリピンと西表島のつながりについてのこんなメールもいただきました。(写真はアイヌの儀式に参加するアーネル。後方左から3人目)

※フイリピンと西表の関係について
実は西表の先祖はフィリピンであることは考古学研究で明らかにされています。今から2000年~4000年以前からパラワン、スラウエシ、その他フリピンの島々から渡来したのが西表の私らの先祖なのです。彼らは貝斧(シャコガイの斧)文化を伝えました。ですから私にとってはフリピンとは特別な想いいがあり兄弟姉妹なのです。そして隣の台湾原住民も同じ兄弟姉妹ですね。

※アーネルが持っていた竹の小さな笛がありましたが、びっくりしました。全く同じのが西表にあります。稲作文化にとり大切な笛です。稲作の伝来とともに笛も来た可能性が高いです。

※西表島の南、鹿川遺跡発掘調査をします。唯一南方から移住した人々の村という伝承です(今は廃村)。4000年前の土器、貝斧、石斧が出てきましてね、沖縄考古学の大発見です。たぶん南の島々との関係がより具体的に明らかになると思います。

あれこれと書きましたが、西表のルーツを訪ねるのが私の大きなテーマです。
では又 アーネルへよろしくお伝え下さい。アーネルのしている事は全く正しい事です、沢山の苦労と困難を伴いますが必ず道は希望へと続いています。



そうか、西表とフィリピンはつながっていたのか。これは、いつか必ず、石垣さんのコーディリエラでのコンサートを実現しなくてはならない思い、そんな話を、フィリピン好きの音楽ディレクターのIMAIZUMI氏へのメールで、ついでにちょっと触れたら、今度はこんな返事が。

ななななんですって!! 石垣金星さん!!!???
お会いしたことはないのですが、とても気になっている沖縄アーチストですよ。
そうそう、この人は西表島・祖納の人なんですよね。
なんてたって、私が沖縄復帰の年に訪れたのが、祖納部落。
あまりのカルチャーショックに心臓がとまりそうになり、祖納そしてその隣の星立部落が、沖縄でも最も好きな地になりました。
この二つの部落は当時、生粋の西表人が住む集落でして、それだけにモノホンの沖縄が感じられましたね。
実は、今でこそフィリピンですが、それまでは、ずっと沖縄に通い続け、宮古島を除く全ての島という島を巡ったのであります。
フィリピンの島々も巡ろうと思いましたが、あまりに数が多すぎて早くも断念。

そんで、これが↓私の愛聴盤"真南風"。西表での現地録音です。
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"真南風"の録音エンジニアが森さんという人ね。
それで、この森氏を連れてセブ・カオハガン島に行って、現地の自然音・島民の歌なんかを録って、私が制作したのが、これね↓。

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というお話です。
しかし、沖縄復帰の年に西表の祖納訪問とは、さすがに音楽通のIMAIZUMI氏です。沖縄の音楽が世間で認められるようになるずーーーっと前ですよね。早すぎる。

それにしても、世界は狭い。西表とフィリピンがつながっているように、私たち、人も「縁」でどこかでつながっているのですネエ。実は、アーネルと一緒に何度もツアーをしている日本の音楽ユニット「KURI」も石垣金星さんの友人だそうです。

上の2枚のCD、機会があったらぜひ聞いてみてください。

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後方左から、音楽ディレクターの伊藤氏(ステーション)、真南風・真砂秀朗さん、アーネル、遠藤晶美さん。前方が石垣金星さん。
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by cordillera-green | 2008-10-11 11:06