カテゴリ:緊急支援( 45 )

今年も台風被害

 おととしの台風ぺペン、昨年の台風フアンに続いて、今年も台風「ミナ」という名の台風が北ルソンを襲いました。
もうとっくに台風は台湾の北に抜けているはずなのにバギオはまだ雨が降り続けています。日本からCGNとの事業の視察に来てくださっていた神奈川のWE21ジャパンのメンバーの方々も、土砂崩れでハルセマ道が閉鎖されバギオから1時間もかからない事業地までたどり着けませんでした。

今回の台風のバギオでの最も大きな被害は、イリサンのゴム捨て場のゴミが崩れ、下方に位置するアシン・バランガイKM5になだれ込み、16軒の家が被害を受けたというものです。5名がな亡くなりました。
表向きはクリーン&グリーンなイメージで観光客を引き寄せてきたバギオが抱えてきた深刻なゴミ問題がこんな形で表に出てしまいました。
なお、このゴミ捨て場へのゴミの投棄は、住民の反対運動で3年ほど前からストップしています。今回崩れたゴミはそれ以前に投棄され放置されていたゴミということです。

崩れたゴミの様子は、バギオのジャーナリストの友人DAVEがフェイスブックにアップしています。
http://www.facebook.com/media/set/?set=a.10150267077245518.330337.590525517


セッションロードでColor World というプリントショップを営む写真家のOMPONG TAN氏のフェイスブックでもゴミに埋もれたアシンの様子が紹介されています。
b0128901_1619811.jpg

http://www.facebook.com/media/set/?set=a.10150273080171596.332400.669741595

ハルセマはまたまたこんな具合だそうです。いやはや、、、19km地点です。
b0128901_1615176.jpg

photo by Ompong Tan(from Face Book)

予定されていた事業地視察や事業説明会もすべて延期となりました。
[PR]

by cordillera-green | 2011-08-31 16:27 | 緊急支援

ヒューマンシールド神戸からの緊急カンパのお願い

 2009年、コーディリエラ地方が台風ペペンの被害を受けた際に現地視察に訪れ、コーディリエラ・グリーン・ネットワーク(CGN)を通してサポートをいただいたヒューマンシールド神戸の吉村誠司さんは、東北大地震の発生当日に現地に向かい、救援活動を行っています。
 阪神・淡路大震災でのボランティアをきっかけに、「ヒューマンシールド神戸」というNGOを作り、神戸に移り住んで12年間も復興活動を行ったという吉村さん。その間もその後も、日本や世界各地の災害現場を訪れ「一つでも多くの命を救うこと」という明確な目的のために自分の体を使ってできる限りのことをしてきています。阪神・淡路大震災をきっかけに、瓦礫の山から人を救出するために必要な機材の使い方、気持ちを同じくする人々とのいざというときのためのネットワーク作りなどを行なってきており、中越地震、中越沖地震、岩手・宮城内陸地震などでも活動してきました。今回の震災でもそういった経験を生かして、過酷な現場での救援活動を行っているようです。
吉村さんが現場から送ってきている報告のブログはこちら。
http://williamseiji.wordpress.com/

 お会いしても吉村さんは悲惨な現場での経験をあまり話されませんが、世界中の災害の現場でどれだけ無念の涙を流してきたかは想像に難くありません。だから、今回の被災地でも、吉村さんが行う救援活動が、政府や自衛隊とは違う視点で行われていることと信じていますし、 小さなローカルベースのNGOを運営するものとして、このような大きな災害でも、小さな力だからこそできる活動があるものと思います。
 
 「ヒューマンシールド神戸」が緊急カンパを求めています。
ご協力よろしくお願いいたします。

郵便振替 00980-7-264796 「ヒューマンシールド神戸」
通信欄 「大震災の支援活動」やメッセージを明記ください。

b0128901_9343657.jpg

   ↑写真:吉村さんのブログより
[PR]

by cordillera-green | 2011-03-22 09:39 | 緊急支援

バギオでのアーティストの祈りの会・Inquirerに掲載

 前回のブログで紹介したCafe by the Ruinで行われた震災犠牲者のための祈りの会の記事が、Inquirer紙(2011年3月21日)に掲載されました。
b0128901_9503341.jpg


写真のほうは翌日(2011年3月22日)のInquirerに掲載されました。
b0128901_1912979.jpg

[PR]

by cordillera-green | 2011-03-21 09:39 | 緊急支援

バギオでも地震犠牲者のための祈りとアート・インスタレーション

東北地方を襲った大地震から1週間目の18日、バギオ市のCafe by the Ruinで、犠牲者のための祈りとアート・インスタレーションのセレモニーが行われました。Café by the ruin は、バギオで最も知られたナチュラルでアーティスティックなカフェ。雰囲気、料理とも、間違いなくバギオいちのカフェで、マニラからの観光客も必ず訪れます。昨日はオープン23周年記念でジャズのコンサートなどが予定されていたのですが、日本での大地震による被害を聞いて心を痛めたビジュアル・アーティストのBumbo Villanuevaさんの呼びかけで、アーティストやジャーナリストが集い、犠牲者のためにろうそくを灯し、祈りを捧げる時間を設けることとなったということです。

b0128901_21255782.jpg

     ↑呼びかけ人のBumbo.
 
 カフェの一角にはBumboがAXISアート・フェスティバルで展示した600枚の子供たちの絵の一部が展示されたほか、心優しきジャンク・アーティスト、ロメル・ピダソ(Rommel Pidazo)君が、台風ペペンの土砂崩れで亡くなった人をイメージして過去に制作した作品を展示しました。Bumboに「マリコも日本人として祈りを」と頼まれて、私も亡くなった方へお祈りを日本語で捧げさせていただきました。
b0128901_21321718.jpg


b0128901_21441343.jpg

    ↑ロメル君の作品。土砂に埋もれた人の助けを求める手です。

b0128901_21475933.jpg

    ↑台風被災者をテーマとしたと言う作品の解説です

 アーティストとして日本に行ったことある人はいるものの、日本に家族がいるというわけでもないフィリピンの方たちによるイベントで、参加した在バギオの日本人は私だけでした。アーティストたちは、同じ地球人として、自然の力によってもたらされた災害で命を落とした人のために祈りを捧げ、神の怒りを鎮め、平和な世界の実現に向けての気持ちを表現をしたいと、心から感じています。
 バギオいちの彫刻家・Benhur Viellanuevaは、「毎晩朝2時まで、各国のケーブルテレビのニュースを見て、何でこんなことが起こってしまったかと祈っている」と言っていました。Bliss Cafeのオーナーのアメリカ人のジムは「カフェを閉めたあと、ニュースをみて毎晩、赤ん坊のように泣いている」とも。

b0128901_2136134.jpg


 自然にこういったセレモニーが企画され、名のある大御所アーティストも学生も分け隔てなく集い、ともに静かな時間をすごすことができるのは、バギオが1990年に大地震を経験したという歴史も影響しているのかもしれません。でも、日本人として「ほんとうにありがとうございます」とお礼を言いたくなりました。1週間目のすばやいリアクションにも感謝です。
b0128901_21381652.jpg


 世界中の人たちが、国境を越えてこうして祈りを捧げてくれることで、きっと世界は過去の過ちを改め、少しずつでも修復の方向に動いてくれることを信じています。

b0128901_21503113.jpg


b0128901_2156296.jpg

   ↑今回の地震の衝撃は大きく、メディアの取材も多く受けました。

b0128901_2212965.jpg

  
b0128901_2273581.jpg

    ↑あんまり私がケーブルテレビのニュースばかり見続けて、ため息ばかりついているので
    このごろはあまりCGN関係のイベントについてこないキッズも、
    趣旨を話したところ
    「行く!」
    「何かしたい!」
   
[PR]

by cordillera-green | 2011-03-19 21:19 | 緊急支援

東北・関東大震災の被災者の皆様にお見舞い申し上げます

東北地方で起きた大地震のニュースはここフィリピンでも大きく報道され、たくさんのフィリピンの方からお見舞いの言葉をいただいています。明日バギオにいらして、コーディリエラ・グリーン・ネットワーク(CGN)のコーディリエラ・グリーン奨学金プログラムで学ぶベンゲット州国立大学(BSU)の生徒たちとの共同研究&調査プログラムを行う予定でした宮城女子学院大学の先生と生徒さんたちも被災されました。生徒たちを引率の予定でした杉井信先生からは、地震後まもなく避難所から無事を伝えるととともに、「残念ながらスタディツアーを中止せざるをえません」というたいへんな状況の中でのお詫びの携帯メールをいただきました。
被災されました皆様には心からお見舞いの言葉を申し上げたいと思います。

ここフィリピンいいながらも、ケーブルテレビのNHKでニュース、インターネット、Twitterなどで知り合いや日本のNGOからの情報を得ることができますが、原発関係の情報には大きな関心を寄せています。これ以上、被害が拡大することのないよう、心から祈っています。

おととしのここコーディリエラ地方での台風被害の際に、サポートを申し出てくださったヒューマンシールド神戸の吉村誠司さんも現地で救援活動に当たっておられるようです。たいへんな状況の中での活動でしょうが、危険なことがないよう願っています。
吉村さんのブログ http://williamseiji.wordpress.com/
一つでも多くの命が救われ、一刻も早く、被災されたみなさまが通常の生活に戻れますように・・・・
[PR]

by cordillera-green | 2011-03-14 14:22 | 緊急支援

ベンゲット州の受益者の皆さんへの配布開始

1月26日にツブライ町で行われた「北ルソン地方における台風被災者のための農業支援実施計画」(平成22年度草の根・人間の安全保障無償資金協力)引渡し式ののち、コーディリエラ・グリーン・ネットワーク(CGN)は、一日も早く支援物資を台風被害を受けた皆さんに届けたいと配布を開始しました。

b0128901_1253939.jpg

   ↑引渡し式には、清水信介在フィリピン大使館公使がお越しくださいました。

まずは、ツブライの農家の皆さんへの、ビニールハウス用のシートと黒いネットの配布を、引渡し式の会場でバランガイごとに行いました。
ツブライの農家は菊などを育てる切り花栽培農家が多く、一番の稼ぎ時は11月3日のオール・セインツ・デイ(万聖節)。オール・セインツ・デイは、いわば日本のお盆のようなもので、亡くなった方の霊が戻ってくる日。家族を大切にするフィリピンでは多くの人が帰省し、花を供えてお墓参りをします。バギオでは町の中心のバーハム公園の周りにずらりとお墓に供える切花を売る屋台が並び、花の値段も上がって花栽培農家にとっては一番の稼ぎ時です。ところが、昨年の台風フアン、一昨年の台風ペペンとも10月半ばの襲来で、オール・セインツ・デイのために丹精込めて育ててきた花が売り物にならなくなりました。2年連続の被害で、ツブライのパオアド町長も「絶望的です」と昨年の台風直後にCGNスタッフが訪ねたときに悲痛な表情で話していました。

b0128901_1281875.jpg

    ↑台風JUAN被災直後のツブライの花栽培農家

 特に昨年10月の台風フアンは風が強く、花栽培農家の多くが借金をして投資したビニールハウスのシートや、日影を作るための黒いネットがずたずたになって飛ばされ、生活の糧である花を再び育てるための生活再建の目処が立たずに、多くの花栽培農家が途方にくれていました。今回の農業支援は、ツブライでは、花栽培農家に対するビニールシートと黒ネットの支給を行いました。農家の方たちは、たいへん喜んで下さり、重たいネットとシートのロールを意気揚々と運んでくれました。

b0128901_12215129.jpg
b0128901_1294575.jpg


ツブライのパオアド町長は今回の支援を心から喜んでくださり、引渡し式のホストを引き受け、会場として町役場前の屋根付きジムを提供してくださいました。式典プログラムでは、予定されていなかったツブライの名産品詰め合わせセット(コーヒー、手編みのマフラー。木彫りの飾り物)を大使館からのゲストの方々と私にまで、感謝状と一緒にいただき、山岳民族ならではの控えめですが心のこもった歓迎ぶりに感動しました。

b0128901_12103863.jpg

  ↑式典後は、町長室で、フォグワン・ベンゲット州知事などと一緒に歓談。
   ふかし芋とツブライ町にやってきた日本人が教えたというそば粉入り蒸しパンを
   地元産コーヒーと一緒にいただきました。
   
b0128901_12132658.jpg

   ↑握手する清水行使とパオアド町長。
    町長は昨年、長野県の野菜農家に有機農法の視察に行かれたそうで
    すっかり日本びいきです。

 翌日は、大使館の草の根・人間の安全保障無償資金協力(GGP)担当の西川氏とともに、ベンゲット州ブギアス町レンガオアン(Lengaoan)・バランガイの野菜農家に方々への種の支給に同行しました。
「様子を見に行くだけですから、配布は始めていてくれていいですよ」
と伝えていたにもかかわらず、たくさんの農家の方たちが押すな押すなという状態でバランガイ・ホールで、待ち構えていてくれました。

b0128901_12154670.jpg

    ↑視察に足を伸ばしてくださったGGP担当の西川氏がご挨拶くださいました。

「私たちのバランガイは、できたばかりで力もなく、こういう支援を受けるのは初めてなんです」
と、バランガイ・キャプテンのレオナルド・マヤオ氏。どういう基準でこの事業の受益者が決定されたかなど、農家の方たちが納得のいくように丁ねいに説明がなされ、一人一人に確認しながら種が手渡されました。日本からのお客さんの前で英語で話すのなんて生まれて初めてであろうバランガイ役員のおじさんの頭をかきながらのシャイな挨拶と、種を受け取ったおばさんたちの握手を求める本当にうれしそうな笑顔が印象的でした。

b0128901_12165527.jpg

  ↑リストに従って確認しながら手渡し、受け取りのサインをもらいます

b0128901_12182685.jpg


乾季には水不足で野菜栽培ができないという畑も訪ね、ベンゲットの野菜農家が抱える悩みと、
「有機農法に自らが見本を見せながら転換して行きたい」
「バランガイの水源涵養のために植林もしたい」
というバランガイ・キャプテンの意気込みを直接伺うことができ、たいへん有意義な視察でした。

b0128901_1219619.jpg

    ↑左が村の状況を熱心に説明するバランガイ・キャプテンのマヤオ氏。
     右は当事業担当のブルーノです。     

コーディリエラ・グリーン・ネットワーク(CGN)は、すべての受益者の農民に直接、支援物資を配布するため、支援対象の19のバランガイ(ベンゲット州、カリンガ州タブック、イサベラ州、カガヤン州)を一つずつ訪問していきます。台風被害を受けた農家の方たちに、遠い日本の人々からの支援がきちんと届けられ、一日も早く通常の生活を取り戻すことができるように、サポートしていきます。

b0128901_122049100.jpg

   ↑皆さん、がんばって野菜を育ててくださいね!

b0128901_12222329.jpg

    ↑語学音痴の私は、いつまでたっても挨拶がとても苦手です…。
     今回もしぶしぶ…

(写真は台風被災地の写真以外は、日本大使館の西川昌史氏からご提供いただきました)
[PR]

by cordillera-green | 2011-02-01 12:30 | 緊急支援

「 北ルソン地方における台風被災者のための農業支援実施計画 」 引渡式

昨年12月のブログでご紹介しました、10月に北ルソンを襲った台風JUANの被災者のための農業支援事業。クリスマスと年末年始で、準備がたいへんでしたが、在フィリピン日本大使館の草の根・人間の安全保障無償資金協力で供与された農業資材、種、堆肥などの、引渡し式がベンゲット州トゥブライの町役場のジムにて行われました。メディアの方々もたくさん取材に来てくださり、ローカルベースで活動するNGOだからこそできる草の根の農業支援に大きな注目が集まりました。
コーディリエラ・グリーン・ネットワーク(CGN)は、すでに引き渡し式の翌日より受益者のコミュニティにて配布を開始しています。

以下、日本大使館発行ののニュースレターの転載です。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

1月26日、清水信介在フィリピン大使館公使は、ベンゲット州トゥブライ町において、平成22年度草の根・人間の安全保障無償資金協力で供与された「北ルソン地方における台風被災者のための農業支援実施計画」の引渡式に出席しました。式典には、ベンゲット州のフォンワン州知事、トゥブライ町のパオアド町長、及び被供与団体である コーディリエラ・グリーン・ネットワーク(CGN: Cordillera Green Network, Inc. ) の 反町眞理子事務局長 らも出席しました。

本件事業の供与額は、105 , 270米ドル(約989万円)です。

b0128901_9204518.jpg


(案件概要)

2010年10月18日にフィリピンを襲った大型で強い台風13号(比国名フアン)は、北ルソン地方を直撃し、大雨と強風による家屋の倒壊や農作物への壊滅的な被害を与えました。北ルソン地方は、2009年10月にも台風17号(比国名ペペン)の襲来を受けており、道路や橋といったインフラの復旧や農業の復興支援が継続している中での新たな被災は、現地住民の生活状況を一層困難なものとしました。国連人道問題調整事務所によると、台風第13号による農業の被害総額は82億ペソに上りました。

本件事業では、台風第13号によって被害を受けた、ベンゲット州、カリンガ州、イサベラ州、カガヤン州の農家を対象に、野菜やコメ、トウモロコシの種子のほか、堆肥やビニールハウス・ネット等農業用資材を配布します。本件実施により、小規模農家1,574世帯の所得向上が期待され、農家の生活基盤の復興につながることが期待されます。  

(了)

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

昨日発行の地元紙「Baguio Midland Courier」をはじめ、たくさんの新聞にも記事が掲載されました。

b0128901_9341668.jpg

   ↑バギオの超人気紙「Midland」の1面に写真入りで
    CGNの事業が登場するのは初めてです!
[PR]

by cordillera-green | 2011-01-31 09:30 | 緊急支援

インドネシア・メラピ山噴火 義援金募集

 友人の廣田緑さんが18年間暮らしてきた(彼女は今年3月に帰国しています)インドネシアのジャワ島中部のメラピ(ムラピ)山が先月26日から噴火を繰り返し、死者は240人、避難民は39万人に達しています。たいへんな規模でありなながら、この災害についての日本での情報(フィリピンでは完無です!)は非常に限られています。

b0128901_1636183.jpg


   メラピ火山噴火後の現地の状況のリアルな写真は、
   このThe Big Picturesというサイトにいくつか紹介されています。
   ぜひご覧ください。

 廣田さんは、長い間暮らしてきたてたくさんの友人もいるジャワ島の人々のために、日本人としてできることをしてあげたいと、2006年のジャワ地震の際に一緒に救済&復興活動を行った親友のチャハヨさんと連絡を取りながら、被災者のための義援金を集め始めました。

b0128901_16365679.jpg


 チャハヨさんから送られてくるメールと写真が、毎日のように廣田さんのブログにはアップされていて、被災者の置かれた厳しい状況が伝えられています。
緑さんのブログ「YOGYALARTA TIMES」

 昨年の北ルソンの台風でも亡くなった方は500人にも達したというのに、日本での報道はごく限られたもので、しかもあっという間に忘れ去られてしまいました。幸いにも北ルソンに縁のある一部の支援者の方が、長期の復興に関心を抱いてくださり、コーディリエラ・グリーン・ネットワークでは、NPO法人「WE21ジャパン」(神奈川県)などと一緒に、いまも復興活動を行っていますし、これからも防災を含めた復興活動を続けていこうと思っています。。

 以下、廣田緑さんからのメールです。

~~~~~~

マリコさん

地震って一発でガクッとやられますが、今回は家も生きる糧(畑)もすべてなくしてるので、ダメージでかいです。ともかく長期での支援が絶対に必要です。でも今後は劇的な被害があるわけじゃないから、きっと日本ではニュースにもならなくなるでしょう。だから今、広く支援を広げたいと思っています。

~~~~~~~~~~~

 そうなんです。昨年の台風被害の経験で、貧困層にある一般住民の方の復興の難しさ、台風被害をきっかけに、ますます貧困の悪循環に飲み込まれて行くさまを実感している私には、みどりさんと親しいということを抜きにしても、ムラピ山噴火の被災者のことが人ごとには思えません。

 39万人とはたいへんな数の避難民です。北ルソンの昨年の台風での500人という死者は土砂崩れによる生き埋めがほとんどで、土砂崩れのなかった地域の人たちは、農作物の被害以外に命や家財道具を失うことはありませんでした。ほとんどの避難所が台風から3ヵ月後には閉鎖になっています。しかし、今回のような火山による噴火では、その地域に住む人全員が、住む家も、家財道具も、生活の糧である農作物をも失ってしまいます。火山灰による健康被害も起こるでしょう。

b0128901_16375624.jpg


 復興にはたいへんな時間がかかることが予想され、しかも、もし、同じアジアの国としてフィリピンとそんなに状況に違いがなければ、政府から保障や保護、復興のためのサポートが充分に行き届くとは思えません。ですから、廣田さんは、ジャワ地震のときに続いて今回も、民間だからできる支援をしなくてはいけないと、義援金の募集を決意しました。

b0128901_16384628.jpg


 廣田さんのブログを見て
「小さくても同じアジア人としてできることをしたい」
と思われた方がいたら、ぜひ、募金にご協力ください。
 よろしくお願いいたします。

支援プロジェクトの名前は
「KODOMOプロジェクト:Merapi Eruption 2010」

義援金は以下までお送りください。

三菱東京UFJ銀行 藤ヶ丘支店(普)0441439 
広田緑

ルピアで送金される方は、
宛名 Cahyo Inda Wahono
銀行名 BCA(Bank Central Asia)
支店名 Ahmad Dahlan Yogyakarta
口座番号 1691754923
電話番号 (0274)886655
までお願いいたします。

 また、昨年の台風ペペン、今年の台風JUANの被災者救援プロジェクトでお世話になっている
ヒューマンシールド神戸の吉村誠治さんも今月25日にインドネシアに救援活動にいかれます。
吉村さんのブログは以下です。
地球日記ブログ



※本文中の写真は廣田さんのブログからの転載です。
[PR]

by cordillera-green | 2010-11-15 16:21 | 緊急支援

沖縄尚学高校の皆様ありがとう! そして、台風JUAN被災地視察とインドネシア・メラピ火山噴火

 8月にの友人・内田牧子さんの企画で那覇市のギャラリー「9-kyu」で、「フィリピン山岳民族のカゴと棚田の神様~環境NGOの活動とフェアトレード」という、フェアトレード商品の展示販売、CGNの活動紹介の写真展示やビデオの上映などなど、盛りだくさんのプログラムが行われました。そのとき以来、牧子さんは「大好きなフィリピン・ネットワークを沖縄で広げよう!」と積極的に活動してくれています。

 沖縄尚学高校とのお付き合いも、地域政策研究部の生徒さんが、内田さんのフィリピンに関わる活動の話を聞いて関心を持ってくださり、9-kyuで展示したフェアトレード品を沖縄尚学高校のオープンキャンパスで販売しようと申し出てくれたのがはじまりです。地域政策研究部顧問の斎藤先生も全面協力。10月頭のオープン・キャンパスでは、とても高校生とは思えないプレゼンテーションと販売力で、驚くほどの売り上げを上げてくれました。 その様子は9-kyuのブログで内田さんが写真といっしょに紹介してくれていますので、ぜひのぞいてみてください。
9-kyu-ブログ「沖縄尚学高校オープンキャンパス2010.10.3
 
その後、斎藤先生からは直接メールをいただき、CGNの奨学金プログラムの里親への手紙の翻訳にも、担当している国際コースの英語の得意な学生さんたちが協力いただけるとのこと。すごくうれしいです。

 さらにさらに!今回の台風JUANの被災者救援のために、オープン・キャンパスのときに販売したアンデス・カレーの売上金をご寄付としていただきました。高校生たちのすごいパワーと行動力には、本当に感謝です。
どうもありがとうございました!

 牧子さんのほうは、今週末13&14日には、沖縄国際センターの「国際協力・交流フィエスタ」にフィリピンブースを出店してくれます。
イベントの詳細は9-kyu-のブログのこのページで。
会場ではCGNオリジナル環境絵本「MOONBEAMS」を、おきなわのかみしばいやー(さどやん)のご協力で紙芝居にして披露してくれるとか。素晴らしい!
http://okikami.ti-da.net/e3142643.html
~~~~~~~~~~~~~~~~~~


 一方、台風JUANの被災地の様子については、先週、日本大使館の西川さんと一緒に、ベンゲット州トゥブライ、アトック、キブガン、ブギアスに、農民たちの畑の被害を中心に視察に行ってきました。
 昨年の台風ペペンで農作物をほとんど失い、1年たってようやくなんとか立ち直りかけていたところに今回の台風。種や肥料を買うために組んだローンを返すことが出来ていないまま、またまた農作物を失い、農民たちの置かれた状況はさらに苦しくなっています。きちんと登記した土地を持たない農民たちにお金を貸してくれるのは、高利貸しか農薬や肥料のサプライヤー。借金は雪だるま式でふくらんでいくしかありません。
 ほとんどの農民が零細だというトゥブライ町のパオアイ町長の
「ほんとうにたいへんです」
という苦渋に満ちた表情が印象的でした。

b0128901_19274713.jpg

↑tトゥブライ町長、町役場の農業担当者、CGNスタッフと大使館の西川氏

b0128901_9294070.jpg

b0128901_941286.jpg
      
↑トゥブライの花農家のビニールハウスは、どこも見事に吹き飛ばされていました。
       これらの花は、11月1日のAll Saints Dayのお墓参りのお供え用に
       栽培されてきたものですが、雨風にあたり、花は売り物になりませんでした。

b0128901_9324483.jpg

      ↑ビニールハウスのビニールは
       めちゃくちゃに破れて飛ばされていきました。
       松の木の枝や、山肌に飛ばされたビニールが見られます。

b0128901_93519100.jpg

      ↑とりあえず、家族が食べていくための収入を得るために、
ほんの一部の畑に新たに花を植え始めていました。
しかし、飛ばされてしまったビニールを買いなおす財力は農民になく、
       むき出しの状態で栽培を始めています。裸電球も野ざらしです。

b0128901_9384454.jpg

       ↑こちらは、キブガン郡マダイモン村の被害を受けたジャガイモ畑。

b0128901_9415655.jpg

       ↑キャベツ畑も大きな打撃を受け、少しでもお金にしようと
       台風後、収穫期に至る前のものを収穫して
       安値で販売するしかありませんでした。

b0128901_9444157.jpg

b0128901_9472896.jpg

       ↑大根の葉も黄色く変色してしまいました。

b0128901_1929157.jpg

       ↑マダイモン村では雨が降っており、吐く息が白くなるほど
        冷え込んでいました。
        フィリピン各地を視察に行っている西川氏も
        こんな経験は初めてとのこと。
        山岳地方の暮らしの厳しさを実感です。        

b0128901_19303582.jpg

       ↑マダイモン村の役員に被害状況をインタビュー。
        あとで聞いたのですが、マダイモン村では昨年1年間だけで
        35人もが農薬を飲んで自殺しているのだそうです。若い人が中心とか。
        「こんな山の村でなぜ?」
        森をすべて切ってしまい、畑にしてしまったマダイモン村では、
        乾季には水不足。農薬と化学肥料を買うために借金がかさみ、
        一見、野菜栽培で潤っているように見える農民の暮らしは、
        信じられない数の自殺者を出すまで追い詰められています。
        帰り間際に、一人の女性が、飛ばされたビニールハウスの写真を
        見せながらいいました。
        「このビニールハウスに投資するためにお金を借りました。
        でもこの台風ですべてオジャン。
        高校生とカレッジに通う二人の子供には、残念だけど
        学校を辞めてもらうしかないと伝えました」と。
        そんなふうにして行き場を失った若者たちが
        自殺に追い込まれているのかもしれません。
        いたたまれない気持ちになりました。
        
b0128901_19391721.jpg

       ↑なんとか難を逃れた野菜たちを現金に換えるために
        農民たちは雨の中でも働いています。

b0128901_19405034.jpg


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 ところで災害が起こっているのはフィリピンばかりではありません。反町も参加している「スンダランド・アート・ネット」というアートを通した国際交流NGOの代表も勤める造形美術家の廣田緑さんが、今年春まで16年間住んでいたジャワ島でも、ムラピ(メラピ)火山が大噴火。いまだ、噴火は収まらず、避難民は20万人以上、確認された死者だけで150人以上ということです。緑さんも、救援のための募金活動を開始しています。緑さんのジャグジャの友達が送ってくれた現地の情報が、彼女のブログ(ジョグジャカルタ・タイムス」とTwitterでアップされています。
ジョグジャカルタ・タイムスhttp://midoriart.exblog.jp/
 ぜひご協力を!
[PR]

by cordillera-green | 2010-11-08 16:16 | 緊急支援

台風JUAN ベンゲット州キブガンのコーヒーにも大打撃

 コーディリエラ・グリーン・ネットワークがアラビカ・コーヒーなどのアグロフォレストリー事業を行ってきたベンゲット州キブガンでは、収穫を目前にしたアラビカ・コーヒーの実が、台風JUANの強風でほとんど吹き飛んでしまったという報告を受けました。1ヶ月ほど前にキブガンを日本のNPO法人「WE21」の方たちと訪ね、いかに農民の方が大事にコーヒーを栽培しているかを見てきたばかりだっただけに、収穫物を失ったコーヒー栽培農家の人達の気持ちを思うといたたまれなくなります。

b0128901_13194490.jpg

      ↑落ちてしまったコーヒーの実。収穫は11月に始まるはずでした。


 キブガンの主な農産物であるサヨテ(はやとうり)も、大きな打撃を受けました。
b0128901_13211962.jpg

b0128901_13223534.jpg

b0128901_13234982.jpg


 キブガンに向かう途中の工事中だったスヨック橋(Suyoc)の仮橋は、
 台風の大雨で支柱が1本倒れてしましい、車両が通行できなくなっています。
 人々は、橋のこちら側でジプニーを降り、橋を歩いてわたって、
 向こう側でまた別のジプニーに乗り換えなくてはなりません。

b0128901_13304391.jpg

b0128901_13314253.jpg

[PR]

by cordillera-green | 2010-10-30 13:31 | 緊急支援