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カテゴリ:アート( 28 )

JICA青年海外協力隊50周年記念映画「クロスロード」バギオとイフガオで撮影

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今年は青年海外協力隊(JOCV:Japan Overseas Cooperation Volunteers)の50周年記念の年に当たるそうです。1965年ラオスへの初派遣から始まった青年海外協力隊事業は、発足以来約50年間で88カ国(アジア、アフリカ、中東、中南米、大洋州、東欧)へ、計40,035名(2015年(平成27年)1月31日現在)の隊員を派遣しているのだそう。
多くのOB,OGたちが帰国後もその経験を活かして国際協力分野はもちろんのこと、社会の様々な分野でその経験を活かして活躍しています。
コーディリエラ・グリーン・ネットワーク(CGN)にもフィリピンに赴任中の協力隊員をはじめ、OB/OGたちが頻繁に訪れます。CGNのインターンとして協力隊での経験を海外生活に生かしたいという若者もいます。

今回の映画製作は帰国隊員たちで構成されているJOCA(Japan Overseas Cooperative Association=青年海外協力協会)http://www.joca.or.jp/about/が50周年を盛大に祝おうと企画したものです。協力隊員をテーマとしたシナリオを一般から募集し大賞をもとにして映画「クロスロード」の制作が決まりました。

映画の主役は3人のフィリピンに派遣された協力隊員たちです。フィリピンロケの舞台になったのはイフガオ州マヨヤオの世界遺産の棚田、そしてバギオ市(当初はマニラのスラムの予定でした)。3人が「ボランティアとは何か?」「真の社会貢献とは?」と葛藤しながら、地域の人との距離を縮め、かけがえのない経験を積んでいく姿を描いています。
ロケ地がコーディリエラ・グリーン・ネットワークの活動地域である山岳地方の棚田ということで、撮影コーディネイトのお仕事がCGNに舞い込みました。今年4月の頭からの3週間近く、日本からの俳優陣、撮影隊など25名とフィリピン人俳優、スタッフ総勢約50名の大所帯で撮影を行いました。
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フィリピンロケに参加した協力隊役の3人にはEXILEの黒木啓司、渡辺大、TAOという豪華なメンバー。そしてフィリピン側の主役はコスプレの世界では大スターのアローディアです。監督はアメリカで日系人をテーマとしたドキュメンタリーなども撮っているすずきじゅんいち監督、撮影は百戦錬磨の長田勇市さん。そのほか、映画撮影のプロたちが大挙してフィリピン入りです。

フィリピンの、しかも山の村や田舎町での撮影は、当然、日本と同じというわけにはいかず、また、様々なアクシデントに見舞われ、反町の日々はめまぐるしいばかりでしたが、終わりよければすべてよし!あとは映画の完成を待つばかりです。
公開は11月。公式ホームページもいよいよスタートし、撮影日誌なども徐々にアップされていくようですのでお楽しみに。
「クロスロード」公式ホームページ

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撮影裏話も語りつくせないくらいありますが、公開が近づいてからまとめます!

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by cordillera-green | 2015-04-30 11:58 | アート

梅田哲也と山の村カヤン・キッズたちのパフォーマンス「Composite」


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コーディリエラ・グリーン・ネットワーク(CGN)はフィールドワークの植林などをメインとした環境NGOなのですが、環境教育にアートを取り入れていること、代表の反町が日本人であることなどから、国際交流基金のフィリピンにおけるアートプロジェクトをはじめとし、日本人アーティストがフィリピンでワークショップや公演、創作活動をするお手伝いをする機会が増えています。
新進のマルチな現代美術家、梅田哲也さんが国際交流基金主催のアートプロジェクト「Media Art Kitchen」でやりきれなかったパフォーマンス・アート・プロジェクトを、国際交流基金のマニラ日本文化センターの三富さんの協力でコーディリエラ地方の山の村でやりたいとのことで、2014年10月マウンテン州のカヤン村で子供たちを対象に1週間の音とパフォーマンスのワークショップを開催し、最終日に村の小学校の校庭で村人たちに披露しました。その一部始終を渡辺寿岳さんがビデオに収め、音の記録を西川文章さんが行いました。

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インターネットもないのどかな山の村の空き家に民泊し、村のおばちゃんたちにご飯を作ってもらい、警戒心いっぱいの子どもたちになんだか教えているのか、教えられているのかわからないワークショップをしてきた梅田組ですが、村の人が話している民族の言葉の響きや、村に伝わるお話や、そのお話を伝える語り部のおばあちゃんや、山の幸のご飯とそれをみんなと食べるというスタイルもお気に召してくれたようで、2月に再訪したいとのこと。そして今度は、ワークショップで作ったパフォーマンスを大都会・マニラのフィリピン大学の「Composite」というイベントで公演するということになりました。

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ピタゴラスイッチでおなじみのアルゴリズムたいそうみたいに、梅田君の案内での子供たちのパフォーマンスは一人一人の動きはシンプルですが、グループで動くと不思議な調和が生まれます。歌(?)もしかり。単純な言葉の繰り返しですが輪唱のように繰り返し繰り返し声が重ねられて、大きくて静かな渦が生まれます。システマティックで無機的な動きや声のように見えますが、演じているのが山の村を駆け回って育った生気に満ちたキッズたち。だからこそ、そのエネルギーが際立って澄み切った空間が創出されました。

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ダンスといえば民族舞踊かヒップホップと思っていた子供たちはワークショップのはじめのころは「なにこれ??」って感じだったみたいですが、そのうちにお互いの動きや声を感じながら大きな輪の一部である心地よさにゆったりと身を任せ、本番では素晴らしいパフォーマンスを披露してくれました。

ワークショップをやった山の村・カヤンからバギオまで5時間。そしてバギオからマニラまで7時間。2日がかりの車での大移動は、ほとんどの子供たちにとって初めての経験で、出発10分でほぼ全員がゲロゲロ状態。子供たちの旅の一部始終を映像に収めようと目論んでいた梅田組もそれどころでなくなり、ゲロゲロキッズたちのケアにおろおろ。梅田君は、アーティストの顔からすっかり子供らの父さんお兄さんの顔に代わってマニラ入り。
フィリピン大学デリマン校のキャンパスでの公演はナショナル・アーティストのラモン・サントスの新作との対バンで周囲はちょいと緊張気味なものの、子供たちは自分たちの力で堂々と素晴らしいパフォーマンスを見せてくれました。

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パフォーマンス後の宿泊先のホステルでの夕食の席で、子供たちは梅田組に感謝の自作の歌を歌ってくれました。サイコーに照れ屋の梅田君、もうどうしていいかわからなくなっちゃったと思いますが、キッズたちとの水面下での連携プレー、見事でした。
言葉少なですが、歌と動きと心で動いた10日間の旅がどんな映像になるかとても楽しみです。

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by cordillera-green | 2015-02-28 10:18 | アート

Aanak di Kabilingan(アナク・ディ・カビリガン)「黒い犬 Fugtong」You Tube

2014年5月に公演をさせていただいたTIUシアターがビデオを編集してYou TUbeにアップしてくれました。
まったく演劇ワークショップ・プロジェクト関係の映像記録をとっていないので大変ありがたいです。


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by cordillera-green | 2014-10-20 22:36 | アート

レイテ島被災者に木版画メッセージカードを届けました

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 2月に実施した国際交流基金主催のふるさかはるかさんの木版画ワークショップ。
 バギオのハイスクールで木版画で何を作ろうかとアイデアを出し合っていたときに、ふるさかさんからでたのが11月8日ビサヤ地方を襲った巨大台風の被災地の人への励ましのメッセージカード作りでした。被災者の人の置かれた状況に想像をめぐらし、何を伝えたいかを考え、それをどうビジュアルで表現し、そして、木版画という手法で、どうやって表したら、被災者の人々に伝わるか。。。丁寧にゆっくりと手順を踏みながら、ワークショップをファシリテイトしてくれました。
 出来上がった作品は、ハイスクールらしいカラフルな、心のこもったメッセージカード。
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 さてさて、そのカードをいかにして被災者の人々の元に届けるか。まだまだ混乱状態にある被災地で、アートなカードにこめられたやさしいメッセージを、それを必要としている同年代の子どもたちに届けたい!少しの時間であっても被災者の子どもたちがアートの生む豊かな時間に身をゆだねてほしいね。。と、CGNスタッフ。ただカードを渡すだけでなく、受け取ってくれた子どもたちにも小さなアートワークショップをして、お返しのカードを作ってもらうことになりました。

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たまたま、このワークショップのコーディネイトを担当していたスタッフのヴィンスがレイテ島のタクロバン町の出身で、張り切ってレイテ島の親戚と連絡を取り、3つのハイスクールの生徒たちにメッセージカードを渡し、お返しのカードを身近な自然素材を使って作るというミニ・アートワークショップの開催が実現しました。

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その他のレイテ島のハイスクールの生徒さんのカードの写真はこちら

日時:2014年2月18日~20日
会場:
サン・ジャキン・ナショナル・ハイスクール
San Juaquin National High School
サン・ホセ・ナショナル・ハイスクール
San Jose National High School
アラン-アラン・ナショナル・ハイスクール
Alang-Alang National High School


たまたま、台風被災地の調査をしたいという大阪のJUN AMNTO氏の来比日程とも重なり、JUN氏にお願いしてワークショップ・シリーズの最後には2000人以上の生徒を前に、みなを元気付け、また、亡くなった方への慰霊の気持ちを込めたパフォーマンスをしていただきました。

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3つの高校でミニ・アートワークショップを終えての、ふるさかさんの木版画ワークショップからレイテ島まで、全行程のコーディネイトを担当したヴィンス君の感想。

「被災の状況は想像以上で、復旧活動もあまり進んでいるように見えず、仮設テントで授業を行うハイスクールの生徒たちでしたが、ワークショップで作ってくれたバギオのハイスクール生へのお返しのカードは、前向きな気持ちを表現した素晴らしいものでした。世界中で苦しい状況にある人々に伝えたいユニバーサルなメッセージが込められています。日本の地震の被災者も含め、世界中の苦しい立場にある人に届けたいと思いました。」
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1月後半から1ヶ月間のプロジェクトは、全国紙Inquireでも紹介されました。

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by cordillera-green | 2014-04-04 19:01 | アート

ふるさかはるかの木版画ワークショップ第2弾!

しばらくぶりのブログの更新です。
ブログ更新がなかったからといって、CGNは活動していないわけでなく、いつにも増して活発に活動しているがゆえ、落ち着いてブログ更新ができなかったわけです。優秀なインターンもいて、私の代わりにせっせと活動を報告を「CGNインターン体験ブログ」のほうに書いてくれていて、それに甘えていたわけでもあります。

CGNインターンの体験ブログはこちら。
http://ameblo.jp/cordillera/

インターン男子、さまざまな経験を積んで無事日本に帰国。
なので、やはり自分で活動報告をせねばなりませんね。


今年に入ってから、昨年8月につづき、国際交流基金主催の木版画家のふるさかはるかさんワークショップをイフガオ州のハパオと、バギオで行いました。以下、ワークショップの内容です。


1.木版画ワークショップ ハパオ会場
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日程:2014年1月30日(木)・31日(金) 2日間 8am-5pm
会場:ハパオ小学校
参加者:ハパオ小学校4-6年生の生徒20名

ハパオ村の伝統年中行事を土絵の具を使った木版画で表現した。参加者全員の作品を一綴りとして、ハパオの伝統行事の小冊子として仕上げるほか、版木は教室で展示することを想定しフックで繋いでディスプレイ用に仕上げた。
ワークショップに参加する生徒は、学校側に選考を依頼し、アートに関心の高い生徒とした。あらかじめ参加者に、身近に見つけられるきれいな色、珍しい色の細かい粒子の土、粘土を採取してくるように依頼。また、家族やコミュニティの年配者から、ハパオの伝統的な農耕儀礼、年中行事について、取材してくるように宿題を出した。

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アシスタント・スタッフ:
Job Buenavidez
Jerica Gaddang
Jason Taguyungon
VictorBrazil Bautista



2.木版画ワークショップ バギオ会場

日程:2014年2月3日(月)8am-5pm
会場:バギオ市ナショナル・ハイスクール 図書館
参加者:芸術学部の生徒15名、文学専攻の生徒3名、学校推薦の2名の計20名。

水彩絵の具を使った木版画で、昨年11月に巨大台風で甚大な被害を受けたレイテ島のハイスクールの生徒を励ますためのメッセージカードを創作した。

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アシスタント・スタッフ:
Job Buenavidez


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 マニラにはたくさんの素晴らしいアーティストがいるのに、なかなか知り合いになる機会がなく、CGNが力をいれているアートを活用した環境教育プログラムも、日本のアーティストの方にご協力いただくことが多かったのですが、マニラの人にももっとCGNの活動を知ってもらい、協力してもらいたいなと思い、マニラでの報告会を企画しました。1月頭のサバンガン町のワークショップでファシリテイターをつとめてくれたアンジョ・ボランド氏にもご協力をお願いしました。
会場はエスコルタのアートスペース「98B」。日本人のアートマネージャー平野真弓さんとマリカ・コンスタンティーノさんなどが運営。マニラとのネットワークが出来て、CGNの活動の場も広がっていきそうです。

日時:2014年2月5日(木)3pm
会場:98B(Escolta)
参加者:在マニラのアーティストなど15名
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by cordillera-green | 2014-04-04 13:51 | アート

大阪で環境教育ワークショップの報告会に参加します。

サバンガンでの環境教育ワークショップのファシリテイターとして、木版画家のふるさかさんを紹介してくれたアートマネージャーの中西美穂さんが、私の帰国に合わせて大阪で報告会を企画してくれました。ふるさかんと一緒にサバンガンでの体験をお話しします。関西方面の方、ぜひいらしてください。

Facebookの紹介ページ
http://www.facebook.com/events/309633279152617/


フィリピン北部山岳地域のエコ・アート・フェスティバル
“Kawwanan nan Batawa”の概要と一参加者報告
~NGOとアートの相性は
!?~

2012年11月に実施されたエコ・アート・フェスティバルは、フィリピン・バギオに拠点を持つNGOコーディリエラグリーンネットワークが企画し、フィリピンや日本のアーティストや音楽家が多数参加しました。本企画では、その企画者・反町眞理子よりフェスティバルの概要や実施を終えた雑感を、参加アーティストの一人ふるさかはるかからは土絵具をつかった木版による折本ワークショップの様子をお話しいただきます。また後半はコメンテーターを交え、社会的使命をもったNGOと、一人ひとりの個性を引き出すアートとの相性などについて参加者も交えてディスカッションします。

[日時]2012年12月27日(木)18:00~20:00(開場10分前)
[会場]大阪市立総合生涯学習センター第5研修室(大阪市北区梅田1-2-2-500 大阪駅前第2ビル5階)

[報告者]反町眞理子(NGOコーディリエラグリーンネットワーク 代表理事)
ふるさかはるか(版画家)
[コメンテーター] 登久希子(ニューヨークの「オルタナティブスペース」を研究する大学院生)
富永悠介(台湾・沖縄・朝鮮(韓国)の交流史を研究する大学院生)
[司会]中西美穂(アートマネージャー)

[参加費]1000円(参加費支払いが困難な方はご相談ください)

[申込み&問い合わせ]bookartstudies(at)gmail.com   (at)を@に替えてお送りください。
お名前・ご連絡先をご記入の上12月26日(水)までに上記メールアドレスまでお申し込みください。
[定員]30名(要予約ですが、余裕があれば当日でも予約なしでご参加いただけます。)

[企画]ブックアート研究会
[協力]NPO大阪アーツアポリア
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by cordillera-green | 2012-12-21 16:02 | アート

ふるさかはるかさんの個展「Twinkles in mountains」

サバンガンでの環境教育ワークショップのファシリテイターとして来比して下さっている大阪の木版画家・ふるさかはるかさんの個展が明日からバギオ市役所前の「Cefe by the Ruin」で開催されます。明日は6:30PMから版画のデモンストレーションとオープニング・パーティです。展覧会は12月15日まで。土絵具を使った柔らかいトーンの山をテーマとしたていねいな作品たち。ぜひ、足をお運びください。

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Twinkles on mountains

~The woodblock prints with earth colors~

ふるさかはるか(木版画家/空中山荘主人)

身近にとれる土から絵の具をつくるなど、自然素材の観察から生まれる木版画を制作する。武蔵野美術大学油絵学科卒業後、長沢アートパーク水彩多色摺り木版画制作研修(淡路島)アシスタントを経て、2002年より活動を開始。アトリエ・ストゥンダース(フィンランド)、アートセンター・マーツェ(ノルウェー)など極北での滞在制作・発表をはじめ、国際版画会議サウザン・グラフィック・カウンシル(アメリカ)、インパクト4(ドイツ/ポーランド)、海外の大学などにて水彩木版画技法のデモンストレーションや作品発表を行う。2006年美濃・手すき和紙基礎スクール修了。2010年「やっぱり本が好き!国際ブック・アート・ピクニック」(大阪・中之島図書館ほか)コーディネーター。元・大阪府立高校美術非常勤講師。主な個展:2002年ヴァーサ図書館(フィンランド)2003,2007年ギャラリーなつかb.p(東京)他。

http://harukafurusaka.net


I work on the theme of life on mountain using soil as colors. I pick up soil from mountains. All of them has different local colors. Soil has both energies to grow lives and to return dead to nature physically. I think about the correlation between our lives and nature when I make soil colors from mountains. To draw the image of the correlation, I often quote the metaphor of Buddhist philosophy called "Indra's net"*, which indicates infinitely repeated mutual relations.

My woodblock prints are made from natural materials. I curve the woods and print them on Japanese handmade papers with soil colors and pigments. I'm happy if the prints will give you an opportunity to feel your life and nature.


*Indra's net
Indra's net is the infinite net of the Vedic god Indra, whose net hangs over his palace on Mount Sumeru, the axis of Vedic mythology. Indra's net has a multifaceted jewel at each vertex, and each jewel is reflected in all of the other jewels infinitely.

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by cordillera-green | 2012-11-13 22:57 | アート

「フィリピンのアートと国際文化交流」(鈴木勉著:水曜社刊)でCGNの活動が紹介されています

 
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フィリピンは世界でももっとも多く日本のNGOが活躍している国の一つだと思います。特にマニラの有名なごみ捨て場「スモーキーマウンテン」は以前から日本人にとってはたぶんフィリピンで最も有名な場所でしょう。ゴミ捨て場の場所はだいぶ前にケソン市のパヤタスに移っていますが、地道にこの地域で支援活動を続ける日系NGOもいくつかあります。

 また、日比混血児「ジャピーノ」、ストリート・チルドレンのサポート、貧困層への医療の補助、女性支援など、さまざまな分野で日系のNGOが活躍しています。多くがマニラ周辺の貧困対策がらみの活動でしたが、マニラを足掛かりに最近は地方に活動の枝を伸ばし始めているNGOも多くなりました。
 地方進出とともに、地方の貧困層の必要としている生計向上プログラム、環境破壊を食い止めるための保全活動、村のクリニック建設などの衛生保健分野のサポート、遠隔地に暮らす先住民族のための教育や栄養サポートなど、活動の内容も幅がどんどん広がっています。

 私たちコーディリエラ・グリーン・ネットワーク(CGN)は日本のNGOではなく、フィリピンで法人登録しているローカルNGO。なので、多くのフィリピンで活動している日本のNPO法人とはちょっとスタンスも成り立ちも違います。もともと最初に始めた活動が、マニラからバスで12時間離れたカリンガ州に住む先住民族のための教育委支援と環境保全に対する意識を高めるための啓蒙活動(ポスター制作&配布)。いや、今から考えれば、怖いもの知らずでもっともハードルの高い地域とテーマから始めちゃったわけでした。それ以来、11年近いNGOの日々は悪戦苦闘の毎日でしたが、最近はようやく手法も何かの時の対処法も人的ネットワークも確立して、あたふたパニックの頻度は減ってはきました(まだありますが)。

 設立以来11年間、いかにして閉鎖的で頑固で、でも歌と踊りが何よりも得意で好きな先住民族の人たちに、環境の大切さを教えたらいいかと試行錯誤を繰り返してきたのですが、たどり着いたのが「“アート”と“伝統文化”で環境教育!」です。 私自身が長く深く先住民族の人たちと交流しその文化を知るうちに「実は私たちが教えることなんて何もなく、彼ら先住民族が先祖ら以来伝えてきた知恵に学ぶべきなのだ」と気づき、それをこれからの次代を担う先住民族の子どもたちに楽しく伝えていくことこそが一番なのではないかと行きつきました。伝統文化の見直しは先住民族としての彼らの誇りを復活にもつながります。

 2005年から5年間、国際交流基金マニラ日本文化センターの所長を務められた鈴木勉さんは、そんな私たちの地味な活動の力強くサポートしてくれました。演劇を通して環境教育を行う「コーディリエラ・ユース・エコサミット」のために、会場のものすごい山の中のカリンガ州ルブアガンや鉱山の村ベンゲット州マンカヤンにまで足を延ばしてくれました。その行動力には恐れ入っていました。
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     ↑2009年カリンガ州ルブアガンでのエコサミットに参加
      日本からのゲストアーティストやCGNと現地のスタッフと。
      最前列の左端が勉さん。

 勉さんは、マニラやそのほかの地域でもあまり知られていないフィリピンのアーティストたちに会い、日本や世界の人にその素晴らしさを伝えようと積極的に活動されていました。映画、演劇、パフォーミング・アート、映画などなど、自分で見、出かけて行ってアーティストに話を聞き、メインストリームにある有名な作家だけでなく、コミュニティ根ざして活動する作家、先住民族文化、社会的メッセージの強い作家などなど、なかなか外国に紹介されない個性的なアーティスト達、そしてそういうアーティスト達と草の根で交流しようという日本のアーティスト達のバックアップを骨惜しみ失くしてくれていました。
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    ↑ルブアガンのエコサミットの会場となった
     セント・テレシタ・ハイスクールの学生たちのパフォーマンス      

 そんな勉さんのフィリピンでの5年間の経験をもとにして書かれた本「フィリピンのアートと国際交流」(水曜社)が出版されました。「フィリピンアート・ガイド編」「国際交流・実践編」と2部構成のこの本は、フィリピンやアジアのアートに関心のあるアーティストにも、国際交流で活動したいと思っているNGOやNPO関係者にもぜひ読んでもらいたい本です。「豊穣の島々から、世界へ」と帯にありますが、日本にはまったく紹介されてこなかった知られざる豊かなフィリピンの文化を知ることができます。また、 CGNと反町の活動についても「カタリスト(触媒)としての国際交流」という項でしっかり紹介していただいています。

 
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     ↑ベンゲット州レパント鉱山での「エコ・キャラバン」です。


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「フィリピンのアートと国際文化交流」

鈴木勉 著
A5判並製 240頁予定
予価2,940円
(本体 2,800円 + 税5%)
978-4-88065-284-9 C0036
好評発売中

ネガティブな社会情勢とは裏腹な芸術の宝庫、豊穣の島々・フィリピンからはじまる国際交流

フィリピンは一般的にネガティブな印象で語られることが多い。不安定な社会や貧困。政治腐敗と治安の悪さ。日本映画で描かれる暗黒世界マニラ……。
しかし現実は演劇、映画、社会派アート、フェミニズムアートからゲイカルチャーなど都市部、地方を含め様々な活気のあるパフォーミングアートの宝庫でもある。

本書は第1部でフィリピンの活気に満ちた現代文化とアートを中心に、この国の多様な姿を紹介し、第2部では国際文化交流の現場から、日系移民らの現在とNGOの活動、国際共同制作による現代演劇や日本のポップカルチャーとの新たな交流など、新時代の日本とフィリピンの関係性を模索する。

著者:鈴木勉(すずき つとむ)
国際交流基金、バンコク日本文化 センター、アジアセンター知的交流課、ジャカルタ日本文化センタ ー、などを経て2005年からマニラ事務所長。東南アジアでの日本 文化の紹介や現地文化財保存プロジェクトなど担当。朝日新聞、 週刊エコノミストなどへ執筆多数。

アマゾンの購入ページ
http://www.amazon.co.jp/gp/product/4880652849/ref=ox_sc_act_title_1?ie=UTF8&smid=AN1VRQENFRJN5
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by cordillera-green | 2012-08-13 23:02 | アート

山本公成さんの「森の精」ミュージックビデオ

 山本公成さん・星子さんがイフガオ州国立大学(IFSU)のピースキャラバンに参加して下さった時に撮影した映像が含まれた「森の精」のミュージックビデオができました。素晴らしい棚田の風景も見られます。ぜひご覧ください!



山本公成さんのホームページ

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by cordillera-green | 2012-04-01 11:15 | アート

ヴィンスのコロス集落農民をモティーフとしたコーヒーペインティング展示中!

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 CGNボランティアのヴィンス君は、フィリピン大学芸術学部の4年生。権威あるSHELL石油の学生会がコンペでの受賞などこの頃ツキまくっているヴィンスです。その彼が、卒業制作に選んだのが、コーヒーを淹れた後に不要になったコーヒー豆を使ったリサイクル・コーヒー・アートです。大型ショッピングモールSMに入っているSTARBACKSからタダでもらってきたコーヒーのかすから再度に出した液を絵具代わりに、かすそのものも画材に使って10枚のポートレイトを仕上げました。ポートレイトのモデルは、ヴィンスがCGNボランティアとして何度も足を運んでくれた、コロス集落のコーヒー農家の人たちです。
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↑いちばん右がヴィンス君です

 セッションロードのアートスペースで、3月3日に行われた卒業制作の批評会では、招待された外部からのアート関係者にもこの作品はたいへん好評。VOCASでキュレーターを担当するカトリン(キドラット・タヒミックの奥様)は、ヴィンスを含むUP芸術学部の学生たちの作品が予想以上の質の高さだと、展示を3月 日まで延長したそうです。ぜひぜひ足をお運びください。

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↑こちらはやはりCGNのボランティア、Rochelleの作品。子供たちとのアートワークショップで作ったオブジェをつかっった布作品です。

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↑KizelもCGNボランティア。イフガオのお米の神様・ブルルをテーマとした作品です。

UPバギオ校芸術学部を今年卒業するのは14名。そのほかの学生さんの作品も展示されています。
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by cordillera-green | 2012-03-11 17:16 | アート