カテゴリ:環境教育( 49 )

NEC世界こども自然クラブに山の村の子供たちと参加しました

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CGN設立当初からの力強いサポーターでありパートナーであるキープ協会(山梨県)の環境教育部から「NEC世界こども自然クラブ」という環境教育×国際交流×ITプログラムにフィリピン代表として参加しないかとお誘いを受けました。
アジアの5つの国がそれぞれの国で小学校高学年の子供たち約10人を対象に環境教育ワークショップを行い、その経験をSKYPEミーティングで子供たちがシェアしあうというプログラムです。
2008年に日本とマレーシアの2ケ国で始まった「世界こども自然クラブ」。2012年には台湾が加わり、昨年は中国が参加。今年はフィリピンを加えた5地域で実施されました。
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マレーシアはサバの熱帯雨林発見センター(Rainforest Discovery Center)、台湾は「観樹教育基金会」、中国は「NGO天下渓」、日本はもちろんキープ協会、そしてフィリピンはCGNと、日ごろから環境教育を行っているNGOが各国の代表となりました。
今年の各国共通のテーマは「米」。コーディリエラ山岳地方は棚田での稲作で有名で、農業カレンダーに準じた儀礼や祭り、風習も数多く残っていて、米作りはまさに山岳地方の先住民の暮らしそのものともいえます。
山岳地方では近年都市型の暮らしが浸透していき、田んぼを現金収入の得やすい野菜畑に転換する人々が後を絶ちません。また、昔ながらの棚田で稲作は続けていても赤米や紫米などの昔ながらの品種の栽培をやめ、品種改良された早く育ち効率のいい米を育てる人が多くなっています。

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しかし、米作りの伝統文化には、自然を観察し、自然に生きるあらゆる生き物のバランスを尊び、そしてその底知れぬ力に畏怖の念を抱く先住民ならでは知恵がちりばめられています。
CGNは「世界こども自然クラブ」の環境教育ワークショップに参加する子供たちを、町の文化が急速に押し寄せ伝統文化が存続の危機に瀕しているバギオから5時間くらいの小さな山の村トゥアTUEの小学生たちにしました。トゥアにはバナウェの有名な世界遺産の棚田のような勇壮な景観はありませんが、先祖代々大事に守られてきたなだらかな棚田が連なります。当たり前に稲作と米文化とともに育ってきた子供たちが自分たちの米文化の豊かさ、そしてそれを育んでいる山岳地方の自然の豊かさに気づいてもらいたいというのがこの「NEC世界こども自然クラブの環境教育ワークショップの目的です。
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本当はトゥアでワークショップをやり、村の田んぼの景色や伝統文化をリアルにインターネットの向こう側のアジアの子供たちに伝えたかったのですが、インターネットが入らないこと、セブやマニラからスポンサーである」NECの関係者の方がいらしてくれるということで、アクセスのいいバギオ市のエコ施設「メリノール・エコロジカル・サンクチュアリ」を会場としました。

環境教育プログラムはCGNが得意とするアートを活用した環境教育の手法を駆使して展開しました。泥絵具を使って田んぼのあるトゥアの風景と田んぼの生き物の絵を描いてもらったり、田んぼで鳥追いに使う笛を葦で作ったり、田んぼの害鳥を追い払うための伝統儀礼「BEWEW」を演劇で表現したり。もちろん「WEB OF LIFE」などのエコゲーム、メリノールの「COSMIC JOURNEY」という野外施設散策も、NECの関連会社からわざわざお休みを取ってボランティアでできてくれた広瀬さんが抹茶を点てて子供たちに茶菓子とともに味あわせてくれたり、伝統のもち米のお菓子作りに挑戦もしました。NECフィリピンの社長アグネスさんはインターネットの可能性についてITになじみのない山の子供たちにわかりやすく説明してくれたり、充実の3日間の泊りがけプログラムとなりました。

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さて、昼間のプログラムを終えての夕方からのSKYPEミーティング。壁に映されたビデオの中の子供たちと会話ができるという事実は山の村の子供たちを大きく驚かせました。「マレーシアが、日本がまるで壁の向こう側にあるかのようだ」と子供たちの感想です。
3日目の最終日には5つの参加国で同時にSKYPEミーティングをしました。各国言葉もバラバラ、回線も繋がったりつながらなかったり…決してスムーズにいったとはいえないかもしれませんが、そのこと自体が経験です。言葉の違い、顔の違い、文化の違い、感覚の違い。そんなことまでインターネットで経験できて、でも、やっぱり会って話せたらもっと確実で楽しいだろうなあ。そんなことを子供たちが感じてくれて、世界中の人とつながって感じあいたいという将来の夢につなげてくれたらいいと思います。
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以下、参加した10人の子供たちの感想です。

ダンダン君「「もし、山が燃えてしまったら、人もその他の生物のための食料もなくなってしまうことがわかった」

ハーマン君「フィリピンにはすっかりいなくなってしまったが、日本にはまだシカがいる!」

サロメ君「技術の進歩により、僕らは他の国のことをとても身近に目にすることができる」
「草から(楽器を作って)音を出すのは楽しかった。とくにそれを稲を守るときに使うのは楽しい」

シルベスター君「こういった活動に初めて参加した。土が作物を植えるだけに役立つのではなく、絵の具にもなることを知った。また、演ずることは、まるで鳥になるかのようだった」

ハーマン君「大地の色は青かったり、茶色だったりした。木を切ると土砂崩れが起こるとことを学んだ」「地球の4つのエレメント(太陽、空気、水、土)が生き残るために必要なのだ」

ダンラルフ君「車が増えると水や空気が汚れ、公害が起こるとわかった(井戸の水が枯れると、公害が起こるということに気付いた)」
「自然のすべてはつながっている。一つが死んでしまったら、ほかのものに影響する。一つがなくなったら、自然のバランスが崩れてしまう」
「フライドチキンのような形のもの[歯科に食べられた松ぼっくり]を見せてくれた。日本の自然は面白い!」

ジェフェインちゃん「太陽が光の源であり、また人の生命の源でもあることを学んだ」

ジョアス君「“WEB OF LIFE”のアクティビティから、この世のすべてはお互いに必要としていることを学んだ」

オディー君「サガイポという楽器を作るが楽しかった」

マリアちゃん「絵を描くために土を探すのは簡単だ。そこにあるものだしお金もかからない。それに環境も壊さない」
「もし木がなくなったら、鳥もいなくなってしまうね。」

スポンサーのNEC、そして仕切り役のキープ協会のみなさま、とても素敵な機会をほんとうにありがとうございました。
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(写真*広瀬稔さん)

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by cordillera-green | 2015-04-18 11:30 | 環境教育

夏休み、環境演劇ワークショップ3連発!

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 ただいま、フィリピンは夏真っ盛り。

 ただでさえ3ヵ月とめちゃ長い夏休みが、今年は政府の方針で学校の年度の開始を世界基準(?)に合わせて8月にしたいということで、なんと例年より2ヵ月長い5カ月の夏休み。おいおい、1年の半分が休みですよ。大学生の長男は夏期講習と日本語家庭教師で寝不足気味、長女は5月末のバレエ・リサイタルために毎日レッスンに加え、夏休みの特別バレエ教室の初心者教室のアシスタントでバイトで超多忙。。ハイスクール出たばかりの次男は、ヒマを持て余しております。。。 やれやれまだ3ヵ月ある夏休み。。どうしましょうか。


 さて、家庭ではもてあましているこの5カ月のながああああい休暇ですが、コーディリエラ・グリーン・ネットワーク(CGN)としては

「じっくりと環境教育に使わない手はない!」

と、、3つのコミュニティで、子供たちとユースを対象とした「演劇を活用した環境教育プログラム」(りそなアジア・オセアニア財団助成)を開催しました。


 まずは、カリンガ州ティガラヤン町での環境教育ワークショップ。

町内にある15のバランガイ(村)の7つのトライブ(部族)のハイスクールの学生の参加者を募り、地域の民話と環境問題をテーマとした演劇とボディワークのワークショップを行いました。講師はCGNおなじみのアンジェロ・アウレリオに加え、大阪からダンサーのJUN AMONTO氏が忙しい時間を割いて参加してくださいました。さまざまな民族の参加者が持ち寄った民話は奇想天外、興味津々。アンジェロ氏によるワークショップではそれらの民話をベースにした演劇作品作りに加え、身近な環境問題をテーマとした即興会話劇を制作しました。

 

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 また、ティガラヤンではバギオとマニラのアーティストたちがファシリテイターとをして、ルプルパ小学校とバンガッド小学校という二つのコミュニティの小学校で生徒を対象に3つのビジュアル・アートを活用した環境ワークショップを各校3日ずつ開催しました。

 

ソイル・ペインティング 

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ゴッズ・アイ

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マスク・メイキング

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 ワークショップで制作した演劇作品と、アート作品は、ティガラヤン町のお祭り「UNOY Festival」と、同時開催されたアースデイ会場で発表しました。

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 ワークショップ第二弾は、マウンテン州サバンガン町での、山岳地方のさまざまな民族のユースを対象とした環境演劇ワークショップ。日本から演劇ファシリテイターで舞台演出家、舞台女優としても活躍する花崎攝氏が来比してくださり、アンジェロ・アウレリオ氏とともに、参加者の地域のユースが抱える社会問題をテーマとしたフォーラム・シアター、日本の水俣病のドキュメンタリー・ビデオをみてのその感想を詩作と寸劇、先住民が伝えてきた森や森に宿る精霊、野菜動物などを扱った民話をベースとした演劇制作など、手法を使った環境をテーマとした演劇ワークショップを行いました。ユースたちがそれぞれの故郷であるコミュニティで、環境・社会問題解決のために演劇を活用してくれることを目的としたプログラムです。

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ユースたちが二組に分かれて制作した民話をベースとした作品は、最終日の夜にコミュニティ住民たちを招待して発表しました。

https://www.youtube.com/watch?v=pi1TI4pUkEM

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普段は会う機会もほとんどない、さまざまな民族が情報を交換し、ふれあい、共同し、演劇を通して友情をはぐくみ、民族間のわだたまりを取り除き、連帯を強める大変いい機会となりました。

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 夏休み環境演劇ワークショップの第三弾は、世界遺産の棚田のあるイフガオ州キアガン町で、NCCA(国家文化芸術協議会)がサポートしている「スクール・オブ・リビング・トラディション」(SLT)の子供たちを対象としました。サバンガンでのワークショップに参加したユースのうち5名を選抜し、ユース・ファシリテイターとしてワークショップの指導を担当してもらい、花崎氏、アンジェロ氏とともに指導を担当してもらいました。ユースリーダーたちは実に堂々としたファシリテイトぶりで、将来、コーディリエラ山岳地方で彼らが子供たちを引っ張っていくエコリーダーとして活躍する姿が鮮明にイメージできました。


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 このプログラムは、当初は開催地は1ヵ所で、各民族の若者を集めたワークショップと開催地の地域の若者を対象としたワークショップを同時開催する予定ででしたが、複数のファシリテイターが共同して一つのグループを指導することにより内容の充実を図ることができるということ、そして、多くのコミュニティから夏休み中に子どもたちを対象としたワークショップを開催してほしいという依頼を受け、かなり欲張って3ヵ所での開催としました。

 3カ所それぞれで、民族、自然、文化、風習が違うながらも、ファシリテイターの導きで参加者の子供やユースがその地域の自然や伝統を自ら再発見し、考え、その問題の本質を見極め、話し合い、解決に向けて前向きに取り組む、いいワークョップとなりました。次代を担う新しいファシリテイターの育成にも焦点を当てたとことで、1回限りの環境教育プログラムでなく、地域に広がっていくプログラムとなったと思います。

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 それにしても、驚き、感動したのは、それぞれのワークショップに参加した子供たち&ユースたちのすばらしいエネルギーです。それぞれ最低3日間という長いワークショップでしたが、子供たちは実にすばらしい集中力で参加してくれました。二つとないオリジナルのアイデアが次々と生み出され、学んだばかりの手法で形となって表現されていくことに、圧倒されました。

 

 それぞれのワークショップで制作した作品は、ワークショップの最後に地域の人などを対象に発表を行いましたが、その集大成として、サバンガンで各民族のユースがワークショップで制作した「FUGTONG」を、5月31日(土)にマニラで行われる「アジアの西遊記」公演の一部として発表できることになりました。

 

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「アジアの西遊記」はフィリピンと演劇を通した交流を長年続けている黒テントと、ケイタケイ・ムービング・アースの方たちによるダンス・シアター公演です。マニラにも行ったことのほとんどない先住民のユースたちが、いきなりプロの方たちと同じステージに立たせていただくという光栄です。

 

 


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by cordillera-green | 2014-05-14 01:01 | 環境教育

先生を対象としたアートを活用した環境教育ファシリテイター養成プログラム2013年度の全9回終了です

 他にはないオリジナル・プログラムで、環境教育に関心のある学生さんやその道のプロからも多数お問い合わせをいただいているコーディリエラ・グリーン・ネットワーク(CGN)の環境教育プログラム。2013年度も地球環境基金の助成を受けて、CGNのスタッフ総力をあげてマウンテン州サバンガンでの環境教育プログラムに取り組んできました。

 2012年度は、たくさん日本からのアーティストの人たちが来比下さり、アートの手法を環境教育の場でどういかしていくか、パイロット・スクールにて試験的にさまざまなワークショップを行い、最後にそれらワークショップで制作した作品を持ち寄って「エコ・アートフェスティバル」を開催。1000人以上の人が訪れるコミュニティ史上かつてない「環境イベント」となりました。
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 その経験を元に2013年度の事業では、学校の先生たちがCGNや町のアーティストたちの力を借りずに、授業の中でアートを活用した体験型の環境教育ワークショップを行えるようにするのが目的。範囲をひろげて保育園からハイスクールまでの先生たちを対象に、アートを活用した環境教育指導者養成講座を開催してきました。対象地域もサバンガン町すべての16のバランガイ(村)に拡張し、より広い地域ですべての学校で環境教育が行われる下地作りとしました。

 2013年度に開催した講習会・ワークショップは以下の通り。

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 ・教員対象の環境教育トレーニング
マニラのデ・ラ・サール大学で環境教育を教えるマージーを講師に、フィリピン、そして北ルソンの生態系・自然の豊かさ、環境教育を行うことの大切さ、学校での環境教育の方法など、1年間のプログラムをはじめるに当たって、CGNが意図することを伝える内容としました。
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小学校高学年の先生対象「アートを活用した環境教育指導者養成講座」(2回)
 1回目は、カパンガン州在住の日本人紙漉きアーティスト・志村朝夫さんなどを講師に、地域の植物を素材にした手漉き紙つくりのワークショップを行いました。パイナップルの葉からの繊維のとり方、身近にある稲わら、バナナなどの繊維が強く、紙の材料に適した素材の発見など。また、木灰など、自然の中にあるものを紙作りの材料に生かす方法も学びました。
 2回目はその手漉き紙を使ったアート教室。自然のなかにある葉っぱの形や色のバリエーションに気づき、その形から連想されるものを水彩絵の具の絵もくわえて、アート作品にしてみようというもの。絵の具には、身近な土を使うことも提案しました。
 また、村で大きな問題になってきているプラスチックゴミの減量につながるエコバッグ作りも行いました。いらなくなったボロの衣料を使ってエコバッグを縫い、そこにさつま芋のイモ版で模様付けし、世界にひとつしかない自分だけのエコバッグを作ろうというワークショップです。
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ハイスクール教員対象「環境演劇指導者養成講座」(前後半 2回)
 CGNが今までの環境教育プログラムでも頻繁に取り入れてきた演劇を、さらに多様に活用して環境問題解決の糸口を探すきっかけを与えようというプログラム。在バギオの講師が、地域の民話を発掘しそこに潜んでいる自然との共生との知恵、伝統文化の価値、現代社会での応用などを加味してひとつの演劇作品を完成する「フォークロア・シアター」を指導しました。
 一方、日本からのファシリテイター花崎攝さんは、ブラジルで始まったという「フォーラム・シアター」という観客も参加してお話作りに加わることのできるという手法を紹介していただきました。
 演劇に欠かせない音楽には、失われかけている山岳地方の貴重な竹製の民族楽器作りとその暮らしや伝統儀式の中での使い方などを学びました。
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・小学校低学年と保育園・幼稚園の先生対象「野外自然教室指導者養成講座」(2回)
 幼児向けの環境教育を、環境教育先進国スウェーデンの手法などを取り入れて、日本各地で行っているサステナブル・アカデミー・ジャパンの講師を日本から招き、幼児のための野外教室のインパクト、重要性、自然を学ぶことの意味などについてのレクチャー、そして、実際に屋外でゲーム、紙芝居、唄、シアターなどを取り入れ、子どもたちに二度と忘れない体験をしてもらいながら楽しく環境教育を実施する方法を学びました。講師が日本から持参してくれた環境教育教材を、身近に感じられるローカル色の強いものにアレンジし、子どもたちが心から楽しめるプログラムを実践しました。
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・環境教育フォーラム(2回)
 年度の終わりに、養成講座で学んだワークショップの手法を各学校で実践してもらい、その成果を発表しあい、課題、問題点を話し合う「フォーラム」を開催しました。ハイスクールの先生たちのフォーラムでは、5つのハイスクールの生徒たちがワークショップで制作した演劇作品を上演し、フォーラムシアターも実践。参加型のプログラムにたいへんな盛り上がりを見せました。
 小学校と保育園の先生たちのフォーラムでは、生徒たちが作った作品のいくつずつか持ち寄ってもらい会場のホールに展示しました。コミュニティの住民が多数訪れ、子どもたちのエコな作品に関心をよせていました。
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by cordillera-green | 2014-04-17 15:19 | 環境教育

CGN新たに3冊の環境関係の本を出版!①簡単テクノロジー(適正技術)の紹介本

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「An introduction to Appropriate Technology Practice」
(A5サイズ 38ページ)

CGNが今までコミュニティで紹介してきた適正技術を紹介した小冊子です。「適正技術」って難しそうですが、ようはコミュニティあるものを生かし、貧しいコミュニティの人でも何とか自腹で低予算で、専門家を雇わなくても誰でも作れ、そしてたとえ壊れても自力で何とか修理できる「簡単テクノロジー」ということだと解釈しています。海外からのサポートで高価で高度な技術を紹介しても一時的に効果はすばらしかもしれませんが、壊れて終わり!なんて例を数限りなく見てきています。また、特別な技術は隣の人が真似できず、広がっていく可能性が薄く、「あの村はいいわよねえ」なんてねたみの対象になるだけなんてケースもあります。だれでもできるってところが大事ですね。
この本で紹介しているのは
-バイオガス・プラント
-木酢採取プラント
-ミミズ堆肥プラント
-コンポスト・トイレ
-バイオロジカル水浄化装置
-トリチャンテラ・ギガンテアの葉から飼料作り

レナート君の力作です。バギオではMount Cloud Bookshop (SMのすぐ近くのCasa Vallejoの地下、レストランHill Stationのお隣り)で販売しています。
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by cordillera-green | 2013-06-02 13:04 | 環境教育

CGN出版物-山岳地方の民話集「The Golden Arrow of Mt. Makilikilag」

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 コーディリエラ・グリーン・ネットワーク(CGN)が山岳地方の山の村で行なっている環境保全をテーマとしたコミュニティシアター・ワークショップでは、題材に地元に伝わる民話を取ることがよくあります。文字を持たない山岳民族ですから、近年電気が引かれてテレビやビデオなどが村の生活に入り込んだことで、代々口承で伝えられてきたお話が急速に姿を消しつつあります。よそものであるCGNが村に入り、民話の収集をシアター・ワークショップのプログラムに加えることで、自然との共生や山に住む神さま・精霊への畏れなど、失ってしまうにはあまりに惜しい知恵に満ちた物語の価値を村の人達が再認識し、後世に伝えて行ってほしいという思いもあります。

 これらの物語はあくまでも口承で伝えられているものですから、その時々の語り部の立場や聞いてくれる人がどんな人たちかでお話の内容はその都度変化していくものです。有名なイフガオ州のお米の神様「ブルル」誕生に関する民話でも、いくつものバーションを聞きました。
 今回出版した絵本では、そんなおばあちゃんの数だけありそうなたくさんの民話の中から、CGNがカリンガ州、アパヤオ州、ベンゲット州, マウンテン州でのコミュニティシアター・ワークショップの際に収集し、演劇作品として仕上げた4つを取り上げました。挿絵は、あまりフィリピンでは知られていない版画作品をコーディリエラ地方に縁のある4人の版画アーティストにお願いしました。
(大阪コミュニティ財団助成)

含まれているのは以下の4つのお話です。
①Golden Arrow of Mt.Makilkilang(マキルキラン山の金の弓)
【カリンガ州バルバラン】
木版画:Joey Cobcobo
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②Paco Paco(パコパコ-山の神様カブニャンがくれた食べられるシダの伝説)
【ベンゲット州マンカヤン】
ゴム版画:Fara Manuel
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③The Legend of Arimoran(アリモラン王の伝説)
【アパヤオ州コナー】
ゴム版画:Leonarud Aguinaldo
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④Eaten
【マウンテン州サバンガン】
木版画:ふるさかはるか
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最初の3つのお話は2011年にCGNのコミュニティシアター・ワークショップに参加した若者グループ「Aanak di Kabiligan」が、日本を訪ねた時に公演した3つのお話です。
挿絵はバギオを代表するアーティストの一人・レオナルド・アギナルド、マウンテン州出身で日本の和紙との出会いから木版画を始めたジョイ・コブコボ、そして、CGNの心強いボランティアでフィリピン大学バギオ校芸術学部の教員だったエコロジスト、ファラ・マニュエルの3人にお願いしました。

「EATEN」は、昨年のCGNのサバンガンでのアートを活用した環境教育ワークショップ事業で採集してダータ村の高校生たちが演じたお話です。やはりサバンガンに土絵の具による木版画のエコアート・ワークショップに来てくれた日本人の木版画家ふるさかはるかさんが、挿絵を担当してくれました。


「The Golden Arrow of Mt. Makilikilag」は、山岳地方の村々で学校の教材として配布中です。ご希望の方にはCGN事務所のあるゲストハウスTALAのギフトショップ「Harvest」で販売しています。
http://www.tala-guesthouse.org/

民話は英語ですが、日本のご希望の方にもお分けしています。お問い合わせください。
cordigreen(a)gmail.com 反町まで

なお、出版記念イベントを6月30日、Mt.Cloud Book Storeで開催します。
日本に行った「Aawnak dci Kabilingan」の中でバギオの大学に通っているメンバーが再結集。ミニ・パフォーマンスとストーリーテリングを予定。詳細は後日!
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by cordillera-green | 2013-04-10 16:26 | 環境教育

子どもたちと過ごした冒険の4日間。

「Kawwanan nan Batawa」のワークショップ(WS)プログラムにおいて唯一幼児を対象にWSを行ったのは日本の「かまぼこアートセンター」より来比された深澤孝史さん。

ラガン・デイケアセンター(小学校までの幼児を預かる日本の保育所のような施設)での汗と涙?の奇跡のWSが2012年11月6,7,8,9日の4日間を通して行われました。
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日本では美術教師として教えることもある深澤さんですが、今回のように英語もまだ話さない子どもたちが対象のWSは初めてとのことで、CGN眞理子代表と打ち合わせしながらどういうWSがいいかを何度も企画書を練り直していました。そして、最終的に深澤さんが考えたテーマは「Fair Trade」。時に物々交換の習慣も残るサバンガンの村で、そこにある自然素材を使い子ども達とお店を開こうというのが今回のミッションでした。
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最初この企画を聞いた時は、現実的にはかなり厳しい企画かな?と思ったのですが、例え無理でも「とにかくやってみる」「何が何でも諦めない」という教訓は数ヶ月のフィリピンでの生活でフィリピン人たちから学んだことです。とにかくやってみます。3人のサポートスタッフ(Rey Angelo Aurelio・小池芽英子・竹本泰広)もそれぞれの特技を活かし4人総動員で一緒に子どもたちと大奮闘しながら、考えられるアイデアや偶然の出来事さえもどんどん取り入れ臨機応変に作ってゆく冒険のような日々は始まりました。

そんなエキサイティングなWSは、最終的に映像ドキュメンタリー物語にもなりました。(一番下に映像のリンク記載)今回はその物語の言葉を借りながらWSの様子を紹介したいと思います。


「The Story of Fair Trade Work Shop」


これはとある村にできたちょっと不思議な【お店】のお話。

【お金の国】に生まれた一人の男が山奥の村にやってくるところから物語は始まります。

男が生まれた【お金の国】はたくさんのものがあることが【豊かさ】だと考えている国でした。

そして、みんなが気がつく頃にはたくさんのゴミと毒がお金の国の大地を覆ってしまいました。

男は【お金の国】から逃げることにしました。

男がたどり着いたのはたくさんの島から成る国の山奥の村。

この村は豊かな自然と暖かな気候に包まれていました。
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驚くことに、この村の人たちはほとんど【お金を使わずに】生活していました。

お金でなんでも【交換】して暮らしてきた男はとても困りました。

男はその島国で【仲間】と出会いました。

一人はギターが得意な「ミュージシャン」
いつでも楽しい歌を歌ってくれます。

もう一人はかわいい猫の「ダンサー」
踊ったりお話をしてみんなを楽しませるのがとても得意です。

最後の一人は鳥を探し続けている「バードウォッチャー」
バードウォッチャーは色々なことがとても詳しかったり、鳥を探すついでにみんなを見守ったりしてくれます。

男はお金の国で美術の教師をしていたので「センセイ」と呼ばれるようになりました。
それぞれ、一癖あるけどとても面白い【仲間たち】です。
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センセイもミュージシャンも猫もバードウオッチャーもお金を使えませんでしたが【作品】を作ることだけはできました。

そこで4人は相談して村の子どもたちと一緒に【作品】を作って食べ物と【交換】しようと考えました。

子どもたちも色々できないことはたくさんあるけれど【作品】だけは作れるところが自分たちと同じだと思ったからです。
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彼らは、ほとんど何も持っていなかったので材料は村に落ちているものや【自然のもの】、【お金の国】から持ってきた少しの素材を使いました。

村を覆うほどの色々な木々や草花、きれいな石や土、そしてたくさんのゴミを見つけました。
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4人はそれらの素材を使っていろいろな【作品】を沢山作り始めました。

石に色々な色を塗ってできたのは…そうペンダント。
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他にも落ちているものを貼り付けたり、土を絵の具にして描いた絵…。
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次に、彼らは子どもたちと一緒に【お店】を開く準備にとりかかりました。

看板を作ったり、陳列のための棚や飾りを作ったりします。
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猫のダンサーとミュージシャンはお客さんを呼び込むためにお店の【テーマソング】を作りました。

そして、とうとうお店を開くことになりました。

「ラッコラッコ~」

「ラッコラッコ」はこの村の言葉で「買って買って」とという意味です。
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お店は大賑わい。
作った作品は次々に色んな【作品】と【交換】されました。
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お米、キャベツ、チンゲンサイ、ナッパ、初めて見るツルの野菜、トマト、
じゃがいも、白菜、インゲン、豆、そして丸鶏。
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彼らは野菜だけでなく歌や踊りとも【作品】を【交換】しました。
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歌や踊りを披露してくれた人たちはお気に入りの【作品】を持って帰っていきました。
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次の日は【交換】した食材を使ってパーティです。

夜が明けてパーティーの日になりました。

とってもおいしくて楽しいパーティの始まりです。
猫のダンサーはなんと料理も上手。
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彼女のとても豪華な料理が出来上がっていきます。
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みんなで一斉に「いただきます!」。

パーティでは歌や踊りも披露して大盛り上がり。
楽しい時間はどんどん過ぎていきました。
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最後にセンセイたちは【お金の国】のお伽話「わらしべ長者」の紙芝居を
子どもたちに見せました。
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「わらしべ長者」は初め、両親からワラを一本だけ持たされただけでした。
どんどん交換することで最後には家を手に入れました。
彼は元々、家が欲しかったのではなく彼の【優しさ】がその結果をもたらしました。
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【物の価値】は誰かに決められるのではなく自分で決めなければいけません。
センセイは【お金の国】に帰ることにしました。

なぜならこれからも【自分で決めて】自分の世界を良くしていかなければならないと思ったからです。

この先どうなるかわからないけれど、楽しいことをどんどん作っていこうとみんなで誓い、ちょっと不思議な【お店】の思い出を胸に、しばしのお別れをしました。

おしまい


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この物語は実際のWSを通して深澤さんが作ったシナリオによるものです。

もちろんシナリオにはない水面下のストーリーもたくさんあり、瞬間瞬間を全力で自由に生きている彼らのペースと共にワークを行う大変さあり、子どもたちの素直な優しさや思いやりに触れる感動ありとなんだか大忙しでした。

そして最終日。最後は号泣で感動のお別れ…と思いきや、
みんな元気いっぱいにそれぞれのおうちに帰って行きました(笑)。
しかし、後日デイケアセンターの先生は4人がいなくなってから毎日みんな「どこに行ったの?」と寂しがっていたと教えてくれました。

子ども達がどれだけワークの中から何を理解したのか?何が伝わったのか?
実際ワーク中は、身の周りの自然素材がアート技法を通して作品となり、お話やダンス・音楽などを感覚として捕らえながら理解しているような瞬間はたくさん生まれていたと思います。
しかし、幼い彼らにとってはこのワークショップも毎日起こる不思議な体験のひとつなのかもしれませんし、それは今すぐに決められるようなものでもなく蒔いた種のように時と共に育ってゆくようなものでもあると思います。

また、この4日間の生活はWSに関わった4人のメンバーにとっても新鮮で貴重な時間でした。

午前中は子どもたちとのワーク、午後は素材集めや準備、毎日仲間同士で交互にごはんやメリエンダ(おやつ)を作り、飲んだり歌ったり踊ったり、真剣にお互いのことを語りながら次の日のWSのアイデアが生まれてゆく…都会のような便利さはないけれど、とても充実した生活の中で人間と自然の輝きを肌で感じながら過ごしていました。過程自体が創造であり、何気ないことが発見の日々でもありました。

他のWSを通してもそう思うのですが、自然の中で現地の人々と触れ合っているサバンガンでの時間は、ファシリテーターやスタッフにとっても教えるだけでなく学びとなる瞬間が多々あるという声を聞くことがしばしばあります。自然の中でのワークは、お互いに学び合える調和のとれた瞬間が生まれやすくなるのかもしれません。私たちスタッフにとってもそういう瞬間に出会えることが何にも代え難い一番の醍醐味でもあります。

この4日間で出会った、たくさんの自然と笑顔に囲まれた冒険のことは、私たち4人のメンバーもそれぞれの生活の中で自分たちの学びとして時々思い出すことになると思います。
彼らがもう少し大きくなり、同じようにいつかこのワークショップのことを思い出した時、みんなで集めた自然素材で作った作品、それをもって開いたお店、作品と交換した野菜から作った料理でパーティーをしたこと、歌ったり踊ったりいっぱい笑って楽しかったこと、そしてそういった瞬間の中にお金で買えない大切な学びがいっぱい詰まっていたことを理解する要素のひとつになることを密かに期待しています。願わくば、大きくなった彼らが自分たちの暮らしに誇りを持ちながら生活するサバンガンの村で再び再会することを夢見ながら。

このWSのドキュメンタリー物語
「The Story of Fair Trade Work Shop」の映像はこちら
http://www.youtube.com/watch?v=4_lTDuObL0M


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(竹本泰広)
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by cordillera-green | 2013-01-11 15:44 | 環境教育

サバンガンでの環境教育ワークショップ。エコアート・フェスのポスターも貼られ、盛り上がってきています!

先週は大阪の版画家ふるさかはるかさんによる土絵具を使った版画教室。小学校で2日間は自分で漉いた手漉き紙にイモ版、ハイスクールでは木版画の本作り、丁寧に丁寧にプロセスを踏んで、世界に一つの抱きしめたくなるような作品が出来上がりました。
同時進行は、小学校でのバギオのジャンクアーティストRomel Pidazoのゴミで作るリサイクルアート。そして、かまぼこアートセンターからの3人目の来訪者・深澤孝史さんの保育園での物々交換アート。
いやはや多彩なプログラム。様々な切り口で、アーティストの方々が知恵を絞った手法により、「環境」をキーワードとしたサバンガンの子どもの元気がいっぱい詰まったアート作品が続々生み出されています。
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そのアート作品を展示・発表する「エコ・アートフェスティバル」。
ここにきて地元の人のアドバイスで「Kawwanan nan Batawa」というタイトルに変更。意味は同じで「環境への思いやり」ですが、言い回しがこちらの方がふさわしいそうな。カンカナイ語なのでさっぱりわからず、言われるままです。。
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完成したポスターは早くも、サバンガンのすべての学校に掲示されました。
サバンガンの学校でもこのイベントに対する期待は徐々に盛り上がりつつあります。

今週からは、パフォーミングアーツのワークショップが目白押し。あさってには大阪から笛のミュージシャン・山本公成さん、京都からコンテンポラリー・ダンサーの荻野ちよさんがファシリテイターでやってきます。

参加のファシリテイターの方々は以下。
山本公成&星子 Kosei & Hoshiko Yamamoto(Japan)
花崎攝 Setsu Hanasaki(Japan)
志村朝夫 Asao Shimura(Japan)
Jun Amanto(Japan)
ふるさかはるか Haruka Furusaka(Japan)
山本麻世 Asayo Yamamoto(Japan)
荻野ちよ Chiyo Ogino(Japan)
深澤孝史 Takafuki Fukasawa(Japan)
寺澤伸彦 Nobuhiko Terasawa(Japan)
小池芽英子 Meeko Koike(Japan)
Alma Quinto(Manila)
Waway Saway & Talaandig Indigenous artists (Bukidnon)
Romel Pidazo(Baguio)
Rey Angelo Aurelio(Baguio)
Jason Domling(Baguio)
Rocky Cajigan(Baguio)
Vince Navarro(Baguio)
Carlo Villafuerta(Baguio)
Alex Tumapang(Baguio)
Dom-an Macagne(Sagada)
Gawani Domogo(Sagada)
Bong Sanchez(Sagada)
Dan de los Reyes(Baguio)
Tara Natividad(Baguio)

エコアートフェスに参加のボランティア・アーティストの方たちもいます。
Binangi(Tadian)
Yasu(Japan) & Gelo(Baguio)
JP Alipio(La Trinidad)
福本真由子Mayuko Fukumoto(Japan)
山形敦子Atsuko Yamagata

加えて、バギオからボントクに向かうハルセマ道を北上しながらアートするという「AX(iS) Art Project」がどうやら24日にサバンガンに奇襲をかけそうな気配。。何が起こるか楽しみです。


(反町眞理子)
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by cordillera-green | 2012-11-12 00:41 | 環境教育

ワワイ・サワイ再び

 前回のブログで紹介したワワイ・サワイとタアラアンディッグ・アーティスト・グループは、ソイル・ペインティングだけでなく、音楽でも知られています。
「音楽のワークショップもよくやっているよ。2行作曲ワークショップ(Two Line Composition)」って言うんだ。「僕のワークショップでだれでもみんな作曲家さ!」
 
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   ↑ナマテック小学校でのソイル・ペインティング・ワークショップでのワワイ

 またまた、スタッフの強烈なリクエストにお応えして、11月24日、25日の「カワン・ディ・バタワ エコアート・フェスティバル」で、ソイル・ペインティングワークショップに加え、「エコ歌2行作曲ワークショップ」のファシリテイターとしてワワイとグループに再び来てもらうことになりました。
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  ↑6枚もアルバムを出しているそうです。

 そういえば6月のKapwa先住民族会議のときにワワイ達が持ってきていた民族楽器は実に見事なものでした。コーディリエラ同様に竹製の楽器ですが、やはり民族が違えば楽器も違うというわけで、種類も音も微妙に違いました。それらの楽器に丁寧にほどこされた模様の細工の細かさは嘆息ものです。
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    ↑タラアンディッグ族の民族楽器を使った音楽活動も各地で行っています。

 6年ほど前、ワワイはバイクに乗っていて交通事故に合い、もうすぐ両足切断という状態だったとか。肺がつぶれ瀕死の状態の中で、「足は切っていいけど、骨は捨てないで。笛を作るから」と医者にお願いしたのだそうです。ソイル・ペインティングのワークショップの時も手作りの竹の横笛を持参。子供たちに癒しの音色を聞かせてくれて、ワークショップをやっていない時もワワイの周りは子供たちがいっぱいでした。
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    ↑いつも子供たちに囲まれているワワイ

「招待してくれてありがとう。でも、もう一番下の子が恋しいよ」
 6人の子どものお父さんであるワワイ。奥さんはシンガポールにメイドさんとして出稼ぎ中で、母親と父親両方の役を担っているとか。DATUの称号をいただいているコミュニティ・リーダーで、フィリピンの先住民族文化に詳しい人ならだれでも知っているワワイの家でさえ出稼ぎに出なくては6人の子どもを育てられない。。。。コーディリエラ地方同様のミンダナオの先住民族の暮らしの厳しさを聞きました。

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バギオからサバンガンまでの道すがら、ミンダナオの僕らのところにはないという花を見つけてはその種や球根集めに一生懸命のワワイ。「僕らのアートセンターをいろいろな花でいっぱいにするのだ」
と、ピースパワーを撒き散らかし、出会った人すべてをすごく幸せにしてくれました。
「友達になってあげるよ」
とワワイに言われ、不覚にも泣きそうになった反町です。

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ますます楽しみな「カワン・ディ・バタワ エコアート・フェスティバル」です。
詳細はこちら。
http://cordillera.exblog.jp/19357180/






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by cordillera-green | 2012-11-10 12:54 | 環境教育

幻の壺を求めて-アートを活用した環境教育ワークショップ

実施中の「アートを活用した環境教育ワークショップ」(地球環境基金助成)では、日本のアーティストの方々もたくさんファシリテイターとして参加してくださっています。
コーディリエラ地方の文化に深い尊敬の念を抱き、何度もこの地を訪れ、先住民族の伝統文化を学ぶ一方で、若者たちのためのワークショップを継続して下さっている日本のベテラン・アーティストの方々(山本公成さん、JUN AMNTOさん、花崎攝さん)に加え、今回は「新たなる世界にチャレンジしたい」と、私の学生時代からの友人の美術家・小沢剛君の紹介でかまぼこアートセンター(なんのこっちゃという方はこちらをご覧ください)の若いアーティスト5名も参加してくれることになっています。
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その第一弾として来てくれたのが山本麻世さん。
http://www.asayo-yamamoto.com/
ロープなどを素材としたインスタレーションアートで世界各地で活躍中の造形作家の麻世さんですが、今回は「環境」がテーマということで、粘土アートのワークショップをやってくれることになりました。会場のダータ小学校のあるダータ村が昔、素焼きのポット(壺や鍋、水瓶などに使われていたそう)づくりをしていたということから、子供たちが村の自然と同時に歴史を知ることにもなるというワークショップです。
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まずは今はすっかり失われてしまった粘土探しから始まります。
小学校の先生たちが口々に
「私たちが小さいときはまだ素焼きポットづくりをしていて、私たち子どもが粘土も取りに行かされていたのよ。重くてつらい仕事だったわ」
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   ↑昔の思い出を話す先生たち

「なぜ、村ではポットづくりがなくなったの?」
「安いアルミの鍋が入ってくるようになって、煮炊きにはそれを使うようになったの。粘土を探してからそれを1日かけて杵と臼でこねる作業がまた大変。それで徐々に誰もやらなくなってね。私も子供のころ手伝わされたけど、二度とごめんだわ。村に何人かポットづくりをしていたおばあさんたちがまだ生きているから、行程など話してくれるはずよ」

なるほど。
で、まずは子供のころの記憶を手繰り寄せてくれた先生たちの先導で粘土探しに野原へ向かいました。
「この辺りだったと思うのだけど。。」
見当をつけて、シャベルで掘り続けること1時間余り。ようやく粘土らしい土発見。米を入れるサックに詰めて学校に持って帰ります。
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石や砂利を除いて水を足してみんなでコネコネ。
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会場の図書館の中では収まらず、廊下へ、そして校庭へと拡張。。
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ここでも子供たちの創作パワーはとどまらず、壁にも進出。
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思い思いの作品が出来上がりました。
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翌日、麻世先生のところには
「うちの近くにもあったよ、粘土~~!」
とたくさんの子どもたちが粘土を持ってきてくれました。
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ところで、この村で創っていたという壺はどこかに残っていないのかしら?
と、聞きまくりましたが、
「みんなアンティーク商に売ってしまった」
「割れちゃった」
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とななかな現物にお目にかかれず。

最終日の出発間際、子供たちのおやつを作ってくれていたおばさんが
「壺ならうちに一つあるわよ。水瓶で使っているの」

さっそく、おばさんのうちに案内してもらいました。
あったあった歴史ものの壺。
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「アメリカに移住した親戚がこの村に帰ってきてね、まず、この瓶の水が飲みたいっていうのよ。やっぱりこの瓶の水が世界で一番おいしいって。」
いただいたコップ一杯の水はとてもやわらかい味がしました。
ダータ村の失われてしまった文化を惜しみながらの一杯でした。

(反町眞理子)
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by cordillera-green | 2012-11-03 14:11 | 環境教育

ワワイ・サワイのソイルアートはキャンバスには収まらないのでした……

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 マウンテン州サバンガン町での「アートを活用した環境教育ワークショップ」(地球環境基金助成)の一連のプログラムのファシリテイターは、フィリピン国内からと日本から。フィリピン人ファシリテイターは、コーディリエラ・グリーン・ネットワーク(CGN)の拠点のあるバギオ、そしてサバンガンからわずか1時間の独特の伝統を保持するサガダを拠点とするアーティストが中心です。コーディリエラ独特の伝統文化に造詣が深く、先住民族の言葉を解する人が、やはりベストということと、やはり、このプログラムが終わった後にも地元に根差してワークショップを継続していけることが何より重要とということから地元のアーティストといろいろ手法を話し合いながらワークショップを作り上げるという作業を行っています。また、時に閉鎖的なコミュニティにお邪魔する私たちは、コミュニティの中にある風習や文化やバランスに常に配慮しながら、滞在させていただかなくてはならないということもあり、地元のアーティストとの作業の方がスムーズに行くという面もあります。
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そんな中、スタッフ一同に
「これ以上、この企画に合った人はいない。ぜひファシリテイターとして呼んでください」
と頼まれたのが、ミンダナオ島のブキドノン州タラアンディッグTalaandig族のワワイ・サワイ氏。タラアンディッグ族はまさに北ルソンにおけるイゴロット族。標高2938メートルのキタングラッド山Mt. Kitanglad周辺に住む山の民です。NCCA(国家文化芸術委員会)が推進する先住民族の伝統文化継承のためのSLT(School of Livinf Tradition)プログラムでで、フィリピン国内で一番ノリにSLTを作って見事に成功しているのがタラアンディッグ族だそう。部族のリーダーにはDatuという称号が与えられるそうですがワワイのお兄さんのDatu VIc Sawayが政治のリーダー、そしてDatuワワイが民族のカルチャー部門のリーダーのようです。
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  ↑KAPWA先住民族会議。後方でドラムをたたいているのが
   タラアンディッグ族ミュージシャンのラウル君

 6月末にバギオで行われたKAPWA先住民族会議にも招待されていて、CGNスタッフも彼の癒しパワーにめろめろ。KAPWA会議の時は、あまりにたくさんの民族の人がゲストできていて、ワワイのワークショップを十分堪能できず、
「ぜひ、民族は違っても同じフィリピンの山岳部に住む先住民として、ワワイがコミュニティで実践しているアート・ワークショップを実践してもらいたい」
というスタッフの熱望で今回ワワイの招待に至ったわけ。
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   ↑ワワイのソイル・ペインティング

 ワワイ・サワイ率いるタラアンディッグ民族のアーティストグループは泥や粘土を使ったソイル・ペインティングで知られています。ワワイが90年代に実験的に初めていまやタラアンディッグのアートと言えばソイル・ペインティング。マニラはもちろん、海外にも招待されて作品の紹介がされてきました。
 ワワイ達のソイル・ペインティングは、山で集めてきた7色の土・泥・粘土で絵を描くというものです。参加者たちは、今まで気づかなかった大地の色のバリエーションと豊かさに気づき、その魅力にぐんぐん引き込まれていきます。
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 さて、サバンガン町ナマテック村の小学校で行われたワワイのソイル・ペインティング・ワークショップ。まずは子供たちと一緒に土探しの山歩き。山にはその気で見たら何とも豊かな色の土があるものだと子どもたちも驚き。
 泥や土で絵を描くなんて。。。て疑心暗鬼だった先生たちも、そこら辺の泥が見事な絵に姿を変えていくのに興奮気味。自らも絵筆をとり始めました。
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  ↑ワワイと一緒に来てくれたタラアンディック族のアーティスト・ラウルがまず壁に描き始めると。。

 そして、会場としてお借りしたおんぼろ講堂のペンキがはげかけた壁にワワイと一緒に来たアーティスト・ラウルが描き始めた素晴らしい自然の絵につられるように、生徒たちもみんな壁に絵を描き始めました。校長先生も怒るどころかニコニコ顔。これが赤や緑や黄色のペンキだったらこうはならなかったでしょう。村の風景に違和感なく溶け込むソイル・ペインティングだから、成り立ったワークショップです。


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  ↑いつの間にか柱もペインティング

学校の講堂、丸ごとソイルペインティング!


これだから子供たちとのワークショップはやめられませんね。
11月24日、25日の「カワン・ディ・バタワ エコアート・フェスティバル」では、「でっかいティピ-テントにソイルアートしよう」という計画も進行中。お楽しみに!
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~~~~~~~~~~~~~~~~~

以下は、友達の新聞記者・マウが「Inquire」という全国紙に以前書いたタラアンディッグ族の記事(英語ですいません)。ワワイのお兄さんヴィックのことを中心に民族の環境保全に対する活動のことが紹介されています。コーディリエラ地方の先住民族コミュニティにもにもいつかこんなリーダーが現れることを願ってやみません。

Who are the Talaandig?


Northern Luzon Bureau
First Posted 19:40:00 03/01/2008

Filed Under: indigenous people

THE TALAANDIG, a subtribe of the Banwaon tribe, are among 110 groups of indigenous peoples in the Philippines. The Talaandig (approximate population: 100,000) are mostly concentrated in the northern and western part of Bukidnon province.
The ancestral domain of the Talaandig is marked by the Mt. Kitanglad range whose highest peak of 2,938 meters above sea level is found in Dulangdulang Mountain. The Mt. Kitanglad range covers some 47,270 hectares and the Talaandig consider the area their "remaining marker" from which their history emanates.
The peak of Dulangdulang was where Apu Agbilin, the ancestor of the Talaandig people, took refuge during a great flood thousands of years ago, said Datu Victorino Migketay Saway, citing oral history.
To the Talaandig, the Mt. Kitanglad range is also an important watershed where many rivers begin.
"If there's no Mt. Kitanglad, there's no Talaandig," Saway told ECO, a newsletter of an alliance of environmental groups monitoring developments under the UN Convention on Biological Diversity.
The Talaandig used to practice a traditional rotation method of farming. But this changed after logging was introduced in the community in the 1970s. Although some still practice rotational upland farming, others have embarked on high-value crop production for the market.
Some also still hunt wild game and gather honey, which they sell to lowlanders. They also sell or barter woven handicrafts with other communities.
All resource activities before such as hunting and gathering were regulated by laws that came from religious beliefs, and extended to everything, including economic and political life, according to Saway.
These customary laws governed and regulated the cultural practices and traditions of the Talaandig community. But these customary laws weakened after foreign concepts of law and government were imposed, Saway said.
He said the "foreign" laws permitted massive logging and the collection of forest products for business.
"Under the new laws, many of our activities became illegal and destructive activities became legal," he said. "For example, the environment office legally gives licenses to cut trees and issues logging permits. It is very ironic, as the institution that is supposed to protect the environment actually destroys it. They 'legally' destroy millions of trees. But when one of our community members destroys only one tree, he is sent to court. It is 'illegal' for us to use even abandoned logs," he said.
The Talaandig are among the indigenous peoples in the Philippines who are asserting that their customary laws apply to local governance. They are also asserting the right of indigenous peoples to free and prior informed consent before any development or undertaking is done in their communities.
Maurice Malanes, Inquirer Northern Luzon


(反町眞理子)
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by cordillera-green | 2012-10-31 12:04 | 環境教育