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カテゴリ:環境教育( 57 )

志村朝夫さんの手漉き紙ワークショップ。物語のある紙ができました。

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  ↑英語の雑誌「KYOTO」でアジアで活躍する工芸家として紹介されています。

志村朝夫さんはベンゲット州カパンガン在住の日本人。和紙作りの名人であり、紙布作り、豆本作りのアーティストでもあります。近年は、水に弱いという紙の短所を克服するのためにコンニャクを使った強製紙加工や、コンニャクを使った自然絵の具作りなども研究している手漉き紙のプロ。バギオではそんなにその名を知られていませんが、フィリピン各地から手漉き紙や紙布作り指導者としてたびたび招かれているほか、南アフリカ、韓国、アメリカなどからもコンニャク・アートの研究者としてお呼びがかかる在バギオ屈指の日本人アーティストです。昨年には、ベンカブ美術館でコンニャクアート展も開催。ベンカブを含むバギオの有名アーティストと世界各国の手漉き紙を使ったアート作品を発表している作家たちがコンニャクを使った作品作りに挑戦し、40点のコンニャクを使ったアート作品の小品展が開かれました。
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そんな紙づくりのプロ中のプロである志村さんがCGNが主催しているサバンガンでの「アートを活用した環境教育ワークショップ」にファイシリテイターとして参加して下さり、チコ川のほとりにあるラガン小学校の4,5,6年生を対象に村にある植物を材料にした紙づくりを指導してくれました。
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サバンガン村で紙の材料としておすすめなのは以下だそう。
―サバ(バナナの一種)
-パイナップルの葉っぱ
―フカ(イフガオ州での呼び名。楮に似た灌木で、伝統的には樹皮を布やロープにしたりして使われてきたようです。ベンゲット州ではサクスカ。サバンガンではワカとかカラサンとか呼ばれているようです)
-ウデン(稲わらの第一節から第二節の部分)
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↑フカの乾燥した樹皮です

今回はパイナップルの葉っぱから繊維を取るところからワークショップを開始。
瀬戸物のお皿を使って繊維を取ります。志村さんが見本を披露。
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灰汁や苛性ソーダで乾燥済みの繊維を煮ます(煮熟というそうです)。煮た繊維は川の水で4回すすぎます。

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それを棒や木づちで根気よく叩きます。子供たちはだれからともなく「サリドマイ」の伝統歌を歌いながら作業します。気が付いたら女の子たちは遊びに行ってしまって男の子のみが辛抱強く力仕事。
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できた紙の素(紙素(しそ)という呼ぶそうです)をタライの中で水に溶きます。そしていよいよ漉き枠に流し込みます。
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紙同士がくっつかないようにペロンと呼ばれる不織布の間に漉いた紙をはさみ、木で作った簡易プレス機に置いて上に材木を乗せ、ジプニーから借りてきたパンク修理用のジャックで圧力をかけてぺちゃんこに。
コンクリートの壁や木材の上などに広げて乾燥して出来上がり。
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子どもたちは、身近な植物がどんどん姿を変えて紙に変わって行く様に大興奮です。先を争って紙漉きに熱中していました。いつも教室で使っている真っ白なツルッとしたコピー紙とは全然違いますが、世界に二つとない自分だけの紙の完成です。
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パイナップルの紙は上品なアイボリー・カラー。
フカの紙は木の香りがしそうな薄茶。
ウデンの紙は鮮やかな稲穂の黄金色。

最後はいたずら心がむくむく芽生え、葉っぱを入れてみたりしてオリジナル紙づくりに発展。
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できた紙は厚かったり薄かったり、乾燥させた木材の木の目が写っていいたり、枠の作り方がいまいちだったのもあったようで端がぼろぼろだったり、なんだかシミがついていたり。。。。
紙漉きマスターの志村先生に怒られそうな出来栄えでしたが、後日こんなメールが届きました。

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この紙は灰汁煮熟、手打ち、一部天日乾燥など和紙にはほぼ見られない伝統技法で行なわれています。持って帰って工房で乾燥中の紙は太い繊維、砂、ゴミ、チリなどが入っていますが、生徒の顔が浮かんできます。物語の見えない紙はつまらない。一般的にはREJECT(不良品)ですが、よく鑑賞すると、物語や生徒の顔が浮かんでくるかも知れません。
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この紙を使って11月には大阪の木版画家・ふるさかはるかさんが土絵具を使った版画ワークショップをファシリテイトしてくれることになっています。とても楽しみです。

ふるさかさんのHPはこちらです。
http://www.harukafurusaka.net/



紙漉きワークショップのその他の写真はこちらのCGNのWEBアルバムで。
https://picasaweb.google.com/101439197484450138832/AsaoPaperMakingWorkshopLaganSabanganByHzk?authkey=Gv1sRgCLT1t6aHqKanowE#
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by cordillera-green | 2012-09-27 11:11 | 環境教育

アートを活用した環境教育ワークショップ。 サバンガンにて次々実施中です。

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フィリピンで一番長い川、チコ川の源流のあるカラウィタン山のあるのがマウンテン州のサバンガン町。標高2714メートルのカラウィタン山はコーディリエラ山岳地方で3番目に高い山。希少な野生動物や野鳥も生息しているとあって、生態系の保護も重要課題。一方、収入源のないサバンガン町はこの自然を観光資源として収入につなげられないかと目論んでいるようです。

観光開発は一歩間違えるととんでもない方向に行きがち。エコツーリズムという言葉もあちこちで聞くようになりましたが、どこかイメージだけが先行しているようで、具体的に何をしたら「エコ」な観光開発なのか? と試行錯誤のサバンガンの人たちのようです。
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そんなサバンガンで当たり前で身近な「自然」や「環境」をもう一度見つめ直そうというのが、CGNが実施中の「子どものためのアートを活用した環境教育モデル事業」です。自然を素材としたり、環境問題をテーマとした作品を作っている様々な分野のアーティスト達が、小学校やハイスクール(中学校)の生徒たちを対象に、練りに練ったモジュール(カリキュラム)でアートを使ったワークショップを開催してくれています。分野はダンスや演劇などのパフォーマンス・アートから、インスタレーションや版画などのヴィジュアルアートまでさまざま。できるだけ外からいろいろなものを持ち込まず、村内にあるものを使って、自然や環境ををテーマにアートし、「なーーんだ」って当たり前だったものを再発見しようという試みです。

パフォーマンス関係では、身近な自然をテーマにした詩作をして、それをパフォーマンス作品にしたり、村の老人たちから取材した民話をお芝居にして森の中や畑の中など村の中のいろいろな場所を舞台にして創作劇を発表するワークショップをすでに開催。
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ジェロとジェイソンがファシリテイトした環境演劇ワークショップの写真はこちら
https://picasaweb.google.com/101439197484450138832/ReyAngeloTheaterWS
https://picasaweb.google.com/101439197484450138832/AsayoYamamotoAngeloAurelioJasonDomlingWorkshopByHzk

はるばる日本から来てくれた山本麻世さんのワークショップでは、30年ほど前まで素焼きで水瓶などを作っていたという村で子供たちと粘土を探しに行って粘土作品を制作。
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山本さんのワークショップの様子の写真はこちら
https://picasaweb.google.com/101439197484450138832/AsayoYamamotoClayWS

在マニラの女性アーティスト・アルマ・キントさんは、端切れを使って村のゴミ問題をテーマとしてカラフルな布のタピストリー作り。先週末は、在ベンゲット州の手漉き紙と豆本作家の志村朝夫さんによる手紙漉きワークショップ。
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アルマさんのワークショップの様子の写真はこちら
https://picasaweb.google.com/101439197484450138832/AlmaOuintSWorkshopInSabanganIn
https://picasaweb.google.com/101439197484450138832/AlmaQuintoStitchingWorkshopPoblacionSabanganMtProvinceByHzk

毎週毎週、メニューと会場の学校を変えての連続ワークショップで、スタッフも目が回る忙しさですが、参加者の子どもたち同様、ワークショップを目いっぱい楽しんでいます。

先日は、10月5,6日に予定されているワークショップのファシリテイター、ガノの修復中の工房を打ち合わせのために訪問。流木や川石で作った力強い作品を見せていただきました。どんなワークショップになるかとっても楽しみです!
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  ↑昨年はスイスのアート展で受賞のガノくん。ワークショップよろしくね~。
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by cordillera-green | 2012-09-24 18:35 | 環境教育

アートを活用した環境教育モデル事業スタート! 子どもたちに楽しく森の豊かさを伝えていきます!

 マウンテン州サバンガン町を事業地とした「子どものためのアートを活用した環境教育モデル事業」(地球環境基金)のファシリテイター候補のアルマ・キントさんとの打ち合わせをマニラで行ってきました。

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  ↑サバンガンのポブラシオン村

 この事業は子供たちに環境保全の大切さを伝えるために、演劇、音楽、ダンス、ビジュアル・アートなどを活用したモジュールづくりを目的としています。パワーポイント・プレゼンテーションやスピーチによるレクチャーではなく、子供たちが感じ、考え、自分で想像し、表現していく過程で、自然や先住民族の伝統などの豊かさを再発見し体験的に学んでもらおうというプログラムを、常日頃から作品制作のテーマに環境とのかかわりを意識しているアーティスト達が考案し、ファシリテイターとしてサバンガン町の小学校とハイスクールで実際に実施してもらおうというわけです。
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  ↑教員向けのワークショップ
 
 制作に必要な材料は、できるだけ外から持ち込まないのが基本方針。環境のためのアート・ワークショップで大量のごみが出てしまった・・・なんてことがないようにしなくてはなりません。
 村の暮らしはお金の面では貧しいかも知れませんが、サバンガンにある豊かな森には人が生きていくに必要なすべてをそなえていること、アートは白い紙やハデハデなきれいな色の絵具がなくても表現できること、町にある美術館やギャラリーでなくて村の路地や広場や家の軒下がアートを表現する場所になりえること、心を開いて身の回りにあるものをもう一度見つめ直してみると、今まで見えなかった豊かさが見つかること、そして何よりも子どもたちに表現することの楽しさを知ってもらいたいと思っています。
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  ↑サバンガンのカラウィタン山には多くの野鳥や野生動物が生息しています。

 ワークショップで子供たちが作った作品は11月後半に予定されている「サバンガン・エコロジカル・コミュニティ・アート・フェスティバル(仮名称)」で展示、発表します。また、ワークショップの過程はビデオ、写真によって記録し、コーディリエラ先住民族のためのアートを活用した環境教育マニュアル・ブックとして出版し配布する予定です。
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  ↑サバンガン国立高校の生徒・教員と、ファシリテイターの皆さん

 事業実施にはサバンガンの町役場と学校の全面的な協力が欠かせず、コーディリエラ・グリーン・ネットワーク(CGN)では、学校を会場としたアーティストによるワークショップ開催に先立って、教員向けの環境教育セミナーと地方自治体とバランガイ(村)の役員向けの持続可能な開発のあり方に関するセミナーを実施しました。
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   ↑マージ・アミストソが教員向けの講習会をファシリテイト

 アートを活用した環境教育ワークショップの第1回は、6月に演劇ファシリテイター・花崎攝氏とコンテンポラリー・ダンサーのJUN AMANTO氏を招いて、サバンガン国立高校で実施しました。バギオで開催されたkapwa-3先住民族会議に招待されて来比中のネイティブ・アメリカンの英雄デニス・バンクス氏も特別ゲストとして参加。朝礼と歴史の授業で自らの体験や先住民族の歴史についてのスピーチをしてくれました。なんとも贅沢なプログラム!
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  ↑ネイティブ・アメリカンについて解説するデニス・バンクス氏

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  ↑身体表現ワークショップのファシリテイター、JUN AMNTOと生徒たち

 今回マニラで打ち合わせをしたアルマ・キント氏はミンダナオの紛争地域に暮らす人たち、性的虐待にあった女性たちなど、社会的、政治的、ジェンダーなどによって抑圧や困難な状況の中で生きてきた人たちを対象に数多くのワークショップを行ってきています。様々な思いを込めて、布を縫い合わせていったインスタレーション作品を創作することが多いようです。
 サバンガンでのワークショップについては、打ち合わせの中で、環境に対する意識を高めるためにリサイクル衣料やボロ布などを用いる一方、手織りの伝統の残るサバンガンなので、手織り布もどこかに用いていきたいというアイデアも出てきました。
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   ↑民族衣装に身を包んだサバンガンの子どもたち

 アートを活用した環境教育ワークショップは今月から本格始動します。日本のアーティストの方たちからも次々と参加表明があってうれしい悲鳴です。ワークショップの模様はまたこのブログで随時アップしていきますのでお楽しみに!

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  ↑アルマのアート・プロジェクト「House of comfort」のリーフレット

アルマ・キント氏の昨年のユンチェンコ美術館でのワークショップについてはマニラのアートシーンを紹介する「Arty Manila」のこのページで。

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↑ジョリビーで打ち合わせ!

(反町眞理子)






 
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by cordillera-green | 2012-08-02 22:41 | 環境教育

サバンガンで地方自治体向けの環境セミナー

CGNは2012年度、マウンテン州サバンガンでアートを用いた環境教育プロジェクトを行っています。(地球環境基金助成事業。正式名称:「フィリピン ルソン島北部山岳地方における子供のためのアートを活用した環境教育モデル事業」)
サバンガンには、貴重な生態系を有するカラウィタン山があります。しかし近年、焼畑農業による山火事や農地拡大のための森林伐採が原因で、その豊かな森林と動植物が失われつつあります。

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真ん中に見えるのがカラウィタン山。残念ながら山頂が雲に隠れてしまっています・・・。

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麓には大蛇のようなチコ川が流れ、とても美しい風景です。

植林やアグロフォレストリー、有機農業など環境問題へのアプローチはいくつもありますが、まずは地元の人たちの環境への意識が変わらないと、どんな取り組みも本当の意味で長続きしません。そこでCGNでは今までの経験とノウハウを活かして、地元の小学生と高校生を対象にアートを使った環境教育モデル事業を行うことになりました。

6月9日に学校関係者を対象に「環境教育」についての研修会、同月24日、25日にはサバンガン国立高校で花崎攝さんによる詩のワークショップとJun AManToさんの身体表現のワークショップを行いました。

3回目となる7月24日は、地方自治体関係者向けに、「持続可能な発展」と「環境保護」についての入門セミナーを開催。サバンガン町役場の職員や村の役員など30名以上が参加しました。

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まずは、コーディリエラ地方の環境破壊の現状、有機農業、アグロフォレストリー、バイオガスなどの基礎情報、ミミズ堆肥など持続可能な発展のキーとなるテーマについてレクチャー。
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また、ゲストスピーカーとしてベンゲット州観光局のオフィサーである、クラリタ・プルデンシオ氏をお招きして、持続可能な発展とツーリズムについて講義をしていただきました。
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参加者たちは、とくにミミズ堆肥やバイオガス(地元では豚糞の処理が問題になっているそう)に興味津々。たくさんの質問が出ました。また、サンプルとして持って行ったミミズを取り分けて、持ち帰る参加者もいました。そして、カラウィタン山を中心としたエコツーリズムへの関心もとても高いようでした。

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セミナーの最後に、自治体として今後どのような取り組みを行っていきたいか、アイデアをあげました。
今後の展開が楽しみです!

(中村朱里)
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by cordillera-green | 2012-07-25 15:08 | 環境教育

Kapwa-3国際会議 報告2 Aanak di Kabiligan goes to KAPWA

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フィリピン各地の先住民族が集ったKAPWA-3国際会議で、コーディリエラ・グリーン・ネットワーク(CGN)は、5月末にマウンテン州サガダで先住民族の若者を対象に行った「平和構築と環境保全のための演劇ワークショップ」(大竹財団 キープ協会助成)で創作した演劇作品「Abot」の発表を行う機会をいただきました。 
 サガダでの演劇ワークショップは、日本から参加したファシリテイター・花崎攝氏の指導により、コーディリエラ山岳地方の6つの州(アパヤオ州、アブラ州、カリンガ州、イフガオ州、ベンゲット州、マウンテン州)の山岳地方の様々な民族の若者たち(14歳―22歳)を対象として行ったもの。kapwa-3での公演は、今回の会議に参加していたほかの地方の先住民も数名加わって行いました。
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↑サガダでの花崎攝さんのファシリテイトによるワークショップ

 「Abot」は、架空の山岳民族の村の歴史がモチーフ。豊かな森に囲まれた村が環境破壊に見舞われどんな運命をたどるのか…。
 ストーリーはワークショップに参加した若者たちが自分たちで話し合いながら作り上げていきました。様々な民族に伝わる歌や踊りが随所に盛り込まれ、作品を作る過程は環境問題を知り考える場であったとともに、伝統文化を学び、その価値を再認識する機会にもなっています。また、違う民族が共同しあってひとつの作品を作り上げていくことにより、民族間の交流と協調を深める平和構築への礎づくりとすることも目的の一つでした。
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KAPWA-3国際会議の目的の一つが様々な民族のスクール・オブ・リビング・トラディション(SLD)の伝統文化の継承者とそこで学ぶ若者たちが、お互い交流し、今後の各民族における活動に活力を与えたいというものであったことから、CGNの演劇を使った環境教育活動を以前から応援してくれているキドラット・タヒミック氏から、各地の先住民族の人たちが参考にできる活動としてワークショップで創作した芝居を公演してくれと申し出を受けて、今回の公演は実現しました。

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  ↑いろいろな民族の人と親交を深めたられたのも大きな収穫です。

サガダでのワークショップから約1カ月。14人のメンバーのうち二人は参加できませんでしたが、新たにこの会議で知り合ったパラワンやカリンガ族イフガオ族の子どもを加えてたった1日のリハーサルで本番。しかし、実に堂々とたくさんのお客さんの前で演じきってくれました。最後には感極まって涙を流すメンバーも。観客の中にも言葉がわからないながらも感動して涙を流す人も数多く見られました。

アイヌ民族の藤戸裕子さんは
「言葉はわからなくても同じようなストーリーが私たちにもあって、心を打たれました」

自分たちの民族の音楽を公の場で演奏することを禁じられていた時代もあったというタイ北部カレン族の方は
「若い人たちがこんな風に高らか人自分たちの民族の文化を歌い上げるようなお芝居を、僕が生きているうちに自分たちの村でできたら、それこそぼくの夢です」
とまで言ってくれていたそうです。

素晴らしい賛辞だと思います。ステージのみんなのパワーは、感動とともにすごいポジティブなエネルギーをKAPWAに参加したすべての人に与えてくれました。もちろん、アナク・ディ・カビリガンのKAPWAでの晴れ舞台を応援したいと日本から再訪してくれた花崎攝さん、サガダでのワークショップから影に日向に力強くアシストしてくれたサガダ在のGawaniとCGNおなじみの演出家ジェロなどなどのバックアップのおかげでもあります。
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  ↑チームワークばっちりのアナク・ディ・カビリガン。

花崎攝さんが帰国後送って下さったメールをここに転載。
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Aanakの子たちは、ひとりひとりが大きな可能性を秘めていますね。そして、なによりもとてもいいチームになることができました。私は彼らとともにいることが、とても誇らしい気持ちでした。
CGNが2006年から重ねてきた実践が土台にあったから可能になったことです。そして、こういう活動こそが、いわゆる環境教育にとどまらず長期的にみて地域の平和構築のひとつの力になると確信します。
Junさんは、「居場」ができていたといってくださいましたが、古武道のことばだとそういう言い方があるのですね。そういってもらえて、とてもうれしかった。

私のことばで言うと、演劇は、ほんとに良い演劇は、「永遠に重なる一瞬」を生み出すことができるのです。いろいろなことが重なりあい、かみ合って、ひとりひとりの細胞が活き活きと活性化して、場が発光するようなその瞬間は、生きていく力になります。
それは、だれかにやらされていたり、ほめられるためにしていたり、自分が目立つために演じたりしていては、実現できないことです。
また、お金や権力を行使しても、それだけでは決して経験することのできない質のことです。自分自身が充実するとともに、相手や仲間がいるからそれが可能になり、自分の存在が成立するという実感が得られるような経験です。
彼らは、仲間たちと、自分たちの地域のことを、多少ステレオタイプではあっても、借りものとしてでなく、短い時間ではあっても、自分たちが議論をし主体的に作っていきました。
だから、ケヴィンたちが抜けても、また新しい子たちが加わっても、自分のパートだけでなく作品を全体として理解しており、仲間が何をしているのかもよくわかっているので、私ももちろん質問したり提案したりはしたけれども、動じることなく、適切に対応することができたのです。「ディスカッション、ディスカッション」と言って、Vocasで机を囲む彼らは、とても頼もしかったです。


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  →Tracher`s campのドミトリーでで1週間子どもたちと寝食を共にした攝さんとの
   お別れは涙涙のオンパレードとなりました。
   また絶対どこかで会いましょう!

Aanak di Kbiligan goes to KAPWA
の素敵な写真はCGNのWEBアルバムにアップされています。
https://picasaweb.google.com/101439197484450138832/AanakDiKabiliganGoesToKAPWA#
撮影:Kizel Cotiw-an
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by cordillera-green | 2012-07-06 16:11 | 環境教育

先住民子どもたちのための平和構築と環境保全のための演劇ワークショップ in サガダ

 フィリピンの夏休みの終盤2012年5月末、マウンテン州サガダのセントメリー・ハイスクールを会場にコーディリエラ山岳地方の6つの州からの14名と開催地のサガダのセント・メリー・ハイスクールと国立ハイスクールから22名が参加して6泊7日の合宿スタイルで「ルソン島北部先住民族の子どもたちを対象とした平和構築と環境保全のための演劇ワークショップ」(大竹財団/キープ協会助成)を開催しました。
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   ↑サガダのシンボル・セント・メリー教会。
    日本からの移民の大工さんによって約100年以上前(1904年)に建てられた伝統ある教会です。

 ファシリテイターには、日本からインドネシア・アチェの紛争地域での演劇ワークショップなどの経験のある花崎攝氏、先住民族独特の身体表現方法を研究し、その平和的価値を伝えるワークショップを世界各地で行っているJun Amanto(西尾純)氏。フィリピン国内からはバギオ市を拠点にコミュニティ・シアターの指導を行う若き舞台演出家アンジェロ・アウレリオ氏(Rey Angelo Aurelio)氏、フィリピン大学で民族音楽の教鞭をとるアルヴィン・ヴィラロン(Arvin Villalon)氏、カリンガ族の伝統音楽継承者エドガー・バナサン(Edgar Banasan)氏とケネット・バナサン(Kenneth Banasan)氏が参加し、たいへん内容の濃いワークショップとなりました。
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  ↑Jun Amanto氏のワークショップ

 全日程6日間の前半3日間は参加者全員に対するワークショップを行い、4日目以降は、各州からの参加者組とサガダのハイスクールの生徒組の2グループに分かれて、演劇作品の創作を目的としたプログラムを開始。各州からの混成チームであるグループを花崎攝氏が担当し、様々な民族間の協調やコラボレーションを外国人という立場を有効に利用してさすがの”プロの技!”で見事なファシリテイトをしてくれました。
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   ↑ファシリテイターの花崎氏とジェロ

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 ワークショップでは参加者から出されたさまざまなテーマの中から参加者自身が選んでストーリーの構成をし、皆で話し合って肉付けをしていき、最終的に「Abot」というコーディリエラ山岳地方の架空の村の変遷を描いたストーリーとなりました。それぞれ自分の民族に伝わる歌、朗誦(チャント)、踊りを教えあい、作品の中に組み込んでいき民族色も前面にで、参加者の先住民族としてのアイデンティティが強調されています。また、。もっとも自分の感情を表しやすい言葉ということで、お芝居の中で使われる言葉も、様々な民族語が飛び交い、多様な民族性とその協調をそのまま体現したようなお芝居が出来上がりました。
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 サガダのハイスクールの生徒たちによるグループは、先住民族文化に詳しいバギオ市拠点のアンジェロ・アウレリオ氏が担当。サガダに伝わる岩に関する民話「Kiwkiw」をベースに、伝統文化と環境の大切さを訴える内容のお芝居を創作しました。
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また、限られたワークショップの時間の中でしたが、二人組で選んだ環境問題に関するテーマについてセリフを応酬する「サークル・オブ・コンフリクト」という即興寸劇も試みました。3-5分という短い時間ですが、ユーモアを交えた即興劇はとてもアマチュアの高校生や大学生の演ずるものとは思えないもので、ワークショップ最終日の発表会では大きな観客の笑いを誘っていました。
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  6日間のワークショップの間、花崎攝氏のワークショップのアシスタントと通訳を務めた在サガダのガワニ・ドモゴ(Gawani Domogo)氏のコーディネイトと解説により、博物館、ハンギング・コフィン(洞窟内にお棺をつるす埋葬法)、地底川のある洞窟、陶房など、サガダの自然と特異な風習・文化を学ぶための講習と散策ツアーも盛り込まれ、参加者は自らの民族とは違った伝統文化を学ぶ貴重な機会を得ました。
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  ↑最終日に尋ねたサガダ陶房

 このワークショップで創作された「Abot]は、6月25日-7月1日にバギオで開催された先住民族国際会議Kapwa-3に招待され上演されました。その模様はこちら

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    ↑1週間寝食を共にしてすごく仲良くなりました。
     ポジティブ・パワー全開! 素晴らしいワークショップでした。


サガダでのワークショップの様子は、CGNのWEBアルバムにも多数アップされています。
https://picasaweb.google.com/101439197484450138832/SetsuHanasakiSWorkshop

https://picasaweb.google.com/101439197484450138832/JunAmantoSBonePowerWorkshopKizel
https://picasaweb.google.com/101439197484450138832/ArvinVillalonSWorkshopKizelCotiwAn
https://picasaweb.google.com/101439197484450138832/AanakDiKabiliganSagadaShow


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 ↑反町も参加させてもらいました。

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 ↑サガダの精霊たちを揺るがすJun Amanto氏のパフォーマンスも行われました。


(反町眞理子)
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by cordillera-green | 2012-06-10 12:28 | 環境教育

イフガオ国立大学でピースキャラバンに山本公成さん一行ゲスト出演!

今朝Facebookで、イフガオ国立大学(IFSU)で青少年教育に当たっていた青年協力隊の木村暁代さんの「Last Days of Ifugao」という去りがたげな写真がアップされていましたが、任期中にCGNと共同でいくつかの環境教育プログラムを企画してくれた木村さんのIFSU最後のイベント企画は平和教育を目的とした「ピース・キャラバン」でした。
第二次世界大戦で原爆が投下された長崎出身の木村さんは、昨年の東日本大震災と福島原発事故後、フィリピン、日本、そして世界のために、日本人としてできることを模索し続け、どういても任期中に、日本の原爆体験をフィリピン人たちに伝えたいと思い、青年海外協力隊員の有志に声をかけ「ピースキャラバン」を企画しました。(2012年2月13-15日)
企画趣旨はこちらで。

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メインは広島の原爆資料館から提供してもらった原爆に関する英語の展示。それに、原爆に関係する映画の上映など。彼女の熱い思いにJICAマニラオフィスも賛同し、広島からも平和教育に関わるNPOの方たちが参加し、平和教育ワークショップなどを実施。さらに、いまもムスリム勢力との紛争が続くミンダナオ島で平和教育に携わるNGOも参加することになりました。

この企画を、CGNがコーディリエラ山岳地方で企画してきた環境イベントや慰霊パフォーマンスに参加して下さって来た音楽家・山本公成氏にお伝えしたところ、
「日本の大学でもこういった動きを起こす若者はほとんどいないのが現状です。それを、第二次大戦の戦場であり、いまだ反日感情も強いフィリピンで、“世界の平和”のためにあえて開催したいという志に共感します。ぜひ、参加させてください」
というお申し出を受け、急きょピース・コンサートをプログラムの中に組み込んでいただくことになりました。
お忙しい中、山本公成さんと奥さんの星子さん、そして音響、ビデオ撮影など裏方サポートで同行してくださった浅田繁夫さんたちの来比スケジュールは全4泊。それなのにイフガオもバギオも行きたいというよくばりスケジュールの強行日程でしたが、おじさん、おばさんパワー全開で、何でも来い!状態の楽しいキャラバンとなりました。

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↑被爆都市広島を拠点に世界の平和のための教育活動を行うNGO「ANT-Hiroshima」の渡部朋子代表。
「はだしのゲンが伝えたいこと」とう「漫画「はだしのゲン」の原作者・中沢啓治さんのインタビューを中心としたドキュメンタリーの上映を行い、参加者のIFSU学生と感想などをシェアしました。

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↑ミンダナオ島サンボアンガ市のPeace Advocates ZamboangaというNPOのAldrin B. Abduramin氏が平和教育ワークショップをファシリテイト。さすがプロのファシリテイターで、IFSUの学生たちをぐんぐん引き込まれていきます。

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↑日本からは、やはり広島を拠点に平和教育&環境教育を行うNPO「これからの学びネットワーク」(コレマナ)の河野宏樹さんも参加。

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↑ピース・コンサートのオープニング・アクトはIFSUの民族舞踏シアターグループ。Aanak di KabiliganメンバーでIFSU学生のジェリカがコーディネイトしてくれました。

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↑山本公成さん&星子さんは、世界中のめずらしい笛や民族楽器で、平和のための美しい音楽を奏でてくれました。心が澄みわたる平和な時間。音楽って本当に素晴らしい。

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↑木村さんが担当していた日本語クラスの生徒たちが「今日の日はさよなら」を合唱。

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↑最後はみんなでジャミングしながらイフガオ・ダンスダンス~~。主催の木村さんも開放されたみたいで、楽しそう。

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その他の写真は以下のCGNのWEBアルバムで。
Peace Caravan In IFSU

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by cordillera-green | 2012-03-15 09:16 | 環境教育

Skogusmulleの環境教育ワークショップをさっそく山の子どもたちに実践しました!

 JICAマニラから招待状が届いたスウェーデンのSkogusmulleの環境教育ファシリテイター養成講座のご案内。フィリピンで環境教育関係の講座が行われるのは珍しいことです。CGNからは、山岳地方のコミュニティでたびたび環境教育の機会のあるフィリピン人スタッフ4人が参加しました。対象が5-6歳ということで、いままでCGNの環境教育プログラムでは対象としていなかった層。戻ってきたスタッフたちは「とても貴重な経験だった」「楽しかった」と好評。さっそく、「コミュニティで実践してみたい」ということで、コーヒーを中心としたアグロフォレストリー事業を実施中のコロス集落のデイ・ケア・センターの子どもたちに、そして、「うちの子どもたちにもぜひ環境教育の機会を!」と熱心なお隣りナルセブ集落の子どもたちを加えて2日間のワークショップを行いました。

 会場はナルセブ集落にある聖ベネディクト教会のお庭。広大な松林の敷地に瞑想のためのコテージが点在し、遊歩道もあってまさに環境教育ワークショップにはぴったりの場所です。
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Skogsmulle環境教育プログラムを行っているSustainable Academy JapanのMidoriさんからお借りしたカラフルな教材を使って参加型のワークショップはスタート。絵はスウェーデンの森なので、コーディリエラの森とはちょっと違うかな? 「何が足りないかな?」というファシリテイターの質問に、
「イチゴ!」
「グアバ!」
「星!」
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双子を出産してしばらくCGNを離れていたジョセリンも現場復帰に意欲満々。
お母さんになって子供たちに対する指導も一層こなれてきました。
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様々なコミュニティで、オーガナイザーの経験を積んでいるアイダですが、4-5歳児のオーガナイズはまれな経験。でもさすがフィリピン人。子供の扱いは一流です。
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足に障害のある男の子も参加。広いところで好きにからだを動かせて、とっても楽しそうでした。
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 Skogusmulleとはスウェーデン語で「森のムッレ」という意味だそう。ムッレとは森に棲む妖精のことだそうです。「クリコッ」「クリコッ」と呼びながらあちらこちらを巡り歩き森のムッレを探します。
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 そろそろ子供たちの集中力が切れたかな? という頃に、とうとう本物「森のムッレ」が現れます。子供たちはもうびっくり。目が真ん丸。お口あんぐり。JICAセミナーでは、CGNの舞台演出家・ジェロが「これぞ真骨頂」とムッレ役を担当しましたが、ジェロ君体調不良で、今回はリリーが登板。
「ジェロの演技ワークショップに参加しておけばよかった・・・・」
とつぶやいていましたが、なんのなんの見事なムッレぶり。子供たちの心をしっかりつかんでおりました。
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 ムッレが去った後には、ムッレからの葉っぱのお手紙とカップケーキのプレゼントが届きました。ムッレの後を追いたい子供たちを何とかジョセリンが誘導して、プログラムのクライマックスは無事終了。
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    ↑ミューレが残した花びらの矢印!?

最後は、フェリーさんと一緒に楽しいお歌の時間。さすがデイケアセンター21年で教えてきたフェリーさん。子どもたちの心をつかむのが上手です。
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ランチは、栄養失調の幼児が多い地域で保健省が行っている「FEEDING PROGRAM」のサポートで、栄養たっぷりのお豆のおかずが供されました。
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ワークショップに参加してみて、どうしてスタッフが一刻も早くこの手法を山の子どもたちに試してみたかったのかがわかりました。ワークショップをファシリテイトしている方もとても楽しいのですね。みんなが楽しめることが、こういった体験型のワークショップの成功の秘訣です。衣装や教材など、場を演出するための道具もとても大切だと実感しました。
今回の経験をもとに話し合い、コーディリエラの自然や習慣に合うように、内容をアレンジしながらコミュニティでの環境教育プログラムに生かしていきたいと思っています。

そうそう、CGNが制作したた子供向けの絵本「MOONBEAMS」に登場するのも森にすむ妖精たちでした。
ベンゲット州にはムッレのような妖精伝説が残っています。


ワークショップの写真はCGNのWEBアルバムで。
https://picasaweb.google.com/101439197484450138832/EnvironmentEducationWorkshopUsingSkogsmulleMethod
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by cordillera-green | 2012-03-11 15:48 | 環境教育

2011年末は恒例の清里キープ協会訪問

 年末年始の日本一時帰国からフィリピンに戻ったとたんに日本からお客様が次々やってきて、忙しくしていてブログもお休み気味。もともと、かるーーーく文章書いたりするのが得意でないのに、本気で書かなければいけない原稿依頼や企画書もあって、ブログの方はお留守。悪い癖ですが思い出せることをまとめて書いていきます。

 昨年5月のAanak di Kabiliganの日本での環境教育ワークショップですっかりお世話になったキープ協会にプライベートで遊びに行きました。キープ協会は10年前から共同で様々な環境教育プログラムを実施してきている良きパートナー。家族のようなお付き合いです。 今後の共同プロジェクトの可能性などについて、国際部、環境教育部などと実のあるミーティングを行いました。
 帰比後、バギオに環境教育ファシリテイター養成講座の講師として来てくれたこともある環境教育部の鳥屋尾健さんのメールマガジンでこんなご紹介をいただきました。うれしいね。

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やっさんからの風のたより  2012年1月
            ~鳥屋尾健とご縁のあったみなさまへ~
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●12月に出会った人
年末に、フィリピンから日本を訪れていた反町眞理子さんと
久しぶりにお会いしました。
眞理子さんは、フィリピン北部の山岳地方をフィールドに、
環境保全と山岳民族が森林をはじめとする豊かな自然資源を
自分たちの手によって維持し、自然と共生した持続可能な暮らしを
実現するためのさまざまな活動をされています。

いろんな人をどんどん巻き込んで、新しい楽しいことを
どんどん生み出していく方です。
現地の厳しい現実も、新たに手がけるプロジェクトも
ケタケタと、いつもなんだか愉快に話してくれます。

数年前に、山岳地域各地域の高校生達が、自分達の伝統的な文化を見直しながら
環境をテーマにした演劇をつくりあげ、演劇祭という形で広く発信するという
活動の際の前後のワークショップに関わらせていただきました。
歌、衣装、踊り・・・アートの力を強く感じる時間でした。

フィリピン独特の時の流れに身をゆだねながらも、
いつも先を見つめながら、次の展開をうみだしていくその姿は
しなやかで、したたかで、竹のような強さを感じます。

眞理子さんの発想は、次々と次の展開と広がりを見せてくれます。
さきほどの演劇祭も、高校生自身が演劇を作っていく中での気づきは
もちろんのこと、それを見る現地の人にとっても、
『環境・文化』への強いメッセージを届けてくれます。
環境をテーマにした絵画や物語のコンテストを実施した際も、
作品を作る人にとっても、作品を見に来る人にとっても 多くの想いが
響いてきます。そして その優秀作品をもとに、地元のアーティストと
協働で、広く発信できる絵本や絵葉書にもして広げていきます。
 しかも、そこには常にどうしたら現実が動くのか、関わる人それぞれが
幸せになる仕掛けがいたるところにちりばめられているのです。

「こんな風にありたい」と思うとても素敵な人生の先輩です。
ポジティヴであることは、次々と喜びをうみだしてくれる。
そんなことを思わずにはいられません。

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↑キープ協会から車で20分、メドウズスキー場で子供たちはスノボとスキーを楽しみました。
インターンでCGNに滞在していた亀井遥海くんがわざわざ指導に来てくれました。

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↑キープ自然学校校長先生の小林さんはフィリピーナとご結婚。かわいいお子さんも生まれて幸せいっぱいです。でも、ミンダナオ育ちの奥様・ダイリンちゃんに清里の寒さはこたえたみたい。
冬の後半はフィリピンに一時帰国することになりました。
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by cordillera-green | 2012-01-15 14:17 | 環境教育

世田谷パブリックシアター・ワークショップラボでレクチャーします

 年末年始の一時帰国に合わせて、世田谷パブリックシアターのワークショップラボで、コーディリエラ・グリーン・ネットワーク(CGN)が環境教育のために行ってきた演劇ワークショップについてお話しすることになりました。インドネシア・アチェの紛争地復興のための演劇ワークショップを企画している(た)佐藤万帆さんとご一緒。年末の忙しいときですが、ぜひ足をお運びください。
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『コミュニティにおける演劇の実践』
SPTワークショップラボ
Vol 3. 社会問題と演劇をつなぐ―その仕組みづくり


12月22日(木) 19時~21時30分
会場;世田谷文化生活情報センターセミナールーム(三軒茶屋駅前キャロットタワー5階)
ゲスト:佐藤万帆(笹川平和財団主任研究員)
     反町眞理子(環境NGOコーディリエラ・グリーン・ネットワーク代表理事)
参加費:1000円

武装派勢力と政府の間で和平協定が締結され、30年に及ぶ紛争が終結したのを機に、芸術による元紛争地の復興支援を目指した「アチェの子ども達と創る演劇ワークショップ」を企画された佐藤万帆さん、そして、フィリピンで「演劇による環境教育の取り組み」をされている反町眞理子さんのお話を伺います。何故演劇的手法を活用してみようと思ったのか、そしてその成果が一体どうであったのかについて、企画者サイドからの視点でお話頂きます。

佐藤万帆(さとうまほ)
ロンドン大学大学院東洋アフリカ学院卒業(社会人類学専攻)。1996年から12年間、国際交流基金に勤務し、主に東南アジア、南アジア地域の知的交流事業などに携わる。2001年より4年間、ジャカルタ事務所駐在。現在は笹川平和財団主任研究員として、南タイの紛争解決に取り組む。

反町眞理子(そりまちまりこ)
立教大学卒業後、フリーランス・ライター、エディターとして、「地球の歩き方」「別冊宝島」「ぴあ」、アジア関係映画祭などの制作に関わる。構成作家としてラジオ、TV番組でも活躍。1996年、先住民族音楽家 との結婚を機にルソン島北部のバギオ市に転居。2001年、山岳地方の環境保全と先住民族の生活改善を目的とした環境NGO「コーディリエラ・グリーン・ネットワーク」設立。環境教育、植林などを行う。

以下のHPの申込みフォームか、または劇場(03-5432-1526)までお申込みください。
http://setagaya-pt.jp/workshop/2011/12/post_234.html

備考 [協賛]  アサヒビール株式会社/東レ株式会社
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by cordillera-green | 2011-12-08 11:46 | 環境教育