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キープ協会の吉田さんが事業視察にいらっしゃいました

 コーディリエラ山岳地方におけるCGNの環境教育プログラムのほとんどは、山梨県清里のキープ協会と共同で行っています。キープ協会は、歴史ある「清泉寮」、日本のアメリカンフットボール発祥の地、ヤマネの生息地とその保護活動、そしてとろけるようなおいしいソフトクリームなどで知られていますが(http://www.keep.or.jp/)、知る人ぞ知る日本の「環境教育」の啓発・普及の拠点でもあります。
 そのキープ協会が、環境教育分野における経験と知識をフィリピンで地でも生かそうということで、CGNを現地カウンターパートとして2001年に始めたのが、現在まで続く私たちの環境教育プログラムです。
 今も継続中の環境教育セミナーシリーズ「エコ・キャラバン」をはじめ、「エコロジカル・ペインティング・コンペティション」「環境ストーリー・コンテスト」「ユース・エコ・サミット」などのイベントや、環境問題啓発ポスターの制作、山岳部の森林破壊の現状を追ったドキュメンタリービデオ制作、小学生のための環境絵本、高校生のための環境Q&A本出版などなど、さまざまな環境教育活動を5年以上にわたって共同で続けてきました。

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 これら環境教育事業を担当するわれらが親分・キープ協会国際部の吉田さんが、事業の視察と打ち合わせにバギオを訪問されました。吉田さんは、バギオ訪問のたびに、現場で働くスタッフたちの労をねぎらって、CGNスタッフ全員にゴハンをご馳走してくださるのが、いつの間にか恒例に………(すいません、吉田さん)。貧乏NGOゆえ、みなでレストランでご飯を食べることなどほとんどない私たちスタッフには、盆と正月が一度に来たような豪華な夜です!
「いや、食事代は自腹なんだよネエ」といいながら、「でも、フィリピンでみんなが集ってくれて、本当においしそうにご飯を食べてくれるのが楽しみで、働いているようなもんだから」と言ってくださる吉田さん。いつも本当にごちそうさまです! スタッフ一同感謝しております!

 翌日は、今回の「エコ・キャラバン」の開催地、ベンゲット州のサブランへ。サブランは、7月に地域住民の手によって閉鎖されたゴミの集積場があるバギオ市・イリサンのお隣に位置します。バギオ市の中心部から車でわずか30分。バギオ市との往来も頻繁で、もちろんその分ゴミの量も多く、バギオの抱えるゴミ問題が波及するのも時間の問題ということで、今回はマニラから専門のファシリテーターを招待し、ゴミ問題もセミナーのテーマに加えました。

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住民によって閉鎖された
イリサンのゴミ捨て場















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 インターンの松野下さんも、小学6年生を対象に、ゴミ分別ゲームのためのカードなどを手作りし、新たな境地にチャレンジです。さすが、町から近いだけあって、子供たちもすごく活発。手をあげてどんどん発表する子供たちの勢いに、松野下さんのほうのテンションも上がり気味。朝9時から12時過ぎまでぶっ続けの環境クラスなのに、誰一人、集中力を切らすことなくついてきていました。やったね、松野下!


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 先生向けには、授業での環境問題を取り入れたモジュール作りを最終テーマに、マージーさんがいつものように、きめの細かい、そして情熱にあふれたワークショップを展開。コーディリエラ山岳地方の森林の危機的状況をおもなテーマとするJP君は、今回はバギオ市から自転車で現地入り。言動一致で素晴らしい!(私たちももっと身体を動かさねばああ。しかし、坂の多いバギオで、自転車はつらいなあ。)

 ワークショップやセミナーで何時間もしゃべり続けたあとも、「まだ話したりない」とばかりに、車中やレストランで話し続ける、講師陣とCGN環境教育チームのエネルギーと明るさに少々あきれながらも、吉田さんはあたたかいまなざしで私たちの活動を見守って、かつ、数々の貴重なアドバイスを残して、マニラへと向かわれました。申請書の制作をはじめ、大変な助成金の会計報告や、こまごました助成団体との打ち合わせなど、まさに縁の下で私たちの活動を支えてくれているのが吉田さんです。これからも、どうぞよろしくお願いいたします!



 
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by cordillera-green | 2008-09-30 11:23 | 環境教育

カバヤン村で手織りで生計を立てる女性たち

 私はCGNの活動と並行して、山岳地方の伝統を生かした手工芸品生産を応援する活動も行っています。山岳民族伝統の手仕事を後世に残すと同時に、山岳民族たちに現金収入の機会を与えることを目的としています。
 もともと、日本にいるときからエスニック・グッズ&ファッションが大好き。アジアやアフリカの、素朴で、時にダイナミック、そして繊細な手工芸品を、旅したときに、また、日本のお店でもずいぶん買い求めました。バギオ市に生活の拠点を移し、コーディリエラ地方の山岳民族の手工芸品を目にして、この伝統の技術を山岳民族の生活向上に役立てられないかと思いました。そして始めたのが、「カラバオ・ママ」という名での山岳民族の手作り品のフェアトレードです。
 だんだん、NGO活動のほうが忙しくなってきて、なかなか販路を広げたりする時間がないのが悩みですが、良心的な生産者の方たちと、納期を遅れがちな仕事を温かな目で見守ってくれる日本のフェアトレード・ショップの方々のおかげで、細々と活動を続けています。
 
 今回は、山梨県清里のキープ自然学校から、竹製のお弁当箱とそれを入れる巾着袋のオーダーをいただきました。自然学校のプログラムに参加する子供たちが、キープ協会の素晴らしい自然の中を探索する時に、プラスティック製や発泡スチロールの使い捨てのランチボックスではなくて、自然に帰る素材で手作りされ、かつ繰り返し使うことのできる弁当箱を持っていってほしいという気持ちからのご注文でした。
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オーダーはスケッチブックに描かれたすごく素敵なイラストでいただき、キープ自然学校の職員の方たちの自然や子供たちを思う気持ちがたっぷり詰まっていました。竹で編んだお弁当箱は、ベンゲット州のサブラン郡に、巾着袋のほうはベンゲット州カバヤン郡の生産者にオーダーしました。

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 巾着袋をオーダーしたカバヤンはバギオ市からバスで5時間くらいの山間の小さな村です。ミイラを作る伝統風習と、フィリピンで二番目に高いプラグ山を擁することで知られています。「カバヤン・ウエービング」は、1990年にカバヤンに住む女性たちによって始められました。メンバーは15人(2008年9月現在)、糸を染める段階から全て手作業でハンドバッグや巾着袋、財布、小物入れなどを作り、ベンゲット州の州都ラ・トリニダードやバギオ市、各地でのトレードフェアなどで販売しています。メンバーの女性たちは糸や機械を提供され、家事や子育ての傍ら、自宅で機織や縫い物をしています。
 CGNインターンの松野下さんが、カバヤンを訪問し、カバヤン・ウエービングのメンバーの女性たちにインタビューをしてきてくれました(2008年9月15日)。どういう女性たちが機織りをしているのでしょうか?
 以下は松野下さんからの報告です。



サトニーナ・アティナン(Satunina Atinan)さんb0128901_1840422.jpg 
 サトニーナは現在43歳。15歳で結婚し、7人の子供を育てています。5年前に夫が病死して以来、女手一つで子供たちを育ててきました。毎日裏庭の畑で野菜を育て、家事をこなし、空いた時間を見つけてカバヤン・ウエービングの織物と縫い物の仕事をしています。1ヶ月に29ヤードの反物を5つ織り、3000ペソ(約7000円)の収入を得ています。
「畑仕事が忙しいときは織る量も減りますが、天候に左右される農業よりも、織物は織ればその分だけ収入になるのでなるべく毎日織るようにしています。」

フェ・パダイ(Fe Paday)さんb0128901_184404.jpg フェは現在52歳。7人の子供たちは全員独立し、夫と2人暮らしをしています。子供たちはカバヤンで栽培したトマトやニンジン、カリフラワーなどの野菜を街で売り生計を立てており、夫は日雇いの工事などで収入を得ています。フェはバッグ作りを得意としており一月に7000ペソ(約16,000円)をカバヤン・ウエービングからもらっています。「私には12人の孫がいて、子供や孫たちを少しでも支えたいので、目や腰が痛い日もバッグを縫っています。もっと若い世代にも教えていきたいですね。」

ジェネット・パダイ(Jeanette M Paday)さん
  ジェネット昨年の2007年4月に結婚を機にカバヤンにやってきました。18歳のジェネットと27歳の夫と母親、兄弟夫婦の5人家族です。カバヤンに来てすぐに近所に住む夫の叔母フェ・パダイからカバヤン・ウエービング紹介され、機織りを教わりました。夫は農業や植木業などで収入を得ており、鉱山に行くこともあるそうです。まだ若く、機織りを教わって間もないジェネットを夫も手伝い始め、今では夫も時間がある時に機織りをしています。ジェネット自身も今では28ヤードの織物を2,3日で仕上げるまでに上達しました。「カバヤンに来たばかりのころは何も出来なかったのですが、機織りを教えてもらい、母や夫を少しでも支えることができるので嬉しいです。」
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 彼女たちが作った竹製ランチボックス用の巾着袋は、まもなく完成の予定。
このブログで報告しますので、お楽しみに
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by cordillera-green | 2008-09-22 18:27 | フェアトレード

マヨヤオ村の子供たちの未来予想図

 サバガンの小学校の子供たちに「未来予想図」を描いてもらったときに、「自分たちの住んでいるコミュニティ(村)がどうなっていたらいいと思う?絵に描いてみてくれる?」と言ったら、みんな、さっさとクレヨンを走らせ始めましたが、出来上がった絵のほとんどはきれいな村の風景画で、人が登場していませんでした。自分も家族も友達も絵の中には現れてこなくて、なんだか、他人事の絵のような気もして、ファシリテーターを務める松野下さんと相談。マヨヤオでは「君たちは将来どうなっていたいと思う?」という感じに聞いてみることにしました。
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 そうしたら、みな、考え込んじゃってぜんぜん絵を描きだせません。その理由をその夜、スタッフたちと話し合ったのですが、
1.自分を含める「人」の絵を今まで描いたことがない。
2.自分の将来像を思い描いたことがない。
3.思い描こうにも村からほとんど出たことがない子供がほとんどで、将来の自分の見本となるような、「こうなりたい」と思うような大人がいない。
4.町の情報を与えてくれるテレビをもっている家庭もほとんどなく、本や雑誌も読んだことがない(学校の図書館に本はまったくありませんでした)。
という意見が出ました。

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 日本では、たいていの大人は職業をもっていて、せっせと忙しく働いているのが当たり前ですが、山の村でお給料をもらえる仕事を持っているのは「学校の先生」「役場の職員」「警察官や軍人」(ほかの地域出身の人が赴任していることが多いです)「郡会議員などの政治家」(でも次回の選挙で落選したら職がありません)「教会の神父や司祭、牧師」くらいのものです。あとは自営業で、村の中心で小さな商店をやっている人とか、集落の一角で「サリサリストア」と呼ばれる小さなよろず屋をやっている人、「トライシクル」というモーターバイクの三輪タクシーを持っている人くらいでしょうか。
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 あとは農業に従事しているわけですが、農業というのは「仕事」ではなくて、自分たちの食べ物を作る日常の作業。私たち日本人が家庭でご飯を作ったり、洗濯したり、掃除したりするのと同じような「家事」みたいなものです。いわば、日本人が「お買い物」に行く代わりに「畑」や「田んぼ」に行くわけですね。だから「農業」が、お金を稼ぐための「仕事」という観念は、町との人的・物質的交流が盛んでないマヨヤオのような村にはありません。(もちろん家族が食べる以上の量が取れたら近所のサリサリストアなどで売ってもいますが、あくまでも余った場合です)。
 で、子供たちに「自分が将来どうなっていたいか」と聞いたら、困っちゃったんですよね。たくさんの子供が大きな家を描き、「何とかお金持ちになって家を建てることを望んでいるのだなあ」と思いました。でも、その家にいる自分や家族は誰一人きちんと描けません。家を建てるためにお金を稼がねばならないという現実があるのですが、そのための手段を想像できず、何かになっている(何か仕事を持っている)「自分」というのを思い描くことができないのだと思います。
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 きっと学校の成績もいいような子は、今自分が学んでいる小学校と、学校の先生になっている自分を描いていました。男の子の何人かは、警察官になって銃を持った自分を描いていてちょっとびっくりしました。(右の絵もその1枚)
 画用紙やクレヨンの寄付をいただいている柏崎の「みんなの未来予想図」プロジェクトのSSさんから今朝届いたメールにはこんなアドバイスがありました。
「絵の方は、第一に沢山の子どもに「夢を持つ」ということをしてほしいと思っています。それも大切な事だと思っています。」
 子供たちに、夢を思い描く「力」を育てていくことをしなくてはいけないと思いました。
 
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by cordillera-green | 2008-09-19 12:05 | みんなの未来予想図

フィリピンでも安全な野菜を食べたい!作りたい!

 うちにはケーブルテレビが入っていて、いちおう「NHKインターナショナル」というチャンネルは見られます。何とか基本的な日本のニュースはキャッチできるわけ。このところ、中国ギョーザ事件についで、またまた、汚染米と粉ミルクで「食の安全」が大きくクローズアップされているようですね。いったい中国の農業や食品加工の現場はどうなっているのかと背筋が寒くなります。

 今、私たちが山岳地方で行っている環境教育セミナーでは、いろいろなビデオも参加者に見てもらっていますが、日本の農薬による環境汚染を取材した「Japanese Experience in Environmental Pollution: The Light and Shadow of Pesticides(TVE Japan 2006)」というビデオもそのひとつ。シラミ対策で真っ白になるまで振りかけられるDDTの粉の時代から、最近の農薬使用状況まで、戦後の日本農業の農薬使用の歴史が収められています。、「知らないことは恐ろしい」と実感する事実の数々。ビデオでは、日本では、消費者側の「食の安全」に対する関心の高まりから、安全な野菜や米を作る農家と消費者のネットワークが生まれ、農業の現場が変わり始めたといいます。
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 先週末に訪れた棚田の村・マヨヤオで村の人が言っていました。「昔はみんな100歳まで生きたのに、このごろは60歳が寿命だよ」。誰もがうすうす、農薬をはじめとする生活の中に入り込んできた食品添加物や化学製品の恐ろしさを感じ始めています。一大野菜の産地ブギアスの農家では、販売用の野菜を作る畑と、家族用の畑を使い分けているという話も聞きました。消費者以上に野役の被害を直接受けるのは農民たちです。でも、今の野菜栽培で生活が成り立っている限りはやめられない。農家に対する有機農法の指導と同時に、消費者に食の安全性を伝えていく活動も地道に続けていくことが必要です。

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 昨日、フィリピン好きラジオ番組のプロデューサー&ディレクターの今泉氏からメールが来ました。東京池袋のど真ん中で生まれ、小学校から立教という生粋のシティボーイの今泉さん。なのに最近は、八ヶ岳に別宅を構え、野菜作りを楽しんでいるんだそう。シティボーイの気配のカケラも感じられない添付されてきた写真に笑っちゃいました。キャプションは
「食の安全・食糧危機が叫ばれる今、やはり自分の食べる分くらいは自給しないとね」。
 ああ、食の安全を求める消費者のカガミです!
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「3-4日に一度、このくらいの収穫です。でも、一人じゃ消費し切れなくて・・・」
 本当においしそうな野菜!日本にいたら、八ヶ岳に車飛ばしてでも食べに行くのに! 


 
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by cordillera-green | 2008-09-18 10:30 | 持続可能な農業

イフガオ州の知られざるライステラス(棚田)の村・マヨヤオ

 イフガオ州にバナウエというユネスコに世界危機遺産に指定されている有名な棚田群があります。バナウエには、マニラから直行バスも出ているし、わたしたちCGNの拠点のあるバギオからも直行バスが何本もあってアクセスも比較的容易。また、マルコス政権下に観光振興政策の一環で作られた高級ホテルもあって観光客も多く訪れています。
 でも、実は世界危機遺産に指定されている棚田郡はかなり広い地域に及んでいて、バナウエから、トライシクルで2時間ほどのフンドアン郡や、ミニバスでガタガタ道を3時間ほどの下ったb0128901_11142230.jpgマヨヤオ郡、それに第二次大戦中に山下大将が降伏したことでも知られるキアガン郡にも、すばらしい棚田が広がっています。もちろんこれらの郡の人も「バナウエよりうちの棚田のほうが美しいでしょう?」と、自分たちの棚田を誇りにしています。
 今回の環境教育セミナーの開催地であるマヨヤオも、まさに棚田の村。棚田が村の主役で、人の住む家は、遠慮がちに棚田の合間に控えめにポツンポツンと建っています。草葺き屋根はトタン屋根に姿を変え始めていますが、昔ながらの小さな高床式の伝統家屋がほとんど。村の主役はあくまでもライステラス(棚田)です。
 b0128901_1115208.jpg村の中心にはロッジがひとつと役場の隣に小さな看板があるだけで、どこも観光地らしいところはありませんが、この地に何度もトレッキング&マウンテンバイクのツアー、そして写真撮影のために訪れているJPアリピオ君によると、滝やビューポイントなどなど、1週間では見切れないくらいのすばらしい観光資源に恵まれているとのこと。
(マヨヤオの棚田の写真はJPアリピオ君のMultiplyのGallaryにあるので、ぜひ覗いてみてください)
 昔ながらの素朴な暮らしがずっと続いてきたこの村も、美しい棚田の情報が少しずつ広まり、貧しい住民たちの生活を助けるための救世主として、「観光」にスポットが当たり始めています。目先の収入ばかりを考え、肝心な観光客を惹きつけている自然や棚田の景観を損なうことがないように、「エコツーリズム」という言葉も聞かれ始めました。
 そして、今、この村の抱えているいちばんの環境問題は、なんと「巨大ミミズ」。丈夫な棚田の石積みの壁をものの見事に崩すこのミミズは、10年位前にバランバン村に現れ、どんどん活動エリアを広げ、今ではマヨヤオの棚田全体に広がっているそうです。ミミズ退治のために、薬品をまくようになり、棚田の生き物たちも姿を消し始めています。ドジョウもカエルもトンボも巨大ミミズと一緒に姿を消し、数千年にわたって保たれてきた棚田の生態系が崩れはじめています。
 もともとこの巨大ミミズの数が異常に増えたのも、この地の生態系のサイクルが狂ってしまった証拠です。イフガオ民族が古来伝えてきた森林保護のシステム「ムヨン」も徐々に失われており、棚田の周辺の森は消えかかっています。森を住処にしていた生き物たちも減り、棚田を中心とした地域の生態系のバランスが崩れてしまったのでしょう。 主食の米を生む棚田はとても大事で、だれも壊そうとはしないけど、棚田は棚田だけでは存在し得ないのです。
 「観光ビジネス」と「巨大ミミズ」、この村が直面するふたつの環境問題はずいぶん毛色が違いますが、今、対策に取り組まなければ、取り返しがつかないことでは共通します。解決には、正しい環境保全に対する知識は欠かせません。
 わたしたちの環境教育セミナーツアー「エコ・キャラバン」は、山岳地方の知られざる美しき景観に出会いながら、同時にそれぞれの村の抱えるさまざまな環境問題を目にしながら、山岳地方をめぐっています。
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by cordillera-green | 2008-09-16 11:21

イフガオ州マヨヤオでの環境教育セミナー

 9月12日&13日、イフガオ州のマヨヤオ郡のバランバンという村で環境教育セミナーを開催してきました。セミナーは学校の先生を対象としたものと、小学校5年、6年の子供たち向けの日本人ボランティアの松野下さんが担当するワークショップの2本立て。
 松野下さんは、カリンガ州パシル郡の2村、先週のマウンテン州サバンガン郡ポブラシオン村についで、4回目の子供たちに対するファシリテイトでした。同じコーディリエラ山岳地方の村といっても、それぞれの村で、言葉はもちろん、外部からの情報の入り方、教育レベル、子供たちのキャラクターなど大きく違い、思ったように子供たちが反応してくれなかったり、理解してもらえなかったりで苦労しているようです。
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 ファシリテイトで必要なのは、そのときどきの参加者の関心、状況やレベルなどに合わせて臨機応変に対応していくこと。初めていく場所に関しては、到着後、なるべく多くの現地の情報を得て、基本のプログラムを調整していくこと。あとは、現場での参加者とのコミュニケーション能力が大きく問われます。
 現地の民族の言葉や現地語の次に使われているイロカノ語が理解できないわたしたち日本人は、コミュニケーションの面でスタートラインからハンディがあります。一方、外国人というだけで、コーディリエラの人たちが持っている外の人を温かく迎えるホスピタリティ精神がフツフツと湧き出し、ちょっとした不手際も大目に見てもらえるメリットもあります。いずれにしろ、何度もファシリテイトの現場を重ねていくことで、いろいろな引き出しができて、どんな不意な出来事にも対応できるようになるでしょう。
 まだあまり経験のないファシリテイターに大切なのは「耳をすませる」ことだと思います。参加者の方たちの声にならない声や表情からできるだけ多くの情報を得ることが、ファシリテイト成功の鍵だと思いました。そういえば、先生向けのセミナーのファシリテイターのマージーさんも、自然のささやきに耳をすませるアクティビティをよくプログラムに加えていました。
 松野下さん、もう子供たちにはどこに行っても大人気。彼女のおおらかさが子供たちにはちゃんと伝わっています。これからもがんばろう!

 今回のセミナー、金曜日なのに村の小学校と高校の授業をわざわざ休校にして行われました。参加の先生たちも張り切っています。できるだけたくさんのことを学んでもらってそれを子供たちにしっかり伝えてもらうよう願っています。

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by cordillera-green | 2008-09-13 10:00 | 環境教育

サバガンの子供たちの未来予想図

 先週末に環境教育セミナーを行ったマウンテン・プロビンスのサバガンで、小学生向けのワークショップのあとに、日本の未来予想図実行委員会が送ってくださった画材を使って、「未来予想図」を描いてもらいました。
b0128901_9213073.jpg ファシリテイトを担当した松野下さんが「将来、みんなの村がどんな風になっていたらいいと思う? 絵に描いてみてね」といったとたんに、迷うことなくクレヨンを走らせ始める子供たち。やはり、子供たちは、とても美しいサバガンの村が大好きなのでしょう。今のサバガン、そのものの絵がほとんどです。1枚1枚田んぼの色が微妙に色の違う棚田、たくさんの魚の泳ぐチコ川、木がいっぱい生えているみどりの山々、、、
 「今とどこが違うの?」といったら、「道が舗装されるのよ」とある女の子。
よく見たら、道路の色がグレーに塗られていました。

 それにしても子供たちの集中力には感動しました。「未来予想図」を描き始めたのは、もうみんなのお腹がグーグーなり始めた12時近く。でも、48色もあるきれいな色のクレヨンと、贅沢な真っ白の紙にみんな興奮気味。とても大切に、丁寧に、心をこめて、描いてくれました。
 早くも日本の皆さんに、サバガンの子供たちの絵を見てもらう日が楽しみになってきました!

 未来予想図実行委員会では、日本の子供たちからの「未来予想図」も大募集中です。
http://plaza.rakuten.co.jp/braveboy/
ぜひぜひ知り合いの子供たちに描いてもらって応募してくださいね。サバガンの子供たちにも日本の子供たちの描いた[未来予想図」をいつか見てもらいたいと思っています。
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by cordillera-green | 2008-09-09 09:31 | みんなの未来予想図

サバガンでの環境教育セミナー

 b0128901_1537856.jpgおとといと昨日、2日間にかけて、マウンテン州のサバガンというこじんまりしたコミュニティで、環境教育セミナーをやってきました。対象は、おもに地元の高校の先生と、高校生たち。いろいろな科目でどうやって環境保全の大切さや、環境問題の深刻さを教えるかが、おもなテーマでしたが、思ったより高校生の参加者が多くて、少しプログラムを修正しながら進行しました。講師は、マニラのミリアム・カレッジで環境教育を学び、その後フリーランスで数々の環境教育プロジェクトとに参加してきたマージーさんと、今回初めてCGNの環境教育セミナーで講師としてお願いしたJPアリピオ君。
 JP君は、ラ・トリニダード出身で、フィリピン大学バギオ校を卒業したあと、アテネオ・デ・マニラで環境マネージメントの修士を収めた秀才ハンサム君。環境教育分野では圧倒的に女性陣が幅を利かすCGNのスタッフの新たな戦力になってくれると期待しています。
 JP君は、環境ファシリテーターのほかにも、あの「ナショナル・ジオグラフィック」マガジンのアーカイブのために写真を撮っているカメラマンでもあり、マウンテンバイクのグループのリーダーとして、環境保全&植林キャンペーンを行うアクティビストでもあります。
(JPの写真はhttp://jpalipio.multiply.com/で見られます。)

 b0128901_15413619.jpgお隣の教室では、小学校6年生を対象にした日本文化紹介&環境セミナー。こちらの講師は、CGNにインターンとして参加している松野下琴美さん。こちらも環境教育ファシリテーターの卵以外にも、柔道選手、日本舞踊の踊り手、大学内ではアジア関係のクラブの代表、静岡の若者たち向けのイベントの仕掛けやさん、、、と多彩な顔の持ち主です。子供たちに大人気で、「今度いつ来るのおおおお?」とみんなに聞かれまくっていました。
手作り教材がみんなに好評でよかったね。時間や思いをかければかけるほど、それが目に見えなくても子供たちはしっかりそれを感じて受けてとめてくれるものですよね。

 
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サバガンは、ベンゲット州からハルセマ道路を北上して、マウンテン州に入りボントクの手前の郡になります。途中通るベンゲット州の村々は山のてっぺんまで畑に変わっているところが多いのですが、サバガンまで来ればまだ、川の水は澄んでいて、ほとりには田んぼ、山には松林があり、村の中にもゴミを見ることがありません。どこの家でも、あたたかく客人をもてなす昔ながらの山岳民族の風習もきちんと残っています。
 ベンゲット型の野菜栽培を中心とした開発の波はハルセマ道路沿いにすぐそこまで迫ってきていて、なんとか、この自然と暮らしと人々の心の美しさを後生に残していかねばならないなあと、底抜けに明るく、活発で、なんだか美人ぞろいの子供たちの顔を見ながら思いました。
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by cordillera-green | 2008-09-08 15:54 | 環境教育

バギオ市設立記念日の植樹イベント

b0128901_9454443.jpg  9月1日はバギオ・デイ。今年はバギオ市設立99回目のバギオデイで、来年は記念すべき100周年。市ではこの1年間、100周年を祝うさまざまなイベントが企画されているそうです。
 9月1日には毎年バギオ市内は学校もお休みになり、町の中心のセッションロードを中心にパレードが繰り広げられます。
 なぜかフィリピン人はパレードが大好き。バギオでもっとも有名なパレードは2月のフラワーフェスティバルでのダンス・パレードのコンペティションと花車のコンペティションでしょう。フィリピン中からこのパレードを目当てに観光客が集まります。
 今回のバギオデイのパレードは、バギオに住む人たちのショーケース的なパレードでした。バギオの先住民族イバロイ族やカンカナイ族をはじめ、山岳地方の少数民族の人たちの民族衣装と伝統ダンスによる行進のあと、在バギオの外国人コミュニティによるパレードが続きました。バギオに住む日本人も子供たちと英語留学中の学生さんたちの浴衣姿、おじさんたちのハッピ姿などで、カラフルにバギオデイのパレードを彩っていました。

 CGNは、パレードのあとにイフガオ州の環境NGO「Global Forest」の代表ロペス・ナオヤックおじさんたちのバーハム・パークでの記念植樹のお手伝いをしました。ロペスさんは、木彫り職人たちのふるさとハパオ村で生まれ、木彫り職人として育ちました。バギオ市のアシンに拠点を移してからも木彫りの販売が生活の糧。ところが、ある日気がつきました。木彫りのため生活のために、木を切る続けてきた挙句にふるさとの山の森がすっかり失われてしまったことを。それから、一念発起。ロペスさんは「木を植える人」に変身。森から種を集めてきては苗木を作り、一人もくもくと山に木を植え始めました。バギオデイでのバーハムパークの記念植樹は、ロペスさんが100万本の植樹を終えたことの記念、そして、これからの100万本の植樹に向けての記念セレモニーでした。
 記念植樹には、ロペスさんの木を植える地道な活動にすっかり心酔している在バギオのドキュメンタリー映像作家キドラット・タヒミックとそのファミリーを中心に、アーティストや子供たちも集い、パーク内のスケートリンクの周りに36本の植樹をしました。
b0128901_9472998.jpg ロペスさんが持ってきた苗木の種類は、今まで見たころのない苗木がたくさん。CGNのフォレスターも名前を知らず、ロペスおじさんにしきりに質問していましたが、ロペスさんが知っているのはいわゆるイフガオ先住民の呼び名で、聞いたこともない名前ばかり。しかし、ロペスさんの、それぞれの苗木に対する知識は実に豊富で、「この木が育ったときに実るフルーツは、女性が妊娠したときに食べるといいといわれている」などなど。大学の森林学部では決して教えてもらえない知識がいっぱいでフォレスターも興味津々。
 さらに、ロペスさんの植樹に対する真剣さには打たれました。もう植樹を終えて、参加者みなでコーヒーやスナックを食べて談笑している時に、植えた苗木を守るフェンスのための廃材を一人集めてきて、ハンマーをふるっているのはロペスさん。そして、1本1本苗木に話しかけながら水をやります。
 そう、苗木は植えただけでは育ちません。小さな子供と一緒で、しっかり守り、手をかけて育ててあげなければ、ちゃんと育ちません。そこが肝心です。
b0128901_9565028.jpg キドラットが最後に植樹に参加した子供たちに言っていました。
「今日自分の植えた木に名前をつけて帰りなね。そうして、公園に来るたびに自分の名づけた木を探して話しかけるんだよ」
 そうそう、木の科学名なんてどうでもいいの。みんな少なくてもいいから自分の木を持ちましょうね。それが地球の森を育てます!

 ロペスさんは今泉光司監督の「アボン-小さな家」という映画で、木を植えることの大切さをスピーチしています。興味がある方はぜひ映画を見てくださいね。http://www.ne.jp/asahi/small/home/
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by cordillera-green | 2008-09-04 10:02 | 環境イベント

みんなの未来予想図プロジェクト

 8月上旬の2週間、子供たちを置いて一時帰国しました。
 夏の日本は実に12年ぶり。ふだんバギオの穏やかな気候に身体が甘やかされていて、日本の夏がとても暑く感じました。
 しかも実家の父はエアコンどころか扇風機も嫌い。実に健康的なのですが、私の方は暑くて暑くて、日本での仕事として持ち帰ったCGNのニュースレター「UMALIKA」の発送作業もはかどらず。夏休みで帰省していた古きよき友人たちに貴重な時間をさいてもらって、ふじのくにNPOセンターなるところで、せっせと封筒詰めなどの作業を行いました。
 (みなさん、UMALIKA届きましたか? まだと届いていない方でほしい方は、連絡ください。PDF版はEメールで、郵送ご希望の方は郵送でお送りします。)
 しかし、日本はNPOのサポートのための施設が充実していてびっくりです。静岡の繁華街のど真ん中の一等地にあるNPOセンターには、軽印刷機からコピー機、パソコン、それにゆったりした会議スペースまであって、感激。しかも職員の方たちは、わたしたちのような機械音痴にもとても親切で、手取り足取りアシストしてくれました。
 フィリピンはNGOの数はすごく多いし、活発に活動している団体も多いですが、行政側のサポートはゼロです。政府関係の人が、わたしたちNGOにサポートを求めにやってくることも頻繁で、なんだか立場が逆ではないの?と思うこともしばしばあります。

 さて、日本滞在中には、いろいろと素敵な出会いもありました。
 2007年7月16日に新潟県の柏崎で起こった中越沖地震での体験をきっかけに、震災からの「心」の復旧と子供たちの望む未来を創り出そうという「みんなの未来予想図」プロジェクトを始められたSS先生とも、お忙しいスケジュールの合間を縫ってお会いすることができました。
 「みんなの未来予想図」プロジェクト(http://plaza.rakuten.co.jp/braveboy/ )
は、震災後に子供たちによって描かれた絵をSS先生たち主催者のかたたちが感動したことに始まります。子供たちが描いた未来は、自然のなかで、家族や友達とごく当たり前の生活を営んでいるものだったというのです。SS先生たちは、その子供たちの絵と、地震を体験した普通の人たちをの声を残しておきたいと考えました。そして、「みんなの未来予想図-被災地 柏崎・刈羽より愛を込めて世界へ」という本を出版しました。
(購入後希望の方は以下のサイトで注文できます。http://www1.ganba716.net/modules/mirai/item01.html)
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 それだけでも十分すばらしい活動なのに、本のタイトルにもあるように「未来予想図プロジェクト」では、世界へ向けて子供たちの望む未来の実現へのメッセージを発信していきたいと考えています。そして、1991年のフィリピンで20世紀最大といわれるピナツボ火山噴火時に海外青年協力隊の一員として現地の復興活動に参加され、その後、新潟に帰国されtからもコーディリエラ・グリーン・ネットワークの活動をサポートしてくれているNSさんのご紹介で、コーディリエラの子供たちのためのプロジェクトを、海外での活動の第一弾にというお話をいただきました。
 コーディリエラの子供たちにも「未来予想図」を描いてもらい、その絵を日本に送って「世界未来予想図展」に展示するというものです。コーディリエラの子供たちが描く未来を日本の人たちの知ってもらう素敵な場を提供してくださるというわけです。
 さらに、出版された「みんなの未来予想図」の売り上げを、コーディリエラの子供たちの役に立ててほしいというお申し出もいただきました。

 わたしたちCGNが行っている環境保全活動のすべては「未来」のためです。未来を生きていく子供たち、孫たち、そのまた孫たちのためです。わたしたちはわたしたちが植えている木が育って大木となり、たわわに実をつけた時を見ることはできないと思いますが、いつか、木陰で赤ちゃんが昼寝をし、子供たちが友達と遊び、ケンカし、木に登ってフルーツをもぎ取り、お腹さえ満たしていることを想像して、木を植え続けています。木を育てていくことの大切さを教え続けています。すべては未来のためです。
 でも、フィリピンには「今」人々のサポートを必要としている子供たちもたくさんいます。とくに、フィリピンでは政府の福祉に対する意識が低く、予算もまったく十分ではありません。キリスト教関係団体やNGOがやっている活動が、フィリピンの福祉活動のほとんどといっていいでしょう。しかし、コーディリエラ山岳地方には、キリスト教関係やNGOによる福祉施設さえもほとんどありません。
 b0128901_105240100.jpgわたしたちCGNの古くからの友人アイリーンは、そんな状況の中で、障害を持つ子供たち、その親、レイプや夫からの暴力などの被害にあった女性たちのためのサポート活動を、仲間のボランティアの方たちとほとんど手弁当で続けています。団体の名前は「Heaven of Care Resource Center Inc(HCRCI)」といいます。(英語のHP。http://www.geocities.com/meatkhi/aboutUS.htm
 わたしは、今回お申し出をいただいたコーディリエラ山岳地方での子供たちのための事業を、HCRCIを通じて、もっとも支援を必要とされている子供たちのために行って行きたいと考えています。よりよい子供たちの「今」が、よりより「未来」につながりますから。
 「未来予想図プロジェクト」実行委員会からは、未来予想図を描くための画材を発送くださったという連絡もいただきました。届いたら、さっそく山岳地方の子供たちのために届けに行きます。コーディリエラの子供たちがどんな未来を描いてくれるかとても楽しみです。

 
 
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by cordillera-green | 2008-09-03 10:54 | みんなの未来予想図