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台風JUAN ベンゲット州キブガンのコーヒーにも大打撃

 コーディリエラ・グリーン・ネットワークがアラビカ・コーヒーなどのアグロフォレストリー事業を行ってきたベンゲット州キブガンでは、収穫を目前にしたアラビカ・コーヒーの実が、台風JUANの強風でほとんど吹き飛んでしまったという報告を受けました。1ヶ月ほど前にキブガンを日本のNPO法人「WE21」の方たちと訪ね、いかに農民の方が大事にコーヒーを栽培しているかを見てきたばかりだっただけに、収穫物を失ったコーヒー栽培農家の人達の気持ちを思うといたたまれなくなります。

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      ↑落ちてしまったコーヒーの実。収穫は11月に始まるはずでした。


 キブガンの主な農産物であるサヨテ(はやとうり)も、大きな打撃を受けました。
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 キブガンに向かう途中の工事中だったスヨック橋(Suyoc)の仮橋は、
 台風の大雨で支柱が1本倒れてしましい、車両が通行できなくなっています。
 人々は、橋のこちら側でジプニーを降り、橋を歩いてわたって、
 向こう側でまた別のジプニーに乗り換えなくてはなりません。

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by cordillera-green | 2010-10-30 13:31 | 緊急支援

台風JUANベンゲット州トゥブライの被害の写真

 昨年10月の台風ペペンで大変な被害を受けたトゥブライ。まだ、立ち直ってもいないのに、またまた今回の台風JUANで、畳み掛けるような被害を受けてしまいました。
 フィリピンはあさって11月1日がAll Saints Day(万聖節)というキリスト教の大きな休日。いわば、日本のお盆のようなもので、みな、お花を携えて祖先のお墓参りにいくのが慣わしです。
 トゥブライでは、11月1日を目指して育てていた切花農家の方たちも大きな被害を受けました。
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ビニールハウスはどこもかしこも壊滅状態です。
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野菜も水につかり収穫不可能です。
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屋根を吹き飛ばされた家、倒れてしまった木も多数ありました。
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by cordillera-green | 2010-10-30 13:11 | 緊急支援

台風JUANから1週間

1週間たった台風被災地・カリンガ州マララオ村。タッブク町の様子です。

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    ↑稲穂が倒されて水につかってしまったため、ほtんどすべての田んぼで収穫は不可能。
     米はほとんど自給自足のため、食糧不足が懸念されます。

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    ↑ほとんどすべての電柱が倒れて、いまだこの状態です。
     カリンガ州は全域でいまだ停電中。
     電気の復旧には1ヶ月は要するとのこと。
     
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    ↑いちおう、電力会社による修理は始まっていますが。。。

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     ↑ケガ人が出なかったが不思議なくらいです。


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   ↑とりあえず、ビニールシートで屋根をカバーしています。

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   ↑人々は屋根の補修に忙しくしています。

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   ↑CGNが植林事業に使う道具類をしまっておくために作った小屋は、
    臨時避難所となり、家が壊れて料理できない人のための
    炊き出しのキッチンとして使われていました。

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     ↑丹精込めて育ててきた、ジャネット・マルセロさんのマンゴー畑では、
      すべてのマンゴーの木が風で倒されました。

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   ↑村内の道は、吹き飛ばされた枝だらけ。

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   ↑日本では見慣れた冬の木立のようですが、
    葉っぱがすべて吹き飛ばされて裸になっちゃった木々。
    村の人は、こんな光景は生まれてはじめて見るそうです。

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  ↑「Welcome to Kalangingen」と書かれたカランギンゲン村の入り口の
   看板も倒されました。

植林地の苗木については、レナートのレポートを待ってご報告します。
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by cordillera-green | 2010-10-27 11:52 | 緊急支援

カリンガ州タブック町マララオ村から台風後の写真が届きました

 道路開通の情報を得て、CGNスタッフのレナートが、事業地の台風被害を調べに、タブック町マララオ村に行ってきました。以下は、台風後に村の人が携帯電話のカメラでとった写真です。マララオ村はたいへん貧しい村でコゴン草で屋根を葺いた家が多かったのですが、多くが屋根を吹き飛ばされたそう。壁さえなくなった家もありました。トタンぶきの家も同様。とたんは見事に空を舞っていたそうです。多くの木が根こそぎ倒され、何とか倒れずにすんだ木も、葉と枝はほとんど吹き飛ばされたそう。想像を絶する風の強さだったと村人は恐怖の体験を語りました。屋根や壁を失った家の人は、丈夫な家に住む人の家に避難させてもらったとのこと。村人は黙々と家の修理を行っていたそうです。
村人いわく。
「あんな強い風を経験したのは生まれて初めてでした」

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農業省発表の最新データによると、コーディリエラ6州のうち、カリンガ州の農産物の被害が一番大きかったそうです。
被害額は、453,700,710ペソ。続いて、イフガオ州286,726,670ペソ、アブラ州144,222,410、マウンテン州115,090.050ペソ、アパヤオ州100,872,600、ベンゲット州63,120,810ペソ、バギオ市204,000ペソ。恐ろしい被害額です。
村の田んぼはほぼ全滅状態だそうです。
たくわえのない住民の方たちの生活がすぐにも困窮するのは明らかです。
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by cordillera-green | 2010-10-25 21:50 | 緊急支援

立教大学ホームカミングデイで、台風被災者への募金とカラバオ・コーヒー販売

 10月24日に行われた立教大学ホームカミングデイで、ボランティア・センターの中村みどりさんが中心となって、CGNのカラバオ・コーヒーの販売とともに、台風被災者への募金活動を行ってくれました。ご協力いただいた皆様、どうもありがとうございました。

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↑コーヒーは早い時間に売り切れたそうです。

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来週末は、St.Paul's Festival の学園祭の方で立教Fair Trade Partnerでというサークルがカラバオ・コーヒーを商品として出してくれます。台風被災者への募金も併せて行ってくれそうなので、よろしくお願いいたします。

●義捐金の振込先
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saliwmusic@hotmail.com 反町まで、メールにてご連絡いただけましたら幸いです。

古着、寝具、生活用品、文具、工具、農具などの送り先:
(郵便局から送付の場合)
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P.O.BOX 540, Baguio City, 2600, Baguio City,Philippines
Tel:074-423-0839/0928-521-8124

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荷物の量が多い場合は格安です。下記のHPを参照ください。
http://www.cellphone.ph/DoorToDoor/index.html
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by cordillera-green | 2010-10-25 17:09 | コーヒー

明日は1000人で音楽をする日!

明日は「1000人で音楽をする日」の本番です。
関西方面の方、ぜひ!フィリピンの音楽を奏でにいってくださいね!
このブログの関連記事はこちら

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日 時:2010年10月23日(土)13:00~(12:00より受付開始)
会 場:万博記念公園 お祭り広場(MAP / Google Map)
    大阪モノレール「万博記念公園駅」または「公園東口駅」下車、徒歩約15分
参加費:無料(自然文化園入場料が別途必要です)/ 申し込み不要
持ち物:特にありませんが、できれば動きやすい服装でおこしください。

主催:財団法人千里文化財団
企画・制作:「1000 人で音楽をする日。」制作実行委員会
協力:国立民族学博物館
助成:独立行政法人日本万国博覧会記念機構

問い合わせ:財団法人千里文化財団「1000人で音楽をする日。」事務局
tel.06-6877-8893 

WEBサイトはこちら

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何人来るかしらん?
フィリピンからわくわく応援します!
がんばってね!中川さん!
いつかこんな企画をバギオでやってみたい!
私の夢です。
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by cordillera-green | 2010-10-22 20:35 | アート

10月24日(日)立教大学ホームカミングデーで、CGNのカラバオ・コーヒー販売します

 台風被害でバタバタしていて告知が遅くなりました。

今週日曜日、反町の母校・立教大学で行われるホーム・カミングデイという校友会(いわゆる同窓会)のイベントで、CGNのカラバオ・コーヒーが試験販売されます。
 立教のずっと後輩で、チャペル主宰のフィリピン・ヒューマンリレーション・キャンプの後輩でもある中村みどりさんが、今年春から立教大学ボランティア・センターに転職。みどりさんは、3年前にフィリピン大学デリマン(マニラ)校の大学院のコミュニティ開発専攻に留学していて、修士論文でサガダのコーヒーをテーマとし、たびたび調査のために北ルソンを訪問し、CGNの活動にもいろいろと参加してくださいました。

 いよいよ、CGNが先住民族コミュニティの緑化と生活向上を目的として続けてきたアグロフォレストリー事業の生産物・コーヒーが少しずつ収穫出来るようになっていると聞いて、ぜひ、ホームカミングデーで販売したいと申し出てくれました。どうもありがとう!
 今回は、生豆をみどりさんが探してくれた池袋・要町の焙煎屋さん「珈琲豆優」で焙煎してもらったそうです。どんな味に仕上がっているかとっても楽しみ。

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           ↑豆優さんの店内

以下みどりさんからの、カラバオコーヒー出店場所についてのメール情報。転載します。

立教ホームカミングディのウェブサイトは以下です。
http://www.rikkyo.ac.jp/koyu/event/list/hcd/index.html
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
カラバオ・コーヒーが出るのは、ボランティア・センターのブースで、場所は14号館前。新しい建物ですが、出店のメインとなるところなのでわかりやすいかと。ボランティア・センターのブースでは、毎年、山形県の高畠町というところの有機玄米(高級ブランド米)と地元のお野菜が売られています。フィリピン・キャンプのように、高畠キャンプというのが20年以上のお付き合いであって、現地の上和田有機米組合の方々が受け入れ先になっています。農業体験のキャンプで、学生たちは有機米にこだわって農業を続けている人たちとの出会い、農作業を通じて、「食」について改めて考え、東京の大学生活のいろんなことを立ち止まって考えるプログラムになっています。立教での体験から、高畠に移り住んで農家をやっている人たちもいて、OBとの座談会もキャンプ中にやっています。
ホームカミング当日は、その有機米とお野菜、玉こんにゃくの煮物を出す予定で、カラバオ・コーヒーは同じ長机の横で出します。
やはり、試飲があった方がいかと思って、小さな紙コップに一口入れてだそうかと思っています。

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カラバオ・コーヒー以外にもおいしそうなラインアップ!
コーディリエラ山岳地方やコーヒー生産の様子の写真なども、展示の予定とか。
ぜひぜひ、お運びください!


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by cordillera-green | 2010-10-22 13:41 | コーヒー

またまた忘れ去られるのか。コーディリエラ地方の台風被害

毎度のことですが、今朝のこの町唯一のローカル生ニューステレビ番組(ABS-CBN系)では、BENECO(ベンゲット州の電力会社)のおじさまが生主演し、「バギオ市はすでに90%電力復旧、まもなくベンゲット州も90%まで復旧の見込み」とインタビューで話しただけで、後はまったく台風関係のあと追い情報なしです。番組の残りの時間のほとんどは、マニラから有名バレエ・カンパニーがやってくる!という「ダンス特集」でした! 
「バギオがよければいいのかああ!!」 
と叫びたくなりますが、バギオの一般人の目はほとんど山岳地方には向かず、常にマニラのほうを向いています。

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          ↑ Sun Star WEBサイトより
           BAGUIO. A farmer in La Trinidad valley tries to harvest
           what is left from his farm, which has been badly damaged
           by typhoon Juan. (Mauricio Victa)


 一方、昨日発行の唯一の日刊ローカル紙「Sun Star Baguio」によれば、山岳地方のほとんどの道路が閉鎖中。たくさんのコミュニティがいまも完全孤立状態にあります。しかし、全国的、あるいはバギオの中心では何のニュースにもならない! Sun Star紙ではインフラのダメージは1205万ペソとのこと。
昨日夕方農業省の友達が届けてくれたデータでは、農産物の被害額は、コーディリエラ全域で今のところわかっているだけで、5億5887万3880ペソとか。いやはや、もしかしてほとんど全滅状態かと。

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昨年の台風の経験を受けて、特にベンゲット州では、町単位で避難勧告が出て、109家族410人が避難所に避難。つい先日、一緒に新たな事業の開始セレモニーを行ったアンバサダー村コロス集落の昨年の台風被害家族37軒も、同じトゥブライの危険地域サント・ニーニョ村と、カポンガ村の住民とともに、トィブライ町役場、サント・ニーニョ小学校、Dorecnion小学校に避難し、トゥブライでは一人の死傷者もなかったそうです。とりあえず、パートナーである事業地の方たちの無事がわかってほっとしました。

やはり事業地である、あまりに遠いカリンガ州タブック・マララオ村やマウンテン州バーリグ・カダクラン村には、道路事情が改善次第、スタッフが被害状況の視察に向かう予定です。

関連サイト:ABS-CBN News

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by cordillera-green | 2010-10-22 09:34 | 緊急支援

続々入る山岳地方の被害状況

バギオ市内の被害。
オフィスから一番近い幹1m以上もある大木が倒れています。
バーハム公園内の子供の遊び場のフェンスがグシャリ。台風なので公園で遊んでいる子供がいなくてよかった。。。しかし、逆側に倒れていたら車がぺしゃんこだったかも。。。
恐ろしいほどの風です。風速は90mも記録されたと、日本の知り合いから連絡がありました。

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     ↑後方は外国人がたくさん暮らすイナ・マンションです。

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    ↑長いことバギオの歴史を見つめてきた大木も、
      スーパー台風の力には屈しました。
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     ↑この木も公園のど真ん中に横たわっていました。
      バギオ市内では63本の木が倒れ、1名が下敷きになって亡くなりました。

19日5pm時点のシティホールからの情報。
バギオ市内の死者は1名、怪我は3名。土砂崩れは2ヶ所。
259家族、1128名が避難。全壊家屋は1軒、部分倒壊13軒。

ローカル紙では、昨年の台風ペペンの被害に学び、被害は最小限に食い止められたとレポートされています。

ハルセマ道は、トゥブライ19km地点、アトックのサヤガンで大きな土砂崩れ。
「どうしてもの用事以外は通行禁止」という勧告にもかかわらず、空模様を見て一方通行で危険を冒して野菜トラックが行き来しているようです。

少しずつ人づてに入ってきた情報によると、ハルセマ道のマウンテン州側の被害はもっと大きいとのこと。今日、新事業の説明会をする予定だったマウンテン州バーリグへの道もボントクから閉鎖。ボントク~バナウエ間も閉鎖。ボントク~ルブアガン~タブック道も複数の土砂崩れで閉鎖。アパヤオはカブガオで土砂崩れで道路閉鎖などなど。タブックは大洪水。カリンガ州は3つの町が孤立状態。イフガオも土砂崩れ多数。多くの学校の校舎が被害。
とにかくほとんどすべての農地が被害を受けたことは明らかで、1年たって、ようやく昨年の台風から立ち直りかけた先住民族の農民の人たちの暮らしが、また奈落の底に突き落とされたかと思うと、胸が苦しくなります。

先日、復興事業を開始したばかりのツブライ町コロス集落は、携帯電話のバッテリー切れで誰とも連絡がつかず。ハルセマからのコロス道は土砂崩れで閉鎖。
植林&アグロフォレストリー事業実施中のカリンガ州タブック・マララオ村は、収穫直前だっや米がほとんどすべてやられてしまったと受益者の農民は涙ながらの説明。トタンぶき、コゴン草ぶきの多くの家が屋根が吹き飛ばされて、呆然としているとのこと。村にわずかにあった木のほとんどが倒れ「空が広くなった」と。2年間植樹してきた苗木にも多大な影響。

昨年の台風被害のとき同様、小規模な零細農家の人のもとには、ほとんど何の救援もサポートも届かないかと思うといてもたってもいられません。連絡が取れた農家の方や、ベンゲット州の町長にどんなサポートが必要かと尋ねて返ってくるのは、口をそろえて「農業復興のためのサポート」。衣服や食料でもなく、毛布でもなく、仮設住宅でもテントでもなく、再び自分の田畑を耕し、生きていく糧を得るための、野菜の種や肥料をサポートしてほしいいう答えです。自分の足で立ち直って行きたいという彼らの誇り高き意気に応えて、CGNでも出来るサポートをしていきたいと思っています。
皆様のご協力、よろしくお願いたします。

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by cordillera-green | 2010-10-21 17:33 | 緊急支援

20年ぶりの大型台風襲来

 今年は台風が来なくて穏やかな日々。。。。。と思っていたのですが、今世紀最大とも、20年ぶりともいわれるスーパー台風(13号・フィリピン名JUAN=フアン)が北ルソンを襲い、恐ろしい被害を残していきました。

台風13号、国立情報学研究所の「デシタル台風」のWEBサイトの10月18日付け情報によると、

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台風13号(MEGI)はついに「最強クラス」の台風にまで発達しました。中心気圧は890hPaにまで低下しましたが、中心気圧が890hPa以下の台風を検索によると、台風199019号(FLO)以来、ほぼ20年ぶりの強い台風ということになります。また、今年と同じく台風が少なかった1998年にも、ちょうど同じような時期に猛烈に発達した台風199810号(ZEB)がありましたが、それと似たような展開とも言えます。
昨日に台風の眼が衛星画像上で見えるようになったとき、その小さなピンホール状の眼に戦慄を覚えました。その後も台風は発達を続けて、下の衛星画像が示すように中心付近の雨雲もぶ厚く広がっています。フィリピン・ルソン島北東岸は暴風域に入りましたが、ルソン島北部では台風が島を抜ける明日の朝まで、想像を絶するような風雨になると考えられます。
このクラスの台風になると、事前の避難や対策は政府をあげて最大限におこなわれるでしょうから、それによって被害が少なくなることを願います。そしてもう一つ懸念されるのが自然への影響です。おそらく今回の台風による強風で、ルソン島北部の森林は壊滅的な打撃を受けるものと予想されます。その倒木が流木となって2次的な災害を引き起こすこともありますし、再生には長い時間を要するかもしれません。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

すでに、バギオ市内は18日から停電で、当のバギオ住民は情報がほとんどなく、そんなとんでもない台風とは知りませんでした。

ようやくバギオ市内の一部に電気が通った昨日、オフィスにもネットがあるとの情報を受けて、メールをチェックしたら、たくさんの「無事かああ?」のお問い合わせのメール。状況を知らせてほしいという問い合わせに、日本の友人たちに送ったメールをここに転載します。

10月20日付

オフィス周辺は電気が復帰したので、オフィスに来てパソコンや携帯の充電をしています。

昨年のペペンあまりにひどかったので、それに比べれば今回の被害は小さく見えますが、
強風により、バギオの町中でもたくさん木が倒れています。
道路はマルコスハイウエイが開通しているので、マニラ行きのバスは走っています。
山に向かうハルセマ道は、昨年の台風で大きな土砂崩れがあり、まだ工事の終わっていない19KM地点が再び崩れ、通行止めとのこと。
ベンゲット州の19km以北、Tublay、Atok,Buguias,Mankayan,Bakunそしてマウンテン州のontocまでの交通手段がなくなっています。東側の幹線道路・アンブクラオ・ロードも閉鎖で、同じくベンゲット州のKabayan, Bokodも交通手段なし。Tublyaから西に入るKapangan道も入ってまもなくのSUYOC橋が壊れて、その先のKapangan,Kibunganにも交通手段がありません。

電気はトリニダードの街中までが復旧していますが、そこから奥は停電中です。ラジオでのインタビューではあと数日のうちに復旧の見込みとのこと。

ハルセマロードは何しろ野菜農家のいのち綱なので、全力を挙げてとにかく通るようにする事になると思いますが、気の毒なのは、ハルセマからはずれているコミュニティ。ODAで作っていたサラコット橋が台風ぺペンで落ちて、そのままになっていて、臨時の仮橋で不便を強いられているキブガンの町長に問い合わせたところ、
今のところわかっている倒壊家屋は7軒。SUYOC橋が壊れて、電柱や修理のための資材が運べないため、電気の復旧に時間がかかる見通し。、Badeo,Legleg, Palina,Lubo,POblacion, Tacadangのバランガイに、一つずつジェンレ-ターが、懐中電灯の充電、携帯電話の充電などに必要とのこと。
Tublay町長の話では、とにかくほとんどの畑が壊滅的なダメージを受けていて、農業復興のためのサポートが必要とのこと。種、肥料など。
Tublayは昨年の台風後、全てのバランガイに連絡のためにジェネレーターを設置済み。
カバヤンにはまだジェネレーターは一つもないそうで、すでに連絡を取るのが大変な状態です。今日で停電は3日目なのでほとんどの携帯はバッテリー切れです。

バギオ市議によると、まだバギオの被害についてはレポートをまとめている最中。どこもまだはっきりした被害の状況は出ていません。

10月21日付け

昨日の深夜に我が家も電気復帰。
「いやああ水があるってありがたいねえ。」
(電気がないとポンプが動かないため、水もないのです)
と3日間の停電・断水のあと、感慨深げにつぶやき、我が家のキッズは、シャワーを浴びて、自分で湿り気味の制服に電気アイロンをかけ、電気炊飯器で炊いたご飯を詰めたお弁当をもち、電気オーブントースターで焼いたパンをかじりながら、元気に学校に行きました。

バギオは一見ほぼ正常。今朝のテレビのローカルニュースでは、
毎度水没するバギオ市内のCity Camp地区の洪水映像、水田化した隣町トリニダードのイチゴ畑、2倍に跳ね上がった野菜の価格、例のツブライのハルセマ道土砂崩れ現場などなどが報道されています。
街中は木の枝などが散らばっていますが、今日は風もなく穏やかで、一見、何事もなかったかのよう。

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            ↑10月21日付Sun Star Baguioの1面。
             またまた水没するCity Camp

報道では大穀倉地域のイサベラ州、毎度アグノ川が氾濫するパンガシナンなどがまだ洪水の水が引いていない様子が流されており、多くの家が屋根を吹き飛ばされ、壁さえなくなっちゃった家、転がるトライシクルなどが映し出されていました。

例のごとく、ベンゲットより奥の山岳地方に関する報道はなし。
キカちゃんによれば、私がトイレにはいている間にアナウンサーが
「カリンガでもたくさん土砂崩れがありましたっていってた」
ということですが、
もともと、電気がなく、道路がなく、商業用の畑を持っていない
先住民族の人たちには、被害の度合いを計る物差しってものがないのだなあと思いました。
被害額ってものが出ないですもんね。
あとは、被害の大きさを測るのは、死者とけが人の数、土砂崩れの箇所数ということになるのでしょうか。

すでに電気がある地域が停電だから、町長から
「ジェネレーターが必要」というりクエストとなり、
生活の糧の野菜畑が壊滅的な被害を受けてから
「種や肥料のサポートがほしい」となるのですが、
もともと何も持っていない人は、何のサポートを誰にお願いしていいかわからない。

かくて、先住民の人々は、「毎度のこと」と、人力で村の人々だけの力で、せっせと埋まった道路を掘り起こし、
(開通に平気で1ヶ月かかったりするのでした。橋が落ちている場合は年単位で復旧に時間がかかります)
お隣近所に「余ってる種ないかい? 」と尋ねてかき集めた種で、黙々と畑や田の土砂を掻き分けて植え、
亡くなった方がいても、もともと出生さえ届けていなかったりしていることもあり、
役所に届けでることもせず(どこかの国のようですねえ。目的が違いますが)、
山の神「カブニャン」のお怒りかと、シャーマンを呼んで祈りをささげ、弔いをすまし、
抗うことの出来ない自然の力と山の神の力を思い知り、今後二度とこのようなことが起きないよう祈りながら、日々たんたんと暮らしていくしかないのでした。

先進国の人々の贅沢な暮らしが今の地球の環境破壊や気候変動を引き起こしてきたともいわれますが、
そのしわ寄せが、中央政府や外国のNGO、メディアに届く言葉を持たない、昔ながらの暮らしを営む先住民族の人たちに来ているとしたら、私たち先進国に暮らすものが出来ることは何なのかと、改めて考えてしまいます。

ベンゲットより奥の山岳地方の被害については、まだ情報が入ってきていません。
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by cordillera-green | 2010-10-21 16:36 | 緊急支援