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Ay Apo! Film Festival でCGN制作の作品上映されます

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 バギオの映像作家を育てようというAy Apo! Film Festivalは今年が3回目。でも今年はかなり気合が入っています。フェスティバル・ディレクターを務めるのは、マラヤ・コンポレドンド。フィリピン大学デリマン校映画コースを卒業したばかりでありながら、昨年の12th Cinemanila International Film Festival でヤングシネマ・ドキュメンタリー部門において、故郷サマールの宗教をテーマとした「 Ang Panagtagpo ng Akong mga Apohan」で見事、イスマール・ベルナール賞Ishmael Bernal Award を受賞した若き映像作家です。

 彼女のディレクションで、今年は本気で北ルソンを扱った自主制作映像などを集めて上映するプログラムも。また、NCCA(文化庁みたいなものです)が地方の映像作家を育てようと企画している地方在住の映像作家による映像フェスティバル「National Cinema Rehiyon Film Festival 2010」で上映された、ミンダナオ、ヴィサヤなど、フィリピンのそのほかの地域で制作された自主映像も上映します。

 またまた、これから映像制作を試みたい人、フィリピンの地方の映像文化に関心のある人のための講座「Master Calsses」も企画されています。講師には、フィリピンでは名の知られている映像関係者たち。
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 コーディリエラ・グリーン・ネットワーク(CGN)からは、2007年の世界環境デイに行った環境アートプロジェクトのドキュメンタリー「Where have all the monkeys gone?(サルはどこに行った?)」(Mabel Batong監督)が、12月4日4PMからNorthern+Central Luzon Panorama 部門で招待上映されます。日本、インドネシア、アメリカのアーティストが、森林破壊の進む「サル」という名の山岳地方の村で、子供たちと一緒にサルの土でお面を作り、野焼きしたコミュニティ・アート・プロジェクト。ぜひ、見に来てください。
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また、環境問題関係の映像を集めた「ECOFLICKS: The Environment in Film」部門では、

12月2日5PMからトリニダード在住の今泉光司監督の
For Living on the Planet Earth: The Natural Farming of Masanobu Fukuoka
(1998/60 mins)が上映されます。

また、4日の2時からのECOFLICKSでは、以下の2本のコーディリエラ地方の環境関係の映像を上映します。

世界遺産で知られるイフガオ州の棚田と棚田に住む人々をとらえたドキュメンタリー
「Mountains of Water:The terraces and traditions of the Ifugao」
by Fruto Corre

CGNも環境教育を行う団体として登場する
「We Dance to Whatever Music is Playing:THE NEED FOR ENVIRONMENTAL EDUCATION IN THE PHILIPPINES」by Sheryl Oteyza & Felipe Ruiz (オーストラリア)

 プログラムの詳細は、Facebookで逐次アップされています
https://www.facebook.com/groups/189300541146332/


 バギオに住んでいて、山岳地方やそのほかの地域を旅したことのない人もぜひ。知られざるフィリピンとコーディリエラが見られますよ。会場はおなじみセッションロードのLa Azoteaビル(Porta Vagaビルの向かいです。KFCのちょっと下)5階のコミュニティアートスペース「VOCAS」と4階の特設会場です。入場はすべて無料です!





 
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by cordillera-green | 2011-11-29 21:37 | 環境イベント

コーヒー栽培がバギオと先住民族の村の姿を変えるかも?

 数日間に、私も賛助会員にしてもらっている北ルソン日本人会(JANL)のメーリングリストのお知らせでこんな新聞記事の翻訳が送られてきました。

> いよいよジョンヘイコーヒーの誕生?! 
>
>
> 基地転換庁(BCDA)は、カナダ系のロッキー・マ
> ウンテン・アラビカ・コーヒー(RMACC)との間
> で、ベンゲット州バギオ市のジョン・ヘイ特別経済区内
> にある100 ヘクタールの土地の貸借契約を締結したと
> 発表した。RMACCは同用地にコーヒー農園を開設す
> る。
>  22 日付ビジネスミラーなどによると、RMACCはリ
> ースした用地に10 万本以上のコーヒーの木を植える計
> 画。同社はジョン・ヘイ特別経済区で別に60 ヘクター
> ルの農園用地を確保済みで、BCDAによると同社の経
> 済区内におけるコーヒー豆生産量は年間300 トンに上
> る見通しだ。生産されるコーヒー豆は高級アラビカ種
> で、「ジョン・ヘイ・コーヒー」のブランド名で販売さ
> れる。
>  RMACCは現在、ベンゲット州のほか、ミンダナオ
> 地方サランガニ州などで計256.5 ヘクタールのコーヒ
> ー農園を運営している。
>

 ロッキーマンテアラビカ・コーヒー会社(RMACC)は、5年くらい前からベンゲット州でアラビカ・コーヒーの栽培地を訪ね始め、買い付けのための交渉を始めていました。CGNが最初にコーヒーを植えたキブガン町にも、マニラのフィガロ・コーヒーの案内で来たと聞いていますが、当時はトン単位での供給ができる状態まで行っていおらずペンディング。その後、契約農家探しに奔走していたようですが、結局、キブガンの栽培農家の方たちは組合で会議を重ねたのち断ったと聞いています。
 その間も、RMACCはコーディリエラ地方のコーヒー栽培指導の中心であるベンゲット州国立大学(BSU)と提携し、昨年にはBSUのアグロフォレストリー農場にコーヒー加工の施設が完成しました。また、モデル農場で生産される1トン近いコーヒーの販売契約も結んだそうです。
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 大規模なコーヒー輸出を以前から計画していたRMACCは、コーディリエラ地方のコーヒー栽培農家がほとんどすべて小規模農家であることや道路事情のあまりの悪さに、農家と一軒ずつ栽培契約をすることをあきらめ気味なのかもしれません。ジョンヘイの広大な土地は、米国から返還された後、維持するだけでもかなりのコスト。基地転換庁にとっては、RMACCのアグロフォレストリー栽培で自然を残しながらコーヒーの栽培をするという申し出はまたとない話だったことでしょう。

 それにしても、バギオのど真ん中に位置するキャンプ・ジョン・ヘイをコーヒー農園にしようとは、大胆な思い付きです。全部で160ヘクタールというのは、250ヘクタールのジョンヘイの敷地の60%以上ということ。収穫期にはかなりの人手が必要なので、バギオの失業者からアルバイトを雇って、コーヒー果実を摘んだりすることになるのでしょうか? なんだか、今のジョンヘイのレクリエーション的なのんきな空気が変わりますね。

 ところで、記事にはそう書いていませんがアグロフォレストリー栽培なのですよね? まさかジョン・ヘイのシンボルの松林を切って、コーヒーにしちゃうってことはないですよね。RMACCは、環境保全とコミュニティ開発を信条としていて、BSUアグロフォレストリー農場に作った施設では、有機栽培、アグロフォレストリー栽培の方法などを解説していました。よろしくお願いしますね~~~!

 そういえば、1か月くらい前に借りている家の家主から、
「知り合いがコーヒー栽培のために100ヘクタールくらいの土地をコーディリエラで探しているが心当たりはないか?」
と聞かれました。私はきっぱりと
「100ヘクタールのまとまった土地を売る先住民族はいないと思いますよ」
と答えたのですが、もしかして、これからこんなコーヒー・ビジネスマンがコーディリエラ地方を闊歩するようになるのでしょうか? その時はきっぱり答えたものの、貧しい先住民族の人たちは、外国やマニラから大金片手にやってくるビジネスマンの誘いを断り続けることができるでしょうか?
 長い伝統の中で、先祖代々の土地だけは手放さないできた先住民族の人たちが、バギオの先住民であるイバロイ族のように土地を売り始めたら、古来の慣習を今も強く残しバランスを保ってきた文化自体が大きく変わっていくことになるかもしれません。

 CGNは先住民族の生計の向上のためのアグロフォレストリー栽培によるアラビカ・コーヒー栽培の指導を2003年から行ってきました。あくまでも、先住民族がその生活環境や伝統を守りながら、現金収入を得ていけるのが基本です。
 バギオの雇用を生む大規模コーヒー会社の進出も歓迎ですが、CGNとしてはコミュニティに根差した小規模栽培農家のためのきめ細かいコーヒー栽培指導を行っていきたいと思っています。


以下は、11月22日のマニラ・スタンダード紙。内容は上の翻訳とほぼ同じです。


Canadian firm planting coffee trees in John Hay
Manila Standard Today
Nov 22,2011

by Julito G. Rada

STATE-RUN Bases Conversion and Development Authority has signed an agro-forestry management agreement with a Canadian company, which may turn the John Hay Special Economic Zone into a major producer of world-class coffee in the near future, the BCDA said in a statement Monday.

The agreement with Rocky Mountain Arabica Coffee Co. was signed on Oct. 24 by BCDA president and chief executive Arnel Paciano Casanova, John Hay Management Corp. chairman Silvestre Afable Jr., JHMC president and chief executive Jamie Eloise Manzano-Agbayani and Rocky Mountain president Pierre Yves Cote.

Under the agreement, the Canadian company will plant at least 100,000 trees of the high-quality Arabica coffee covering about 100 hectares within Camp John Hay. This is in addition to 60 hectares leased earlier by Rocky Mountain from the Camp John Hay Development Corp., a private company developing John Hay.

Rocky Mountain expects to harvest some 300,000 kilograms of premium coffee yearly from its John Hay plantation. The premium coffee will be marketed as “John Hay Coffee.”

Casanova said Rocky Mountain’s entry into Camp John Hay would help enhance the facility’s lush foliage and generate a source of livelihood for the village folk.

“This agreement will augur well for the people of Baguio as this will generate employment and at the same time put Baguio City in the map for producing high-quality coffee,” Casanova said.

Agbayani said Rocky Mountain’s agro-forestry venture would complement and improve the environment and ecosystem of the pine forest within the reservation.

Rocky Mountain has existing plantations in Tuba, Benguet covering 16.5 hectares with 21,000 trees; Kiamba, Sarangani Province, 100 hectares; Kitanlad, Libona, Bukidnon, 100 hectares; and Marayon, Talakag, Bukidnon, 40 hectares.

JHMC is one of the BCDA’s subsidiaries tasked to oversee the transformation of the former US military camp into a special economic zone with minimum intervention to the area’s ecosystem.
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by cordillera-green | 2011-11-29 19:03 | コーヒー

アート・プログラム・ディレクター中西美穂さんのトークがUPであります

 大阪のアートNPO法人「アーツアポリア」の中西美穂さんが、文化庁の研修制度でフィリピンに調査のため滞在中。マ二ラでは社会派の現代美術家・アルマ・キントさんのスタジオに滞在し、先週オープニングを迎えたYuchengco Museumでの「Nothing to declare」展にも参加したそうです。

 バギオのアーティスト、山の村の先住民の暮らし、日比のアート交流などの調査と、バギオの涼しい空気を楽しみに来バギオです。アーティストと社会の橋渡し役の仕事をしていらっしゃる中西さんに、ぜひ、フィリピンでもその活動や、日本で社会と関わるアート活動をする作家の紹介をしていただきたいと思い、フィリピン大学バギオ校でトークを行うことになりました。
 Fine Arts,Humanityの学生さんが参加してくれることになっていますが、一般の方の参加も歓迎です。

日時:12月1日(木) 3;30PM
会場:フィリピン大学バギオ校 Collage of Arts and Communication Building Room 103-104

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アポリアというのは、ギリシャ語で「答えのない難問」のことだそうです。深いなあ。


中西さんを紹介した大阪ブランド情報局のページ
http://osaka21-blog.cocolog-nifty.com/person/057/index.html

こちらマニラで開催中のNothing to declare展のポスター
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ユンチェンコ美術館では1月29日まで開催。UPデリマンのVargas Museumでも別の作家による展示が行われています。すでに終わってしまったマンダルヨンのBLANC CONPOUNDでの展覧会も含め、世界中から60名近い現代美術家が参加しているこの展覧会。私も、年末年始の帰国前後にぜひ行ってみたいと思っています。
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by cordillera-green | 2011-11-27 15:34 | アート

今週末の漫画イベント「Manga Artists' Meet」

 CGNには、先週から新しいインターンの青年が来ています。バギオの英語学校で2か月勉強し、もう少しフィリピンを知りたいと、CGNでのインターンを希望した三木洋君。いきなり、現場に連れて行かれて、農場の耕作など、「はじめてやりました」と言いながらも、積極的に参加してくれています。
 その三木君、アマチュア・漫画作家という顔も持っているそう。日本では自作の漫画をインターネットやコミック関係のイベントなどで販売もしているかなりの本格的(?)アマチュアです。
 フィリピンでもマニラで行われているコミック・イベントに参加してみたり、本屋にフィリピンの自作漫画はないかと聞きに行ってみたり・・・・

 そんなことから、Mt.Cloud Book Shopのオーナーで、CGNも仲良しのエンバイロメンタリスト、パドマさんと話が盛り上がり、突然、11月27日に日本の漫画についてのレクチャーと、簡単な漫画ドローイング教室をやることになったそう。
 なかなかの行動力ですね。興味のある方、ぜひ、足を延ばしてみてください。

日時:2011年11月27日(日) 4;30-6Pm

場所
Mt Cloud Bookshop
Casa Vallejo, Upper Session Road
Baguio City, Philippines

Miki Yo describes himself as an "amateur manga artist." He sells his work online and at comicons. He is a university student from Japan, who has come to Baguio briefly to study English.

Miki came to the bookshop one quiet afternoon to ask if he could sell his creations alongside those of the independent Filipino artists we carry. Of course we said yes! We then asked Miki if he would like to meet manga enthusiasts in Baguio. He said yes!

What about you? What's your story? Share your story of manga-consummation with Miki and other comics/manga enthusiasts on November 27, 2011, in Mt Cloud Bookshop, at 4:30 PM. Bring your favorite pen and paper for a drawing exercise!

As always, everyone is welcome!

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↑モデル農場での農作業にも挑戦です。
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by cordillera-green | 2011-11-25 15:32 | 環境イベント

WE21ジャパン・コーヒーの森プロジェクト2年目快調にスタート!

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 ベンゲット州カパンガンでの母子保健事業の視察のためにフィリピンを訪問中のWE21のショップ・グループが、忙しいスケジュールを調整して、コロス集落でのコーヒー事業地を訪ねてくれました。コミュニティの人たちは大喜びです。事業開始以来1年間抱き続けてきた、「いったいどこのどんな方たちが、お金を出してくれてこんな親切にいろいろなことを教えてくれたり、苗木をくれたりしているのかしらん?」という、素朴な疑問が、WE21の方たちの顔を見たとたんに解決したみたいな空気が流れていました。
 本当は1年目の受益者10名全員が自分が頑張って植えた植樹地を見てもらいたくてうずうずしていたみたいですが、時間の関係もあり、また、傾斜がすごかったり、道路から遠かったりする植樹地も多かったので2名の受益者の方の植樹地を訪ねました。

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↑フェリーさんの植樹地をまず訪問。

 特にネネタさんの植樹地はやぶの中で、WE21の方々にも大変な思いをして歩いてもらいました。後のミーティングでネネタさん自身が言っていたように、10人の受益者の中で作業を手伝ってくれる家族がいないのはネネタさんだけ。しかも女性。孤独を感じながら、すごく頑張って重たい堆肥と苗木を一人で運び、600本のコーヒーを丁寧に丁寧に植えてくれたわけで、どうしてもそれをWE21の方たちに見てもらいたかったのです。みなさん無理を言ってすいませんでした。でも、彼女とても喜んでいました。みなさんの訪問が2年目の事業の大きな励みになたと思います。大きな力です!

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↑ネネタさんの植樹地はこんな急な斜面です。

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ネネタさんの紹介はここにあります。
http://cordillera.exblog.jp/16335332/

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コーヒーの森づくり事業2年目の最初の講習会は、11月19日に行われました。2年目は持続可能な農業に関する指導に力を入れていこうという計画です。講師にはアジア学院卒業の有機農業指導のプロ、ローデスさんとレナートさん。ボランティアでフィリピン大学バギオ校からキセル、ヴィンスという二人の芸術学部の学生、同学部の教員・ジョアン先生も参加してくれました。それから、新しいインターンの大阪大学の三木君も。
今回の講習会では基本的な持続可能な農業のあり方についてのレクチャーの後、参加者が実際自分の土地のどこに有機栽培の畑を作り、どこにアグロフォレストリー栽培でコーヒーを植えるかというプラン作りをしました。絵を描くと具体的ないイメージがわくというので、大きなマニラペーパー(フィリピン版模造紙ですね)にマジックで農場プランを描いて壁に貼りました。UPからのボランティアと、漫画を描くのが趣味という三木君も大活躍。
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↑UPのジョアン先生は、今年から赴任した新しい先生。以前はマニラでグラフィックデザイナーをしながら、郷里のケソン州で有機農業をやっていたそうです。自分の有機農業経験を皆に話してくれました。


午後は、実際にぼかしやFPJ(Fermented Plants Juice)の作り方を実践指導。コミュニティでの指導では、いつでも理論より実践です! 受益者の方が見て、体験して、自分もすぐ真似できるような、モデル農場づくりもスタート。コロス集落をコーディリエラ地方のほかのコミュニティのモデルになるようなエコ・ビレッジにしようという計画は着々進行中です。

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↑シュレッダーのデモンストレーションを行いました。FPJづくり、堆肥作りに使います。

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↑ぼかしづくりの講習

トゥブライ町に来訪者があるとパオアイ町長はいつもコロスでの事業を見てもらうために連れてくるそうです。ABS-CBNテレビ局も取材に来たとか。台風被害の前までは、ほんとうに地味で閉鎖的な小さな集落だったコロス。WE21とCGNの共同事業を通して、集落の人が自信を取り戻したのが何よりうれしい成果です。疑心暗鬼だった1年前の事業開始時とは、コミュニティの人たちの表情が違います!
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↑事業1年目で作った苗木場。すくすくと苗木が育っています。

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↑事業2年目で作っている最中のミミズ堆肥場。

セミナーの様子の写真はCGNのPicasaアルバムでご覧ください。
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by cordillera-green | 2011-11-23 11:23 | 植林/アグロフォレストリー

山本公成さんのコーディリエラでの体験が音となってCDリリースです

おととしのカリンガ州でのエコサミットに続き、昨年12月のSundaland Art Net主催のイフガオ州ハパオでの慰霊アート&パフォーマンス・イベントに参加くださった山本公成さんが、コーディリエラ地方での体験にインスピレーションを得て生まれた曲「森の精」を含むCDをリリースしました。カリンガのやイフガオの棚田がどんなふうに音に生まれ変わったかとても楽しみです。

以下、山本公成さんからのご案内です。

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「月ゆめⅡ あしたへ」が10月21日リリースされます。
私は彼方此方、旅をするなかで平和を大切にする人々の魂や、生き方に出会い感動し音楽が生まれてくるのを体感しています。
私はもともと、音を出すのが好き、特に吹くのが好きです。
唇を笛にあてた瞬間に風景がひろがります、息を吹き込んだ時に返ってくる空気に生活を感じ感動します。民族楽器は、人が暮らす日常のなかにあります。川、海、山、森、平原、棚田、畑が風と共にひろがります。
ゆたかな自然の実りの中に生かされています。
フィリピンの世界遺産の棚田コーディリエラを訪れ深い森とみごとな棚田、そこでは電気は夕方の5時から夜9時までしかつきませんが、ゆっくり循環する暮らしに豊かさを感じました。田んぼで出来た米を突き、籾
殻や糠は田んぼに飼っている魚のえさとなりその魚をおかずにいただく伝統的な高床式の家の生活。すぐそばに精霊や、ライスゴッドとよばれる田の神様の気配をかんじるフィリピンの旅で「森の精」という曲がおりてきました。また、演奏で旅を続ける中、北海道旭川でアイヌのカムイコタンの御縁で蝦夷鹿の角で笛を作り演奏するという事が始まり、曲が出会いのなかでおりてアルバムの録音をこつこつ続けていました。
8月に入って自分の中に大きな変化があり未来に向かう勇気をもちアルバム作りを再開し、自分の演奏してきた作品のなかにみつけたことば。
今こそなににもめげず「あしたへ」 

http://www.pulsejet.jp/
http://www.yamamoto-kosei.com/index.html

●サウンドウェア・ブルームーン
http://www.sound-ware.com/

月ゆめII、詳細・試聴・注文ページ
http://www.sound-ware.com/shop.cgi?id=1075

山本公成作品一覧ページ
http://www.sound-ware.com/shop.cgi?class=1%2F0&keyword&superkey=1&FF=0

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                  ↑イフガオでの公成さん。
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by cordillera-green | 2011-11-05 12:14 | アート

コンニャク・アート展 ベンカブ美術館で開催

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 コンニャク・アート?
 コンニャク好きの日本人でさえ聞いたことはないはず。
 ましてやコンニャクを口にしたことのないフィリピンの人には何のことやらという感じでしょう。
 実はこのコンニャクアートは、ベンゲット州カパンガン在住の日本人紙漉き作家・志村朝夫さんが、手漉き紙を強くし、防水性を持たせ、染料を定着させるために編み出した手法です。もちろん化学薬品などを使えば防水処理なんて簡単なのでしょうが、あくまでも自然素材にこだわる志村さん。あのプリプリのコンニャクを使うことを思いつき、試作を繰り返し、手漉き紙の風合いそのままに、水に弱く破けやすいという紙の弱点を克服しました。
 
 実は志村さん、このコンニャク・アートのワークショップで南アフリカや韓国などにも招待される知る人ぞ知る国際的なアート職人です。コーディリエラ・グリーン・ネットワーク(CGN)は、イフガオ州の棚田で稲を刈った後の稲わら(ウドン)を使った手漉き紙づくりワークショップなどで、たいへんお世話になっています。 昨年12月にイフガオ州フンドアンの棚で行った慰霊パフォーマンスの廣田緑さんのアート作品でも志村さんの手漉き紙を使わせていただきました。
  詳細はこちら「アート・インスタレーション&パフォーマンス 森のささやき・精霊の舞」

 今回のミニ展覧会は、9ケ国の28名のアーティストによるコンニャク・アートを使った小品を集めた世界初の試み。11月5日オープニングで1月5日までの開催。ぜひ、足を延ばしてみてください。


会場のベンカブ美術館の情報はこちら。
http://bencabmuseum.org/


参加作家のリストは以下。
 CGNのアートを通した環境教育プログラムでファシリテイターを務めてもらっているFara Manuel、やはりCGNボランティアで先日Shellアートコンペでグランプリ受賞のVincent Navarroも参加しています。CGN発行の環境絵本「MOONBEAMS」の挿絵を担当してくれたLeonardo Aguinaldo、仲良しキドラット・タヒミックファミリーンの次男カワヤン君も。

1. Fara Manuel (Philippines, graduate student at UP Diliman)
2. Joanne Kaar* (UK, IAPMA Secretary)
3. Dumisani Dlamini (South Africa)
4. Prue Dobinson* (UK, IAPMA member at large)
5. Wataru Sakuma 佐久間渉 (Japanese, living in the Philippines)
6. Anne Vilsboll* (Denmark, IAPAM President 1996-1999)
7. Aimee Lee (USA, Fulbright fellow on Hanji, Korean handmade paper, 2008-2009)
8. Josephine Tabbert* (Germany)
9. Aliza Thomas* (Netherlands)
10. Kim, Kyung Sook* (Korea, Yedang Gallery owner)
11. Joey Cobcobo (Philippines)
12. Mandy Coppes* (South Africa)
13. Thami (South Africa)
14. Ben Cab (Philippines)
15. Priscilla Robinson* (USA)
16. Cho Jeong-sook* (Korea)
17. Kim Ki-Hoon (Korea)
18. Helen Hiebert* (USA, IAPMA vice president)
19. Ruth Cohn* (Israel)
20. Leonardo Aguinaldo (Philippines)
21. Kawayan de Guia (Philippines)
22. Susan Byrd (USA, shifu researcher)
23. Asao Shimura* 志村朝夫 (Japanese, living in the Philippines since 1989)
24. Gail Stiffe* (Australia, IAPMA president)
25. Barbara Boertzel (USA)
26. Vincent Navarro (Philippines)
27. Sipho (South Africa)
28. Nathi (South Africa)


*は、国際的な手漉き紙の協会 International Association of Hand Papermakers and Paper Artists (IAPMA)のメンバーの方たちです。

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↑カパンガンの工房でコンニャクアートを実演してくれる志村さん。


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↑志村さんの工房では世にも珍しい紙鍋(手漉き紙で作った鍋)をごちそうになりました。
後方はコンニャク・アートに夢中のFara。


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↑紙鍋の紙にもコンニャクが塗られています。紙を燃やさずに鍋を楽しむのは至難の業。
 志村さんのきめ細かい心配りで、紙鍋を堪能しました。
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by cordillera-green | 2011-11-04 11:54 | アート