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伝説のSalinas Salt Spring

 ベンゲットからカリンガ州やイフガオ州に行くときに通るヌエバ・ビスカヤ州に、バナウエの棚田に匹敵するような奇観を誇る観光スポット・サリナス・ソルト・スプリングあるとずいぶん前に聞いたことがありました。
今回カリンガ州の帰り、珍しく日のあるうちにヌエバビスカヤを通過することになり、念願のソルト・スプリングに立ち寄ってみました。

以前はこんな景観で奇妙な形の岩から噴き出る泉が塩分を多量に含んでいて、岩は塩で真っ白におおわれていたそうです。
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Googleで検索すれば今も、「フィリピンで最もユニークな泉10選」なんて言うのに入っているのですが、この辺りと思しきあたりに来ても看板ひとつなし。地元に人に聞いても浮かない顔で
「あっちだよ。でも今はねえ~~」

さんざんに人に聞いてたどり着いた奇岩の泉は、完全に干上がって、黒い岩と化していました。
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やはり、森林破壊の影響でしょうか?
地元の人の話では1990年のバギオ大地震のあたりから泉が枯れたということです。
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周囲の山は見事なはげ山。真新しい山火事の跡がもあって、まだ火入れし続けているのがうかがえます。
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自然は永遠ではありません。
やはり、面倒を見ないと失われてしまうものなのです。

でも、景色は抜群に良かったです。
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レナート君も大はしゃぎ。
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近くのフルーツスタンドのココナツジュースもハロハロも抜群においしかった。しかもただみたいに安いしね。
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by cordillera-green | 2012-03-23 11:03 | 山岳民族の暮らし

イフガオ州の棚田巡り、急ぎ足の旅

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 イフガオ国立大学でのピースキャラバンに山本公成さんたちと参加したああと、イフガオの棚田でビデオ&写真撮影をしながらバギオに向かいました。
 今回の棚田撮影は、公成さんが昨年発売したCD「月ゆめⅡーあしたへ」の中に収録した「森の精」という曲のミュージックビデオのための撮影でした。この曲は、過去2回の公成さんのコーディリエラ地方の旅からインスピレーションを得て生まれた曲です。
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ご注文はこちらに。


われらが棚田キャラバンは、もちろんこのCGNジープで。
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いつもでどこでも踊りだすジェロ、ジェリカ、デルフィンのCGNボランティアも同行して愉快な旅!
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t景色のいいポイントで浅田さんがビデオ撮影。
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こちらが有名なバナウエの棚田。
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こちらは知る人ぞ知るマウンテン州バイヨ(Bayyo)の棚田
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by cordillera-green | 2012-03-18 10:27 | 山岳民族の暮らし

アラビカ・コーヒー買い付けとローデスの日本行き

 日本でわかちあいプロジェクトから「KAPI TAKO」コーヒーとして販売しているコーディリエラ地方のアラビカ・コーヒー。収穫シーズンのピークを終え、CGNはフェアトレードによる買い付けを行っています。

 大会社の進出などもあり(詳細はこちら)、また、農民が植えつけた苗木の大半がまだ収穫に至っていないこと、マニラなどインスタントに代わってレギュラーコーヒーが一般的になり需要がますます増していることもあり、アラビカ・コーヒー生豆の価格は著しく上昇しています。世界基準のフェアトレード価格よりもこちらの市場価格のほうが50%近く高い状況なのですが、昨年始めた日本での販売によって、
「今まで聞いたことなかったけど、なかなかフィリピンのコーヒー、おいしいじゃない!」
とようやく口コミで評判が広がってきたところ。ぜひ、販売を継続していきたいと、わかちあいのプロジェクトの暖かなサポートで、今年も輸出をさせていただくいことになりました。

ベンゲット州アトック町カリキン村べレス集落のコーヒー農家の方たちから約500キロを買い付けました。
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WE21ジャパンとアグロフォレストリー事業実施中のコロス集落でも買い付けをしました。
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生姜と一緒に乾燥させています。
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ところで、コーヒーの買い付けと販売を担当していたローデスが、かつて学んでいたアジア学院(栃木県)でアシスタント・トレーナーとして働くことになり、3月11日にフィリピンを発ちました。
日本にいるCGNボランティアの皆さん、アジア学院に遊びに行ってあげてくださいね。

フィリピンでのコーヒーのご注文のお電話は新しい担当・リリーまでお願いいたします。
0928-342‐0719

日本国内でのご注文は
わかちあいプロジェクトまで
http://www.wakachiai.com/shop/coffee/index.html
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by cordillera-green | 2012-03-17 11:41 | コーヒー

イフガオ国立大学でピースキャラバンに山本公成さん一行ゲスト出演!

今朝Facebookで、イフガオ国立大学(IFSU)で青少年教育に当たっていた青年協力隊の木村暁代さんの「Last Days of Ifugao」という去りがたげな写真がアップされていましたが、任期中にCGNと共同でいくつかの環境教育プログラムを企画してくれた木村さんのIFSU最後のイベント企画は平和教育を目的とした「ピース・キャラバン」でした。
第二次世界大戦で原爆が投下された長崎出身の木村さんは、昨年の東日本大震災と福島原発事故後、フィリピン、日本、そして世界のために、日本人としてできることを模索し続け、どういても任期中に、日本の原爆体験をフィリピン人たちに伝えたいと思い、青年海外協力隊員の有志に声をかけ「ピースキャラバン」を企画しました。(2012年2月13-15日)
企画趣旨はこちらで。

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メインは広島の原爆資料館から提供してもらった原爆に関する英語の展示。それに、原爆に関係する映画の上映など。彼女の熱い思いにJICAマニラオフィスも賛同し、広島からも平和教育に関わるNPOの方たちが参加し、平和教育ワークショップなどを実施。さらに、いまもムスリム勢力との紛争が続くミンダナオ島で平和教育に携わるNGOも参加することになりました。

この企画を、CGNがコーディリエラ山岳地方で企画してきた環境イベントや慰霊パフォーマンスに参加して下さって来た音楽家・山本公成氏にお伝えしたところ、
「日本の大学でもこういった動きを起こす若者はほとんどいないのが現状です。それを、第二次大戦の戦場であり、いまだ反日感情も強いフィリピンで、“世界の平和”のためにあえて開催したいという志に共感します。ぜひ、参加させてください」
というお申し出を受け、急きょピース・コンサートをプログラムの中に組み込んでいただくことになりました。
お忙しい中、山本公成さんと奥さんの星子さん、そして音響、ビデオ撮影など裏方サポートで同行してくださった浅田繁夫さんたちの来比スケジュールは全4泊。それなのにイフガオもバギオも行きたいというよくばりスケジュールの強行日程でしたが、おじさん、おばさんパワー全開で、何でも来い!状態の楽しいキャラバンとなりました。

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↑被爆都市広島を拠点に世界の平和のための教育活動を行うNGO「ANT-Hiroshima」の渡部朋子代表。
「はだしのゲンが伝えたいこと」とう「漫画「はだしのゲン」の原作者・中沢啓治さんのインタビューを中心としたドキュメンタリーの上映を行い、参加者のIFSU学生と感想などをシェアしました。

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↑ミンダナオ島サンボアンガ市のPeace Advocates ZamboangaというNPOのAldrin B. Abduramin氏が平和教育ワークショップをファシリテイト。さすがプロのファシリテイターで、IFSUの学生たちをぐんぐん引き込まれていきます。

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↑日本からは、やはり広島を拠点に平和教育&環境教育を行うNPO「これからの学びネットワーク」(コレマナ)の河野宏樹さんも参加。

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↑ピース・コンサートのオープニング・アクトはIFSUの民族舞踏シアターグループ。Aanak di KabiliganメンバーでIFSU学生のジェリカがコーディネイトしてくれました。

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↑山本公成さん&星子さんは、世界中のめずらしい笛や民族楽器で、平和のための美しい音楽を奏でてくれました。心が澄みわたる平和な時間。音楽って本当に素晴らしい。

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↑木村さんが担当していた日本語クラスの生徒たちが「今日の日はさよなら」を合唱。

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↑最後はみんなでジャミングしながらイフガオ・ダンスダンス~~。主催の木村さんも開放されたみたいで、楽しそう。

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その他の写真は以下のCGNのWEBアルバムで。
Peace Caravan In IFSU

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by cordillera-green | 2012-03-15 09:16 | 環境教育

ヴィンスのコロス集落農民をモティーフとしたコーヒーペインティング展示中!

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 CGNボランティアのヴィンス君は、フィリピン大学芸術学部の4年生。権威あるSHELL石油の学生会がコンペでの受賞などこの頃ツキまくっているヴィンスです。その彼が、卒業制作に選んだのが、コーヒーを淹れた後に不要になったコーヒー豆を使ったリサイクル・コーヒー・アートです。大型ショッピングモールSMに入っているSTARBACKSからタダでもらってきたコーヒーのかすから再度に出した液を絵具代わりに、かすそのものも画材に使って10枚のポートレイトを仕上げました。ポートレイトのモデルは、ヴィンスがCGNボランティアとして何度も足を運んでくれた、コロス集落のコーヒー農家の人たちです。
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↑いちばん右がヴィンス君です

 セッションロードのアートスペースで、3月3日に行われた卒業制作の批評会では、招待された外部からのアート関係者にもこの作品はたいへん好評。VOCASでキュレーターを担当するカトリン(キドラット・タヒミックの奥様)は、ヴィンスを含むUP芸術学部の学生たちの作品が予想以上の質の高さだと、展示を3月 日まで延長したそうです。ぜひぜひ足をお運びください。

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↑こちらはやはりCGNのボランティア、Rochelleの作品。子供たちとのアートワークショップで作ったオブジェをつかっった布作品です。

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↑KizelもCGNボランティア。イフガオのお米の神様・ブルルをテーマとした作品です。

UPバギオ校芸術学部を今年卒業するのは14名。そのほかの学生さんの作品も展示されています。
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by cordillera-green | 2012-03-11 17:16 | アート

Skogusmulleの環境教育ワークショップをさっそく山の子どもたちに実践しました!

 JICAマニラから招待状が届いたスウェーデンのSkogusmulleの環境教育ファシリテイター養成講座のご案内。フィリピンで環境教育関係の講座が行われるのは珍しいことです。CGNからは、山岳地方のコミュニティでたびたび環境教育の機会のあるフィリピン人スタッフ4人が参加しました。対象が5-6歳ということで、いままでCGNの環境教育プログラムでは対象としていなかった層。戻ってきたスタッフたちは「とても貴重な経験だった」「楽しかった」と好評。さっそく、「コミュニティで実践してみたい」ということで、コーヒーを中心としたアグロフォレストリー事業を実施中のコロス集落のデイ・ケア・センターの子どもたちに、そして、「うちの子どもたちにもぜひ環境教育の機会を!」と熱心なお隣りナルセブ集落の子どもたちを加えて2日間のワークショップを行いました。

 会場はナルセブ集落にある聖ベネディクト教会のお庭。広大な松林の敷地に瞑想のためのコテージが点在し、遊歩道もあってまさに環境教育ワークショップにはぴったりの場所です。
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Skogsmulle環境教育プログラムを行っているSustainable Academy JapanのMidoriさんからお借りしたカラフルな教材を使って参加型のワークショップはスタート。絵はスウェーデンの森なので、コーディリエラの森とはちょっと違うかな? 「何が足りないかな?」というファシリテイターの質問に、
「イチゴ!」
「グアバ!」
「星!」
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双子を出産してしばらくCGNを離れていたジョセリンも現場復帰に意欲満々。
お母さんになって子供たちに対する指導も一層こなれてきました。
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様々なコミュニティで、オーガナイザーの経験を積んでいるアイダですが、4-5歳児のオーガナイズはまれな経験。でもさすがフィリピン人。子供の扱いは一流です。
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足に障害のある男の子も参加。広いところで好きにからだを動かせて、とっても楽しそうでした。
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 Skogusmulleとはスウェーデン語で「森のムッレ」という意味だそう。ムッレとは森に棲む妖精のことだそうです。「クリコッ」「クリコッ」と呼びながらあちらこちらを巡り歩き森のムッレを探します。
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 そろそろ子供たちの集中力が切れたかな? という頃に、とうとう本物「森のムッレ」が現れます。子供たちはもうびっくり。目が真ん丸。お口あんぐり。JICAセミナーでは、CGNの舞台演出家・ジェロが「これぞ真骨頂」とムッレ役を担当しましたが、ジェロ君体調不良で、今回はリリーが登板。
「ジェロの演技ワークショップに参加しておけばよかった・・・・」
とつぶやいていましたが、なんのなんの見事なムッレぶり。子供たちの心をしっかりつかんでおりました。
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 ムッレが去った後には、ムッレからの葉っぱのお手紙とカップケーキのプレゼントが届きました。ムッレの後を追いたい子供たちを何とかジョセリンが誘導して、プログラムのクライマックスは無事終了。
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    ↑ミューレが残した花びらの矢印!?

最後は、フェリーさんと一緒に楽しいお歌の時間。さすがデイケアセンター21年で教えてきたフェリーさん。子どもたちの心をつかむのが上手です。
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ランチは、栄養失調の幼児が多い地域で保健省が行っている「FEEDING PROGRAM」のサポートで、栄養たっぷりのお豆のおかずが供されました。
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ワークショップに参加してみて、どうしてスタッフが一刻も早くこの手法を山の子どもたちに試してみたかったのかがわかりました。ワークショップをファシリテイトしている方もとても楽しいのですね。みんなが楽しめることが、こういった体験型のワークショップの成功の秘訣です。衣装や教材など、場を演出するための道具もとても大切だと実感しました。
今回の経験をもとに話し合い、コーディリエラの自然や習慣に合うように、内容をアレンジしながらコミュニティでの環境教育プログラムに生かしていきたいと思っています。

そうそう、CGNが制作したた子供向けの絵本「MOONBEAMS」に登場するのも森にすむ妖精たちでした。
ベンゲット州にはムッレのような妖精伝説が残っています。


ワークショップの写真はCGNのWEBアルバムで。
https://picasaweb.google.com/101439197484450138832/EnvironmentEducationWorkshopUsingSkogsmulleMethod
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by cordillera-green | 2012-03-11 15:48 | 環境教育