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文京学院大環境教育センターのコーヒー農家訪問スタディツアー。参加の学生さん達から感想文が届きました

2月13-16日の4日間、文京学院大学環境教育研究センターのスタディツアーを行いました。
ベンゲット州キブンガンのCGNのフェアトレード・コーヒーを栽培している農家でのホームステイと収穫と収穫後の作業の体験、村の人との交流会での「モッタイナイ・レンジャー」のショー。バギオでは日比間の歴史を学ぶケノンロード訪問、カリンガ州の伝統手織り保全のためにコミュニティで活動する女性のショップ訪問など、盛りだくさんな日程でした。オープン前のCGN運営のゲストハウスTalaにも、準備中で不便をおかけしながらですが宿泊してもらいました。Talaの記念すべき最初のお客さん達です。

参加してくれた学生さんたちから、感想文が届きましたのでここに紹介させていただきます。

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「コーディリエラ地方のコーヒー農家でホームステイー収穫体験と環境NGOの活動地訪問」を終えて
目的:コーヒー豆産地訪問、コーヒー収穫体験、コーディリエラ・グリーン・ネットワークの事業地の訪問、先住民族の文化と暮らし体験

参加者:細谷 貴史、高木 紀幸、石沢 夏希、鳥羽 純礼、漆戸 香澄、石川 茉希、千代田 真恵子、高橋 優佳、田中 光(文京学院大学)、川端 将太朗(立教大学)、長島 翔太郎(大東文化大学)日下部尚徳、森下英美子(文京学院大学教職員)、鈴木啓太郎(ふじみ野市議会議員)
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大東文化大学1年 
長島翔太郎

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僕は、フィリピンに行ったのは今回のスタディーツアーが初めてで、バギオやギブガンに行ったのももちろん初めてだったのですが、このスタディーツアーを通して、とても濃くて、毎日が勉強になる時間でした。ギブガンに行って、村の皆さんが出迎えて下さったときはとても温かくなり、村のダンスや演奏もとても感激しました。僕たちも「清掃戦隊モッタイナイレンジャー」をしましたが、セリフがつっかえてしまい恥ずかしい思いもし、ハプニングもありましたが、ホームステイ先のご家族とも仲良くなることができました。また、コーヒー農場でお手伝いさせてもらうこともでき、コーヒーの実ってこうやってできるんだなと実感しました。とても有意義で密な時間だったと思います。この経験を、今後につなげていけたらなと思います。

文京学院大学コミュニケーション社会学科3年
 田中光

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今回のコーヒー収穫スタディツアーでは、初めての経験ばかりで、どれもとても貴重で素晴らしい経験となるものでした。 キブガンの人たちは私たちが訪れたことにすごく感謝してくださり、あんなに大きな歓迎会をしてくれたことにとても感動しました。
 豚を絞めるところを見させてもらったり、一緒に農作業をやらせていただくことにより、キブガンの人々の自然に対する感謝の気持ちをとても感じました。
 ホームステイをしたことにより、ほんの少しかもしれないですが、彼らの生活を知ることが出来たのではないかなと思いました。欲を言えばもう一泊くらいしたかったです。キブガンでの滞在時間は短くて、本当にあっという間だったのですが、とても美しい景色を間近で堪能できて本当に幸せな時間でした。とても良いところだと感じたので、ぜひまた訪れたいです。
 また、CGNの皆さんとお話しすることが出来たのも、とてもよかったです。もっとたくさんお話したかったです。 今回のツアーでは、CGNの方にもキブガンの方にもとてもよくしていただき、そのお陰で一生心に残るような素晴らしいツアーとなりました。今でも山々が連なる素晴らしい景色が目に浮かびます。行くことができて本当によかったです。本当にありがとうございました。

文京学院大学コミュニケーション社会学科3年
 漆戸香澄

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CGNの活動にはとても興味があり、出会ったその日に、「とても素敵なスタッフさんたちだなあ」と感じました。
キブガンの村役場で、地形、マリファナ農地の話など、山岳地帯の環境の厳しさを知りました。コーヒー農園で一連の体験をするなどなかなかない機会でしたので、本当によい経験となりました。
歓迎のプログラムでは、伝統の踊りに感動しました。若いお母さんたちが踊って、それをみて長寿のおばあちゃんたちが泣いて喜んでいて、集落の絆と文化継承の意義を垣間見た気がしました。また、食環境に興味があるので、豚を絞めるのを見せていただけたのはとても為になる経験となりました。自分の目で見、感じることがなによりの学びになると感じました。
ホームステイは、特に女性だからと配慮をしてくれたおかげであると思うのですが、不便はなく、ホストファミリーはとても親切で、卒業論文で使おうと思っているアンケートにも快く答えてくれました。印象深いのが、ホストファミリーに「日本では“いただきます”というあいさつの文化がある」と教えたら、「カトリックと仏教、祈る対象は違えど、祈っていることはきっと一緒なのね」と返ってきたことです。私は宗教について全く知識がなく、宗教というと対立や、排他的なイメージがあったので、ホストファミリーのその考えをとても嬉しく感じました。

ケノンロードの成り立ちや、異文化、日本とフィリピンについてもお話いただけて、勉強になりました。もっと詳しく聞きたかったです。

本ツアーで学んだことを、多くの人に知ってもらいたいと思います。全体になりますが、フィリピンツアーの報告会・写真展も開催しますので、もしよろしかったらいらしてください。
ツアーに参加できて本当によかったです。ありがとうございました


文京学院大学コミュニケーション社会学科2年
 鳥羽純礼

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まず、今回のフェアトレードスタディーツアーを企画してくださったCGNのみなさん、そして森下さん、日下部先生に感謝感謝、感謝です。本当にありがとうございました。
コーヒーフェアトレードスタディーツアーを、わたしはとても楽しみにしていました。実際にその場所に行ってみると、想像を遥かに超える程の絶景が待っていました。ジープの上に乗って山道を走ったことがものすごく楽しかったです。
わたしはコーヒー農園を見たのは初めてでした。いつも私たちが美味しくいただいているコーヒーが、こんな風にできているんだということを自分の目で見ることができました。コーヒーの実を実際に摘ませていただいた時は、本当に感動しました。自分はコーヒーの原型(?)を知らないままに、日本でコーヒーを飲んでいたんだと考えると、情けなくもなりました。
ホームステイ先の方々も、初めて会うわたしたちをあんなにも暖かく、優しく迎え入れてくださり、感謝の気持ちでいっぱいになりました。ずっと一緒に住みたいと思いました…。本気でここに住みたいと思いました。(顔の系統も似ているそうなので…。)一生忘れられない大切な思い出になりました。絶対にまた来ます!バギオで飲んだコーヒーの味は、格別でした…。
コーヒーがどのようにして作られているのか、どんな人たちが、どんな思いで作っているのかを知ることは、とても大切なことだと感じました。ただ、美味しい、とコーヒーを飲んでいるだけではなくて、その裏というか、背景を知ったり、自分の目で見るということは、本当に貴重で大切な経験だと感じました。少しでも多くの人に知ってもらいたいと思いました。

まだまだ感じたことや伝えたいことが山ほどあるのですが、、、
まとまりません(泣)!
すみません…。
わたしはフィリピンが大好きです!


文京学院大学コミュニケーション社会学科3年
 細谷貴史

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フィリピンスタディツアーを終えて、コーディリエラ・グリーン・ネットワークさんと共に過ごした日にちは3日間だけでしたが、その時間の中で自分にとってものすごく貴重であり、初めての体験・風景に何度も出会いとてつもなく濃密な時間を繰り返せたのではないか、と思います。
バギオからベンゲット州キブンガンのカンカナイ族までジプニーの屋根に乗っかっての移動はものすごく新鮮・爽快で、さらに通り過ぎていく中で見える、山岳地帯の村の家並みやとても雄大な棚田や山々、本当に素晴らしい景色の繰り返しでした。そんな光景たちは中々自分のカメラには収められないので、心のシャッターを押しておきました。
集落についてからは歓迎セレモニーの中で現地の方や我々がお互いに舞踊やヒーローショーなどのいくつかの出し物があり楽しみましたが、お互いに所々、もしかしたら「ん?」って思う部分もあったとは思いますが、それもお互いの文化の違いなのかな?と思います。
コーヒー農園へのホームステイも体験し、その土地での暮らしの中の楽しい点や不便な点も知ることができ、そしてコーヒーが生まれるまでの過程もほんの少しだけですが、自身の体で体験をすることができました。事前に現地の文化や生活スタイルを少しでも勉強をしておけば、さらに充実ができたかもしれませんが、今回は今回で「良い」濃い時間が過ごせました。現地で出会ったたくさんの方々、本当にありがとうございました!


文京学院大学コミュニケーション社会学科2年 
高木紀幸

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今回ギブガンを訪れて、自分たちとの生活、文化の違いを実感し、さらに普段の食事のありがたさを知ることが出来ました。コーヒーがギブガンの人々からすれば文化の一つで、自分がお世話になったステイ先では朝、昼、夜とコーヒーを出してくれてとてもおいしかったです。コーヒーの農作業も体験させてもらい、普段では経験出来ないような、一からコーヒーを作って、これからコーヒーを飲むたびに今回のことを思い出すと思います。
食べ物のありがたさも感じました。豚を絞める場面に立ち会い、最初は言葉にならないほどの状況だったけれど、冷静になって考えて、こうして食べ物を得て自分が生きていられている、ということを当たり前に思いすぎていると実感させられました。こうした体験をすることができたのも、CGNの方々、ギブガンで自分たちを迎えてくれた方々のおかげです。ギブガンの方々は本当に温かい人ばかりで、自分は英語も、タガログ語も全然話すことが出来なくて、コミュニケーションが困難で申し訳ない気持ちでしたけど、それでもたくさん話をしてとても楽しかったです。
ギブガンの皆さん、そしてCGNの皆さん今回は本当に、本当にありがとうございました。

文京学院大学コミュニケーション社会学科3年
 高橋優佳

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今回のキブンガンでの農泊の経験はとても私の中で刺激的なものでした。非日常的体験で日本にいては感じることができないものでした。
このCGNがコーディネートしてくださったスタディツアーの前に他のスタディツアーでパンガシナンの方の田舎に滞在していました。CGNのツアーでは、そこの暮らしとはまた違う空気感だったり顔だったり食べ物だったり、「異文化」というものを再び肌で感じて、フィリピンにいるはずなのにフィリピンとはまた違った国に来た気になりました。
農泊時にコーヒーの作り方を教えてもらった時に「日本では既にパウダーになってることが多いからコーヒーを作るのは初めてだ」と言ったらお父さんはとても驚いていて、「そうか、マシーンがあるんだもんね」と一言いいました。そして、先日帰国してすぐにいただいた生豆からコーヒーを3時間かけて作りました。1杯分しか作れませんでした。たったの一杯を飲むのにこんなに力がいるものなんだと思ってコーヒーを飲むことが大事な瞬間になりました。
これからフェアトレードのプロジェクトを進めるのにはこういったツアーを繰り返し行うことだったり、そのコーヒーを買って飲んでいる人がツアーに参加できたらいいなと思いました。コーヒーから繋がる人の輪がどんどん広がって欲しいと思います。

文京学院大学コミュニケーション社会学科3年
 千代田真恵子

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今回私はフィリピン初だったのですが、申し分ない大変貴重な体験をさせていただけたと思います。
コーヒーショップで働いている身として、コーヒーを育てることがいかに大変か、またその土地の背景や文化などを知れた事が大変嬉しく、また今後日本で働く上で知ってなくてはいけないことだなと思いました。
歓迎会も楽しく、ホームステイ先でも暖かい歓迎を受け、1泊じゃ物足りないほど密度の濃い楽しい時間を過ごすことができました。
今回の体験で、フェアトレードという言葉の意味を身体を持って噛み砕く事ができたように思えます。分かったつもりでも、実際見て、経験することによって見えてくるもの、感じるものが多かったです。今回のようなツアーをもっと色んな人に体験してほしいです。


文京学院大学コミュニケーション社会学科2年
石川茉希

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バギオや山岳民族の村では、マニラや他の場所とは違うフィリピンの姿や文化を見ることができ、初めてのことばかりで学ぶこともたくさんありました。ジプニーの上に乗って山道を進み、棚田がひろがり、どんどん景色が変わっていくなかで、「どんな場所なのだろう、どんな人たちがいるのだろう」と楽しみでわくわくしました。村に到着してみるとたくさんの方々が迎えてくれて本当に嬉しかったです。
まず初めに、私たちを迎えるために用意してくれた豚ですが、命をいただくときは初めてのことでとても衝撃的でした。しかし、貴重な経験なのだと強く感じ、「命をいただく」とはこういうことなのだと知りました。あの時の豚の姿や声はずっと忘れないと思います。普段は当たり前のように食べていますが、私たちはたくさんの「命」をいただいて生きている。「いただきます」と「ごちそうさま」の言葉の意味を改めて考え、重みを感じました。
ホームステイでは、最初はお互いに緊張してなかなか話せませんでしたが、徐々に仲良くなることができ本当に楽しかったです。言葉は通じなくても身ぶり手振りで話して、日本語もたくさん覚えてくれて、たくさん笑って、「ずっとこんな時間が続いたらいいのに・・・」と思いました。
コーヒーの収穫を体験し、繭を作っているところも見ることができました。今回はこのコーヒーがどのようにフェアトレードとして販売されるのか、また村の人たちはどのように考えているのかなどフェアトレードについて詳しく話を聞くことができなかったので、次回はもう少し詳しく学べたらいいと思います。村での生活は、文化の違いや伝統、価値観などについても考えるきっかけにもなりました。
「もっと一緒にいたい!帰りたくない!」と思うほど、村の人たちはいつもやさしく、笑顔で接してくれて、あたたかい気持ちになりました。山岳民族のことや、フィリピンと日本の関係や歴史について、また言葉ももっと勉強していたら、また違ったことも見えたと思います。
またぜひ訪れたいです!村の人ともまた会いたいです!次回はもう少し長く滞在し、CGNの方とも村の人とももっとたくさん話をして、交流しながら学ぶことができたらいいと思います。また、良い面だけでなく、問題点や課題についても聞いたり、考えたりできればと思います。

法政大学2年 川端将太朗
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・コーヒーを実からつくるところはなかなか見れないので良かったです。
・歓迎の踊りに感激しました。誘い入れてくれたのが感動しました。
・CGNの方ともっとお話しできたり、コミュニケーションする機会があればよりうれしかったです。
 学べたことも沢山あったかと思います。特に振り分けの時に学生同士でもよいのですが、CGNの方とペアでもよかったと思いました。
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by cordillera-green | 2013-03-09 09:42 | スタディツアー

CGNがシェア&ゲストハウスtalaを始めたワケ

「コーディリエラ・グリーン・ネットワーク」(CGN)は、バギオ市内の観光エリアに、おもに保養のための母子での滞在者、スタディツアー参加の学生などのための、短・中期滞在者向けのシェア&ゲストハウスを2月22日にオープンしました。日本の子供たちと母親の休養と学びの場、日比の相互理解を深める国際交流の場として機能するだけでなく、コーディリエラ先住民族の生活向上と環境保全につながるエコツアーの拠点としての役割を担っていくことを目指します。

シェア&ゲストハウスtalaの概要についてはこちら

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なぜ、親子で泊まれるゲストハウス?

●不安をぬぐえない日本の放射能汚染の現状と今後

 2011年の3月11日の東日本大震災から早くも2年が経とうとしています。多くの被災者の人たちが新しい生活のスタートを切った一方で、まだまだ復興への道の厳しさがニュースなどでは報じられています。日本中を震撼させた福島第一原発の事故からも2年。当初取りざたされた放射能汚染をめぐるニュースも新聞の一面を騒がすことがなくなり、一般の人々の意識からは薄れつつあるかのように思われます。しかし、事故の完全終息にはとてつもない時間とお金と労力がかかり、そのめども立っていないのが現状であり、その間に放射能が排出され続けていることなどはインターネットを通して誰もが知り得る情報です。また、空気中の汚染だけでなく、食べ物を通しての内部被ばくの危険があることも広く知られるところです。
 さらに、誰もがもう一度大きな地震が起きた時に福島第一原発がどうなるか、また、日本各地にある54の原発で同じようなことが起きるのではないかと、心のどこかで不安を抱えて生きざるを得ない状況と言えるでしょう。

●不安を抱える日本の母親たちの不安

 なかでも、小さな子供を抱える母親たちの不安は大きいものがあります。放射能の影響をもっとも大きく受けるのが赤ちゃんや幼い子供たちと言われているからです。もっとも放射線量の高い福島の子供たちを政府が移住させるべきだという声が上がっていますが、いまだ日本政府は対策を講じようとはしていません。民間のNPO、市民団体、企業などが福島の子どもたちを救おうと様々な形でのサポートをしていますが、もちろん十分とは言えません。
 不安を抱えているのは福島の家族だけではありません。風向きなどによって高い線量が観測されることもある東日本の家族、汚染された食べ物の流通や瓦礫焼却による内部被ばくを心配する全国の子供のいる家庭と、すべての子供のいる家庭にとって放射能による子どもたちへの健康被害は他人事ではなくなっています。


●少子化が一向に止まらない日本と母親たちの置かれた子育ての状況

少子化が問題とされて久しいですが、この現象に歯止めはかかっておらず、2009年のデータで出生率は1.37。政府は様々な策を講じているよですが、少子化の傾向に歯止めはかかっていません。 最近の、ジェンダーギャップ(経済、政治、学力、健康)の発表(http://memorva.jp/ranking/world/wef_global_gender_gap_report_2012.php)
によると、先進国であるはずの日本は世界135か国中なんと101位だそうです。政府からのサポートもまだまだ充分でなく、社会からの理解も低い日本の母親たちの子育てを巡る状況は、大変厳しいものと言ってもいいでしょう。女性たちが子供を産み、育てるという人間として当たり前の営みを、心から楽しめる環境がなかなか日本では持てないのが現状です。
日本では子育てと仕事の両立がいまだ難しく、子育てはすべて母親の役割という家庭がほとんどです。核家族が多い日本では、祖父母などの子育ての手伝いの手も少なく、特に子供が小さいうちは母親は子育てと家事だけで精一杯の生活を送らざるを得ないのが現状です。子育てが一段落して社会復帰をしたくとも、子育て期間にまったく仕事をしていなかったため母親自身が不安になるだけでなく、社会も働く母親を受け入れる体制が整っているとはとても言えません。


なぜフィリピン・バギオなの?

●子育て天国・フィリピン

 上記のジェンダーギャップに関する調査で、フィリピンは北欧製などに続き8位にあります。わざわざ女性であるということが取りざたされることなく、普通に女性が大統領の地位にある国がフィリピンです。一般社会においても言わずもがな。地方自治体の長、会社の社長、役所の長が女性なのは当たり前です。しかも、フィリピンは世界に名だたる子だくさんな国でもあります。2010年の出生率のデータで3.14人。政府は人口抑制に懸命ですが、アジアの中でも高い出生率を保っています。理由のひとつはカソリック教徒が多く出生コントロールや中絶が禁じられていることもありますが、出産が女性にとって当たり前という社会通念があり休暇後の社会復帰もごく当然のことであり、仕事のためキャリアのために出産をためらう女性などフィリピンではありえません。フィリピン社会は失業率も高く、子育てを手伝う人手に困らないことなどもあると思います。それほど裕福でない家庭でも、ベビーシッターを雇うのは一般です。驚くような安い賃金で、学歴はないかもしれませんが、赤ちゃんのあやしかたや、子供の育て方には天才的な素晴らしいベビーシッターを雇うことができます。

●知られざる保養候補地・フィリピンの軽井沢バギオ市

 フィリピンというと、マニラの暑さと喧騒、外国人を巻き込む事件の絶えない危険な国というイメージが付きまといます。セブ島をはじめとする南の島には、ダイビングを楽しむ人にとっては楽園リゾートして知られていますが、ルソン島北部の豊かな自然、世界文化遺産のイフガオ州の棚田をはじめとする独特の伝統文化を保持するコーディリエラ山岳地方についてはほとんど知られていません。山岳地方の中心・バギオ市は標高1500メートルに位置し、もともとイバロイ族が暮らす小さな村をアメリカ人の保養地として開発した美しい町です。
 バギオ市はおよそ、日本の人が抱くフィリピンのイメージとは違い、松林に囲まれた坂道の町で、人口は約30万人。たくさんの大学がある文教都市でもあります。年間の気温は約22度。7-9月の雨期の雨量多さが悩みの種ですが、年間を通して春や秋のようなおだやかな気候です。海までも車で1時間余と近く、野菜の一大産地でもあり、新鮮な魚や野菜も簡単に手に入ります。
 また、芸術の町としても知られ、私設美術館としてはフィリピンいちであろう「ベンカブ美術館」をはじめ、小さな文化施設も数多くあります。環境保全に関する意識も大変高く、CGNをはじめ様々な分野で環境保全のために活動するNGOや市民グループも多くあり、地元産の有機栽培の野菜を手に入れることも容易です。さらに、マニラに比べると治安が格段に良いこともバギオのよいところとして挙げられます。

 
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バギオで学べることって何? なぜゲストハウスで英語教育?

●英語学習にうってつけのバギオ

 バギオ市の魅力は近年、日本の人にも徐々に知られるようになり、マニラやセブ島がメッカだった日本人経営の英語学校の進出も始まっており、大学を休学して英語を学ぶ学生、一度就職したものの退職しステップアップを目指して英語を学ぶに来る若者などが急激に増えています。
 もともとアメリカ人の保養地として開発されたバギオ市は、今も外国人の居住者が多く、また一大観光地でホテルやレストランなどの観光施設も多く、一般市民でも英語を話します。フィリピンでももっとも英語が通じる町、英語のレベルの高い町がバギオと言われいます。
 日本経済の低迷は長きに及び、就職率の低下も深刻な問題です。英語を間学ぶ学生たちの中にも、一向に景気の回復しない日本ではなく好景気で成長著しいアジアをはじめとする海外で就職の視野に入れ、そのための英語修得を目的としている人が多くなっています。アジアでもっとも英語が通じる国はフィリピンです。


●子供たちの英語の早期教育
 
  日本の将来を考えたときに、国際化が進む中で英語はもはや必須と言えるでしょう。ようやく小学校における英語教育が始まった日本ですが、幼少期から日常生活の中で英語に触れることは、使える英語の習得に大きな助けになるでしょう。また、国際都市・バギオ市でフィリピン人はもちろん、韓国人、アメリカ人、そのほかの国籍の人々に出会うこと、また同じフィリピン人でもさまざまな言語を話す民族に出会うことは、世界の人々の多様性を体感するたいへんいい機会になると思います。

●母親たちと年配者のための英語学習

英語を学びたいのは、就職に役立てたいと思う大学生や転職希望者だけではありません。退職した年配者、子育てに追われる母親たちも同じです。バギオを含むフィリピンの韓国人向け・日本人向けのの英語学校のほとんどはステイ・イン。学校に住み込んで、学食でほかの学生と決まった食事をとり、校内の相部屋、あるいは個室で寝泊まりし、平日は外出禁止というシステムです。子供連れの滞在はできませんし、年配者には若い世代と同じ食事、共同生活に厳しさを感じる人も少なくありません。そういう方たちに、家庭教師という形で、時給制での英語学習をおすすめします。

●英語以外にも学べること

 また、バギオ市から北上したコーディリエラ山岳地方は、第二次世界大戦で最後の激戦地となった地域でたくさんの日本兵が亡くなった場所でもあり、戦後68年がたち戦争の記憶が人々の中で薄れていく中で、二度と戦争を起こさないための検証をする場としても、たくさんの碑や語り継がれたストーリーの残されている地でもあります。特に若い世代には、コーディリエラ地方のそういった歴史を学ぶ機会を持ってほしいと思います。
 他にも、アートの町・バギオならではのアート教室、演劇などを学ぶ機会もあります。
また、環境NGO「コーディリエラ・グリーン・ネットワーク」ならではのプログラムとして、植林、有機農業体験なども可能です。


なぜ、国際交流の場?


●英語だけを学んで帰国する日本の留学生たち。

 バギオの日本人の語学留学生の数はうなぎ上りですが、ステイ・イン制の英語学校では平日の外出が禁じられているところが多く、多くの日本人学生が週末に町中の大型ショッピング・モールSMでに日用必需品の買い出しにいくのが唯一の外出という人が多いようです。せっかくバギオまで足を延ばして英語を学び、数カ月の滞在をしながら、一般のフィリピン人の生活に触れ合う機会もなく、少し足を延ばせば体験できる豊かな自然や文化に触れうこともなく、また、第二次世界大戦の負の歴史の生の傷跡を感じ、平和への希求の気持ちを抱く機会もなく数か月のバギオ滞在を終えて帰国していってしまいます。

●歴史ある日比間の市民レベルの国際交流

 フィリピンは市民運動、NGO活動が盛んな国として古くから知られ、日系のNGOがおもにマニラの貧困地域などで数多く活躍している国です。1965年に開始されたJICA(国際協力事業団)の青年海外協力隊事業における今までの派遣隊員数ではフィリピンはアフリカのマラウィに次いで2位。今までに1512名の青年たちが様々な地域分野で草の根の援助と交流を図ってきたという実績があります。(http://ph.isajijournal.com/general-economics-statistics/11840-jica.html)
フィリピンには常にゴミの山、保険金殺人、セックス・ツアー、フィリピン・パブなどのマイナス・イメージが付きまとう一方で、市民レベルでの草の根の交流は古くからはかられ、双方の文化や価値観に関する理解は浸透しており、日本人にとってはたいへん暮らしやすい国と言えます。

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by cordillera-green | 2013-03-03 15:40 | シェア&ゲストハウス tala