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CGN2015年春のスタディツアー報告①プラグ山とミイラの村・カバヤン

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コーディリエラ・グリーン・ネットワーク(CGN)は、2015年春に二つのスタディツアーを実施しました。

2月はクムスタカ・リンクKumsta ka Linkという埼玉県ふじみ野市のNGOと企画したスタディツアーです。クムスタカ・リンクはフィリピン・パンガシナン州での子供たちへの支援や、地元ふじみ野市の福祉ボランティアなど草の根での地域に密着した活動を地道に行っています。ふじみ野市にある文京学院大学の学生さんたちが活動の中心で、大学と地域をつなげて積極的に活動しています。
クムスタカ・リンクが継続している支援先のパンガシナン州マーシン村への訪問だけでなく、ツアーをさらに充実した学びと経験の場にしたいということで、数年前よりクムスタカ・リンクの文京学院の学生さんを対象としたスタディツアーを担当しています。

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今までに、コーヒーのフェアトレードをテーマとしたコーヒー農家でのホームステイ、鉱山開発をテーマとして大企業による開発地域と小規模坑夫たちの暮らし訪問、そして鉱山開発に関わるNGOの活動を学ぶツアーなど、一つのテーマを深く掘り下げるツアーを提案し、実施してきました。
今年はちょっと趣向を変えて、コーディリエラ山岳地方の険しく雄大な自然を学生さんたちに体感してほしいと、フィリピンで2番目に高いプラグ山登山をメインに、ふもとにあるミイラのある村・カバヤンでの伝統文化を学び学生たちと交流する旅を実施しました。

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プラグ山は標高2922メートルで。ミンダナオ島のアパ山に次いでフィリピンで2番目に高い山として知られています。山頂から360度見渡せる雲海が素晴らしく、また、登山ルートの中に、2時間強で山頂まで行けるビギナー向けのルートもあって、マニラのツーリストには人気のスポットです。

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1日の登山者の数が制限されていて予約の必要があること、地元のガイドなしでは登山できないこと、登山口までの公共交通手段があまりないこと、事前申し込み、DENR[環境自然資源省]による事前講習を受けなくてはいけないこと、などで、なかなか日本人の個人のツーリストには行きにくいこともあり、日本人観光客にはほとんど知られていません。今回はCGNのネットワークで準備をし、文京学院大の学生さんのために山頂近くのキャンプでテントで1泊し日の出と雲海を堪能する登山ツアーを実施しました。
ココナツとバナナの国・フィリピンをイメージしていると、テントを張ったキャンプサイトは全く想像を絶する寒さで、軽い気持ちで参加した人たちは凍える思いをしたそうです。しかし、ガイドさんも
「こんなに素晴らしい雲海が見られるのは年に何回もない」
という日の出を見ることができました。
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ふもとのカバヤン町ではに日本でばっちり練習してきた「バスーラ(ゴミ)・レンジャー」を小学校と、高校で披露。TVの○○レンジャーのパロディで「ごみのポイ捨てはいけないよ~~」というショーなんですが、ぴったりピチピチでハデハデの衣装にまず子供たちは呆然としてしまったみたい。
コーディリエラ地方でも珍しいふもとカバヤン町ではミイラの伝統文化もしっかり学んだ充実のスタディツアーです。
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そんなスタディツアーを参加者の学生さんたちが撮った写真展が開催中。
ぜひ行ってみてください。

ふじみ野市立福岡図書館にて
2015年5月19日―25日
https://www.facebook.com/events/1594545980802704/

文京学院大学の学生さんたちは、スタディツアーでの体験をそのままにせず、その後の活動につなげてくれているのがすばらしいと思います。
2年前のコーヒーのフェアトレードをテーマとしたツアーでも生豆を購入していき、いろいろ焙煎方法を学び、今も大学や地域のイベントで出店して販売してくれています。今回の写真展もしかり。
スタディツアーをきっかけとして参加した学生さんたちがグループであっても個人であっても何かアクションにつながった時が一番うれしいですね。
CGN企画の夏のツアーもただ今参加者募集中です。詳細はこちら。

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(写真:藤田潤)

他の写真はCGNのWEBアルバムにもあります。
https://plus.google.com/photos/101439197484450138832/albums/6151619601854293553

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by cordillera-green | 2015-05-22 12:20 | スタディツアー

カリンガ州の民話絵本「ルプルパ村の村人と川の生き物たち」 子供たちの泥絵の挿絵で出版

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りそなアジア・オセアニア財団の環境助成を受けて実施した山岳地方の子供たちを対象とした演劇を活用した環境教育ワークショップ事業。演劇ワークショップの過程で収集した民話を環境教育の教材として出版し村の子供たちに配布するという活動も事業に含まれていました。

演劇ワークショップは昨年、カリンガ州ティグラヤン、イフガオ州キアンガン、マウンテン州サバンガンの3カ所で実施し、それぞれの場所でとても興味深い民話に出会い、ワークショップで環境保全を伝える作品を作り、それぞれ発表会をしました。
(ワークショップの様子はこちら
環境教育教材の民話絵本のほうは、いろいろと考えた末、ティグラヤン町で収集した民話の中から「The Lupulupa Villageand River Creatures(ルプルパ村の村人と川の生き物たち)」を選ぶことにしました。ティグラヤン町に暮らす先住民族の民話は一般にはほとんど知られておらず、山奥深い村であるだけに、精霊や自然に生きる生物についての興味深い物語がたくさん残っていました。
 「ルプルパ村の村人と川の生き物たち」には、川に住むウナギとカニのほか、川の生き物たちを痛めつけたことが原因で起こった災害で行方不明になった子供たちを救うために鳥たちも活躍します。川や森に住まう野生動物たちが人間に対して災害という形で復讐し、また、助けにもなるのです。人と自然が近い典型的な先住民族の集落の暮らしをよく表していて、また、命の宿った意思のある野生動物も描かれ、子どもたちの創造力をかき立てるのにぴったりの素材だと思いました。また、この民話には人間でも動物でもない「アングタン」という怪物が登場するのですが、災いを起こす精霊としてティグラヤンの先住民族の間では人々が今も恐れる精霊であり、人の力でコントロールできない超自然的なものとともに暮らす先住民族の村を描いて大変興味深いものでした。
 当初、絵本の挿絵はプロのアーティストに依頼する予定でしたが、描くのが難しい想像上の怪物なども登場することから、民話の生まれた村の子供たちの想像力に任せて描いてもらい、それを挿絵とすることにしました。
 民話のふるさとであるルプルパ村の子供たちに挿絵をお願いすることにし、土を絵の具として描く「ソイル・ペインティング」の手法を使うことにしました。挿絵を制作する手法自体も環境教育の一部ということにしたわけです。2015年1月に再びティグラヤンを訪れ、子供たちに絵本の挿絵をソイル・ペインティングで描いてもらうのためのワークショップを行いました。
完成した絵本は、バギオ市内に住む環境活動家の作家による監修を受け、また、フィリピン大学芸術学部講師の手によってレイアウトされ、コンパクトで美しい絵本となりました。新学期、ティグラヤンのルプルパ村の子供たちにこの本を届けます。子供たちの反応がとても楽しみです。
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by cordillera-green | 2015-05-21 11:30 | 環境教育

植林シーズン到来!村人たちと木を植えましょう。 バギオからのお手軽日帰りツアーで植林体験!



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植林は植え替えたばかりの苗木が新しい環境になじんで根を張りすくすく育つためには水やりが必要なのですが、山岳地方の山の村の傾斜の険しい植樹場所で人の手で水をあげるのはまず無理。
そこで、植林シーズンは「雨季」となります。
バギオはそろそろ雨季の始まり。そこで、シェア&ゲストハウスTALAとコーディリエラ・グリーン・ネットワーク(CGN)で植林体験ツアーを企画しました。
植林したいと思っていたけど、なかなか日本にいたらそんな機会がない!
というみなさん。フィリピンだから、気軽に楽しく植林体験できますよ。
山岳地方の村の人と一緒に植林するので、フィリピンの山の村の普通の暮らしを垣間見るチャンスかも。

お問い合わせ,お申込みはシェア&ゲストハウスTALA 飯島MAYまで。
tala.guesthouse@gmail.com
0999‐697-0197


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by cordillera-green | 2015-05-20 09:01 | 植林/アグロフォレストリー

CGN主催の2015年夏スタディツアー 世界遺産の棚田の村でホームステイ! 

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山岳民族の家に泊まろう!


~フィリピン世界遺産の棚田とイフガオ伝統文化体験の旅~

≪マニラ集合・解散≫



[日程] 2015811日(火)~819日(水)≪89日≫


[
集合] 8/11マニラ・ニノイ・アキノ空港 13:00集合

※フライトの到着時間、また、マニラ、フィリピン国内から参加の場合は集合場所のご相談に応じます。


[
対象] 環境保全や農業、伝統文化に関心のある学生または社会人


[訪問
] ルソン島北部 コーディリエラ地方:イフガオ州ハパオ&バナウェ、ベンゲット州バギオ



今や世界でも有数の先進国である日本に暮らす私たちにとって、

本来私たちが持つべきコミュニティとの「つながり」を感じる機会というのは

減ってきているのではないでしょうか?

私たちが今回訪問するフィリピン・ルソン島北部は標高2000m級の山岳地方で

そこに暮らす山岳民族の人々は現在も森の恵みの恩恵を受け、美しい棚田で稲を育て、

自然と寄り添う暮らしをしています。

彼らはコミュニティでは何よりも「家族」の幸せを考え、

「物」は少なくても笑顔と豊かな文化で満ち溢れ、

自然や村の人々とのつながりを大切にして生活をしています。

私たち環境NGO「コーディリエラ・グリーン・ネットワーク」 (Cordillera Green Network=CGN)は

山岳地方の自然保護と先住民の暮らしの向上となるよう、

植林やコーヒーを栽培し、環境教育、奨学金制度などを行っています。

この旅では、ホームステイをしながら農業や植林を実際に体験することで、

山岳民族の暮らしを身近に感じる機会を提供します。

また、イフガオ族伝統の木彫りワークショップを行い、

山岳民族伝統の手仕事を体験していただきます。


この旅を通して、今一度自らの生活を振り返り、

「幸せ」のものさしについて考えるきっかけにしてみてはいかがでしょうか?



ツアーの日程

1日目:
1300マニラ集合 空港までワゴン車でお出迎え。バギオへ出発
2000 バギオのゲストハウスTALA到着、夕食後CGN代表・反町真理子によるオリエンテーション(環境NGOCGN」による活動紹介、ツアーに期待すること・学びたいことについてシェアリング)

宿泊:バギオ-ゲストハウス


2日目: 朝食後、貸切りジプニーでバナウェへ出発(67時間)
到着後、コーディリエラ博物館・バナウェ博物館見学
夜 ゲストハウス内のレストランで夕食

宿泊:バナウェ-ゲストハウス

3日目: 早朝ハパオへ向けて出発(1時間)
到着後、イフガオ族伝統の木彫り体験教室(初心者向けの小物を作成します)
午後 ハパオの温泉(世界遺産の棚田の中を歩いて約1時間)
※水着着用
夜 ゲストハウスにて夕食

宿泊:ハパオ-ゲストハウス

4日目:
朝食後、ホームステイ先へ移動 (山の中を歩いて約45)
ホームステイ先のホストファミリーと顔合わせ後、お昼は村の人たちを呼んでウェルカムパーティ(山岳地方伝統の鶏料理を食します)
夜 ホームステイ先で食事

宿泊:ハパオ-ホームステイ

5日目: 終日ホームステイ先の家族と生活体験
*午前~午後 ホームステイ先の家族と農業体験等
*夜 収穫したお米と野菜等で料理体験(薪で火を焚くところから行います)

宿泊:ハパオ-ホームステイ

6日目: 朝食後、バギオへ出発(8時間)
夕食後 振り返りミーティング(イフガオ体験に関して)

宿泊:バギオ-ゲストハウス



7日目:
CGNの植林事業への参加

(ベンゲット州 トゥブライ町 貸切りジプニーで約1時間半~2時間)

夕方から自由行動

宿泊:バギオ-ゲストハウス

8日目; 朝食後 貸切りワゴン車でマニラへ向けて出発 

宿泊:マニラ-ゲストハウス

9日目: 日本へ帰国 あるいは マニラで解散

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[服装]

長ズボン・・・動きやすいアウトドア用のズボン推奨

ジャンパー・・・朝と夜は冷え込む場合があります。ウォータープルーフの物推奨

運動靴・・・整備されていない道をハイキングします

バッグ・・・(例)バックパック+小さめのバッグ

※棚田の中を歩くためスーツケースは持参できません

水着・・・滝や温泉に行く際に必要です

カッパ・・・雨具は必需品です


[
参加申し込み方法]

cordi.travel@gmail.com

CGNスタディツアー担当(加藤)まで

お名前

性別

年齢

所属(学校名、学部もしくは会社名)

連絡先(emailアドレス)

参加する理由を一言メッセージ

を記載して上記Eメールまでお送りください。

質問・相談も常時受け付けていますので、お気軽にご連絡下さい。


[
参加締切日] 630()まで


[
参加費]

日本から参加の方:84,000
フィリピンから参加の方:31,000ペソ
1円=2.7ペソ(2015510日現在)
※航空チケット購入と海外保険加入
(必須)は、別途個々で行ってください。

尚、2万円~3万円分(目安)を上記の参加費とは別に持参して下さい。自由行動の際や、お土産購入の際に必要となります。


※バギオから参加ご希望の方はご相談ください。

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[
参加費のお振込み方法]


≪日本から参加の場合≫

ゆうちょ銀行

支店名:019店(ゼロイチキュウ)

口座種類:当座

口座番号:0051319

口座名:コーディリエラ・グリーン・ネットワーク


≪フィリピン国内から参加の場合≫

Bank:Bank of the Philippines Islands(BPI)

Branch:Baguio- Session

Type:Saving

Account Number:0573305876

Name of the account:Cordillera Green Network Inc


※参加費のお振込みは76()までにお願いいたします

・お申し込み後のキャンセル料金に関して

旅行開始日から30日前以前・・・旅行代金の20

旅行開始日から2週間~29日前・・・30

旅行開始日から2日~13日前・・・40

旅行開始日前日、当日・・・50

無連絡不参加・・・100



コーディリエラ・グリーン・ネットワークのホームページはこちら

バギオでの宿泊先、ゲストハウスTALAのホームページはこちら



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by cordillera-green | 2015-05-17 17:10 | スタディツアー