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「山岳民族の家に泊まろう!」スタディツアー参加者からの体験記が届きました!


CGN主催の夏のスタディツアー「山岳民族の家に泊まろう!」、参加者の大学生MIZUEちゃんから素敵なレポート届きました!

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8/11から8/19まで、フィリピンに行ってきましたー!
遊びじゃなくて全部勉強です(笑)
世界遺産であるコーディリエラの棚田を見にこないかと学部の先輩に誘われて行ってきたスタディーツアー、学ぶこといっぱいでした!

1日目はほぼほぼ移動の日。マニラ空港から13時頃迎えのバンに乗り、バギオのゲストハウスTALAには20時か21時頃到着。このTALAっていうのが今回ツアーを主催しているNGO、CGNと提携関係にあってフェアトレードで売っているコーヒー豆がお土産用に売っていました!

2日目もほぼ移動(笑)
フィリピンと聞いて思い浮かべる観光地からはどんどん離れ山の方へ。標高が常に1500mあり、高いところで2330m!
バギオを朝出発して、20時頃にバナウェに到着。その日の夜はフィリピンのポークカレーを食べましたが、カレー?カレー炒めみたいな感じでした(笑)



3日目は、バナウェ・ミージュアムとコーディリエラ彫刻ミージュアムに行きました。これは自治体管理ではなく、個人所有とのこと。すごかったです。
バナウェ・ミージュアムではコーディリエラ地方のイフガオ民族についての歴史や衣装、どのように暮らしていたのかを、コーディリエラ彫刻ミージュアムは木の彫刻オンリーで、昔首刈りに使っていた槍や民芸品やライスゴッドというお米の神様がいっぱいありました。
もう圧倒されっぱなし。
その後はまたちょっと移動を挟んで、ハパオにあるゲストハウスに行き荷物を置いて着替え!
天然に湧いている温泉があるとのことで水着に着替えて行ってきました!ぬるかったけど、でも隣に冷たい川が流れてるから交互に入ればあったかく感じるから大丈夫!(笑)
夜はご飯を食べつつアルコール度数80%のジンをもらい…。うん、もういいかな、っていう経験でした。

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4日目は、傾斜のきつい棚田群を登って木彫りの体験。普段何も運動しない反動ですぐ息が切れる…!汗だくで着いた先は、標高が高いせいか涼しくて汗も引きました!
木彫りは、成人するくらいの年頃の男の子が1つの家に泊まって先輩の男の子から技法を教えてもらうという伝統的なもの。そこの人達は10歳とか5歳から木彫りに触れてるからすごい上手い!私もフォークを作ったけどほぼ直してもらいました(笑)
お昼ご飯もそこで食べたあとはそのイフガオの方達のところでホームステイ!
私のお世話になるところは18歳のケネット君とお母さん、そして隣の家のカトリーヌちゃん。向こうの人はみんな英語が話せるのでそれで会話するんだけど、私が英語が話せない(笑)
なんとか拙い英語でコミュニケーション取りつつ、お母さんからコーヒーもらったんだけど、あれ?しょっぱくない?
お母さんは自分のコーヒーを入れながらこっちではこれは薬みたいなものなのっていうから、あ、そうなのね、これはこれで飲めるね、って思ってたらお母さんもしょっぱい!って!ウソだろ!(笑)
ケネット君がコーヒーミルの入れ物を塩入れにしちゃったんだって。これで一気に打ち解けました(笑)

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5日目はホームステイ先で生活。
朝7時に起きて10時にお米の収穫へ。ついでに棚田群をぐるっと見せてもらい、いざ収穫!ってなったらあんたは石垣の近くでいいよ。って。ありがたいです(笑)パラソルさしてもらって、石垣に座り縁の稲を収穫。こっちは片手鎌?ナイフ?で収穫するみたいで、私にも一個貸してくれたんだけど難しい!難しい!なんとか慣れたくらいでおしまい!また棚田をぐるっと回りながら家に帰り、お昼寝してこい。って。甘やかされてるな…。
14時頃ガイドさんたちがちゃんとやってるかの見回りに来てくれて、お母さんが作ってくれたお菓子とカトリーヌちゃんのお父さんが作ったライスワインでわいわい。
そこでガイドさんからアルハラ(笑)をうけてまたダウン。夜ご飯まで寝てしまい、慌てて起きたら今度は近所のマービン&レイラ夫婦が遊びに来てて、パウンディング・ライスを見せてもらいました。杵と臼を使って籾殻が付いたままのお米を打って、玄米に分ける作業なんだけど、杵を打つ力が強くてここでも圧倒。その日はお母さんとカトリーヌちゃんといろんな話をしました。

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6日目はバギオのTALAに帰る日。8:30に木彫り体験した家に集合だったので、それまではお母さんとケネット君とカトリーヌちゃんと共に日本語とトゥワリ語という現地の言葉を教えあい、泣きそうになりながら集合場所へ。だってすごいシャイなケネット君が「バイバイキヲツケテアイシテル!」って!アイシテルなんていつ覚えたの!ビックリした!
木彫りの家に集合したら、集合写真を撮って険しい棚田の道再び。ここでも汗だくになりながらやっと移動手段のジプニー到着。帰りはジプニーの上に乗りつつ、雨が降ったら中に乗り、行きは曇っててよく見えなかった2330mの地点にも寄り、夜ご飯も食べてTALAには21時か22時に到着。
ホームステイ先は山の中だから料理もかまどで、トイレもカーテンで仕切ってあったんだけど、TALAに戻ってきてフカフカのソファーとベッドとを見てちょっと感動しました(笑)

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7日目は、移動続きで疲れてるだろうとのことで朝はちょっとゆっくりの11時集合。そこからイフガオのホームステイのフィードバックをして話し合い、その後はバギオの市内観光!お昼はJolibeeっていう現地のファストフード店。マックみたいな味でした(笑)
それから、フィリピンがアメリカの植民地時代にアメリカ軍の施設があった場所、キャンプジョンヘイに。このキャンプに関わった偉人10人の頭がつながったトーテムポールや、高級ホテルのロビーで一息ついて今までとはガラッと違う雰囲気。正直前日までとの振り幅が大きすぎて現実味が全くなかったです(笑)
あまりに私たちがゆるっとしていたのかガイドさんから、これから行くパブリック・マーケットはスリが出るから気をつけて!カバンは絶対前に持って、携帯とかはポケットには絶対入れないで!というご忠告。
気を引き締めてそのパブリック・マーケットに。日本でいう商店街みたいなもので、日本円からフィリピンペソに両替する場所もあるし、民芸品を取り扱っている場所もあるし、シルバーアクセサリーを取り扱っている店もあるし、、、とにかく広かった。
その後はセッションロードというメイン通りを歩いてSMっていうショッピングモールへ、着いたら食料品のお土産を買って、目的地別に解散。バーに行って飲む人とSM回る人、その中でもナイトマーケットに行く人と行かないでご飯食べに行く人。SMはこっちでいうイオンみたいなところで何でも揃うけど、うーん、フィリピンで買わなくても、な感じでした。ナイトマーケットが21時からなのでそれまでSMで時間をつぶしてまたセッションロードを歩いてナイトマーケットへ。ナイトマーケットっていうのはパブリックマーケットのちょっとブラック版?
道路を車両立ち入り禁止にしてやるんだけど、出てる品物全部安い!その代わりスリは頻繁に出るし、盗品の携帯が売ってあるのもザラにあるみたい。
スリだけ警戒しつつ、ナイト・マーケットを回ったんだけど、楽しい!
すごくねぎる子と一緒に行ったら2人とも日本人に見えないって(笑)その子は韓国人に、私はフィリピン人に見えるって。どういうこっちゃ!(笑)そりゃ確かにまたちょっと焼けたけども!一緒に行った現地の子からフィリピンと中国のハーフに見えるよ、って言われたけどそれも微妙だからね?(笑)
さんざん楽しんだ後は乗り合いのジプニーに乗ってTALAに帰宅。


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8日目はCGNが植林事業をしているコロス村へ。コーヒーの木の植林を手伝わせてもらったんだけど、山だから足場が悪い。運動神経が悪い私としてはずっとヒヤヒヤでした。お昼は午前中にシメたニワトリ。伝統的な方法で目の前でシメてもらって、私もちょっとやらせてもらったんだけどけっこうショックでした。普段当たり前に使っていた「頂きます」が、重みのある言葉なんだなって実感しました。
その後はCGNの副代表がいる支部へ。副代表はBSUの森林学部の教授なので、フィリピンの森林事情や法律を説明してもらえました!
そのまま教授にBSUの中を見せてもらったり、一緒にHEALTH101というベジタリアンレストランに行ったり、勉強の1日でした!

9日目は遂に最終日!
4:30にTALAを出発してマニラ空港へ!懸念していた渋滞もあんまりなく、10時には空港に到着。ちょっとひと休みしつつみんなで思い出を話してたら、時間になったのでターミナルが移動!その途中でガイドさんとTALAの外部スタッフさんが上を向いて歩こうを歌ってくれてうるっときました。

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飛行機が日本に着いてからはちょっと気が抜けました。久しぶりのご飯とお味噌汁!やっぱり日本が1番だ!(笑)

今回は米米クラブつながりで誘ってもらって日本の農業との違いを探してた9日間だったけど、もちろん違うところはたくさんあったし細かいところは全く違うんだけど、抱えている問題というか本質的なところは同じなんじゃないかとすごく感じた。イフガオの人々は山奥の棚田に住んでいて、いつも新潟の山の田んぼにお世話になって、どっちも若者が都会に流れていて高齢化や過疎化が進んでいてお米を作るだけじゃお金にならなくて…。
もっと勉強しなきゃなってそれはほんとに実感しました。人環なら勉強できているはずのそれの解決法とかも全然思い浮かばなくて、反省。
フィリピンの森林のこととかも少し前の日本にすごく似ていて、フォレスターっていう資格のこととか興味深いこともたくさん知れた。
もっともっと勉強します!

今回お世話になったCGNの代表のまりこさんや息子さんの嵐君、スタッフのレナートさんにリリーさん、ミカちゃんにめいさんやあゆこさんやあいちゃんに、運転手のジュンさんに現地ガイドのジェイソンに、あとは人環の先輩でツアーに誘ってくれたまささん!
それとツアーで一緒だった森林文化アカデミー教授のそーへいさん、兵庫の大学生でそのままインターンシップをする美里さん、同じ人環生のさやかちゃん、みんなみんな感謝です!

とりあえず美里さんのTALAでのインターンが2月までらしいので、それまでにもう1回行きたい!(笑)


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by cordillera-green | 2015-08-27 13:39 | スタディツアー

農業女子の有機農家ホームステイ体験記ーBig Cosmic Farm


 東京は飯田橋のユースホステルのドミトリーでたまたま泊まり合わせた農業女子,水野さんが、その後、カナダの酪農農家での農業研修を経て、はるばるフィリピンはバギオまでCGNを訪ねてきてくれました。なが~~い憂鬱な雨季の真っ最中のなか、イフガオの棚田訪問、CGNのアラビカコーヒーのアグロフォレストリー事業地などを訪問。しかし、残念ながらCGNは現在進行中の有機農業事業がなく、水野さんの「ここで農業体験したい」のご要望にお応えして、ベンゲット州の有機農業を引っ張るリーダーの一人コスミック・ファームCosmic Farmのマルサンさんをご紹介、有機農業ホームステイできることになりました。

「大丈夫かな。日本女子一人で」

と不安げなマルサンさんでしたが、とても楽しい時間を一緒に過ごしたようです。帰国した水野さんからの滞在記です。


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728日から82日まで、有機農業体験をさせてもらいました。

ここでは、有機認証を取得し、伝統的な野菜や、珍しい種類の野菜などを積極的に取り入れて販売しています。

また、ベジタリアンの方向けのランチのデリバリーや、お茶やサプリメントなど、加工品の販売、研修生の受け入れやセミナーの開催など多彩な経営を展開しているのが特徴的です。

オーナーは、とても勉強熱心で、様々な農法を積極的に学び、取り入れています。

常に畑を見回り、野菜の生育具合を見ながら、病害虫の発生の様子や肥料の効果などを確認し、農薬や化学肥料を使わなくてもよい経営ができるよう、最大限の努力をしている姿が印象的でした。

日本の固定種を始め、外国の伝統野菜の栽培にも取り組んでいます。

例えば、日本ではよく山野で見かけるアシタバは、農家さんの地域の山野にはないらしいのですが、健康への効果に着目し、種から育て上げ、お茶やサプリメントにして販売しています。

家族経営で、オーナー夫婦と、子ども達が一緒に働いています。

最初はちょっとシャイな子どもたちでしたが、日本語とイロカノ語の交換学習()を通して、少しずつ打ち解けていきました。

みんなとても働き者で、私たちビジターにもよく気を遣ってくれて、笑顔のすてきな優しい子たちです。大学や専門学校でも、家業に役立つ分野を学んだりと、正に家族一丸となって取り組んでいるんだなあと感じました。

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オーナーは、若い頃はかなり冒険家だったようですが、生まれ育った大地と歴史と、しっかり向き合いながら生きてきた様子が、話していると伝わってくるような人です。

一緒に山を歩きながら、食べられる山野草や、薬草を教えてくれたり、ちょっとミステリアスなその土地に伝わる習慣などを教えてくれました。

また、オーナーの奧さんが作ってくれるごはんは、畑の野菜や山のものが中心で、食事を通して、学ぶようなこともいろいろありました。

例えば、お米をターメリックを使って黄色く染めて食べるのは日本でも見かけますが、こちらでは、ターナティーという豆の青い花を使って、青く染めたお米を食べさせてくれました。ストレスを感じた時に食べると良いらしいです。

最終日は、子どもたちの誕生日パーティーでした。大勢の人を集めて、盛大にお祝いしました。

お母さんは夜も明けない時間から、グラハムケーキという、クラッカーとクリームをサンドした、フィリピンでは一般的なケーキを作ってくれました。子どもたちは、男の子も女の子も皆で協力して、朝早くからたくさんのご馳走を作っていました。

グラハムケーキに、お姉さんが誕生日の子達(78月生まれの合同パーティーだったで)の名前を色付きのクリームで書いていたのですが、その一つに、なんと私たちビジターの名前も入れてくれました。胸がきゅんとする、嬉しいサプライズでした。


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今回の滞在を通して、有機農業に関すること、この地に根差した農法、経営方法など、様々な視点から学ぶ事がたくさんありました。

それだけでなく、この場所で、純粋に一生懸命生きる家族と共に過ごしたことで、何だか言葉には変えられないような、不思議な、素敵な宝物のような気持ちを得た気がします。

それは、私にはちょっと思いがけない宝物で、一体なんなのか、よくわかりませんでした。

日本とは違う文化、環境の国で、少しの時間ですが共に生活させて頂いたことで、生きることの不思議さとか、普遍さとか、違いとか、そういうたくさんの小さな気付きが、かけがえのないものに思えたからかなあ、と、今は思っています。

CosmicFarm の皆さま、本当にお世話になりました。心から感謝と、益々のご清栄を、お祈り申し上げます。

また、今回引き合わせてくれたCGN の皆さま、共に参加してくれたMayさんに、心から御礼申し上げます。



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↑アシタバ


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by cordillera-green | 2015-08-25 15:50 | 持続可能な農業