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2009年 12月 01日

タジャンの水道システム修復完了!

 マウンテン州タジャン・カヤン西バランガイ(村)のバランガイ・キャプテンから、台風ペペンによる土砂崩れで壊れてしまった水道システムの修復工事が終了したので、ぜひ確認に来てくれと連絡がありました。(カヤンの台風被害についてはこのページをご覧ください)。CGNは、約10万ペソの皆様からの義援金をこの復旧工事のためにサポートしています。

水源はカヤン西村の中心から車で5分ほどのところから30分ほど歩いて山に入った森の中。カヤン西と東の二つのバランガイの約210戸への水がここから供給されているということです。もの姿は想像できませんが、以前は湧き水とその湧き水による小さな自然の池が森の中にひっそりとあったのが、山の上から台風の大雨で大量の土砂と土が流れてきて、今はまるで川のような姿になったのだといいます。

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   ↑水源地の今の様子
    前はこの岩もひとつしかなかったのだそうです。

以前は、湧き水からパイプでタンクに水を引き、そこから村の中までパイプをつないでいたわけですが、湧き水のあった場所が土砂崩れにより地形まで変わってしまったため、水の引き方も考え直さざるを得ず、まずは、石垣をつくり、これ以上雨で土砂が崩れていかないように基礎固めをしました。そして、新しく、今は表面に出てきてしまった水源の水を取り入れるための取水タンクを地中に設置。そこから以前使っていたタンクにパイプを引くことにしました。
そして、村までのパイプはあちこちが土砂で流されており、台風後、仮にビニールパイプでつないでいたのを、金属製のパイプに替えたそうです。
「人々の生命線の水がこれで確保されました。ありがとうございます」
とバランガイ・キャプテン。

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  ↑この滝のような流れも台風時の土砂崩れでできたもの。
  以前はこの岩も地中に埋まっていたのが、
  表面に現れたそう。バランガイキャプテンの説明です。

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  ↑ジャン先生はヒョイヒョイと岩を登って水源を確認。

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  ↑村まではこんな風にパイプを引きました。

村の真ん中の土砂崩れで35名が亡くなったカヤン東村は、いまだ、土砂崩れ現場の片づけや灌漑システムの修復作業で村人総出でたいへん忙しく、水道システムの修復工事には西村の住民の方たちが従事しました。所要日数10日。重たいセメントや砂利・砂を手作業で運ぶ仕事でしたが、なにしろ大事に水のため。住民の方たちは率先して働いてくれたそうです。

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    ↑第二次大戦中は空爆を避けるため、この水源周辺の森の中に
     住民たちは身を潜めていたそうです。

by cordillera-green | 2009-12-01 08:54 | 緊急支援


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