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2009年 12月 14日

第3回コーディリエラ・ユース・エコ・サミット       日程&会場決定

 2007年12月の第1回、2009年1月の第2回に続き、第3回のコーディリエラ・ユース・エコサミットの日程がようやく決まりました。実は第3回のエコサミットは、12月の頭に予定されていたのですが、あの台風ペペンの影響で延期&開催地の変更を余儀なくされました。台風で道が閉鎖され、参加予定の高校のあるコミュニティにもなかなか行くことができず、スタッフ一同気をもみましたが、最後の一コミュニティもようやく訪れることができ、これで本決まりです。

日程&会場は以下のとおりです。

2010年1月22日&23日 
   ベンゲット州マンカヤン郡レパント鉱山カルロス・パランカJr.(CPJ)劇場
2010年1月25日&26日 
   アブラ州バンゲッド町ディバイン・ワード・カレッジ講堂

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   ↑第2回エコサミット「環境演劇祭」のイフガオ州マヨヤオグループの公演


主催:キープ協会(山梨県清里)
助成:独立行政法人 環境再生保全機構・地球環境基金/国際交流基金マニラ/国際交流基金・市民青少年交流助成プログラム


さて、エコ・サミットって何? という方に簡単にご紹介。
エコ・サミットは、コーディリエラ・グリーン・ネットワーク(CGN)が北ルソンで実施している数々の事業の一つ「環境教育事業」の中心的存在です。
2001年の設立以来、CGNはフィールドにおける植林などの実践活動と平行して環境教育プログラムを行ってきました。CGNの多くの事業のパートナーは、山梨県のキープ協会です。キープ協会といえば、日本の環境教育をリードする団体。その豊富な経験と知識をいかさない手はないと、コーディリエラ地方における事業でも環境教育に特に力を入れているわけです。

 ただ、コーディリエラ地方にはコーディリエラ地方ならでは事情があります。閉鎖的な村社会、各部族による言語の違い、電気がないための環境問題を含む情報の圧倒的な不足、教育レベルの低さ、などから、到底、日本で行っている環境教育ワークショップをそのまま行うというわけにいきません。そこで、CGNは、音楽、演劇、ビジュアルアートなどを取り入れ、楽しく体を使って身近な環境を見直せる体験型の環境教育ワークショップを行ってきました。
 実のところ、CGNが環境教育事業を行っている山の村々は、古来自然と共存する知恵をもちあわせてきた場所でもあり、彼らの伝統の文化や知恵の発掘と再生が、もっとも実行しやすい環境保全活動のであることも多く、外から教える環境教育ではなく、山岳先住民たちに気づいてもらうための環境教育プログラムを試行錯誤しながら続けてきたわけです。


 そういった環境教育プログラムの集大成ともいえるイベントが「コーディリエラ・ユース・エコ・サミット」。さまざまなプログラムが組まれていますが、中心はなんといっても「環境演劇祭」です。CGNが環境教育プログラムのパイロット地域としているコーディリエラ地方6つの州にある高校の生徒たちに、その地域の環境問題をテーマとした演劇を製作してもらい、それをエコ・サミットの会場で披露。会場の観客とほかの州からの参加者に観てもらい、お互いの環境問題について知ってもらい、解決の糸口を探し、行動を促そうというものです。
 第3回エコ・サミットに参加するのは以下の6つの地域の高校生たちです。

・アパヤオ州カラナサン郡Pedro Bunot Central School
・カリンガ州バルバラン郡St.Theresita High School
・ベンゲット州マンカヤン郡Lepant National High School
・マウンテン州バウコ郡Guinzadan National High School
・イフガオ州アギナルド郡Aguinaldo National High School & Ubao National High School
・アブラ州トゥボ郡 Tubo National High School
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      ↑参加してくれる高校生の指導のためには、こんな道を行くんです。

 どこもたいへん町から離れたコミュニティで「演劇って何?」という生徒たち。もちろん自分たちで演劇を作るなんて初めてです。CGNでは環境をテーマにした演劇製作の方法を指導するワークショップを、それぞれの地域の先生などを対象に8月に実施。コミュニティに帰った先生たちが中心になって脚本を書き、試行錯誤しながら練習を繰り返していますが、何しろ初めての経験でわからないことだらけ。CGNからは指導者を定期的に派遣し、ワークショップを行い、ちゃんと高校生たちが伝えたいことが、観客に伝わるように指導を続けています。

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 今回は、9月のバギオ市制100周年記念の演劇公演「Kennon」の演出のためにフィリピンに長期滞在していた日本人舞台演出家・吉田智久氏が、滞在を延長してくださり、指導陣組を引っ張ってくれていて、心強い限りです。吉田さんが、台風の直後から、山超え、谷超え、驚くべき人里はなれたコミュニティで、エネルギッシュに演劇指導に当たっている感想記は、CGNスタッフ・ブログにアップされていますので、ぜひご覧あれ。
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エコ・サミットは、「環境演劇祭」以外にも盛りだくさんのプログラムを予定しています。今回も日本から多彩なゲストの方が来比予定。また、このブログで紹介していきますのでお楽しみに!

また、もちろん、日本から観に来たいという人も大歓迎! (自力で会場まで来てね!)
連絡ください! 行き方教えます!

by cordillera-green | 2009-12-14 16:14 | 環境イベント


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