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PETA(フィリピン教育演劇協会)サマーワークショップのお知らせ

 コーディリエラ・グリーン・ネットワーク(CGN)が演劇をツールとした環境教育をやっているというと「PETAの影響ですか?」とよく聞かれます。私自身は、PETAとの直接のかかわりはなく、環境教育を先住民族の村でどうやっていくかを考えたときに、たまたま考えた手法だったのですが、ファシリテイターとしてお願いした演劇関係の人たちは一度はみなPETAのワークショップに参加した事のある人たちでした。

 PETAとはPhilippine Educational Thater Associationの略、フィリピン教育演劇協会です。1967年設立の歴史ある団体で、コミュニティにおける演劇ワークショップを行う一方で社会問題を扱った演劇作品を制作し続けていて、フィリピン国内はもちろん世界的にもその名を知られる団体です。日本人を中心としたアジア人向けにも1997年からAPTW(Asian People’s Theater Workshop)という名称でサマーキャンプの参加者募集がはじまり、毎年夏、マニラのPETAのシアターで1週間のワークショップが行われています。
「PETAとの出会いがフィリピンの出会いだった」という人が私の周りにもたくさんいますが、CGNの環境演劇の指導をしてくれた舞台演出家の吉田智久さんもその一人で、PETAにインターンとして参加していたこともあるそうです。その吉田さんから、今年のAPTWサマーワークショップのお知らせが届きましたのでご紹介します。ワークショップは演劇人だけではなく、コミュニティでファシリテイトをする機会のあるNGOワーカーにも絶対役に立つ充実のプログラムです。

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PETA(フィリピン教育演劇協会)民衆演劇学校
2011年APTW(コミュニティでの文化活動のためのアジア民衆演劇ワークショップ)


日時:8月13日(土)-8月21日(日)
主催:PETA(フィリピン教育演劇協会)

費用;17万円

[プログラム]

13日 マニラ到着
   ○参加登録と部屋割り       
   ○お知らせと相互紹介       
   ○オリエンテーションと目標の設定 
・フィリピンについての説明
・PETAの紹介ビデオ上映
・APTWについての説明
   ○夕食
   ○開会プログラム         
・ダンスと詩
    ・歓迎の儀式

14日 ○マニラ市内見学         
・キアポ(商業地域)
    ・旧市街(教会、サンチャゴ要塞など)
    ・マラカニアン宮殿(大統領府)の傍を通る
   ○都市部コミュニティとの交流   
・コミュニティ劇団との昼食交流
    ・都市貧困地区で活動するNGOとの交流
    ・都市貧困地区の家庭を訪ねて交流

15日 ○PETAの統合演劇芸術&マニラ見学とコミュニティでの交流を芸術で表現
    ・反応と返信
    ・音-イメージ-言葉‐等(考えるー感じるーやろうとする)
・創造するプロセス
 ・マニラ風景と動き(抽象化)
 ・イメージと短いセリフ
 ・音作りとマニラのリズム
 ・セリフ、会話、詩による振り返り

16日 ○即興演劇            
・演劇形式と即興の使い方
    ・フィリピン独特の動きとダンス
    ・フィリピン独特の音と音楽
    ・詩のドラマ(イメージ、場面、セリフ、動き)
    ・現実的なドラマ(ドラマの要素)
    ・表現方法論(動き、音楽、歌、美術)
   ○地方見学の準備(マニラ南方)           
・事前説明 タガログ地方(歴史)とカラバルソン
・ラグナ湖(その魅力:人々、歴史、文化、湖の冨と伝説)

17日 ○地方見学              
・アンゴノ訪問
    ・アンゴノの芸術と文化
    ・カルドノコミュニティ(ラグナ湖畔)との交流、家庭を訪ねる

18日 ○創造的即興             
・経験の共有化(見どころ、発見と振り返り)
    ・芸術を通して(経験を)引き出す(イメージを形にする、セリフ、言葉、構文、
質問、音、動き)
    ・動きを決めて、音楽などいろいろな要素を加えてまとめ上げる
    ・地方見学のまとめ

19日 ○作品を地方で交流した人々に見せる&ワークショップをする
     ・再びカルドナへ
     ・作品のシナリオ完成
     ・リハーサルと舞台製作
     ・作品上映とワークショップ実施
   
    ○リクレーション 
     ・ダラナク滝など見学

20日 ○自由時間              
・買い物など


○最終振り返りとまとめ
    ・成長の鎖
    ・閉会の儀式
    ・観劇するPETAの芝居について説明
   ○観劇
   ○お別れパーティ

21日 ○帰国

問合せ先:
PETAサマーワークショップ実行委員会
kawapic@nifty.com

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フィリピン在住者の国内からの参加費についてはPETAに直接お問い合わせください。

PETAのHP(英語)
http://www.petatheater.com/index.html


APTWやPETAについての情報を含む世田谷パブリックシアターで行われた講座の記録
「演劇ワークショップの力」
菊地 敬嗣
(PETAサマーワークショップ実行委員会)

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by cordillera-green | 2011-07-09 10:26 | 国際交流