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マララオでの植林事業3年目・上半期に23500本を植えました!

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 3年目を迎えた「マララオ・カランギン・レパント地区水源の森林再生のための植林事業」は9月まで上半期を終了です。樹がなくて(だから植林しているのですが)、吹きっさらしで、自然災害の影響をもろに受けやすいコミュニティゆえ、事業の過去2年間でも台風や洪水の被害を受けて、せっかく植えた苗木がダメージを受けることもたびたびありました。今年もいくつか猛烈な台風が襲来し、バギオで気をもみながらスタッフからの連絡を待ちましたが、大きな被害はなかったそう。上半期までに植えた30,500本の苗木はおおむね順調に育っているようです。
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 しかし、この事業地の人たちの辛抱強さにはいつも感服しています。コーディリエラ山岳地方の一部ですが、お隣イサベラ州との境で(事業一部はイサベラ州です)平地なので、ものすごく暑く、見渡す限りの禿山で、気が遠くなりそう。そんなところでものすごく頑張って植えた苗木が昨年の台風では根こそぎ飛ばされ、被害調査に行った私のほうががっかりしているのに
「大丈夫ですよ~~。また植えればいいだけですから」
といともあっさり。フィールドでの作業はまったく参加していない私のほうが逆に慰められたりしました。
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↑重たい苗木を運ぶの何しろ重労働なのです。

 でも、、苦労して植えた苗木は1本でも多く生き延びて元気に育ってほしい!と、3年目の今年度は、「グリーン・ベルト」と呼ばれる防火帯を作ることにしました。苗木が育たない主な原因の一つが乾季に怒る山火事だからです。グリーンベルトは、約8M幅で5キロにわたって草を刈り、そこにカカワッティという早く育つ樹を密集させて植え、万が一山火事が起きてもそこで火が止まるようにというものです。地元の東カリンガ国立高校の全校生徒200名も参加して山火事が頻発する乾季が来る前に植樹作業を終えようとがんばっています。9月末までに植え終えたカカワッティの苗木の数は23500本!
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↑こんな風に草を刈ってせまい間隔で植えます。

 水源地にも今年も苗木を植えています。約8ヘクタールに3,000本のフタバガキ科の苗木、3000本のティビッグの苗木の植樹を終えました。
 
 この事業はイオン環境基金の助成を受けていて今年で3年目。来年3月末までに、事業の管理・運営を事業地のパートナー団体「Eskan Kabiligan Organization(EKO)」にすべて移管する予定。その後も、住民の方たちが自主的に事業を継続拡大していくために、EKOメンバーの中から環境教育やアグロフォレストリーの指導をできる人材を育てようと、講習会もEKOメンバーに講習の場を与えるなど、事業終了に向けて工夫しながらプログラムを組んでいます。
 前向きでまじめで辛抱強いマララオの人たちだから、緑がよみがえるい日もきっとそう遠くはない未来と信じています。
 
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↑木陰で休憩。
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↑苗木もすくすく育っています。

マララオでの事業の写真はこちらにもあります。
https://picasaweb.google.com/101439197484450138832/MalalaoProject20112012
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by cordillera-green | 2011-10-24 16:17 | 植林/アグロフォレストリー