2012年 07月 11日
ご報告が遅くなりました! 6月20日に横浜・港北公会堂で開催されたWE21こうほく10周年記念フォーラムに、CGNフォレスターのレナートとトゥブライ郡コロス集落の代表フェリーさんがご招待いただき、コロス集落での「コーヒーの森づくり事業」についてプレゼンテーションをしました。フォーラムには100名以上の参加者がありました。 まずは映像でWE21こうほくの10年を振り返った後、NPO法人日本イラク医療支援ネットワークJIM-NETの佐藤真紀さんから、イラクの白血病の子ども支援の活動について講演がありました。 続いて、レナートがコーディリエラ地方とCGNの紹介、コロス集落でのプロジェクトの概要について説明。 フェリーさんは、台風ペペンによる被害、フェリーさん自身がプロジェクトに関わることになった動機などについて話しました。また、プロジェクト開始後の村の状況の変化について、「(CGNのセミナー等を通して)村人たちが、水不足、土壌流出、気候変動など森林破壊の影響について理解するようになった」、「村人たちがコーヒーやそのほかの木を植林することに意欲をみせるようになった」、「コーヒーの正しい植え方を学んだ」、「村人同士の協力関係が強くなった」などと説明。そして、コーヒーやその他の木がコロスにたくさん植えられること、コーヒーの加工・販売を強化すること、植林により水源地が保護されることなどを将来のビジョンとしてあげました。 今回、WE21こうほくの方々と顔の見える交流ができたことで、フェリーさんもレナートもさらにプロジェクトへの意欲と責任感を新たにしたようでした。「日本でこんなに私たちの活動を支援してくださっているのだから、私たちもがんばらないと!」とやる気満々。また、フェリーさんは「同じ女性として、WE21こうほくの女性がアクティブに活動しているのを見て、女性でもできるんだと勇気づけられた」、「日本で学んだことを、必ずコロスの人たちに伝えます」と話していました。 フォーラム以外にも、WE21こうほくの大倉山ショップや日吉ショップ、カフェ、JA港北の見学、横浜ランドマークの観光、お別れ会など、短い横浜滞在中に盛りだくさんの内容でした。WE21こうほくのメンバーの方のお宅でホームステイをさせていただいたことも、忘れられない経験になりました。 また、WE21こうほくのメンバーの方が、「日本から一人をフィリピンに送ることもできるけれど、フィリピンから来てもらったほうが、日本のより多くの人にプロジェクトの話を聞いてもらえる。顔の見える交流の大切さを実感しました」というコメントをいただいたことが印象深かったです。 JA港北の野菜販売を見学 フェリーさん、コーヒーにうっとり…。 カフェでコーヒー焙煎を見学した後、ドリップ式で淹れたコーヒーをいただきました。フィリピンではドリップ式ではなく、やかんにコーヒー豆を直接入れて煮出すことがほどんどなので、興味津々。 WE21こうほくのショップから、フェリーさんに浴衣のプレゼント 横浜での最後の夜、お別れ会 6月22日と23日は、WE21のメンバーの方々と一緒にアジア学院に見学に行きました。 アジア学院は栃木県那須塩原市にある農村指導者養成専門学校で、2006年にCGNスタッフのローデス、2008年にレナートが卒業しました。(現在、ローデスが研修アシスタントとして、アジア学院に戻っています。) アジア学院では有機農場を見学したり、コーヒー焙煎施設を見学したりしました。 もみ殻燻炭について説明を受ける WE21こうほくの皆さん、5日間本当にどうもありがとうございました。 次はぜひフィリピンにいらっしゃってください!
by cordillera-green
| 2012-07-11 18:50
| 国際交流
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フィリピンの環境NGO「コーディリエラ・グリーン・ネットワーク」の活動を紹介するブログです。。cordigreen@gmail.com by cordillera-green カレンダー
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