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コーヒーの森づくり事業:2年目年目の参加者紹介②

フローレンス・ナブス
Florence Nabus


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 フローレンスは26歳で、両親はベンゲット州のサブランとカパンガンの出身でカンカナイ族とイバロイ族の出身です。彼女は21歳のときにレジー・ナブスさんと結婚しました。レジーさんは現在35歳で、トゥブライのアンバサダー村コロス集落の出身。彼らには子供が一人います。
レジーさんはコロス北部にある自治体指定の再定住地で大工として働き、日当を得ています。以前は、バギオ市やラ・トリニダード町にある建設現場でも働いていましたが、行政の指導で再定住地への移転しなくてはならなくなり、家の建設のための大工仕事の需要は高まりました。レジーさんは家族のために大工として稼ぎながらコロスでの仕事を手伝っています。
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 フローレンスは、彼女の母の出身地のカパンガン町バラクバク村の高校に通っていましたが卒業はしていません。家のあるタバアオ村から高校のあるバラクバクまでは徒歩1時間かかり、雨季には道路を通ることができませんでした。また経済的に学校に通うのが難しかったということもあり、フローレンスは高校2年生までしか学校に通っていません。彼女が高校を中退した後、母親の畑で手伝いをし、その経験から農業を学びました。また、結婚するまでの3年間は親戚の人の家政婦として、家事をしたり雇い主の子供の面倒を見たりして過ごしました。
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 現在、彼女の家族は夫の両親とともに暮らしています。台風ペペンがコロス集落を襲ったときにCGNによって始められた復興事業の有機農業プロジェクトに参加した義理の母を手伝いました。義理母とともに最初の年に行われたCGNのセミナーに時々参加し、そこで有機農業やコーヒー栽培の知識を得ました。フローレンスは義理母とともに休閑地にコーヒーを植える受益者となることを希望しました。いずれ両親の土地の後継者となることになりコーヒー栽培を引き継いでいくことになるからです。また、以前、母親から学んだ従来の農業と比べて、小額の経費で済む有機農業に関心を抱くようになりました。

ジョセリン・オルチーノ
Jocelyn Olchino

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 ジョセリンは現在46歳で5人の子供がおり、そのうち二人は結婚し、一人は彼女と一緒に暮らしています。また一人は学校に通っていて、一人はリサイクルの衣料品店の店員として働いています。彼女はアトックのサヤンガンの出身で、コロス集落出身の男性と結婚し、コロスにずっと住んでいます。小学校を卒業しましたが、早くに父が亡くなり、母が再婚した時、彼女は学校に通い続けることができなくなってしまいました。残念ながら、彼女やその兄弟姉妹には学校に通い続けることができるような好機は訪れなかったのです。

 ジョセリンは2010年に夫が心臓発作で亡くなり未亡人となりました。夫がまだ生きていたころ、コロス集落南部の小さな畑で働いていましたが、そこはペペン台風で浸食されてしまいました。今は、長女と一緒に生活のために働いています。彼女は野菜栽培や、ラ・トリニダードの卸売市場で働いてで生計を立てています。娘もまた同じ卸売市場で野菜を洗って賃金を得ています。現在は地方自治体の指導で移転することになった再定住地で子どもたちとともに家建設のために忙しく働いています。
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 彼女は夫が親戚から相続した土地でコーヒー栽培を続けたいと思っています。その土地は夫がまだ生きているときに自治体から配布された苗木を夫と共に最初に植えた土地です。今回、初めて有機農業を経験し学ぶことになるので、小規模の有機農業も始めようとしています。一緒に暮らしている娘の助けを借りながら、コーヒー栽培など事業に必要な活動を行っていくことになります。
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by cordillera-green | 2012-08-15 14:19 | 植林/アグロフォレストリー