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コーヒーの森づくり事業2年目参加者紹介③

ロザリンダ・アベレラ
Rosalinda Abellera

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 ロザリンダは33歳。42歳のルネ・アベレラと結婚していて、5人の子供の母親です。ルネはカバヤン、ベンゲットのイバロイ族の出身で、地方自治団体によって提供された再定住地の住宅に住む労働者です。

 ロザリンダは小学校しか終えていません。高校に入学しましたが最初の年に1教科の単位を落としてしまい、恥ずかしくて学校に戻ることができなかったそうです。若い時に彼女は、数年間韓国の家族の家政婦として働いていました。しかしその家族は韓国に去ってしまいました。彼女はバギオ市の商店で働き、叔父の家で家政婦として2年間滞在した経験もあります。その後、母親は結婚するまで農業を手伝うように頼みました。
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 ロザリンダは台風ペペンが襲う前までコロス集落の下方にある小さな畑を持っていました。しかし、ぺペンによって道は崩れてしまい、今では収穫した野菜を運ぶのは難しくなってしまいました。そのため畑仕事をあきらめ、日給稼ぎや金採掘の仕事に変えてきました。

 台風ペペンが過ぎたあと、地方自治団体による移住事業によって、コロス集落の上方の再定住地近くに家を建てました。コロス集落の下方の彼らの家は、危険地域に指定されてしまったためです。しかし、危険地域の移住者のための資材の普及の前に、彼らは自主的に移転したため、補助金も資材も与えられませんでした。
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 ロザリンダは、パオアド町長率いるトゥブライ町自治体によるコーヒーの苗木の無料配布を受けて、コーヒー栽培を開始しました。コーヒーのほうが野菜より良いということを知り、彼の父親から引き継いだ使用されていない農地を、子供たちの将来のために有用な農場に転換しようとコーヒー栽培に取り掛かることにしました。

ロセニア・バカネス
Rosenia Bacanes

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ロセニアはベンゲット州のラ・トリニダード町のシラン村出身の52歳。コロス集落出身の48歳、ロジェリオ・バカネスと結婚しました。彼らは4人の子供に恵まれ、そのうち2人は結婚し、2人はアムパル川で金を採取する仕事をしていました。ロセニアは学校に通い続けることができず、小学校しか修了していません。家計が苦しく、彼女に農場の仕事を手伝わせるため、両親は彼女とその兄弟が学校に通い続けるのを許してくれなかったからです。
彼女の子供たちは全員、家計が苦しいせいで学校を終えていません。子供たちの交通費や食事代などの生活費を稼ぐので大変でした。一番下の娘は19歳で、3年前に高等学校を終えましたが、奨学金が取れるのならまだ学校に行きたいと言っています。
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彼女の家族は、いろいろな仕事によって得る収入で暮らしています。夫は、彼の力で入手できる仕事があればどんな建築現場でも働くし、日雇いで他の人の農場の野菜畑で働きもします。仕事がなければ、川に行って金を採取します。以前彼らは、アコップで売る炭を焼いたり、1袋につき120ペソで金鉱山で働いていました。今は、炭焼きは法律で禁止されているので、家庭用の限られた炭だけを作っています。ロセニアは、誰かに農場の草取りや整地を頼みまれた時には、、夫とともに日雇いで手伝いをしています。食べ物がなく必要に迫られたときは、時々川で金を採ります。しかし、それを生活の拠り所にはできません。彼らはその仕事をするために1日中汚い水の中に浸かっているので、そのせいで健康が損なわれるからです。

ロセニアはコロス南部の小さな畑を持っていましたが、自治体に与えられた、再定住地に移転するためその畑を放棄せざるをえませんでした。しかし、でいきたら農薬をつかわずその農場を耕し続けたいと思っています。現在彼らは再定住地への家の移転の仕事で忙しくしています。
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宇都宮女子高校JRCの生徒さんたち、翻訳ありがとうございました!!
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by cordillera-green | 2012-08-15 18:27 | 植林/アグロフォレストリー