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Kawwanan nan Batawa エコ・アート・フェスティバル パフォーマンス部門の発表会

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 今までのブログでも何度も紹介していますが、CGNの環境教育プログラムの真骨頂は演劇を使った環境教育ワークショップ。コーディリエラの先住民族の子どもたちは、伝統の民族ダンスや歌が大好き。今回も演劇ワークショップの要請がたくさんあったのですが、モデル(パイロット)事業ということで、環境保全の大切さを伝ていくための新しい手法の考案を目指して、ファシリテイターの皆さんには、伝統にこだわらずあえてそのほかのパフォーミング・アーツのワークショップにチャレンジしてもらうことにしました。

4つの学校で、5つのパフォーミング・アートのワークショップを行い、エコアートフェスでは暗くなってからちゃんと照明をあてて、村の人たちをたくさん集めて本格的な発表の場を設けました。お客さんの村人たち、いつもの伝統の歌と踊りとはちょっと違った催しに、驚きなかがらも大喜びです。

オリジナルの「竹子」という指笛のない竹笛作りと、コーディリエラ伝統のトンガト作りのワークショップを行い、その二つの楽器でオリジナル演奏を指導した山本公成さん。本番では自らもふんどしの伝統衣装に身を包んだ子供たちに合わせて上半身裸で登場です。すごい気合の入り方!
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 ↑リハーサルの様子です。

カリンガ族の伝統文化の継承者アレックス・トマパンは、4つの竹の民族楽器作りワークショップを行い、参加者の子どもたちは手づくりした楽器を使った伝統の踊りと音楽のパフォーマンスを行いました。
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かまぼこアートセンターのメンバーでコンテンポラリーダンサーの荻野ちよさんは、アンジェロ・アウレリオ、タラ・ナティビダッドとタグを組んで、からだの中からの声をに耳を傾け感じて動くというダンスのワークショップの成果発表。丸くなって踊る伝統ダンスしか見たことのない人には「これダンス?」という反応の人もいましたが、何か不思議できれいな空間が生まれていました。小池さんのワークショップでつくった草木染の鳥のぬいぐるみの頭飾りもなんか不思議度アップに貢献しててよかった。
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今年3度目の来比を果たしてくださった花崎攝さんはDula Tulaという参加者が創作した詩を即興劇にしていくワークショップ。織物、狩りというサバンガンの古来からの暮らしに欠かせなかったトピックスについて参加者の中学生が老人たちに取材に行き、そこから詩を書き、お話を紡いでいきました。
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  ↑花崎攝さんのワークショップはサガダのガワニのアシストで行われました。

やはり今年3度目の来比のJUN AMANTOさんは、今回は5月に出会ったサガダ在住の鼻笛奏者ドムアンとのコラボレーション・ワークショップ。かすかな音の鼻笛で、カブクマイを踊るという難題でしたが、子どもたちは堂々とステージで踊りを披露しました。
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  ↑ドムアンが本番にいられず、JUNさん鼻笛ステージデビュー


トリは、アンジェロ・アウレリオのファシリテイトによるダータ・ハイスクールの本格的なお芝居。さすがバギオ在で3回に渡ってワークショップをしているだけあって完成度もぴか一。今回も新しい試みをたくさん取り入れたようで、成長著しいジェロ、そして、チームワーク抜群のダータ・ハイスクールの子どもたちでした。
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↑音楽指導をしてくれたタジャンの音楽グループBINANGIは、演奏も担当してくれました。

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↑ステージ以外の会場を昼間からお芝居のストーリ-に関係するコスチュームで練り歩き、会場全体の雰囲気を夜のパフォーマンスに向けて徐々に盛り上げてくれました。さすがです。

パフォーマンス発表会のオープニングは、ソイルペインティングのファシリテイターであるミンダナオ島タランディッグ族のワワイ・サワイとアーティスト・グループが担当してくれました。
「ぜひ、山の村のアートフェスに行ってみたい」
とメールがあった在マニラのアーティスト・山形敦子さんと、在大阪の福本麻由子さんという二人の日本人女性アーティストがダブル・ライブ・ペインティングで参加してくれました。
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↑アメリカ上映ツアーから戻ったばかりのキドラット・タヒミックも駆けつけてくれました。

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(反町眞理子)
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by cordillera-green | 2012-12-18 18:45 | 環境イベント