人気ブログランキング |

Cordillera Green Network ブログ

cordillera.exblog.jp
ブログトップ
2008年 09月 03日

みんなの未来予想図プロジェクト

 8月上旬の2週間、子供たちを置いて一時帰国しました。
 夏の日本は実に12年ぶり。ふだんバギオの穏やかな気候に身体が甘やかされていて、日本の夏がとても暑く感じました。
 しかも実家の父はエアコンどころか扇風機も嫌い。実に健康的なのですが、私の方は暑くて暑くて、日本での仕事として持ち帰ったCGNのニュースレター「UMALIKA」の発送作業もはかどらず。夏休みで帰省していた古きよき友人たちに貴重な時間をさいてもらって、ふじのくにNPOセンターなるところで、せっせと封筒詰めなどの作業を行いました。
 (みなさん、UMALIKA届きましたか? まだと届いていない方でほしい方は、連絡ください。PDF版はEメールで、郵送ご希望の方は郵送でお送りします。)
 しかし、日本はNPOのサポートのための施設が充実していてびっくりです。静岡の繁華街のど真ん中の一等地にあるNPOセンターには、軽印刷機からコピー機、パソコン、それにゆったりした会議スペースまであって、感激。しかも職員の方たちは、わたしたちのような機械音痴にもとても親切で、手取り足取りアシストしてくれました。
 フィリピンはNGOの数はすごく多いし、活発に活動している団体も多いですが、行政側のサポートはゼロです。政府関係の人が、わたしたちNGOにサポートを求めにやってくることも頻繁で、なんだか立場が逆ではないの?と思うこともしばしばあります。

 さて、日本滞在中には、いろいろと素敵な出会いもありました。
 2007年7月16日に新潟県の柏崎で起こった中越沖地震での体験をきっかけに、震災からの「心」の復旧と子供たちの望む未来を創り出そうという「みんなの未来予想図」プロジェクトを始められたSS先生とも、お忙しいスケジュールの合間を縫ってお会いすることができました。
 「みんなの未来予想図」プロジェクト(http://plaza.rakuten.co.jp/braveboy/ )
は、震災後に子供たちによって描かれた絵をSS先生たち主催者のかたたちが感動したことに始まります。子供たちが描いた未来は、自然のなかで、家族や友達とごく当たり前の生活を営んでいるものだったというのです。SS先生たちは、その子供たちの絵と、地震を体験した普通の人たちをの声を残しておきたいと考えました。そして、「みんなの未来予想図-被災地 柏崎・刈羽より愛を込めて世界へ」という本を出版しました。
(購入後希望の方は以下のサイトで注文できます。http://www1.ganba716.net/modules/mirai/item01.html)
b0128901_10442960.jpg
 それだけでも十分すばらしい活動なのに、本のタイトルにもあるように「未来予想図プロジェクト」では、世界へ向けて子供たちの望む未来の実現へのメッセージを発信していきたいと考えています。そして、1991年のフィリピンで20世紀最大といわれるピナツボ火山噴火時に海外青年協力隊の一員として現地の復興活動に参加され、その後、新潟に帰国されtからもコーディリエラ・グリーン・ネットワークの活動をサポートしてくれているNSさんのご紹介で、コーディリエラの子供たちのためのプロジェクトを、海外での活動の第一弾にというお話をいただきました。
 コーディリエラの子供たちにも「未来予想図」を描いてもらい、その絵を日本に送って「世界未来予想図展」に展示するというものです。コーディリエラの子供たちが描く未来を日本の人たちの知ってもらう素敵な場を提供してくださるというわけです。
 さらに、出版された「みんなの未来予想図」の売り上げを、コーディリエラの子供たちの役に立ててほしいというお申し出もいただきました。

 わたしたちCGNが行っている環境保全活動のすべては「未来」のためです。未来を生きていく子供たち、孫たち、そのまた孫たちのためです。わたしたちはわたしたちが植えている木が育って大木となり、たわわに実をつけた時を見ることはできないと思いますが、いつか、木陰で赤ちゃんが昼寝をし、子供たちが友達と遊び、ケンカし、木に登ってフルーツをもぎ取り、お腹さえ満たしていることを想像して、木を植え続けています。木を育てていくことの大切さを教え続けています。すべては未来のためです。
 でも、フィリピンには「今」人々のサポートを必要としている子供たちもたくさんいます。とくに、フィリピンでは政府の福祉に対する意識が低く、予算もまったく十分ではありません。キリスト教関係団体やNGOがやっている活動が、フィリピンの福祉活動のほとんどといっていいでしょう。しかし、コーディリエラ山岳地方には、キリスト教関係やNGOによる福祉施設さえもほとんどありません。
 b0128901_105240100.jpgわたしたちCGNの古くからの友人アイリーンは、そんな状況の中で、障害を持つ子供たち、その親、レイプや夫からの暴力などの被害にあった女性たちのためのサポート活動を、仲間のボランティアの方たちとほとんど手弁当で続けています。団体の名前は「Heaven of Care Resource Center Inc(HCRCI)」といいます。(英語のHP。http://www.geocities.com/meatkhi/aboutUS.htm
 わたしは、今回お申し出をいただいたコーディリエラ山岳地方での子供たちのための事業を、HCRCIを通じて、もっとも支援を必要とされている子供たちのために行って行きたいと考えています。よりよい子供たちの「今」が、よりより「未来」につながりますから。
 「未来予想図プロジェクト」実行委員会からは、未来予想図を描くための画材を発送くださったという連絡もいただきました。届いたら、さっそく山岳地方の子供たちのために届けに行きます。コーディリエラの子供たちがどんな未来を描いてくれるかとても楽しみです。

 
 

by cordillera-green | 2008-09-03 10:54 | みんなの未来予想図


<< バギオ市設立記念日の植樹イベント      KURI & Arnel Ba... >>