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2009年 09月 29日

直井保彦写真展「雲の上の大地」

1月のエコサミットに参加してくれた写真家の直井保彦君が、コーディリエラで撮った写真の展覧会をやっています。うれしいねえ。きちんとこちらでの経験をかたちにしてくれて。ぜひぜひ足を伸ばしてくださいね。
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直井保彦写真展
「雲の上の大地」

日本の棚田のルーツともいわれるルソン島北部コーディリエラ地方。
そこには米を作り、自然と共に生きる、ゆるぎない人々の暮らしがあった。

●上田・別所温泉
期間:9/25(金)~10/6(火)
会場:まるげん
   長野県上田市別所温泉1718
    ※長谷川豆腐店向かい(別所温泉駅より徒歩5分)
★9/25(金) 14:00~ 18:30~ 
 コーディレラのお話しと音楽
 (出演:KURI,sadam,直井保彦)

●名古屋
期間:10/15(木)~11/3(火)
会場:Cafe Dufi
   愛知県名古屋市中区新栄3-17-11
   TEL:052-263-6511
   営業時間:11:00~24:00(水曜定休)
★10/25(日) 11:55~12:35
 『ワールドコラボフェスタ2009』 オアシス21ワールドステージにてトーク&ライブ
 (詳細→ http://www.world-collabo.jp )


●亀山
期間:11/8(日)~11/29(日)
会場:月の庭
    三重県亀山市西町438
    TEL:0595-82-0252
    営業時間:11:00~18:00(月曜定休)
★11/8(日) 18:30~
 コーディレラからつながる食と暮らしトーク&ライブ
 (出演:sadam,広田奈津子,直井保彦
             ゲスト:月の庭 岡田佳織)
        
●長野
期間:12/1(火)~12/26(土)
会場:SlowCafe ずくなし
    長野県長野市鶴賀上千歳1137-2 コスモスパイラル1・2F 
    TEL:026-214-0021
    営業時間:11:00~23:00(日曜定休)


◎問い合わせ(直井):090-9882-6941 satchmoyasu@yahoo.co.jp

企画:環音、朝子農園
助成:あいちモリコロ基金

by cordillera-green | 2009-09-29 23:15 | 環境イベント
2009年 09月 05日

ダンサーの植林一日体験!カパンガンのTABA-AOの場合…

みなさん、始めまして!
僕はダンサーで役者のJUNといいます。

前回の第2回エコサミット(2009年1月30日から2月初旬)に呼んでいただいて
こちらの山岳民族の皆さんの生活にふれ、魂が揺さぶられてた僕は
バギオ市制100周年のイベントに参加するために、この地を再び訪れました。
するとCGNの紹介で日比国際平和演劇祭に呼んでいただいて、舞台に立つ事に始まり
素敵なコーディネイトをたくさんしていただきました。
その中で僕の念願だった植林の一日体験があったんですが
その様子を少しご紹介しますね!
場所はTABA-AO。CGNのあるBAGUIOから車で3時間くらいの場所です。

朝5時20分集合。お世話になっているカソリック系の修道院の宿泊施設サンタ・カタリーナに
車で迎えに来てもらってそこから車に揺られてついたのが8時40分ごろ…
車中では宮城女子学院大学の杉井先生とご一緒させていただきました。
彼は20年前からアブラ州ボリネイ村を研究している、こちらの文化についてはスペシャリストの人。
車中いろいろなこの地方のお話を伺いました。

着いてみるとカパンガンのTABA-AOは、あいにくの雨。用意していた雨具に身を包みます…
なんでもここから1時間は歩くらしく、かなり気合の入った作業になりそう!

そこで朝食!簡素なレストランで目に付いたのはTABA-AO RICE、値段はP80(160円ぐらい)。
どんなものか尋ねると、食べればわかるという事なので早速注文!
これがまたデリシャス!
地元の赤米のご飯が盛り付けてあって
(フィリピンのご飯はどこに行っても1カップ2カップとカップに入れて
お皿の上にひっくり返しておいてあるお子様ランチ風)
その上に目玉焼き、野菜炒めに少量の豚肉、それに鳥の手羽がついてくる。
結構なボリュウムでKAPE(コーヒー)を頼んでもP100しない(200円ぐらい)。
味もシンプルで簡素なものだが、なんでこんなにおいしいんだろうと感動です。

食事をしながら外をみると地元のサリサリストアの横に鶏の鶏舎があり、各家庭で鳥などの家畜を
飼っているのが解る…

(そうか、このメニューすべてここで取れたものばかりなんだ…)
日本では入手困難な完全オーガニックな、しかも新鮮な食材の高級料理が、
ここでは日常ナわけです。
食材はオーガニックしかないし、しかも究極のミニマム地産地消…その家の裏にあるもの
でメニューができている。

命との距離の近さに生命をいただいているという実感が沸々とわいてきます。
感謝感謝!
僕はP80の贅沢に酔いしれました…!

栄養をつけ、お腹も満足したあと、いよいよ植林…?
いやこちらのバランガイ(村)の主催者も参加者も誰も来ていない、
第一、苗木がまた来てない(^^;)…
日本人の留学生グループも手伝いにくるらしく、そこはそれ、フィリピン悠久の時の流れに身をまかせ
、しばし休憩。
9時半頃なんとなく全員そろった感じのとき、地元の人がこれ又、なんとなく作業を始める。
着いた苗木をおろし始めます。
自然発生的にバケツリレーや、苗木リレーの列が何列もできます。
するとどうだろう!おてんとさまが顔を出し、あっという間に天気は快晴!
暑いぐらいになったきました。

汗をかくのは解っていたので、こんどは上半身はだかになって苗木運びます!
車で運べるのはここまで、ここからは人海戦術で徒歩で苗木を山に上げます。
4種類ほどあったでしょうか、そのうち今日植えるという苗木を僕は段ボール箱にいれ30本ほど
頭に乗せて運びます。頭に荷物をのせて運ぶこの技は、インドで身に着けたんですが
悪路を走破するにはもってこいです。重い荷物を肩に乗せたり手でぶら下げるより
はるかに体に負担が少なく、自分のセンターにまっすぐ過重が架かるので
それに身を委ね、揺れるようにすり足で山道を登ってけます。

地盤も緩んで、外国人には難しいだろうという事で目的地を変更、
比較的近くの場所に植林する事になりました。


20分ほど歩いたでしょうか、目的地に到着。
3メートル間隔で急斜面に苗木を植えていきます。
現地の人とペアになって苗木を植えるんです。
穴を掘る役と植えつけていく役…二人の息を合わせないとこれは難しい!
一人でやっている人もいましたが、これは大変そうでした。

汗をいっぱいかいて、はるか遠くを見ると…
谷の底には川に寄り添うように棚田がどこまでもどこまでも続いています。
バラバラと点在する民家と、その、のどかな風景は、町育ちの僕でも
DNAでこれが僕ら日本人の原風景と同じなんだと理解してしまいます。

向かいの山の森を見て、はるか数十年後、僕が植えたこの苗木も森になっていくのだと思うと
胸がいっぱいになりました。
芸人として世に出ることとか、名をはせ成功する事も大切な事だけど
究極はそれも、この生きた時代での役割を果たし、大地に足跡を残すため…
僕はこの日32本の苗木を植えました…
しかし木は誰が植えたかは歴史には残らないけれど
人間の情報化競争社会でそれが本当の足跡になるかもわからない不安を抱えたまま
あくせくしている事と比べると
この一本の苗木は確実に数百年後、この地球に二酸化炭素を吸って酸素を作ってくれているんだな…
と思いました。
こちらのほうがまさしくアートの本質を捉えている!
こんなシンプルで確実な地球に対してのアート(EART=天然芸術)を、
この山岳民族の土地で教えてもらった事は、僕にとっての大きな喜びになりました。

お昼過ぎ3時頃には植林も終わり、少し遅いお昼休憩になりました。
何を食べるのか聞かれて僕は、即座に
「もちろん、TABA-AO RICE、値段はP80…」
と叫びました。
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by cordillera-green | 2009-09-05 23:47 | 植林/アグロフォレストリー